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2019年1月 アーカイブ

2019年1月15日

世界のあやとり

本日は「週刊新刊全点案内」2094号の発行日です。
掲載件数は1007件でした。

*こんな本がありました*
1月もあっという間に半分が終わりそうです。
寒い日が続きますが、こんな季節に家の中や教室の中でできる遊びに「あやとり」があります。
「橋」とか「かえる」とか「ぱったんほうき」とか、いろいろ教わっては妹と飽きずにやっていた思い出。
なんとなく、日本伝統の遊びというイメージがありましたが、世界にもさまざまな「あやとり」の形があるようです。

南北アメリカのあやとり 先住民の文化と生活から生まれたかたち
(世界の伝承あやとり)

野口とも(著)
誠文堂新光社(2019.1)

オセアニアのあやとり あやとりの宝庫で見つけた傑作選 1
(世界の伝承あやとり)

野口とも(著)
誠文堂新光社(2019.1)

オセアニアのあやとり あやとりの宝庫で見つけた傑作選 2
(世界の伝承あやとり)

野口とも(著)
誠文堂新光社(2019.1)

一部、取り方の詳細イラストも付いているとのこと。異なる文化の「あやとり」を知るだけでなく、実際にやって遊べるのもいいですね!


2019年1月11日

亥年のひと ~典拠のはなし~

2019年があけまして 早や10日が過ぎました。
毎月第1金曜は 典拠のはなし、
今年も個人名や団体名について様々な角度からお話しさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。


この年末年始、
TV番組や雑誌中吊り広告などで多く使われたフレーズ
「平成最後の○○」。
いよいよ改元が迫ってまいりました。

平成最後の年は亥年。

今年を除くと 平成の亥年は平成7年、平成19年の2回。
では 昭和の亥年は というと
昭和10年、22年、34年、46年、58年の5回。
大正は1回だけ、大正12年。 
もうひとつ遡って明治は明治8年、20年、32年、44年の4回。


個人名典拠ファイルには
同名異人が出現した際に区別できるように
その人の生没年などの情報を入力しています。→関連記事はこちら


生没年を入力する際には 西暦で入力するのがお約束。
ですが、図書にある著者紹介には 生没年が和暦で書かれていることが多いのです。


そこで典拠のチームに配属されたメンバーが身につける技、
それは 和暦を瞬時に西暦にする計算法。


明治は 67

大正は 11

昭和は 25

平成は 88

これを和暦に足しますと 西暦になります。


例えば 
惜しくも昨年、平成30年に亡くなられた星野仙一さん。


「闘将」と呼ばれた星野さん、生まれたのはイメージ通り
(と言ったら叱られそうでしょうか)
亥年である昭和22年です。

生年は 22+25 で 1947年。
没年は 30+88 で 2018年。


個人名典拠ファイルにはこのように入力しています。

統一形(漢字形)   星野/仙一
統一形(カタカナ形) ホシノ,センイチ
参考生没年     1947~2018


先に記した各時代の亥年が西暦何年にあたるのかも 
この計算式を使えば お手のもの。


明治の亥年 明治44年生まれの芸術家 岡本太郎さん
大正の亥年 大正12年生まれの作家 司馬遼太郎さん
平成の亥年 平成7年生まれの女優 土屋太鳳さん


これらのみなさんの生年が 
西暦何年かも すぐに換算できます。
お試しください。


新しい元号は 4月1日に発表されるとのこと。
改元を迎える準備の一つとして 
新たな計算式を追加しなくては。

2019年1月10日

今、ここ 体験

  「平日半額ってことは、土、日、祝日は倍額ってことだよな......。
  ぼくは、ハンバーガーショップの入り口につけられた「平日半額!」ののぼりを見て思った。」
   (『都会のトム&ソーヤ 1』はやみねかおる著 講談社 2003年刊)


唐突な引用、失礼いたしました。1月の雑記、テーマは「本の書き出し」。年の始めと本の始めをかけて...ということです。
私にとって思い出深い書き出しが、冒頭にあげた一節です。

これを読んだ時、「主人公は、"今、この世界"にいるんだ!」と強烈な印象を受けたことを覚えています。
どういうこと?という方が多いかもしれないので少し補足説明をさせていただきますと、この図書の刊行年は2003年。
覚えていらっしゃらないかもしれませんが(あるいは「そんな時代知らない」という方もいらっしゃるかもしれませんが)、その少し前に、某ハンバーガーショップが現実にやっていて大きな話題になっていたのです、「平日半額」キャンペーン。

小・中学生だった頃の私が読んでいた本といえば、ファンタジーや世界の名作系、または、刊行からある程度時間が経っているものがほとんどで、その舞台は、別の世界や海外、ちょっと前の日本など、常に現実とは一定の距離があるものでした。
そんな時、この図書に出会い「現実社会とリンクした舞台設定」というものに衝撃を受けたのです。

おそらく今の小・中学生は、この書き出しに"今、この世界"という印象は受けないでしょう。百年後に復刊されたら「2000年頃、このようなセールをしている店が実際にあった」という注が入るかもしれません。
発売日を心待ちにしてシリーズを追うことを最近はしなくなってしまいましたが、こういう同時代感覚は新刊図書を手に取らないと味わえないものですね。

ちなみに、こちらの書き出しが思い出深い理由はもう一つありまして。
当時、すでに同じ作家さんのシリーズを二つ並行して読んでいたので、おこづかいと本棚の都合上、このシリーズが創刊されたと知った時も、手を出さないつもりでいたのです。
「買わないぞ!」と強く思っていたにも関わらず、最初の数ページを読んだところで、これは"今"読むべき本だ!と購入を決断。結果、私の本棚には同じ名前がずらりと並ぶことになったのでした。

書き出しってやっぱり大事ですね。

都会(まち)のトム&ソーヤ
(YA!entertainment)

はやみねかおる(著)
講談社
(2003.10)

2019年1月 9日

きょうのデータ部☆(1/9)

2Fテラスから一枚。
今日もよく晴れて、雲ひとつありません。
p20190109.jpeg

2019年1月 8日

初笑いとともに、昔のことを思い返す

本日は「週刊新刊全店案内」2093号の発行日です。
掲載件数は860件でした。
今月の表紙はこちら。
p20190108.jpg
鏡餅を1つ
それだけで、家の中はすっかりお正月らしく!気持ちも引き締まります!!
出来れば、プラスチックでなく
本物の丸餅で、
その後鏡開きで、お汁粉にして楽しみたい!
子供の頃、カッピカピに乾いた丸餅を、金槌で割った事を思い出します。
(Juriさん)

*こんな本がありました*

年末年始、いかがお過ごしでしたでしょうか。

お正月にはテレビで演芸の特別番組がたくさん放送されるので、お笑い好きな自分にとっては嬉しい限りです。
ただ今年は帰省でばたばたしていて、あまり見られなかったのですが......。
関西に住んでいた学生時代には、夜更かししてたくさんのお笑い番組を見、様々な芸人のネタに大いに笑ったものでした。

そういえば、あの頃テレビで見ていた芸人さんたちは、今どうしているんだろう......

一発屋芸人の不本意な日常

山田ルイ53世(文)
朝日新聞出版(2019.1)

お笑いコンビ髭男爵のツッコミであり、「一発屋芸人列伝」では本屋大賞にノミネートされた山田ルイ53世さんのエッセイ第2弾です。
全盛期にはどのチャンネルでもネタを見かけるけれど、次第に姿を見なくなり、ついには「消えた」と言われてしまう一発屋芸人。しかし彼らは「消える」わけではなく、テレビで見かけなくなったあとも存在していて、様々なことを感じ、考えているようです。

2019年1月 7日

知らない食材、と思ったら日本には平安時代からあるんだって ~新設件名のお知らせ2018年12月分~

あけましておめでとうございます。本日より、2019年のデータ部ログを再開したいと思います。本年もデータ部ログをよろしくお願いします。

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2018年12月は7件の件名を新設しました。そのひとつに「ういきょう」があります。

ういきょうって何?!(私の知らないものだ...。)
漢字で茴香と書くそうです。(読めやしない。)
別名はフェンネル。(まだ私は???です...。)

セリ科の多年草で、葉の部分は「魚のハーブ」と呼ばれるほど魚料理と相性がいいそうです。また、白い茎の部分は「フィノッキオ」と呼ばれ、イタリアではおなじみの野菜だそう。私には全くなじみのない食材でしたが、某有名コミュニティ料理レシピサイトには、1000を超すレシピが投稿されていました。

魚のハーブ、と聞いて私が思い浮かべたのがディル。スモークサーモンにのっていそうな、アレです。ディルとフェンネルは見た目もかなり似ているし、使われ方もほとんど一緒、だけど全くの別物だそうです。(ディルはセリ科の一年草なんですって。)

ところで、今回「ういきょう」の件名を新設するきっかけになったのは、この本。


フェンネル トウ立ちを防いで大球をとるコツ
(小さい農業で稼ぐ)

川合貴雄(著) 藤原 稔司(著)
農山漁村文化協会(2018.12)


タイトルでも「フェンネル」と言っているのに、なぜ別名の「ういきょう」が件名標目として採用されたのでしょうか。それは、根拠としている参考資料、「広辞苑(第7版)」での「ういきょう」と「フェンネル」の扱われ方に依ります。「フェンネル」の項を見てみると、その解説文は「茴香(ういきょう)に同じ。」だけ。「ういきょう」の項を見ると、そちらに詳細な説明が書いてありました。このような場合、TRCでは詳細な説明が付されている方を優勢な形、と判断して件名標目を決定しています。
件名標目とはならなかった別名の「フェンネル」は参照形として作成していますので、件名典拠ファイルを経由した検索を行えば、「フェンネル」で検索してもきちんと「ういきょう」の本にたどり着く仕組みになっています。

せっかく今回いろいろ知ったういきょう、フェンネル。いつかお店で見かけたら買って、お料理に使ってみようかな。


※尚、今年より掲載基準を変更し、これまで「新設件名のお知らせ」に掲載していなかった動物名、植物名などを掲載することになりました。

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