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2015年1月 アーカイブ

2015年1月30日

文学賞さまざま

毎月月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」。今回は受賞情報についてです。

先日、第152回の芥川賞・直木賞が発表されましたね。
発表直後に書店にコーナーができ、テレビでも大きくとりあげられ...と、やはり数ある文学賞のなかでもこの2賞は特別だなぁと感じます。
「あの賞をとった話題作が読みたい!」というご要望も多いことから、TRCMARCでは文学賞等の受賞情報を入力して検索できるようにしています。


たとえば小野正嗣さんの「九年前の祈り」には
391A 芥川賞
391D 152(2014下半期)
という情報を入れています。


この受賞情報、芥川賞・直木賞のような超メジャーな賞以外にもいろいろ入力しています。
たとえば最近受賞が発表された賞ですと「高見順賞」「大藪春彦賞」「俳人協会賞」「現代短歌新人賞」など。
また新しい賞も次々に創設されていて、この1年間に第1回の受賞作が発表された賞としては「城山三郎賞」「新潮ミステリー大賞」「佐藤佐太郎短歌賞」「料理レシピ本大賞in Japan」などがありました。
データ部ではこうした受賞情報を、新聞記事などから日々収集してMARCに入れています。

情報を集めていると関連するニュースも気になるもので。
いま個人的に注目している新しい賞が「日本翻訳大賞」です。
「もっと翻訳者に光があたるように」と翻訳家の西崎憲さんが発起して設立されたもので、選考委員は西崎さんのほか、金原瑞人さん、岸本佐知子さん、柴田元幸さん、松永美穂さんという豪華な顔ぶれ!出版社や各種団体が主催する賞が多いなか、クラウドファンディングで運営資金を集めた点も注目です。現在、公式サイトに推薦作品が掲載されていますが、読書ゴコロをくすぐる作品がいろいろと...
第1回の大賞決定は2015年4月の予定とのこと。どんな作品が選ばれるんでしょうか?もちろん発表されたらMARCに情報を追加します。


受賞情報はTOOLiで検索できるほか、TRCブックポータルでも検索することができます。
また前月の主な受賞情報の一覧を『新刊週刊全点案内』の第3週目の巻末記事と、TOOLiのお知らせページに載せていますので、ぜひご利用ください!

2015年1月29日

光の花

1月の木曜日のテーマは「冬の花」。

冬ならではの美しいものとして、
寒い夜をキラキラと彩る"光の花"、
イルミネーションを連想しました。

近頃は、
プロジェクションマッピングと組み合わせた物語性のあるものだったり、
人の動きに反応する体験型だったり、
様々な趣向を凝らしたイルミネーションがたくさんありますよね。

寒さを忘れて見惚れてしまうこともしばしば。
(嘘です。やっぱり寒いものは寒い。)


2015-01-17-18-38-44_deco.jpg

こちらは羽田空港国際線ターミナルの屋内イルミネーション。
(屋内なので寒さの心配はいりませんね!)

IMG_20150117_184335.jpg

絶えず移り変わる天井の色がとっても綺麗でした。
(写真じゃ伝わらないけれど...。)


イルミネーションといえばクリスマスの印象が強いですが、
意外と2~3月くらいまで楽しめるところもたくさんあるんですね。

まだまだ寒い日が続きます。
春の訪れまでもうしばらくは、
"光の花"に癒しを求めてみてはいかがでしょうか。

2015年1月28日

きょうのデータ部(1/28)

昨日の小春日和とはうってかわって、風が冷たい今日の茗荷谷。

暖かい時期には、ランチに打ち合わせに大活躍のテラスのテーブルも、
冬の風景の中で寒々しく映ります。

20150128.jpg

2015年1月27日

楽しいピアノ

本日は「週刊新刊全点案内」1899号の発行日です。
掲載件数は1367件でした。


*こんな本がありました*

データ部には、楽譜も沢山入荷しています。
かたくるしくない、楽しそうなものも多いです。
その中で目にとまったのがこちら。

おもしろピアノ連弾ミックス 太陽にほえる犬

関小百合(編)
全音楽譜出版社(2015.1)


発表会向けの、ピアノ連弾楽譜集。
目次をご覧ください!

「太陽にほえる犬」は、
「太陽にほえろ」「犬のおまわりさん」「七つの子」
のリミックス。

「FUJIYAMAの麓でパリのアメリカ人茶摘みをする」は、
「茶摘み」「ふじの山」「パリのアメリカ人」ほかのリミックスだそうです。

なんとなく想像がつく曲もあれば、想像不可能なものも...。
こんな曲がプログラムにあったら、発表会も盛り上がりそうですね。
聴く方の眠気も飛んでいくでしょう。

私のピアノ歴は、

親の夢を背負ってピアノ教室入会
→ バイエル、ブルグミュラー、ツェルニーあたりで心が折れる
→ 憧れのショパン・ドビュッシーをやりたいと訴えたら、
「お姉さんの曲だから高校生になったらね」と言われ目標を見失う
→ フェードアウト...

のコースでした。
プロになるわけでもないのにひたすら練習曲もね...。

最近の音楽教室のCMなど、とても楽しそうですが、
今の子どもたちはどんな風にピアノを楽しんでいるのか、気になります。

2015年1月26日

ADEACってこんな資料が見られるんです!

以前の記事でADEACのデータ作成についてご紹介しました、データ部ASの横松です。
今回はADEACで公開されている資料をいくつかご紹介します。
ADEACって何だっけ?と思われた方は、こちらの記事をもう一度どうぞ!
ADEACを知っていますか?~ADEAC紹介編~
ADEACを知っていますか?~データ作成編~
ADEACを知っていますか?~ビューア編~


現在ADEACには19の機関の資料が公開されています。
どれも見どころの多い資料ばかりですが、今回はその中からここ最近に公開された資料を見てみましょう。

賀茂県主同族会(上賀茂神社)/賀茂祢宜神主系図ほか
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の貴重な資料の高精細画像が閲覧できます。
賀茂神社の社家の系図がまとまって伝存していることから国の重要文化財に指定されている『賀茂祢宜神主系図(賀茂系図)』など、実際にはなかなか間近で閲覧することのできない大変貴重な資料です。
本物を見ていただく機会もあまりない資料ですのでぜひ高精細画像で細部まで見てみて下さい。
特に江戸時代初期に再吟味され浄書された「新古系図」のうち第1巻は、特別に高精細・統合画像を制作し、検索結果から該当人名部分が拡大表示されるようにいたしました。

府中市立図書館/府中市歴史資料
『先人たちの足跡』『備後国府発掘』を全文公開しています。
広島県府中市で発掘・調査された遺跡や出土品について紹介・解説された冊子で、本文と原本画像の閲覧ができます。
府中市の遺跡など考古学史料についてわかりやすく紹介されており、調べ学習等にも使っていただけると思います。

浜松市文化遺産デジタルアーカイブ
浜松市文化遺産デジタルアーカイブ整備事業として、浜松市の歴史資料について公開しています。
浜松市立図書館、博物館、美術館の所蔵する絵図、和装本、浮世絵などの資料の高精細画像が閲覧できます。
こちらも普段は近づいて見ることのできない大きな地図の画像などがありますので、ぜひ高精細画像で見ていただきたいです。

江戸川区立図書館/デジタルアーカイブ
東京都江戸川区の文化財について紹介した「江戸川区の文化財」1~8巻の閲覧ができます。
江戸川区の250件の文化財について知ることのできる資料なので、街歩きや調べ学習などに使っていただけると思います。

練馬区立貫井図書館/和装本
一番最近、1月9日に一般公開されました。
練馬区立貫井図書館所蔵の和装本の高精彩画像が閲覧できます。
和書と漢籍でなんと合計167点もの資料が公開されています。


以上、11月以降に公開された機関と資料でした。
それぞれについて、あるいは今回ご紹介した資料以外ももっと熱く長く見どころを語りたいところなのですが、スペースの都合上今回はここまで。
とてもこの記事の中で魅力を語るには語りつくせない!ので、ぜひここから先は皆さんに直接ADEACで数々の資料の魅力を確かめていただきたいです。

今後も機会がありましたらADEACに公開された資料についてご紹介いたします。

2015年1月23日

あけましておメ~でとうございます~分類・件名のおはなし/56~

2015年が始まって早いものでもう3週間が過ぎてしまいましたが。今年の干支、みなさんご存知ですか?...そう、羊ですよね。
いただいた年賀状の中には、私の大好きなキャラクター、ひつじのショーンの年賀状もあって、やっぱり羊といえばショーンよね!とちょっと嬉しくなったりもしました。

さて、ひとくちに羊といっても分類の世界でみるといろいろな切り口があります。

まず羊といえば...動物です。しかも、哺乳類。そんな観点から羊を分類すると「489.85」になります。ここは「ウシ科」の分類で、牛はもちろん、カモシカややぎなども同じ分類になります。

そんな羊、広い牧場でのどかに草を食んでいる風景がよく似合いますよね。羊は牧場などで人間に利用されるために飼育されている家畜です。畜産業的な観点からすると、羊は「645.4」に分類されます。先ほど動物学的観点で一緒に分類されていた牛は「645.3」ですので、畜産業では牛と羊は分けておいた方が便利ということでしょうか。

ラムチョップやジンギスカンを思い浮かべる食いしん坊の方もいることでしょう。その場合は、「596.33」の肉料理のところに分類されます。(ちなみに、この場合の件名は「羊」ではなくて「羊肉」になりますが。)

さらに羊といえばなんといっても毛。最近、羊毛フェルトを使ってちいさなぬいぐるみを作る手芸が流行っているようで、そういった本もたくさん出ています。その本は「594.9」の手芸に分類されていますので、興味のある方はそちらの棚をどうぞ。

昔から羊は群れをなすため、家族安泰を現わす縁起のいい動物だといわれているそうです。2015年がその干支のとおり、平和な1年になりますように!

2015年1月22日

わたしが一番調子に乗っていたとき

1月の木曜日のテーマは「冬の花」。
テーマを聞いて思い浮かんだのは、黄色いミニバラ。そして、寒空の下色彩がひしめく空間でした。成人式の光景です。

私が髪のセットをお願いした美容院は、髪飾りに"生花"を使用、というのが一つのウリでした。
「どのようなものが入荷できるか当日にならないとわかりません。」とのこと。
そんなギャンブルな...。と内心思いつつ、そもそも髪飾りを自分で用意する気のないやる気ゼロの私、「よろしくお願いしまーす。」とあっさり打ち合わせを終えたのでした。

当日。着付けの前に髪のセットです。
振袖の色を問われ、赤と答えたところ、「今ちょっと赤系の花が無くて。ピンクか黄色か。」とのご回答。
一生に一度の成人式なのに...とちょっとがっかりしながら、代わりに黄色をお願いしました。
そこで登場するのが黄色いミニバラです。
何の気なしに黄色と言ったので、ミニバラが頭に飾られていくのを見ても、「へー、生花と言ってもちゃんと加工されている。ふにゃふにゃじゃないんだ。」と思うだけ。
ところが。その後、いざ振袖を着付けていただくと、ミニバラの黄色が伊達襟や帯あげの色と合っていて、これが何ともいい感じ。
...いや。というか、むしろ、赤い花より黄色の方が絶対お洒落ですよね?と思う仕上がり。
テンションは急上昇。美容院を出る頃には、気分はすっかり「本日の主役」。
その気になった私は、普段がに股で闊歩する地元の道を、しゃなりしゃなりと歩き、道行く方から「あら素敵ね。」というありがたいお言葉を頂戴し、ガッツポーズをしたのでした。
(わかっています。お振袖が、だということは。)

式典会場には当然のことながら、本日の主役たちがところ狭しと並んでいました。
各人のキャラクターが色濃く出た、振袖やスーツや私服の着こなし。
色彩に埋め尽くされた空間は、まるで、人々が好き勝手に植えた花壇のよう。
なにより輝く笑顔こそが、まさに、「冬の花」でした。

私の気分を盛り上げてくれた黄色いミニバラは、その後少しの間、家に飾られていた気がしますが、気がつけば無くなっていました。
あの日。もし、赤系の花があったら。もしくはピンクを選んでいたら。
そのあと過ごす成人の日はまた違ったものになっていたかもしれないなぁ...。
なんてことを今になって考えてみたのでした。


少し前の企画ですが。
TRC仕入部のおすすめ「若い人に贈る読書のすすめ 2015」

2015年1月21日

きょうのデータ部(1/21)

今朝は小雪が散っていた茗荷谷。
午後は冷たい雨が降っています。

今日は見学の方がお越しになりました。
寒い中ありがとうございます。

201501210.jpg

2015年1月20日

列車の旅

本日は「週刊新刊全点案内」1898号の発行日です。
掲載件数は739件でした。


*こんな本がありました*


先日テレビ放送された
三谷幸喜版「オリエント急行殺人事件」を見たせいか、
この本が目にとまりました。


女一匹シベリア鉄道の旅
(コミックエッセイの森)

織田博子(著)
イースト・プレス(2015.1)


ロシアについて知っていることは
「ソ連という国だった」と「プーチン大統領がいる」ということくらい、
という著者が1人で旅した記録です。

シベリア鉄道。
その長さ、なんと9000キロとのこと。
言葉もわからない国でその距離、心細くなるような気がしますが、
シベリア鉄道で出会った人々は
みな家族のように接してくれたそうです。

列車の旅って、そういうところがあるかもしれませんね。


大学生のときにした「青春18きっぷ」での上野発大垣行き。
東北~北海道の夜行列車(と青函連絡船。歳がわかっちゃいますね)。


知らないおじさんに話しかけられたり、隣の席のおばあさんにみかんをもらったり。
同じ列車に乗り合わせた者同士の「連帯感」のようなものがあったような気がします。


北海道へ行くのに家族で乗った北斗星にも思い出があるのに...
廃止になってしまうなんて、さみしい限りです。

2015年1月19日

子ども向けの絵本や読み物を探そう!~TOOLiで探そう~

お正月といえばお年玉。
ですが、1歳とか2歳ぐらいの子にお金だけではちょっとそっけないですよね。
小学生未満の子どもにお年玉をあげるとき、わたしはいつも絵本を一緒に贈ることにしています。
とはいえ、本屋に行くと懐かしい絵本から見たことのない新しい絵本まで、種類がありすぎて選ぶのが大変!
そんな時に、絵本の内容から簡単に探すことができる便利なツールがあります。
その名も「読み物キーワード」。

TOOLiの「読み物キーワード検索」では、子ども向けの読み物(フィクション)を、テーマやキーワードから探すことができます。
たとえば、今の時期にぴったりの絵本を贈りたいときには、「読み物キーワード検索画面」に「雪だるま」と入力してみます。
すると66件ヒットしました。
この中には絵本のほかに、小学生向けの読み物なども混じっているのですが、年齢別に絞り込むことも可能です。
「図書一覧」画面の上部にある「対象」のところで、「0~2さい」にチェックを入れて再検索すると、小さい子向けの絵本を探すことができます。
すると、大森裕子作「ユッキーとダルマン」という本がヒットしました。
冬にぴったりだし、男の子も女の子も楽しめそう!これに決定!

「読み物キーワード検索」には、「テーマ検索」もあります。
キーワードが思いつかなかったときでも、ツリー状になったテーマから特定のキーワードに行きつくことができるのです。
歴史を知ることができる絵本や、動物と人間の触れ合いを扱った児童書など、さまざまな読み物を探せます。
こちらもぜひお試しくださいませ。

2015年1月16日

1人?2人? ~典拠のはなし~

本を手にすると、表紙の書名が真っ先に目に入りますが、
私たちデータ部典拠班では、著者を真っ先にチェックします。

たとえば「ゆでたまご」
21000013780-0000 ゆでたまご
嶋田隆司と中井義則からなる漫画家グループ。
団体名典拠ファイルとして扱います。
一目でいかにもグループ名とわかるときはよいのですが、
難しいのは、グループなのに人名としている場合です。

よく知られているミステリー作家「エラリー・クイーン」
12000024047-0000 Queen,Ellery
いとこ同士のFrederic Dannayと
Manfred Bennington Leeの共同ペンネームであり、
作品の主人公の名前でもあります。

このように姓名の形をとっている場合は、
個人名典拠ファイルとして扱います。

日本では、やはり推理作家の「岡嶋二人」
11000021095-0000 岡嶋/二人
徳山諄一と井上泉の共同ペンネームですが
姓名の形なので、個人名典拠ファイルとして扱います。

そもそも著者紹介や資料などになければ、
共同ペンネームであることさえ、想像もできませんね。

一作家としてのイメージを損なわないよう
詳細を明かされていない方もいるようです。

典拠作業中「これも共同ペンネームだったのか!」と思うこともあって
誰かに教えたくなります。

2015年1月15日

身近なところに

1月の木曜日のテーマは「冬の花」です。


冬の花と言われて、思いうかんだのは
クリスマスのポインセチア
お正月のセンリョウ・マンリョウ
荒れた海を背景にして一面に咲くスイセン
そして、真っ赤なツバキ。

あとは何だろう...と、考えながら歩いていたら
身近なところにも、冬の花がありました。

DSC_0580.jpg

本社1階ショールームの入口にあるシクラメン。
寒い屋外から入ってきて、あたたかな色の花を目にすると
なんとなくホッとします。

2015年1月14日

きょうのデータ部(1/14)

昨日の「空旅」に触発されて、データ部からお昼の空を撮ってみました。

明日は雨が降りそうです。

「うろこぐも」というのは秋の季語、「いわしぐも」「さばぐも」ともいうようですが、今の時期なら「ぶりぐも」と言ってしまいそう。
ぶり大根の美味しい季節です。

あんこう鍋もおいしいけれど、あんこうに鱗はありません。

20150114.jpg

2015年1月13日

"エアー"空旅

本日は「週刊新刊全点案内」1897号の発行日です。
掲載件数は1089件でした。

*こんな本がありました*

ビックリ飛行機でゆく世界紀行 こんなに面白い空旅がホントにあった! 非常識なフライト 驚愕の空港 仰天のヒコーキ」

チャーリィ古庄(著)
イカロス出版(2015.1)


世界最大のターミナルが地下に広がるドバイ空港、丘の斜面を這うように急降下して着陸した滑走路の先はビーチというカリブ海のリゾート島の空港...
乗換のためにおりるだけでも楽しそうなところから、離着陸の難しさを考えると少しばかり遠慮したい気持ちになるところまで、色々な空港があるものです。
「冒険航空写真家」とよばれる著者による多数の写真で、臨場感たっぷり。自分ではなかなかいけない世界のオモシロ空港を訪れる気分を味わえます。


さて、刊行日でいうと2015年2号目の1897号ですが、TRCMARC作成・『週刊新刊全点案内』編集の実作業としては新年最初の号にあたります。
皆様の本の世界への旅のハブ空港としてご利用いただければと念じつつ、今年もTRCMARCと『週刊新刊全点案内』を作成、ご提供してまいります!

2015年1月 9日

Facebookで多彩な図書館活動を報告

こんにちは、寒い日がつづきますね。

今日は、TRCのFacebookページをご紹介します。
Facebookでは、株式会社図書館流通センター(TRC)のイベント情報、
またTRCが受託運営させていただいている図書館での
イベント情報をお知らせしています。

全国各地から、楽しそうな図書館イベントや展示、
利用者の方々との交流の様子などが届きます。
この年末年始、サンタクロースの登場あり、お菓子の家あり、
レコードコンサートあり、福袋あり、書き初めあり...、
図書館でこんなにいろんなことが行われているとは!
ご担当のみなさまの工夫と情熱が素晴らしいです。

また、TRC仕入部から、おすすめ図書の紹介、
ADEAC(アデアック)から歴史資料検索システムのご案内なども
しております。

図書館業務のアイデアがいっぱいのfacebook、
ぜひご利用ください。

2015年1月 8日

雪国の花

1月の木曜日のテーマは「冬の花」。

10代のころ、山形県の豪雪地帯に住んでいました。冬になれば延々と雪が降り続き、何もかもが雪に覆われてしまうような山奥です。除雪車が通ったあとの道路だけはかろうじて顔を出していますが、その両側は除雪車が掃き出した雪で、2メートル近くのぶ厚い壁ができあがっています。朝起きて雪かきした玄関まわりや生活通路も、一晩たてばまた元通り。そんな場所ですから、雪が解けはじめる4月頃まで、身の周りで自然の花を見かけることはありません。草花たちは、雪の下で、その下の土の中で、忍耐強く春の訪れを待っています。

そんな真冬の豪雪地帯にも、雲ひとつなく晴れわたる日があります。そして、そんな日の朝は、ごく稀に、ある自然現象が見られることがあります。大気中の水蒸気が冷やされて結晶となり、それが太陽の光をうけてキラキラと輝く、ダイヤモンドダストです。青空と雪景色の鮮やかなコントラスト。そこに降り注ぐ無数の光の粒。細かな花吹雪のようにも見える、幻想的で神々しい風景。ダイヤモンドダストを初めて見た時の驚きと感動は、今も忘れられません。

ダイヤモンドダストは、大気中の微細な氷の結晶(氷晶)が光に反射して輝く現象ですが、その小さな氷晶が結合して大きく育ったものが、雪の結晶です。雪の結晶にはさまざまな形状がありますが、もっとも多いのが星のかたちをした樹枝状結晶で、その仲間である「樹枝六花」や「星六花」などは、名前の通り、まさに花の形をしています。


件名の「雪」と「結晶」を掛け合わせ検索すると、雪の結晶に関する本を探すことができます。

雪の結晶ノート

マーク・カッシーノ ジョン・ネルソン・作
あすなろ書房(2009.11)

子ども向け絵本ですが、どのように雪の結晶ができるのかがわかりやすく書かれていて、大人でも楽しめる一冊です。

雪の結晶図鑑

梶川正弘著
北海道新聞社(2011.12)

世界中の雪の結晶を偏光顕微鏡で撮影した本です。写真だけ見ると宝石図鑑のよう。本格的な図鑑です。


顕微鏡レベルで見ると雪の美しさにうっとりしますが、現実の雪国生活はやはり大変なもの。私が住んでいた地域では、春の訪れを最初に告げるのはカタクリの花。なので、カタクリが咲く日を誰もが心待ちにしています。


TRC本社がある東京も、1月に入ってぐっと冷え込みました。
ほとんど雪が降らなくても、やっぱり春は待ち遠しいものですね。

2015年1月 7日

きょうのデータ部(1/7)


今年の写真取り初め!
というには地味な写真です。

20150107.png

指の滑り止め(一般的にはなんと?)、校正用の青ボールペン、そして後ろにちらっと見えてるPC。
この三つがなくては仕事にならない、PC以外はまことに地味な三種の神器です。

今年もよろしくお願いいたします。

2015年1月 6日

隻眼隻腕のヒーロー

本日は「週刊新刊全点案内」1896号の発行日です。
掲載件数は1374件でした。

1月の表紙はこちら。

p20150106.jpg


*こんな本がありました*


怪剣士丹下左膳あらわる 剣戟と妖艶美の画家・小田富弥の世界

小田/富弥(画)
国書刊行会(2014.12)


昨年、林不忘著「丹下左膳 1 乾雲坤竜の巻」を読み、このニヒルな怪剣士に魅了されました。昭和2年10月『東京日日新聞』『大阪毎日新聞』で「新版大岡政談・鈴川源十郎の巻」として連載がはじまった当初、脇役のひとりに過ぎなかった丹下左膳の人気に火がついたのは、小田富弥の挿絵の魅力もあったそうです。


画集の刊行に合わせて、弥生美術館で展覧会も開催中とのこと↓
気になります。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html

2015年1月 5日

盛り上がろうぜ!!~新設件名のお知らせ2014年12月分~

あけましておめでとうございます!
今年もこのデータ部ログを、何とぞよろしくお願いいたします。
新年最初の記事は、新設件名のお知らせです。

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2014年12月は6件の件名を新設しました。
その中に「ライブハウス」という件名があります。

私は、これまでの人生において「ライブ」というものに行ったのは一度しかありません。
忘れもしない、サザンオールスターズの復活ライブ(一度目の方)。
もらいもののチケットで母親と一緒に行ったのですが、当日の西武球場は大雨で、階段を雨水が滝のように流れていたのが忘れられません。
それがトラウマとなったわけではないのですが、以来ライブにもフェスにも行ったことがないのでした。
なんだか寂しい人生ですね...。
今年の目標は、ライブに行くことです!(できればいまだ見ぬ彼氏と...)

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