見るのも触るのも
新刊の藤澤です。
今月の雑記テーマは「昔、こわかった本(トラウマ本)」。
こちらのお題を振られましたが、思い当たるものがなくて悩みました。
子どもの頃は極度の怖がりで、こわい気配がするものには一切手を出さず。大人になってからは貧相な読書生活で、興味のないホラーまで手がのびず。今、毎日のように入荷する怪談本をみていると、この世界を楽しめないと人生損してるんだろうな...とは思うのですが。
子どもの頃怖かった本の2大巨頭は、自宅にあった「モチモチの木」と「すてきな三にんぐみ」。どちらも大人になってから読んで、胸をゆさぶられましたが、当時は、表紙が見えないように!触らないように!と本棚の一番端に押し込んでいました。
図書室のルパンやら少年探偵団やらの一角には近づかない、学級文庫に担任が置いた水木しげる「悪魔くん」全集からは目をそらす...。思い返すと、怖いものだらけの中、よく頑張った!と昔の自分をほめたい気もします。でも、人生損してるんだろうなと思います。