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2020年2月 アーカイブ

2020年2月21日

学習件名~分類・件名のおはなし・101~

2020年度から小学校の新学習指導要領が施行されますね。
我が家の小学生の子の保護者会では、新課程についての説明会が別途設けられるとのこと。
英語、道徳、プログラミング思考...。親の側も頭のアップデートを迫られそうです。

子ども達の学び、ということで、今回の「分類・件名のおはなし」は「学習件名」についてです。
以前にも何度かとりあげていますが(左側の「カテゴリー」-「学習件名」で関連記事をご覧いただけます。どうぞ!)、もう一度簡単にご説明します。

学習件名は、子どもたちの学習に役立つように、調べようとすることがら(件名)が「どの本」の「どこに」書かれているかをあらわしたものです。子ども向けのノンフィクションを対象に付与しています。

一般の件名標目が本全体の主題に対してあたえられるのに対し、学習件名は「1p以上の記述があることがら」を採用し、かつ「1冊の図書につき最大99件まで付与できる」のが大きな特長です。
MARCには該当ページ数も入力していますので、知りたいことがらが、その本のどのあたりにどの程度のボリュームで記載されているのか、の手がかりにもなります。

また、子どもが自分で検索する場面も考え、学習件名標目としては、子どもになじみのある言葉や教科書に登場する言葉を採用するようつとめています。
個人的には「ひっつきむし」という学習件名があるのを知ったときに、そういうことね...と納得しました。ついでにイノコヅチやらヌスビトハギやらの各種ひっつきむしをセーターから苦労してはがした幼少期の思い出もよみがえりました。野生児だった日々よ。

さて、もう少し、学習件名ならではの切り口を持ったものをご紹介して終えたいと思います。
 「冬ごし」→冬のいきものの様子を知りたければこれ。
 「時間の使い方」→規則正しい生活を送るには?効率的に勉強するには?のヒントが。
 「移り変わり」→昔と今の、くらし・技術・社会etc.の変化を知りたいときに。
 「プラスチックごみ」→廃棄物となったプラスチックが環境に及ぼす影響について取り上げた図書が増え、昨年採用しました。待ったなしの問題ですね...。

新年度からは、TOOLiの「教科書単元検索」も新しい教科書に対応したものにリニューアル予定です。

2020年2月20日

変わらない味を、あの人に

今月の雑記のテーマは「偏愛チョコレート」です。


私はチョコレートだったら満遍なく愛しています。
(ただし、あんまりビターなやつは除く。チョコレートはやっぱり甘くなくちゃ。)
特段の贔屓もなく、1粒何百円するの?!という高級チョコからコンビニで買える一口チョコまで、何でも好き。でも、これ!と決まったチョコレートをある人に毎年贈り続けているのでそのお話。


この会社に入社して一人暮らしを始めた間もない頃、実家の母から連絡がありました。「あなたの会社の近くで買えるチョコレートを買ってきてほしい」と。よく話を聞いてみると、そんなに近くもなく、2駅離れた駅にあるチョコレート屋さんの、オレンジの皮をチョコでくるんだ細長いチョコレート、とのことでした。
買って実家に帰ると「そうそう!これこれ!」と喜んでくれました。これさえ贈っておけば間違いない。そう思った私は、それ以来、現在に至るまで毎年の母の日と母の誕生日にそのチョコレートを贈り続けています。
(2駅離れた駅にあったチョコレート屋さんが閉店すると聞いたときは途方に暮れたのですが、電車に乗らなくても買いに行ける和菓子屋さん(なぜ?)でそのチョコレートを買えるようになったのは私にとってラッキーなできごとでした!)


今年も数日後に母の誕生日が迫ってきたので買いに行かなくちゃ、と思ったところでふと、そういえば本当に母はこのチョコレートばっかりでいいのかしら??と疑問に。これさえ贈っておけばハズレはしない、だけど、もっと好きと思える別のチョコレートに巡り会うチャンスを逃しているんじゃないか、と。今年はちょっと冒険して、違うチョコレートにしてみようかな...。
でも...やはり、毎年2回、変わらない味が届くのもいいかな、と思い直し、いつものチョコレートを買いに行ってきます。

2020年2月19日

きょうのデータ部☆(2/19)

2Fテラスより1枚。
今日も良い天気です。
...そして花粉の気配。


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2020年2月18日

パンデミック

本日は、週刊新刊全点案内2148号の発行日です。
掲載件数は851件でした。

*こんな本がありました*


ビジュアルパンデミック・マップ 伝染病の起源・拡大・根絶の歴史

サンドラ・ヘンペル(著)
日経ナショナルジオグラフィック社(2020.3)


最近、新型コロナウイルス感染症の話題を目にしない日はありません。国内でも感染者は日に日に増え、終息する様子は見受けられず...不安な毎日です。
歴史を振り返ってみると、こういったパンデミックは繰り返し起こっています。ペスト、コレラからインフルエンザ、ジカ熱まで、伝染病と人類の闘いの歴史を紹介したのがこちらの本です。
かつて、そして現在も流行している伝染病が発生、流行、拡大していく様子が最新のデータとともに地図で表されていて、伝染病の正しい知識を得るのに最適な1冊です。

2020年2月14日

調査の苦難を超えて ~典拠のはなし~

典拠班にいると、有名な歴史上の人物は
あらかた典拠ファイルを作り終えたもの、と
考えてしまうのですが、
意外にこの人まだ作成されていなかったんだというケースに
あたることがときどきあります。

先月ベーリングなる人物の典拠ファイルを作成しました。
そう、ベーリング海峡や、ベーリング海の由来となった、
あの探検家のベーリング(1681~1741)です。
今回刊行された図書はベーリング自身が
直接書き記した著作ではないため、
著者ではなく、被伝者として、
個人名の典拠ファイルを作成することになりました。
まるまる一冊、主題として扱われるのは今回がはじめて。
これまであまり、知られてこなかった彼の生涯、
探検の足取りを頭の隅で想像しながら、
人物事典などの調査資料を駆使して、調べ上げていきます。
ベーリングの生まれはデンマークですが、
帝国ロシアの艦隊に所属し、
アジア大陸とアメリカ大陸が陸続きなのか、
または間に海峡が存在するのかを確かめるために、
カムチャッカ探検隊の隊長をつとめ
大規模な調査へ乗り出すことになります。
資料類では彼の母語デンマーク語の綴りと、
活動地ロシアのキリル文字による綴りが確認できました。

調べた資料類から優先順位や多寡などを考慮して
見出しとする統一形を検討した結果、
資料類で多く確認できたデンマーク語綴りの形を選択しました。
採用しなかったキリルによる綴りは
アルファベットに翻字して参照形として作成しました。

統一形 12000301384-0000
    Bering,Vitus Jonassen
参照形 12000301384-4001
    Bering,Vitus Ionassen
        ↑
    Беринг,Витус Ионассенからアルファベットへ翻字

今でこそ世界地図を見ると海峡は当然のように存在していますが、
まだ世界の形が明白ではなかった当時、
この海域は荒々しく、先行きの見えない不安を伴う調査は
非常に過酷で、命懸けのものとなりました。
偉大な足跡を名称とともに典拠作成の資料調査から辿るのは、
いつも胸が熱くなります。

2020年2月13日

板チョコはかっこいいのだ

今月の雑記テーマは「偏愛チョコレート」です。


ベルギー製のプラリネや、洋酒入りの生チョコ、止まらなくなるアーモンドチョコも偏愛なのだが、それ以上に「板チョコ」というスタイルには、なにか完璧なものを感じている。

どんな隙間にも収まるスリムな姿。
まとう紙のパッケージは、大メーカーの顔といった堂々たるロゴ、こだわりブランドのシックなイラストや飾り文字、「カカオ含有量〇%」が目を引くヨーロッパ系など、めざすチョコレートの世界観をアピールする。

包み紙をそっとはずし、あるいは厚紙の箱を丁寧に開けて、銀紙をむく。
縦横に走る溝、ブロックごとに刻印されたロゴやマークをしげしげと見つめる。
整然としたたたずまいは、昔から携行食・行動食として重宝されてきたストイックな性格そのまま。
それでいて、イマドキの板チョコは、これはチョコなのか?と思うようなイチゴたっぷりや、バナナ味なんてものもあれば、1枚数千円もする高級味まで広く深く受け入れる器なのだ。

バリッと割る感触、好きな大きさに割り、好きなだけ食べられる自由さ。誰かと分けることもできるし、一人ならそのままかじりついてもOK。

コドモの頃の憧れは、このかじりつき。
もちろん日本製の薄手のものにかぎる。明治のブラックがやっぱり一番かなあ。

こんなにかっこいい板チョコなのに、最近は個別包装が人気なのか、やや影が薄いのが心配だ。六花亭の板チョコがいつのまにか廃盤になってしまっていたのがショック...。

板チョコに一票、今日もわたしはチョコを割る。

2020年2月17日

ぶう太のデータ部見学記~雑誌編~

ぶう太>データ部見学もラスト、雑誌班にやって来ました。

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ぶー子>新刊流通雑誌のデータベースを作成しているのよ。それぞれの雑誌の発売日の前日に見本が届き、すぐにデータを作成。発売日当日の朝にはデータを提供しているわ。図書館で発売日に雑誌が納品されたらすぐにデータを使って受け入れができるようにね。
ぶう太>それは忙しいですね!

ぶう太郎おどろき透過済.gif

ぶー子>週刊誌・月刊誌・季刊誌など全部で3,000誌ぐらいが対象となっているの。創刊や休刊があるから日々変化しているけどね。
ぶう太>目次情報もあるんですよね。
ぶー子>そう、図書館で利用の多い約470誌には目次情報も入力しているの。雑誌の目次はデザインが凝ったものが多くて結構手間がかかるのよ。
ぶう太>あっ、ここでもICタグ、使ってますね。

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ぶー子>お疲れ様。これで一通り見たのだけれど、ぶう太君どうだった?
ぶう太>色んな部署があるんですね。それぞれの特色が分かりました。
ぶー子>次回はぶう太君がご案内するのよ。
ぶう太>いやいや、ぶー子さんが案内して下さったほうが皆さん喜びますよ。
ぶー子>あら、そうかしら。うふふ。ではいつか、またご案内しましょうか。

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2020年2月12日

きょうのデータ部☆(2/12)

2Fテラスより1枚。
今週、東京は天気が下り坂とのことですが...
朝の時点では、まだまだ。
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2020年2月10日

キュートに贅沢に

明日は「週刊新刊全点案内」2147号の発行日です。
掲載件数は1163件でした。

*こんな本がありました*


果実とパンの組み立て方

ナカダユイ(著)
誠文堂新光社(2020.2)


白くやわらかい食パンと、なめらかなクリームの間で輝く、色とりどりの果物。多くの人を虜にする「フルーツサンド」は日本独自の発想物だそうです。
定番の「はさむ」かたちのほか、「のせる」「塗る」「含ませる」など。さまざまな工夫を重ね、フルーツのみならず、パンと果実のおいしさをより引き立てる組み合わせを探求します。まさにマリアージュ(言いたいだけ)。

フレッシュな生の果物、間違いなくおいしい。時間をかけて煮詰めてつくるジャムやコンポート。とろりきらり、まるで宝石のよう。じっくり乾かしてドライフルーツにしたり、相性の良いナッツやチーズとあわせてみたり。甘い系に加え塩気やパンチのきいたタイプ、世界のあらゆるサンドイッチまで。見てうっとり、食べて幸せ。家庭でチャレンジできる、うんと贅沢な世界が広がります。

2020年2月 6日

ぶう太のデータ部見学記~AS編~

こんにちは!
新人のデータぶう太です。

ぶう太郎よろしくね右透過済.gif


ぶー子>データぶー子です。データ部見学記ふたたび、本日は7回目です。

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ぶー子>さて、データ部見学の続き、今回はASよ。

ぶう太>ASって何の略ですか?

ぶー子>「学術情報ソリューション」の略ね。
ASは「特注班」と「NC班」に分かれているの。

ぶう太>どういう違いがあるんでしょう。

ぶー子>特注班は、TRC MARCに累積しない「特別注文」のデータを作成しているわ。和書・洋書・AVなどを扱っていて、目録や所蔵(ローカル)データ作成など、その図書館のオリジナルのデータを作っているの。
また、カード目録やリストなどからも、データを作ることがあるわ。

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ぶう太>NC班は?

ぶー子>大学図書館の資料整理を担当していて、NACSIS-CAT登録代行なども行っているのよ。NACSIS-CATというのは、全国の大学図書館にどのような学術文献が所蔵されているかがわかる総合目録データベースを作成するためのシステムのこと。

ぶう太>あー、だからNC班というんですね。

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ぶー子>それから、ADEACを作成しているのもこのASなのよ。

ぶう太>聞いたことがあります!
えっと...なんとかデジタルシステム...。

ぶー子>うう~ん。もうちょっと勉強が必要ね。
デジタルアーカイブシステム。以前は歴史資料検索閲覧システムという名称だったんだけど、歴史資料だけではなくもっと幅広い資料を扱うようになったので、この名前に変わったの。

ぶう太>へえ~。ASはいろんな仕事をしているんですね。

ぶー子>そうそう。データ部と一口に言っても、部署によって仕事の内容が全然違うことがわかってもらえたかしら?

ぶう太>ほんとですね~。で、ぶー子先輩、次はどこへ?

ぶー子>最後は雑誌班。ここも面白いわよー。

白が好き

今月の雑記テーマは「偏愛チョコレート」です。

チョコレートといえば
茶色いのを思いかべる方が大多数だと思いますが
私にとっては、チョコレートといえば白!!
子どもの頃からホワイトチョコレート一筋でした。
チョコの詰合わせをいただいた時には
真っ先に白いものだけを選び
なんならホワイトチョコしか食べずに
残りは全部妹へあげていました。

そんな私ですが、ここ数年は茶色のも食べています。
きっかけは、カカオ〇%と書いてある商品が増えたこと。
含有量によって味に違いがあるのかな、という素朴な疑問と
高カカオチョコは健康によいらしいというのを知ったからです。

いろいろなカカオ量のを試してみた結果
今のところ、私にとってのベストは72%。
適度な苦みがちょうどよいのです。
ただし、仕事が繁忙期に入ると90%以上のも購入。
気合を入れるため兼目覚ましとして常備しています。

2020年2月 5日

きょうのデータ部☆(2/5)

2Fテラスより。
今朝もよく晴れました。
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2020年2月 3日

幻のあたたかさ~新設件名のお知らせ2020年1月分~

昨日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2020年1月は1件の新設件名は「じゃこううし」の1件でした。
じゃこううし?どんな牛だろう。じゃこうねこなら知っているけど...と調べてみれば、北極地帯に生息しているそう。
画像検索をしてみれば立派なツノともふもふの毛に覆われた牛の画像がたくさん。バッファローやバイソンを彷彿とさせます。
高さは1.8メートルだそうで、成人男性と同じくらい...目の前にしたら迫力がありそうですね。

このじゃこううし、氷河期時代を生き抜いた種のようです。マンモスと同じ時代から生きていたんですね。毛皮が非常に優秀な防寒機能を備えていて、二重の体毛で体を覆っているそう。カナダ北部などに生息する彼らは厳しい寒さを耐えなければならないので、進化によって寒さをしのぐ仕組みを手に入れたわけですね。
この季節にはなんともうらやましい話...ちなみに、イヌイットは夏になってじゃこううしから抜け落ちた産毛を拾い集めて「キヴィアック」という繊維を紡ぐそうです。
さぞ温かいんだろうな...とは思うものの、その分希少価値も高く、ためしに毛糸の商品ページを覗いてみればなかなかの値段になっていました。
ちょっと憧れつつも、なかなか手が出せなさそう。でもいつかその防寒機能にあやかりたいな...とウェブでキヴィアックの防寒具を眺めながら思ったのでした。

ジャコウウシ

Allen Niptanatiak (著),Kagan McLeod (画),坪田 敏男 (監訳)
丸善出版(2020.1)

2020年2月 4日

便利?危険?

2/4は週刊新刊全点案内2146号の発行日です。
掲載件数は955件でした。

*こんな本がありました

しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール

島袋コウ(著)
旬報社(2020.2)

最近の子は何歳からスマホを持つのでしょうか。
自分のスマホを持つにはまだ小さいような子でも、親のスマホを使っているのをよく見かけます。いわゆるスマホネイティブ世代。
ガラケーに比べて出来ることが格段に増えたスマホですが、持ち歩くもののため、保護者の目が届かない!という心配も多いのではないでしょうか。

こちらの本は実際に起きたスマートフォンやインターネットの事件・炎上を紹介しながら、スマホを使う上での重要なルールを解説しています。
フェイクニュースやSNS、スマホゲーム、海賊版サイトなど、幅広いトピックを取り上げて、危機意識を持つ必要性を訴えています。

便利になる一方、これまでは存在しなかった危険が身近なものになっているのも事実。スマホネイティブ世代の子どもたちが、スマホの危険性を学ぶための一冊です。

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