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わたしの思い出の本~はじめての旅

新刊目録 原田です。

高校2年生の夏休みに、はじめて自分で計画して旅をしました。
わたしに「ここに行ってみたい!」という衝動を抱かせたのは名作マンガ。

オンライン書店ビーケーワン:日出処の天子 第1巻
日出処の天子 第1巻
(白泉社文庫)
山岸 凉子

白泉社(1994.3)
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山岸涼子さんの代表作。

彼女のバレエ漫画を愛読していたので、「これは聖徳太子のお話か…」と手にとりました。
全能の聖徳太子(作品中では厩戸王子)が、自分の望む愛だけはどうしても得られないという悲劇にすっかり魅了されてしまいました。

一緒に読んで「ちょっとハムレットみたいねー」という母と、オトナな内容を把握できていない(?)妹と3人で、奈良県明日香村へ向かいました。明日香村の民宿に泊まり、自転車で厩戸王子生誕の場所に建立された橘寺や、鞍作鳥の作ったという大仏のある飛鳥寺、蘇我馬子のお墓といわれる石舞台古墳などを巡りました。(トリや馬子さんも重要な登場人物です)

法隆寺にも行きました。中学校の修学旅行で見学したときには、とくに感動もなく通り過ぎたのに、自分で行ったら違います。悩む厩戸王子がひきこもっていた夢殿をウットリと拝観したものです。

作品中の人物たち(実在の人でもありますが)が活躍したのはここなんだなー、と感じながら訪ね歩くのは本当に楽しいものでした。また明日香村はのどかな里山に遺跡や古墳が数多くあり、6・7世紀からあまり風景が変わっていないのではと思うほど、歴史物語の風情があったのです。

大満足の初旅に味をしめて、「行きたい」と思ったらすぐ飛んでいく20代を過ごしました。
旅の原点は「日出処の天子」の舞台、明日香です!

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