« 2011年5月 | メイン | 2011年7月 »

2011年6月 アーカイブ

2011年6月30日

わたしの思い出の本~はじめての旅

新刊目録 原田です。

高校2年生の夏休みに、はじめて自分で計画して旅をしました。
わたしに「ここに行ってみたい!」という衝動を抱かせたのは名作マンガ。

オンライン書店ビーケーワン:日出処の天子 第1巻
日出処の天子 第1巻
(白泉社文庫)
山岸 凉子

白泉社(1994.3)
発送可能時間

山岸涼子さんの代表作。

彼女のバレエ漫画を愛読していたので、「これは聖徳太子のお話か…」と手にとりました。
全能の聖徳太子(作品中では厩戸王子)が、自分の望む愛だけはどうしても得られないという悲劇にすっかり魅了されてしまいました。

一緒に読んで「ちょっとハムレットみたいねー」という母と、オトナな内容を把握できていない(?)妹と3人で、奈良県明日香村へ向かいました。明日香村の民宿に泊まり、自転車で厩戸王子生誕の場所に建立された橘寺や、鞍作鳥の作ったという大仏のある飛鳥寺、蘇我馬子のお墓といわれる石舞台古墳などを巡りました。(トリや馬子さんも重要な登場人物です)

法隆寺にも行きました。中学校の修学旅行で見学したときには、とくに感動もなく通り過ぎたのに、自分で行ったら違います。悩む厩戸王子がひきこもっていた夢殿をウットリと拝観したものです。

作品中の人物たち(実在の人でもありますが)が活躍したのはここなんだなー、と感じながら訪ね歩くのは本当に楽しいものでした。また明日香村はのどかな里山に遺跡や古墳が数多くあり、6・7世紀からあまり風景が変わっていないのではと思うほど、歴史物語の風情があったのです。

大満足の初旅に味をしめて、「行きたい」と思ったらすぐ飛んでいく20代を過ごしました。
旅の原点は「日出処の天子」の舞台、明日香です!

2011年6月29日

きょうのデータ部☆(6/29)

暑いです。

フロアの要所ではサーキュレーターや扇風機が奮闘しています。

なかでも古参のサーキュレーター。

110629_1206~01.jpg
若い者には、負けん。


続きを読む "きょうのデータ部☆(6/29)" »

2011年6月28日

暑さを乗り切る

本日は「週刊新刊全点案内」1723号の発行日です。
掲載件数は1391件でした。

さて、1723号をデータ作成していた先週あたりから、本格的に暑くなってきました。
今年の夏は「節電」が大切です。
そこで1723号の中から「暑・電」で検索してみると…

*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:電気に頼らない涼しい生活 ちょっとした工夫で夏も快適に過ごせる!

緑のカーテンで日光をさえぎる、クールビズ、夏バテしないレシピ…。
どれも気になることばかり、でもなかなかすべてを実行できてはいないのも事実。
ちなみに我が家は
「朝出かける時にはカーテンを閉めて日光を遮る」
「帰宅後すぐシャワーを浴びてスッキリ→扇風機で涼しくなってエアコンをなるたけつけない」
「朝起きたら体を拭いてスッキリ(子ども達は目も覚めて一石二鳥)」
「西瓜やメロンなど夏の食べ物で体を冷やす」
「あまりに暑いときはご飯を作らない」
等等実践中です。

これからが夏本番。
暑さを乗り切る節電レシピもどんどん出てきそうです。

2011年6月27日

キャッチボール!

こんにちは、典拠の木内です。
デスクワークの悩みのひとつ、肩こり。みなさんはどのようなケアや予防対策をされていますか?
先日凝り固まった右肩をグルグル回していたら、まるで野球投手のようなフォームになっていました。

そこで、キャッチボールしたい! しかし生憎の梅雨空。
ならば、机上キャッチボール!

こんな本がありました。

オンライン書店ビーケーワン:きゃっちぼーるきゃっちぼーる

キャッチボールといえば父と息子のイメージですが、主人公「しゅんた」君のキャッチボール相手は、なんと「かあさん」です。むかしソフトボールの選手だった「かあさん」は、息子とキャッチボールをするのが夢だったとか。
かっこいいです「かあさん」!

梅雨明けしたらキャッチボールをしようと思います。
女子だってキャッチボールしたい!

2011年6月24日

大きな本、高い本

今週の月曜日にお知らせを掲載しましたように、図書館専用ポータルサイトTOOLiがリニューアルしました。
今回のリニューアルでは、TRC MARCにしかない「学習件名検索」「教科書単元検索」「読み物キーワード検索」さらには「雑誌データ検索」が標準搭載に。
また、図書検索画面から簡単に典拠ファイルを経由した検索ができるようになったり、関連したテーマの図書を探すことができる「関連件名検索」が新しく搭載されたり、という大規模なリニューアルです。
(詳細は、こちらのページをご覧ください。)

そんな中、図書検索画面にさりげなく追加になった項目が2つ。
「大きさ」と「価格」です。
地味な追加ですが、選書をしていただく際には重要な項目で、TOOLiでの検索をしたい、というご要望も多かったため、めでたく今回の追加実現となりました。


せっかくなので、この2つの項目を使っていろいろ検索してみました。

『週刊新刊全点案内』の最新号、1722号に掲載された1,276件の中で1番大きな本は何かな...これでした。

オンライン書店ビーケーワン:都新聞 昭和4年1月〈第14756号〜第14785号〉 復刻版
新継続のページに掲載された「都新聞」(6冊セット)。
その大きさ、43cm!
そういえば、MARC作成時にも、わが社の棚に立てておくことができず、ずっと寝かされた状態でした。

じゃあ、同じく1722号で1番高額な本は?
「ぬれの科学と技術そして応用」(シーエムシー出版)の本体価格72,000円!

オンライン書店ビーケーワン:ぬれの科学と技術そして応用
ぬれの科学と技術そして応用
(ファインケミカルシリーズ)
角田 光雄

シーエムシー出版(2011.5)
発送可能時間

ちなみに、1722号高い本ランキング2位、3位も同じ出版社の本で本体価格68,000円、64,000円でした。
オンライン書店ビーケーワン:食のバイオ計測の最前線 機能解析と安全・安心の計測を目指して
植田 充美

シーエムシー出版(2011.5)
発送可能時間

オンライン書店ビーケーワン:最新フォトニクスポリマー材料と応用技術
最新フォトニクスポリマー材料と応用技術
(エレクトロニクスシリーズ)
小池 康博
平坂 雅男

シーエムシー出版(2011.5)
発送可能時間


ここでふと、じゃあ1冊で100,000円を超える本があるかな?という疑問が。
今年刊行されたものに絞って検索してみると...ありました!1冊だけ。
「新しい農薬原体・キー中間体の創製」の本体価格130,000円!

オンライン書店ビーケーワン:新しい農薬原体・キー中間体の創製 2011
やっぱりシーエムシー出版!!


こんな風に興味本位で検索してみるもよし。
もちろん、選書される際のキーとして利用されるもよし。
みなさんのお役に立つことができれば幸いです。

2011年6月23日

「ちいさいおうち」-私の思い出の本

私の思い出の本はこちらです。

オンライン書店ビーケーワン:ちいさいおうち 改版
ちいさいおうち 改版
(岩波の子どもの本)
バージニア・リー・バートン
石井 桃子

岩波書店(1991)
発送可能時間

それまで自宅にあった絵本は日本昔話系が多かったので
子供心に絵が若干怖かった記憶が…
そのせいかこの本の絵は私の中ではダントツに可愛らしくて大好きでした。
大人になって読み返すと都市化やスクラップアンドビルドなど、
いろいろなメッセージが込められた作品だったのだなと反省しきりです。

自分で持っていた本は背がボロボロになるまで読み倒してしまい、実家にも残っていませんでした。
ちょうど近所の図書館で検索してみると所蔵されていたので久しぶりのご対面と思ったら

本が大きくなっている!!

ではなくて、大型絵本も出ていたのですね。
本が大きいと目線が変わるせいか、体が小さくなってタイムスリップしたような感覚が。

今度買うなら大型絵本の方にしようかと思ったのですが、入る本棚がない…
ノスタルジーの世界を手に入れるのも苦労します。

2011年6月22日

きょうのデータ部☆(6/22)

データ作成を待つ新刊書たち。

110621_1205~02.jpg

水曜日は、ウィークリーで動いている新刊目録の作業の締切日です。
6月は比較的冊数の少ない時期なのですが、やはり月末。
じわっと増えてきました。

「焦らず、急いで」1冊ずつ仕上げていきます。

2011年6月21日

東京のウルトラマンに会いに

本日は「週刊新刊全点案内」1722号の発行日です。
掲載件数は1276件でした。


*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:東京の銅像を歩く
東京の銅像を歩く
(ポケットヴィジュアル)
木下 直之

祥伝社(2011.6)
発送可能時間

道を歩いていて、目に付きやすそうで意外とじっくり見ることは少ない「銅像」。

東京の銅像と言われて私がパッと思いついたのは、おなじみ渋谷の「ハチ公」です。
地方出身者の私は、ハチ公前での待ち合わせはちょっとアコガレでした。(私だけ?)

東京には、国内の英傑はもちろん、国外はたまた地球外(!)の御仁も勢ぞろいしています。

うちのご近所さん銅像は、モーツァルトと「こち亀」のメンバーでした。
みなさんお住まいのご近所にも、意外な人が銅像で立っているかもしれませんね。

2011年6月20日

TOOLiリニューアルのお知らせ

本日(6/20)、図書館専用ポータルサイトTOOLiをリニューアルいたしました。

詳細は、こちらのページでご確認ください。

ASのお仕事 ~雇用対策編~

こんにちは。ASの横山です。
今回は、少し変わった角度からのお話です。

国が雇用対策として行っている「緊急雇用創出事業」の交付金を活用されている図書館も多いかと思いますが、中にはこれを機に未整理の蔵書のデータ化を計画されるところもあります。

雇用対策ですからそれぞれの地域でパートさんを新規にお雇いし、主には図書館内でデータ化に関わるさまざまな作業をやっていただきます。

まずは蔵書のデータがあるかどうか、1冊ずつTRC MARCを検索します。
MARCがあれば、それに資料番号や請求記号などその図書館のローカルデータを合わせて納品データを作成します。

一方、該当するMARCがない場合は新規にデータを作成することになるのですが、そこからが私たちASの出番です。
新規雇用のパートさんたちに目録の取り方を覚えてもらい、図書館内で、または図書をお預かりして社内で入力していきます。

ただ、このような場合皆さんが最初から目録の知識を持っているわけではありませんから、「情報源とは」「奥付とは」というところから説明が始まります。
それでも、何ヶ月も毎日入力を続けていると、中には「このままTRCのスタッフになってほしい。」と思う人もちらほら。

皆さんとはいつも短いお付き合いですが、覚えてもらったことがその方たちの何かプラスになれば、こちらとしても嬉しい限りです。

2011年6月17日

テレビゲームも区別~分類/件名のおはなし・23~

誕生から久しく時が過ぎ、すでに日本文化の一部と化しているといっても過言ではないテレビゲーム。
データ部ログを見てくださっている多くの方にとっても、ご自身が楽しんでいたり、ご家族がやりすぎていて悩みの種だったりと、身近な存在になっているのではないでしょうか。

そんなテレビゲームの本の分類は、798.5と589.77に収められているものがほとんどです。

分類798.5は娯楽としてのテレビゲーム。
分類589.77は産業・技術面からみたテレビゲームになります。

また、テレビゲーム関係の件名としては、現在「テレビゲーム」の他に、「ゲームソフト」や「携帯ゲーム機」、ネットワークを経由して遊ぶ「オンラインゲーム」、ゲームセンターなどでコインを入れて遊ぶ「アーケードゲーム」があります。

さらに、TRC MARCでは資料形式というものも付与しています。
その中に「ゲーム攻略本」という資料形式があります。文字通り、テレビゲームの攻略本に付与しています。

テレビゲームに関する本を探す際には、ぜひ分類・件名もお使いいただければと思います。

2011年6月16日

わたしの思い出の本~誰だハックにいちゃもんつけるのは~

データ部新刊目録 大谷です。

本日ご紹介するのはこちら。
誰だ ハックにいちゃもんつけるのは

大学の図書館学の講座で、先生に「読んでおきなさい」と言われました。

集英社の「コバルトシリーズ」は当時も中高生向けの人気シリーズ。大学生はもう卒業よね、というイメージ。まさか、このような硬派な作品が混じっていようとは。

アメリカの高校を舞台に、「ハックルベリー・フィンの冒険」を図書館に置くべきか?という論争が、さまざまな立場の人たちの間で繰り広げられるお話です。

ちょっと重たそうですが、これが、少女マンガ風のかわいらしい挿絵、魅力的な登場人物、ノリのよい会話。「誰かを傷つけない本なんか、1冊だってないんです」なんて印象的なセリフがポンポン飛び出し、ハックの運命やいかに?ドキドキしながら一気に読んでしまいます。

先生オススメの本なので、司書の必読書なのかと思っていましたが、今はどうなのでしょう? 気がついたらけっこう古いせいか、もし、この本をぜひ読みたい!という気持ちを持った方は、ちょっと気合を入れて探さないといけないようです。当時は、地元のちょっと大きい書店に行けば買えたのですけど。


続きを読む "わたしの思い出の本~誰だハックにいちゃもんつけるのは~" »

2011年6月15日

きょうのデータ部☆(6/15)

梅雨のさなか。植物は元気です。

110615_1241~01.jpg

どくだみ。
白いのは花びらではなく「苞(ほう)」という葉の一種なのだそうです。
群れ咲いているのをみると冴えた白さに気分がすっきりします。

大人になってから、独特のにおいもきらいじゃなくなったなあ。

2011年6月14日

東京弁もあるらしいですが

本日は「週刊新刊全点案内」1721号の発行日です。
掲載件数は1039件でした。

祖父の代(それ以前は不明)から、東京在住の我が家。
母親も埼玉出身で、ニュース番組なんかを見ているときには、「あっ、今の発音ヘン!」と、親子そろって発音チェックに余念がありません。
でも、東京出身だからこそ、方言についてはいろいろと複雑な思いもあり…。

日本全国から生徒たちが集まる大学時代。
なぜか関西出身の生徒は関西弁を通すのですが、東北出身の生徒は標準語。
なんとはなしに、和歌山出身の友人に「そういえば、Aちゃんも訛ってるよね」と言ってしまったらば、「訛りじゃない!!」と怒られました。
そうか…、「訛り」は禁句か…と、えらく反省したものです。
でも、標準語オンリーの東京出身者にとっては、方言がしゃべれるというのは、バイリンガルと同じ。あこがれでもあるのです。

オンライン書店ビーケーワン:かんさい絵ことば辞典
ニシワキ タダシ
早川 卓馬

ピエ・ブックス(2011.6)
発送可能時間

この本は「関西弁」をわかりやすく、かわいいイラストとともに紹介しています。
テレビなどですでに馴染んでいる関西弁ですが、改めて見ると、意外と意味を履き違えていた言葉もあったり。
イラストもほんわかテイストで楽しいので、今さら…と思っている関西出身の方にもオススメです!

2011年6月13日

毎年作成するMARC

こんにちは、図書館蔵書 小松です。

関東は梅雨といいつつ、降ったり晴れたりなんだか落ちつかないお天気です。
だんだん暑くなってきましたが、データ部のフロアは節電ということで、どうにか扇風機などでしのいでいます。

そんな暑いところに更に、メンバーをヒートアップさせたのが図書館蔵書の時ならぬ大量入荷・・・。

2011060817400000.jpg

棚にもブックワゴンにも、MARCを作成した図書がぎっしりと詰まっています。

こんなに冊数が多い理由の一つが、地図と旅行ガイド、いわゆる別置がAのものです(ちなみにAはAnnaiの略です)。

この別置がAの地図や旅行ガイドは、毎年調査をして内容が更新されることが多いことから、発行年が変わったり、刷が変わったりするごとに新たにMARCを作成しています。

それが意味するところは、例えば岐阜県の旅行ガイドが1冊入荷したとしたら、その背後には、岐阜以外の46都道府県+α(京都や東京は、グルメなど特化した特集の巻があることも多いですね)が控えているということになります。時ならず忙しくもなるわけです。

このように、毎年少しずつ異なるMARCを作成するのは、図書館が購入する、毎年少しずつ違う最新の図書に対して、ぴったりフィットするMARCを提供するためです。別置Aのほかに、図書に合わせて少しずつ異なるMARCを作成する場合については、こちらの記事をご覧ください。

このことについては、物流管理部の立場からも記事があります。こちらもどうぞ。

2011年6月10日

ルーツ ~典拠のはなし~

6月になりました。今年もあっという間に半年過ぎようとしています。

その今年の初めに、「ぜひ見たい」と思いながら見逃したもの。
それは「帰ってこい!!鈴木さん」
というキャッチコピーの中吊り広告です。
期間限定で山手線に掲げられたそうですが、
ご覧になった方おいででしょうか。

 
この広告は、人探しではなく、観光客誘致が目的。
msn産経ニュースの記事によると、
鈴木姓の発祥の地は和歌山県といわれており、
全国の鈴木さんたちにぜひ和歌山に足を運んでほしい...ということで この広告となったそうです。
同記事によれば、和歌山県海南市の藤白神社という神社は
鈴木氏と縁が深いとのこと。
ネットで見てみたところ、「藤白鈴木会」という会もあるようです。


同じく同姓の集まりとして「全国五十嵐会」のホームページも見つけました。
このホームページの五十嵐姓のルーツに関するところを読んでいたところ、気になるところが...。

続きを読む "ルーツ ~典拠のはなし~" »

2011年6月 9日

私の「裏」思い出の本 その2

さて、本日も先週につづき、今日もデータ部メンバーに聞いた、忘れられない「「裏」思い出の本」をご紹介します。

母親に本屋に返品しに行ってもらいました。本が家にあること自体が怖くて…。「開かずの間」が出てきたと思うのですが、その正体しれない感じがもう限界でした」

と、先週ラストにご紹介した秘密の花園も「かなり好きでくりかえし読んでました」という意見もあり。私も怖くはなかったです。むしろ、秘密の花園あったらいいなぁ、と思ってました。

名作はインパクトがあるだけに、思い出になったり、トラウマになったりするものですね。
他に「大好きだった」「にがてだった」が分かれた名作に、「いやいやえん」などもありました。これは、わたしも大好きで何度も読み返したにも関わらず、なんとな~く不思議な怖さがただよう本でした。

さて、今週はちょっと趣旨を変えて、大人になってからの「裏」思い出の本です。

まずは、データ部の小さい子どものいるメンバーからの「裏」思い出の本。

オンライン書店ビーケーワン:あいうえおうさま
寺村 輝夫
和歌山 静子
杉浦 範茂

理論社(1979.12)
発送可能時間
「五十音の言葉あそびの本ですが、とにかく長くて読むのが大変!読まされるとヘトヘトになり、大人になってからの疲れる思い出の本になりました」
オンライン書店ビーケーワン:ねないこだれだ
ねないこだれだ
(いやだいやだの絵本)
せな けいこ

福音館書店(1978)
発送可能時間
「うちの子大好きで、エンドレスでよまされますorz」
「さいごの『おばけになってとんでいけ』がほんとうにこわかった。」
「おばけのおどしは効きますが、この本はこわくないようです」
この本は、何人かのデータ部内ママからコメントされていましたが、こわがる子と大好きな子とくっきり子どもの意見が分かれている模様です。

最後は、データ部の業務中の「裏」思い出の本。

「歯科、外科などの専門書は、あまり写真を見ないようにしてます」
「ゴキ〇リの本と納豆のリアルな表紙の本・・・さわることができず、紙でくるみました」

たしかに・・・。気持ちわかります。

以上、2回にわたってお届けした、「私の「裏」思い出の本」でした。

2011年6月 8日

きょうのデータ部☆(6/8)

先週に引き続き、データ部の新人をご紹介いたします。

典拠に配属されたTです。
西洋人の典拠ファイル作成に苦戦中です。

201106081339000.jpg


抱負を一言どうぞ!
「データ部での毎日は、本一冊を手にとってみてもこれほど真剣に向き合ったことが
今までなかったため、新鮮なことばかりです。
典拠作業はいろいろな人と出会い、対話するような感覚がして面白いなと感じています。
少しでも早く一人前になれるよう邁進します」

期待しています♪

2011年6月 7日

戦争×文学

本日は「週刊新刊全点案内」1720号の発行日です。
掲載件数は1317件でした。

今月の表紙はこちらです。

p20110607.jpg

 *こんな本がありました*

年明けからあちこちで予告を見かけたこちらの全集が、
満を持してスタートしました。

オンライン書店ビーケーワン:コレクション戦争と文学 8 アジア太平洋戦争
浅田 次郎
奥泉 光
川村 湊
高橋 敏夫
成田 龍一
北上 次郎
太宰 治

集英社(2011.6)
発送可能時間
 
オンライン書店ビーケーワン:コレクション戦争と文学 19 ヒロシマ・ナガサキ
浅田 次郎
奥泉 光
川村 湊
高橋 敏夫
成田 龍一
北上 次郎
原 民喜

集英社(2011.6)
発送可能時間
 

戦争文学全集にも色々ありますが、こちらは、編者がすべて戦後生まれというのが大きな特徴のようです。日清戦争から現代の戦争まで百年以上の流れの中から作品を選び、戯曲や詩歌、エンターテインメント作品も収録するとのことです。


震災後の毎日を過ごす中で、戦時のことを思った方、戦争当時の生活の本に手をのばした方は結構いらしたのではないでしょうか。当時のことを知りたい、知ることで力づけられたい、そんな思いに応えてくれるような全集だと良いなと思います。


戦争文学を読んでいて、知らない言葉に「?」となったら、こんな本もあります。

オンライン書店ビーケーワン:完本日本軍隊用語集
寺田 近雄

学研パブリッシング(2011.6)
発送可能時間


ずっしり500p超。「連隊区」「鞍工」なんて言葉の意味もわかります。

Welcome to JAPAN~新設件名のお知らせ2011年5月分~

本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

5月は12件の件名を新設しました。
その中に「観光政策」「観光立国推進基本法」という件名があります。どちらの件名も、この本に付与しました。

オンライン書店ビーケーワン:観光政策と観光立国推進基本法 第2版

京都や奈良などには外国人旅行者が多いという印象がありましたが、最近では、わたしたち日本人もあまり行かないような地方にも、外国からのお客さまが来ているようですね。ひなびた温泉宿ではしゃぐアメリカ人とか、はじめての浴衣に頬を染めるフランス人とか…、不思議な気持ちになります。迎える方もなかなか大変そうですが、わざわざ自分の国に来てくれる人がいるのは、やっぱり嬉しいこと。
早く元気な日本になって、たくさんのお客さまをお迎えしたいものです。

2011年6月 6日

(ぐぅ~のポーズをしたくなる)フィッシンぐぅ~シリーズ

データ部にいると自分の知らない世界を垣間見ることも多いのは、常々メンバーが話題にすることですが、5月はこんなDVDがありました。


キャメルという会社から発売されている「みんなのフィッシンぐぅ〜」シリーズです。
タイトルをいくつか挙げてみますと、
「なぜこうもアオリが釣れるのか」(みんなのフィッシンぐぅ〜 vol.2 11902964) 
「フィッシング界の寵児平和卓也の釣戦」(みんなのフィッシンぐぅ〜 vol.5 11902967)
「アジングマジック」(みんなのフィッシンぐぅ〜 vol.8 11902970)
「これで差がつくライトジギング」(みんなのフィッシンぐぅ〜 vol.9 11902971)  
などなど。


私には一々言葉がわかりません。かろうじて写真から、海釣りについて集めたシリーズらしいと類推する程度。よくよくジャケットを見ると、アオリというのはアオリイカ、アジングはアジを釣ること、ジギングはジグというルアーを使った釣りのことのよう。さまざまな「達人」「寵児」と呼ばれる「アングラー(=釣人)」が、獲物を狙う様子、ポイントの見極め方、アプローチの仕方等々を紹介しているようです。

昨年夏、家族で旅行したときに、大きな公園内の管理釣り場へ行ったのが、私の数少ない釣り経験の一つ。竿を垂れるとニジマスがすぐに食いついてくる、技もなにも必要ない釣り場でしたが、水の流れる音、ミストたっぷりの空気がなんとも気持ちよく、川を覗くと群れる魚たちが輝いて見えるのがとてもきれいでした。踏み込んでみると、奥の深い、魅力的な世界なのでしょうね。

続きを読む "(ぐぅ~のポーズをしたくなる)フィッシンぐぅ~シリーズ" »

2011年6月 3日

受発注から見たTRC MARC:その2品切れ・絶版情報について

お客さま係受発注担当の徳田です。月1回「物流管理部」からデータ部ログをお届けしています。前回から3回に渡り、物流管理部内の受発注でのTRC MARCの使われ方を紹介します。2回目は、品切れ・絶版情報についてです。

本の品切れ・絶版情報を修正するのも受発注の大切な仕事です。
長く人々に愛される児童書のロングセラーは、シリーズ名や判型を変えて何度も生まれ変わります。データ部では、そうして生まれ変わるたびに、その図書をなるべく正確に表現するように、新しいTRC MARCを作成しています。
例えば、「はらぺこあおむし」という本を検索すると、9件ほどTRC MARCがヒットします。
ビッグブック、ボードブック、点字つき、英語つき、miniエデイションといった中身の違いをTRC MARCはきちんと教えてくれます。
加えて、品切れ・絶版の情報が参考になります。TRCでは出版社からの品切れ・絶版情報を独自に管理蓄積しています。
図書館がどの「はらぺこあおむし」をお求めなのか?それは現在流通していて入手可能なのか?TRC MARCの書誌情報と品切れ絶版情報を照らし合わせて確認しています。

近年多いのは児童書の買い換え注文をいただいて、大量の品切れ・絶版になってしまうケースです。図書館の蔵書データ上のMARCは購入当時のMARCで、現在の流通しているMARCと、中身はほとんど同じでも違う番号になっていることが多いのです。図書館としては、ボロボロになったからこの本を買い換えようと発注されているのです。しかし、現在の流通しているMARCでなければ軒並み絶版や品切れになってしまいます。もし「えぇ!なんでこの本が絶版!」と思われた際は、是非TRCお客さま係へお問い合わせ下さい。(来月掲載予定の次回に続く)

2011年6月 2日

私の「裏」思い出の本 その1

データ部ログではここ数ヶ月、「私の思い出の本」をアップしてきました。
感動した本や、何度も読み返した本が中心ですが、でも、本ってその他に、怖すぎて忘れられなかったり、見るのも触るのも嫌!というようなジャンルもありますよね?

ということで、忘れられない「「裏」思い出の本」は?とメンバーにアンケートをとってみました。
たくさん集まりましたので、2回に分けてご紹介します。


「「モチモチの木」。怖くて、夜にトイレに行けなくなった」

「「かたあしだちょうのエルフ」。小学1年生の時、初めて学校の図書室で読んだ本。号泣してしまったので、担任の先生がびっくりしてとんできて、なぐさめてくれた思い出が(笑)。だちょうの「自己犠牲」にうちのめされました。今思えば、この本のおかげで図書室が好きになり、今の仕事につながっているのかも」


「エルフ」は、他にも「号泣した」「感動した」という人が何人も。一方、あの切り絵調の挿絵が怖くて感動どころではなかった…という声もあり。

私も、藤城清治の影絵こびとが、どうしても悪い奴にしか見えなかったので、切り絵タッチの絵が怖い気持ちはわかります。子どもと大人の絵の感じ方ってかなり違うんでしょうね。


「「スガンさんのやぎ」。かなしい気持ちになるので苦手だった。大して読んでないはずなのに忘れられない」
 
「「アカネちゃんとお客さんのパパ」。なんでパパがお客さんなのか当時理解できず、なのになんかくらーい空気を感じて怖かった」


よくわからないけど他と違う空気がひっかかる…という本もありますね。
こちらの本は、子ども向けだからと暗い部分を引っ込めていないから印象に残るのか?


「バーネットの「秘密の花園」。今あらすじを読むと名作なのですが、親に放っておかれる少女、両親がコレラで死ぬ、一人ぼっちになる、引き取られる…という設定がもう怖くてたまらず、母親に本屋に返品しに行ってもらいました。本が家にあること自体が怖くて…。「開かずの間」が出てきたと思うのですが、その正体しれない感じがもう限界でした」

これは強烈!

来週も、色々な忘れられない本をご紹介します。
 


オンライン書店ビーケーワン:かたあしだちょうのエルフ
かたあしだちょうのエルフ
(ポプラ社のよみきかせ大型絵本)
おのき がく

ポプラ社(2004.11)
発送可能時間

2011年6月 1日

今日のデータ部☆(6/1)

今年、データ部は2年ぶりに新入社員を採用しました。(しかも2名も!)
これから2週に渡ってご紹介いたします。

まずは1人目。
新刊目録部署に配属された宮本です。

201106011301000.jpg


抱負を一言どうぞ!
「毎日、学びが沢山あり、とても刺激的です。
自分にできることや、やってみたいことを、いつも考えながらデータに向き合っていきたいと思います」

期待しています♪

2024年1月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク