« 2010年8月 | メイン | 2010年10月 »

2010年9月 アーカイブ

2010年9月30日

ニッポンの嵐

ちょっと前から、データ部内で「入荷するとしたら図書館蔵書だよね・・・」と、話題になっていたあの本がやってきました。

「ニッポンの嵐」

その中身は、観光庁によると

「我が国を代表するアーティスト・グループである「嵐」のメンバーの方々が地域の魅力や地域社会の直面する課題などをテーマとして実際に全国各地でそれぞれ自ら体験したことを若い世代向けにわかりやすく紹介し当該体験を通じて得た思いを綴るなどして一冊にまとめた図書・・・」
国土交通省観光庁HPより)

というもの。

嵐は今年の春から「観光立国ナビゲーター」として、ボランティアで外国からの日本観光客誘致に働いているのだとか、現地のテレビCMにも出演したりしているようですよ。

国内では放送されませんものね。しりませんでした。

気になる図書の中身は、メンバーがそれぞれ「ものづくり」「福祉」「離島」「農業」「エンターテイメント」の題で各地に旅をし、土地の人の話を聞いたり、写真を撮ったり(撮られたり)するというもの。インタビューをメインに200ページ弱と、読む部分がかなりボリュームがあり、メンバーや各地の写真(食べ物なども!)もたくさん掲載されています。地域の魅力や問題についてちょっと読みものがほしい人にも、純粋に嵐ファンの人にも面白そうな本です。

この本は、全国の学校に寄贈されており、一般に販売はしていない(現状予定もない)らしいです。学校にいく用事のない人は、立ち読みすらできないということになりますね。

意外とミーハー(死語?)の多いデータ部員。休み時間に何人かで覗き込んで、あーだこーだと感想をのべあっておりました。

2010年9月29日

きょうのデータ部☆(9/29)

望月の仕事道具です。

p20100929.jpg

毎日、大活躍のメジャー。

名前が付いているところが、小学校の“お道具”っぽいですね。


※メジャーの使用方法はこちら

2010年9月28日

お菓子の中から・・

本日は「週刊新刊全点案内」1686号の発行日です。
掲載件数は1137件でした。

*こんな本がありました*

いきなりですがフェーヴってご存知ですか?


オンライン書店ビーケーワン:フェーヴ お菓子の中の小さな幸福


フランスで1月に人が集まったときに食べる伝統菓子に、ガレット・デ・ロワというのがあります。
そのお菓子を切り分けた中にフェーヴが入っていた人は、その日の王様になれるのだそうです。
お菓子に入っている当たりのようなもの、ですね。

フェーヴはフランス語でそら豆という意味で、昔は乾燥したそら豆や金貨が入っていたのだとか。
今のフェーヴはそら豆ほどの大きさの陶器です。
そのバリエーションはとても豊富で、キリスト生誕にまつわるもの、動物の形のもの、食器やワインの形をしたものなど、本当にかわいいものばかりです。
こんな素敵なものがお菓子から出てきて、しかも王様になれた日の思い出と化すなんて!

フェーヴの歴史やコレクターの紹介、ガレット・デ・ロワの種類などの情報も載っています。
フランスの奥深い食文化の一端を垣間見ました。

2010年9月27日

男の魅力?

もうそんなに経つのか、と思った今月のDVD。

SOUL RED松田優作」(10906667)
松田優作のドキュメンタリー映画を収録したものですが、生誕60年、没後20年を記念して作られているそうです。(製作は2009年)

松田優作といえばニヒルでカッコいい大人の男、というイメージですが、活躍時期に私はアクションものに興味の薄い小娘だったため、あまり作品は見ていません。でも、高校生の時に見た「ブラック・レイン」は大層面白かったなぁ。亡くなった時は、これから見たいと思ってたのに!と悔しく思ったのを覚えています。
最近は若いのにやけに雰囲気のある(と私は思う)息子さんたちをTVでよく見かけるので、却って身近な感じもします。
数々の名場面や秘蔵フォト、アンディ・ガルシア、浅野忠信、香川照之、仲村トオルら、芸能人やスタッフのインタビュー、また松田龍平、松田翔太が父を語る貴重な映像も収録されているそうです。


一方、こんなものもありました。
男のためのメイク法」(10906219)
男、の、ため、の、メイク法、です。
こんなものが販売される時代なのですね。
内容紹介文には「~簡単な眉のお手入れや、女性が気になる爪のお手入れ、少しのテクニックですっきり顔に変身するマッサージ方法などを紹介」などとあるのですが~。
そんなこと男性はしなくても!と思うようでは古いのでしょうか? 
外見へのコンプレックスは人それぞれ、深く思い悩むポイントは誰しも1つくらいあるものでしょう。それをなんとかしたいと思う気持ちは女性も男性も変わらないのでしょうが……。
ちょっと、びっくり、です。

2010年9月24日

MARCの番号っていつ付くの?~その1

月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」。いつもは完成されたMARCを使った検索や、入力項目のお話でした。今回は趣向を変えて、本にMARCNo.が付くまでのお話です。以前の企画記事「MARCができるまで」で少し触れた、「登録」について詳しく2回に分けてご紹介します。

<登録とは?>
 一言で言えば、本1冊につき1つの固有の番号(=TRC MARCNo.)をつけることです。同時に、データ部内の処理をスムーズにするためのICとのリンクも行っています。(ICタグ関係の記事もご参照ください)
 さてこの登録、作業に入るまでに、実にキビシイ関門が待ち受けています。

 簡単な流れはこんな感じです。
<関門その1>基準がたくさんあります!
    ↓
<関門その2>きみは本当にニューフェイス?
    ↓
やっと登録!!

以下、詳しくご説明しますね。

※ここでいう関門は、「週刊新刊全点案内」(以下、「新刊案内」)に掲載するMARCになるための関門です。非掲載と判定して、別の部署で登録されるものもあります。

続きを読む "MARCの番号っていつ付くの?~その1" »

2010年9月22日

きょうのデータ部☆(9/22)

今宵は中秋の名月、ということで、秋をさがしに教育の森公園まで行ってきました。


…しかし、外はまだまだ暑かったです。


p20100922-4.jpg


世間より、季節が先取り気味のデータ部内では、すでに紅葉の本や毛糸の本がたくさん来ています。


秋らしい風景を、心待ちにしているこのごろです。


2010年9月21日

「敬老の日」にちなんで

本日は「週刊新刊全点案内」1685号の発行日です。
掲載件数は1339件でした。


*こんな本がありました*
きのうは「敬老の日」でしたね。
そこで、1685号から、こんな本を選んでみました。

オンライン書店ビーケーワン:絵で見てわかるかみやすい飲み込みやすい食事のくふう

かむのが大変だとか、のみこみにくくなるとか、お年寄りの食事はなにかと大変になります。
それを、少しの工夫で安心して食べられるようにするポイントを紹介しています。「絵で見てわかる」とあるように、イラストが多く、字も大きいので読みやすい本でした。
うちの祖母も、よく「固くてかめない」とこぼすので、参考になればいいなあと思いました。

もう1件はこちら。

オンライン書店ビーケーワン:中原淳一の「女学生服装帖」
中原淳一の「女学生服装帖」
(少女の友コレクション)
中原 淳一

実業之日本社(2010.9)
発送可能時間

昭和12~15年発行の雑誌に掲載されたファッションページをまとめたもの。清楚なかわいらしさが、「女学生」という雰囲気で素敵です。
祖母がちょうど16、7才の頃、やはりこんなおしゃれにあこがれていたんでしょうか。
昔話は脳にもいいらしいので、今度、祖母の娘時代のおしゃれ話を聞きに行ってきたいです。

2010年9月17日

材料といえども~分類/件名のおはなし・16~

こんにちは、分類/件名 堀田です。

5月末に新刊目録から分類/件名へ所属が変わりました。
仕事が変わって図書の見方も随分と変わった印象があります。
 
新刊目録では図書の4情報源(標題紙・奥付・背・表紙)に、タイトル、責任表示、出版者、シリーズ名などの目録記述事項がどのように表示されているかという点を、特に気をつけてじっくりと見ます。
一方、分類/件名では情報源はさっと見て、目次、まえがき、あとがきなどから本の主題をつかんでいくといった感じです。
普段の生活では全くご縁のない専門書に当たると、目次やまえがきを見ても内容がつかみづらいこともありますから、そういうときはもう少し丁寧に図書の内容を見ていきます。
 
また分類/件名の仕事をするようになってから、件名にも本当にいろいろなものがあるなと改めて実感しています。
これまでに入力したもので最も衝撃的だったのは「インテリジェント材料」なるものです。


続きを読む "材料といえども~分類/件名のおはなし・16~" »

2010年9月16日

あの人?がパパになった

こんにちは、図書館蔵書 小松です。

図書館蔵書には意外と児童書もよく入荷します。というのも、児童書はロングセラーが多く、長く出版されている間に、シリーズ名の追加や表記の変更などで、新しいMARCが必要になるケースが多いからです。

時々、昔読んだ絵本が入荷して、読んだことを忘れていたのに、ふっと当時の記憶が蘇ってびっくりすることなどもあります。それとは反対に、私がリアルタイムで読んでいない児童書が入荷して、「こういう絵本がいまどきなのね」と面白く感じるときもあります。

最近、昔の記憶と今どきをミックスした、不思議なテイストの絵本が入荷しました。初版年はそれほど新しくないのですが、題材はウルトラマン、対象は今どきの幼児。読み聞かせ用の大判の絵本も出版している人気シリーズだそうです。

「おとうさんはウルトラマン」
みやにし たつや
円谷プロダクション
学研(1996.6)

あのウルトラマンがパパになったら、という趣向のこの絵本。コトンと太い線で描かれたウルトラマンはかわいらしいのに、円谷プロ監修と本格的です。正義の味方も、家に帰ると子煩悩なパパで、ママに弱かったり、子どもに甘かったり、親近感あふれる今どきのお父さんに描かれています。

今、MARCを作成しているのはウルトラセブン家。

「パパはウルトラセブン・ママだってウルトラセブン Thanks mama」
みやにし たつや
円谷プロダクション
学研(2001.5)

ウルトラセブンの上の子どもは女の子。パパのメロメロっぷりは、ウルトラマン以上です。

子どもには新しく、一緒に読む親御さんには懐かしく「うふふ」と思える本。
親の立場の方が共感できて面白そうですが、こういう趣向の絵本をよんで子供も楽しいのだったら、子どもって親が思うより、親を観察しているものなのでしょうね。

2010年9月15日

きょうのデータ部☆(9/15)

ここにあるのは、「カードチェック」の順番を待っている本です。
p20100915-1.jpg


こちらが「カード目録」の形式で打ち出されたリスト。
四角い枠ひとつひとつが1冊分のMARCです。
このリストと本を照らし合わせるチェックのことを、「カードチェック」と呼んでいます。
p20100915-2.jpg

2010年9月14日

カジュアルに着物を...

本日は「週刊新刊全点案内」1684号の発行日です。
掲載件数は1102件でした。

*こんな本がありました*


目録チェックをしていて目にとまったのはこちら。

「デニム着物の本 はじめよう!ふだん着物ライフ」

着物屋くるり著
河出書房新社(2010.9)

一瞬ジーンズが頭に浮かび、なんて重そうな着物...と思ってしまいましたが、改良を重ね、軽くて柔らかく、着心地抜群だそうです。洗濯機でも洗えます。
着物というとかしこまるイメージがありますが、デニムなら少々汚しても大丈夫そう?
個人的に着物には苦い思い出があり、一生着ることもないだろう...と思っていたのですが、デニム着物ならカジュアルに着こなせるかもしれません。

2010年9月13日

いろいろな分類法~ASのお仕事 その3~

はじめまして。AS・伊藤です。

ASという部署では、TRC MARCに累積しない「特別注文」のデータを作ったり、大学図書館のNACSIS-CAT登録代行を行っていることは以前ご紹介させていただきました。そんなASならではの仕事をひとつご紹介しましょう。

それは、「NDC以外の分類を付与すること」。

日本の公共図書館界では、日本十進分類法NDCがスタンダードとして確立されていると思いますが、古今東西に目を広げれば、実にさまざまな図書分類法があります。

大学では洋書などをデューイ十進分類法DDCなどで分類していることも多いですし、看護系の大学や学校ではNDC9版の492.9「看護学」について、日本看護協会看護学図書分類(いわゆる看護分類)を付与することもあります。また和漢古書のコレクションで、漢籍について四部分類を付与してくださいという依頼がある場合もあります。

新規に付与するわけではないですが、専門図書館で独自の観点で分類したものや、大先生が寄贈したコレクションで、大先生こだわりのユニークな分類をデータに入れてくれと頼まれることもあったりします。

ASでは部署内にすべての分類のエキスパートを備えている…わけではありませんが、経験者を中心に、さまざまなご要望に対応しています。

いずれ機会があれば、ASで作業した各種の分類法のいくつかについて、もう少し書いてみたいと思います。

2010年9月10日

わて楽団つくりましてん~架空の団体著者~

先日、こんな本が来ました。

オンライン書店ビーケーワン:ネコへの礼儀作法The MANYA〜 新☆感☆覚な猫の飼い方・育て方ガイド

編者の「猫に尽くし隊」は、内容を進行するにあたっての架空講師陣で、実在する団体ではありませんでした。
こんな場合も典拠ファイルは作成するんでしょうか?

以前、架空の著者名でも、図書に表示されていたら人名典拠ファイルを作成するということをお伝えしました。→前記事 1. 2 

上記は「個人」の例でしたが、実は団体名でも同じです。
架空の団体も、団体典拠ファイルになるのです。
と、いうわけで、「猫に尽くし隊」も無事典拠ファイル作成。

ところで、架空の個人・団体の著者は、実在する著者に比べ数は非常に少ないのですが、
今回は更にレアケースを。
「架空の人(キャラクター)」が「架空の団体を作った」というのはどうでしょう。

例えば、以前もご紹介した「くいだおれ太郎」。
彼が2年前、「くいだおれ太郎のつぶやき」という本を出すにあたって人名典拠ファイルを作成したのですが、このたび音楽バンドを結成したため、団体典拠ファイルも作ることになりました。
その名も「くいだおれ太郎楽団」。

続きを読む "わて楽団つくりましてん~架空の団体著者~" »

2010年9月 9日

身近な図書館蔵書

こんにちは、図書館蔵書 小松です。

今朝は、久々に涼しかったですね。
お天気でこうまで違うものか、改めてびっくりします。

さて、図書館蔵書では図書館からお預かりした本のMARCを作成しています。
内容も出版者も本当にいろいろなので、ちょっとやそっとでは驚かないのですが、意外と身近なものが入荷して、びっくりすることはあります。

たとえば、TRCが関係しているパンフレットなど。販売するものについては、新刊目録でMARCを作成しているのですが、パンフレット、リーフレットなどは図書館蔵書として対面する可能性大です。

TRCの出版物ではありませんが、最近、こんなものがありました。

201008261608000.jpg

小山永樹著「地方自治と公立図書館経営」
濱田幸夫著「地域の人々に役立つ公共図書館を目指して」
(いづれも、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科図書館流通センター図書館経営寄附講座 2009年刊)

筑波大学大学院の図書館経営管理コースの研究報告書です。

このコースは、新しい公共経営の感覚を身に着けた図書館経営管理担当者の養成を目指すもので、TRCの寄附講座になっています。毎年社内からも何人も受講しに通っています。

身近なところから生まれた報告書ですが、すでに図書館の蔵書となった状態での初対面。「仕事仲間と食事にいって話していたら、実は親戚であることが判明」という感じでしょうか。

そして、MARCの作成が終わり、また図書館蔵書から図書館へと返送される上記の2冊。いろいろな方に活用していただけるといいなぁ、と願いつつ送り出します。

2010年9月 8日

きょうのデータ部☆(9/8)

雨ですね。


p20100908.jpg


東京地方では、約一ヶ月ぶりの降雨なんだとか。


雨粒が傘にあたる音もなつかしい。


窮屈そうな傘立て。


p20100908-3.jpg

2010年9月 7日

どっちが表?~新設件名のお知らせ2010年8月分~

本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、
NDLSHから採用したものも含まれています。

8月は14件の件名を新設しました。
その中に「銅鏡」という件名があります。
銅鐸はすでにありましたが銅鏡は今回が新設、
今までなかったのがちょっと不思議な気もします。

銅鏡というと、初めて接したのは社会科の授業でしょうか。

小学校の授業で先生は、
銅鏡や銅鐸が実際どのように使われたかはわかりませんが
皆さんが大人になる頃には判明しているかもしれませんよ、
と話されていたように記憶しています。
あれから相当な年月がたっていますが、大きな進展はあったのでしょうか。
銅矛の隣に置いてあると、実は盾なのではと思ったり
(←あくまでも小学生だった頃の個人的な感想です)したこともありますが、
銅鏡に関しては今も祭祀道具説が有力なようです。

銅鏡は博物館などで展示される場合、
文様のある方を上にして置いてあることが多いですよね。
青銅器は脆いので立てかけて展示してもらえないのが残念です。
鏡の方の面ってどうなっているんだろう、といつも気になります。
しかも本来ならこちらが表になるはずなのになぁ…。
そういえば銅鏡の表裏って実はどっちが表なのでしょう。
古代人に直接訊ける機会があると良いのですが。

亀とコイン

本日は「週刊新刊全点案内」1683号の発行日です。
掲載件数は1265件でした。
9月の表紙はこんなイラストです。
p20100907.jpg
月にススキ。秋の風情と言った感じですが、ありもしない団子が見えてしまったり…「食欲の秋」到来ですね。

*こんな本がありました*

今週は装丁がとても印象に残った本をご紹介します。

まずはこちら。

オンライン書店ビーケーワン:ガラパゴスでいいじゃない 人生2割がちょうどいい Part2

画像ではわからなくなってしまっていますが、カバーに細かく爬虫類の皮膚のような凹凸加工がしてあります。
タイトルも「ガラパゴスでいいじゃない」。微妙な灰色、亀の影とあいまって、なにやらガラパゴスゾウガメに「いいじゃない」といわれているような和やかな気分になれました。

もうひとつは文庫本です。

オンライン書店ビーケーワン:ローマ人の物語 38 キリストの勝利 上

今回来たのは、38~40巻の3冊。この「ローマ人の物語」文庫版は、表紙だけでなく背・裏表紙も含めてコーディネートされている上に、著者の塩野氏が選んだ、各巻を象徴する当時のコインの写真が表紙中央に配された、とても優美なデザインです。
読了後に表紙のコインをあらためて眺めるとローマ帝国の興亡までもが伝わってくるような気がします。

こういうお洒落な本は、上手く配置したらインテリアにもなりそうですね。

2010年9月 6日

ユートピアの岸へ

ちょうど1年前になりますが、上演時間が10時間にも及ぶ舞台を観ました。
その戯曲本がこれです。

トム・ストッパード 1 コースト・オブ・ユートピア
(ハヤカワ演劇文庫)

トム・ストッパード
広田 敦郎

早川書房(2010.1)

続きを読む "ユートピアの岸へ" »

2010年9月 3日

全集の全巻数が知りたい

~~MARCで探そうQ&A 第9回~~

MARCで探そうQ&A、今回の質問はこちらです。

Q:
先日刊行がスタートした全集の、購入を検討しています。
全部揃えるとしたら何巻になるか、MARCから分かりますか?


A:
MARCの中の項目、「配本回数」をご利用ください。


例えば、先日刊行されました「シリーズわくわく図書館」の
配本回数をみると、

「全5巻1配」
とあります。

「ハイエク全集 2・10」をみると

「第2期全10別1巻6配」
とあります。


この「全○巻」より、全何巻で刊行が予定されているのかがわかります。
 


これらの全巻数は、図書や、同梱されているチラシ等に
記載がある場合のみ入力しています。
全巻数が不明な場合には、
刊行された順に「1配」「2配」と入力しています。
 

配本回数は、「週刊新刊全点案内」の右側の欄に表示しています。
 

100903.JPG


出版社の事情により、一度決まった全巻数が変更になることもあります。
全巻数はあくまで、その図書が刊行された時点での予定として
参考にしていただけましたらと思います。

2010年9月 2日

赤のボールペン所感

こんにちは、図書館蔵書 小松です。

先日、MARCのゲラに赤をいれていたら、急にボールペンが出なくなりました。
インクを使いきったのです。

実はわたくし、就職するまでボールペンのインクを使いきる機会なんてありませんでした。
学生時代はシャーペンにばかりお世話になっていました。たまさか使うボールペンもインクがなくなるほど書くこともなかったと思いますし、だいたい使ってる途中で乾いて書けなくなってしまったりするのですよね。

入社してからは、ボールペンもよく使いますし、毎日自分のデスクの一本を使っているので、インクを使いきって、芯を入れ替える機会が多くなりました。

赤のボールペンはデータ部員にとって、PCと並んでなくてはならないものです。使いきった芯も、なんとなく捨てがたく、あるとき思いついて取っておくことにしました。

綺麗に最後までなくなったボールペンの芯を、今までのものと一緒にします。

201009021204000.JPG

ちなみに、この赤のボールペン。
キャップをどこかにやってしまったままですが、毎日使っているせいか乾くこともなく書けています。
小さなボールペン一本のことですが、日々継続の成果(?)です。

2010年9月 1日

きょうのデータ部☆(9/1)

「週刊新刊全点案内」校正用のゲラです。


p20100901.jpg


これから、赤ペン片手に校正です。

よくよく目を凝らして、まちがいがないかさがします。

2024年8月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク