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2020年11月 アーカイブ

2020年11月30日

中小企業支援~新設件名のお知らせ2020年11月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2020年11月の新設は1件で、「中小企業成長促進法」でした。

「中小企業の廃業を防ぐとともに、中小企業が積極的に事業展開を行い、成長できる環境を整備するために、経営者保証の解除支援、みなし中小企業者特例、海外展開支援、計画制度の整理など、必要な措置を講ずるもの」(経済産業省HPニュースリリースより)とのこと。
中小企業の企業数が減少する状況下、中小企業の円滑な事業承継と事業の発展を支援する法律です。

さて、中小企業の事業承継に関する法律名は前にもあったような...と思い、調べてみました。ためしに、TOOLiの典拠検索で「中小企業」の語が含まれる典拠種別「法律名」の件名標目を検索したところ、今回のものを含め16件がヒット。結構多いですね。私が気になっていたものもありました。平成20年に成立した「中小企業経営承継円滑化法」です。

検索結果の一覧を見ると、名前だけ見ているためもありますが似たものが多いです。
「中小企業挑戦支援法」と「中小企業創造活動促進法」と「中小企業新事業活動促進法」、また、「中小企業経営革新支援法」と「中小企業等経営強化法」など...。間違えないようにしなくては。

似たようなものが多いのは細かく手当てがされている(そしてそれを扱った図書も出ている)ということでしょうか。仕組みがうまく回るといいと思います。

2020年11月26日

ぞろ目の分類

今月の雑記のテーマは「ぞろ目」です。
さて最終回。困りました、エピソードが見当たらない。
誕生日はぞろ目じゃないし
出席番号もぞろ目じゃなかったと思うし(もはや覚えていない)
名前は数字変換すらできないし
困ったなぁ...

机の上を見渡すと、数字の羅列した良いものがありました。
その名はNDC(日本十進分類法)。


そんな訳でNDC10版本表に載っている、ぞろ目の分類をご紹介。

000 総記
111 形而上学.存在論
222 中国 
 222.22 浙江省[浙] 
333 経済政策.国際経済 
 333.3 戦争経済:戦時経済,賠償,戦債 
444 太陽.太陽物理学
 444.4 太陽表面.光球.太陽黒点.太陽周縁 
555 船舶修理.保守 
 555.5 船食虫 
666 水産増殖.養殖業
 666.6 魚類増殖[養魚] 
777 人形劇 
999 国際語[人工語]による文学


ぞろ目で分類を並べてみたことはなかったので
なんだか変な感じです。

ちなみに8類は本表を見て頂ければわかりますが、
880 ロシア語 の次は
889 その他のスラブ諸語 なので
決して書き忘れた訳ではないのです。

2020年11月25日

データ部ワーク動画のごあんない【第22回図書館総合展】

図書館総合展特集、第4回です!

さて、今回ご紹介するのはデータ部で作成したこちらの動画群。
【よくわかるTRC MARC】


TRC MARCのしくみや便利な機能、使い方のコツを動画で解説しています。ゆるふわなイラストがなんともカワイイ!
以下、内容を少しだけご紹介します。気になった方は、ぜひ動画をご覧ください!


典拠のしくみと活用法がイラストでわかったり......
図2.png


目的にあうガイドブックの探し方が見つかったり......
図3.png

ワーク動画「ゆるふわレファレンス」シリーズは、どれも1~2分ほどの短い動画です。
ちょっとした空き時間に、または息抜きとして、ご覧になってみてください。


総合展の会期も残すはあと5日。ご希望のイベントやブースは回れましたでしょうか?
もちろん、これから行われるイベントもまだまだたくさん!

そして、データ部ログでの図書館総合展特集(2020年度)は今回が最終回となります。
お読みいただいたみなさま、お付き合いありがとうございました!

2020年11月27日

クリスマスをさがして~MARCや検索の話~

11月も終盤ですね。
データ部ではだいぶ前からクリスマス関連の本を見かけていたのですが、街でもクリスマスの雰囲気を感じるようになりました。
そこで今回はクリスマスにまつわる絵本をいくつかご紹介します。


「サンタクロースとあったよる」
クレメント・クラーク・ムーア(詩)ホリー・ホビー(絵)二宮由紀子(訳)
BL出版(2014.11)
「しずかなしずかなクリスマス・イヴのひみつ」
クレメント・クラーク・ムーア(詩)アンジェラ・バレット(絵)石井睦美(訳)
BL出版(2012.10)
「クリスマスのまえのよる」
(主婦の友はじめてブック おはなしシリーズ)
クレメント・C.ムーア(詩)ロジャー・デュボアザン(絵)こみやゆう(訳)
主婦の友社(2011.11)


実はこの3冊にはある共通点が。
原タイトルがすべて同じ「The night before Christmas」なのです。
これらはクレメント・クラーク・ムーアの詩を絵本にしたもので、
タイトルのバリエーションは他にもあります。

「聖ニコラスがやってくる!」
クレメント・C.ムーア(文)ロバート・イングペン(絵)柳瀬尚紀(訳)
西村書店(2011.11)
「クリスマスのまえのばん」
クレメント・クラーク・ムーア(詩)リスベート・ツヴェルガー(絵)江國香織(訳)
BL出版(2006.10)
「ナイト・ビフォー・クリスマス」
(とびだししかけえほん)
ロバート・サブダ(さく)クレメント・ムーア(し)きたむらまさお(やく)
大日本絵画(2003)


このような本を一気に検索するには原タイトルが便利です。
さらに精度を上げたいときには原著者との掛け合わせ検索もお試しください。
原著者って...クレメント・クラーク・ムーア?クレメント・C.ムーア??クレメント・ムーア???と思われた方は、こちらの記事をご覧ください。

2020年11月24日

新しく見つける不思議な世界

本日は「週刊新刊全点案内」2186号の発行日です。
掲載件数は1102件でした。

*こんな本がありました*

かるいお姫さま
ジョージ・マクドナルド(著),モーリス・センダック(著),脇明子(訳)
岩波書店(2020.11)
金の鍵
ジョージ・マクドナルド(著),モーリス・センダック(著),脇明子(訳)
岩波書店(2020.11)

児童文学におけるファンタジーは今も昔も子どもたちに人気のジャンルだと思います。
大人になった後でも、ふとしたきっかけでいつか読んだ不思議な世界を思い出したり、ワクワクが心によみがえってきたりすることもあるのではないでしょうか。
上の二冊は、ルイス・キャロルと同時代に生きた児童文学作家であるジョージ・マクドナルドが書いた作品。彼はファンタジーの礎を築いた人物とも言われています。
「ナルニアこくものがたり」のC・S・ルイスや「指輪物語」のトールキンも彼の影響を大きく受けました。
ファンタジーが好きな方の中には、ご存じの方もいるのではないでしょうか?
私は彼の名前を知ったのもつい最近で、これほど大きな影響をもたらした人がいたのかと驚きながらも、今になって出会えた新しいファンタジーの世界がとても気になっています。

「かるいお姫さま」はいじわるな魔女に頭の中身も体も吹けば飛ぶほど軽くされてしまった王女のお話、「金の鍵」は金の鍵を見つけた少年と妖精の国に迷い込んだ少女の冒険譚。どこか懐かしくも心を浮き立たせるような物語です。細密で美しいさし絵も相まって、惹かれるものがあります。
ファンタジー児童文学が世に出始めた時代の子供たちも、こういった物語を読んで思い出にしたのでしょうか。

この二作品は児童書になっていますが、大人でも楽しく読めそうな作品だと感じました。
たまには童心に帰って久しぶりに不思議な世界に浸かるのも良いかもしれません。

2020年11月20日

ながいながい分類記号の話~分類・件名のおはなし・106~

みなさんがよく目にする分類記号は、図書館の本の背ラベルに貼ってある3桁から5桁くらいのものかと思います。でも、NDCにしたがって分類記号を付与すると、理論上はとても長~い分類記号になるような主題があるのです。

その代表的なものが、319から始まる「外交.国際問題」の分類です。この分類には、「2国間の外交関係は、地理区分のうえゼロを付け、相手国によって地理区分」という注記がついています。NDCの一般補助表にある地理区分では、それぞれの国が示されています。日本は1、アジア全体は2、アジアの一国である中国は22、アメリカ合衆国は53...というように。いろいろな国の地理区分を眺めていると、3桁や4桁の数字が割り振られている国が多くあることに気がつきます。1つだけ、5桁の数字が割り振られている国がありました。39311という地理区分のコソボです。お隣...というかかつてコソボが属していたセルビアの地理区分は3931になっています。仮に、コソボとセルビアの対外関係を記した本があったとして、それに分類記号を付与することになったら、319の後ろにまずコソボの地理区分、0をつけてその後ろにセルビアの地理区分、ですので、319.3931103931という実に13桁の分類記号が振られることになるのです。

実際にはここまで長い分類記号を付与することはまずないですが、319.2962038や319.3460274くらいだったら付与されたMARCを見つけることができると思います。NDCを片手に、分類記号だけを見てどこの国とどこの国の関係の本か、なんて謎解きするのも楽しいかもしれませんね!

2020年11月19日

33

今月の雑記のテーマは11月にちなんで「ぞろ目」です。

ズバリ、私の下の名前は「ぞろ目」です。
数字を当てると「33」で表せるからです。

なので、子どもの頃から「33」には親近感があり、生活の中でふと「33」に遭遇するとつい反応してしまう自分がいます。

「33分」「33巻」「33番地」「33号棟」etc.
先週の記事「3年3組33番」は読んでいてこちらまで嬉しい気持ちになりました^^

国道「33号線」をマイカーで走れた時には感動しましたし、
MARC作成中にも「~33のメソッド」「~レシピ33」などのタイトルの本を目にするとちょっと読んでみようかなという気になります。

3月3日のひなまつりは毎年自分のためのイベントだと思っているくらいです(笑)
来年は「令和3年3月3日」と「3」が3つ並ぶので、さらに縁起が良さそうですね。

極めつけはあと数年で迎えることになる「33歳」...!
誕生日にワクワクできる歳はとうに過ぎましたが、「33歳」だけはきっと特別。有意義な1年にしたいものです。

ところで私には4歳上の姉がいるのですが、姉の名前は数字を当てると「37」で表すことができるのです。
...そうです。私が「33歳」の時、姉は「37歳」になる訳です!
その年の誕生日は姉妹2人で盛大にお祝いをしたいと思います(笑)

2020年11月18日

バーチャル図書館やってます!【第22回図書館総合展】

図書館総合展特集の第3回です。
皆さま、もう見てくれましたか?
総合展で、バーチャル図書館やってます!

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未だ終息の見えないコロナウィルス(COVID-19)の流行によりデジタル化の流れが加速した感がありますが、TRCでも時代の変化に対応すべく、様々なことを考えております。
その1つが、このバーチャル図書館です。

昨今、インターネット上の仮想空間を使ったイベント、サービスなどが次々と出てきているような状況ですが、図書館も無縁でいられるとは限りません。
コロナ禍で電子書籍の導入が全国的に大きく進みましたが、やがてはこんな仮想空間上で様々なサービスを提供する図書館が現れる日が来るかも???

TRCでは、『リアルとバーチャルの両立』がこれからの図書館が目指す姿のひとつと考え、リアル図書館のサービス向上を図るとともに、バーチャル図書館の開発を進めていきます。
ご興味のある方、ご意見のある方、ぜひご連絡ください。

なお今回図書館総合展にあわせて開発したものは、デモンストレーション版です。

(1)ギャラリー: キュレーションされた電子書籍を閲覧
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(2)資料館: 日本各地の図書館、博物館、美術館、資料館の資料を展示
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(3)オンラインイベント: TRC主催のフォーラムやセミナーの紹介
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(4)オンライン視察: 日本各地の図書館を紹介
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の4つのエリアからなり、(3)や(4)については今後もコンテンツを充実させます。
今月末には、(3)内でバーチャル図書館を出展するに至った経緯や、これからの考えなども配信する予定です。

皆さま、お楽しみに!


▼TRCバーチャル図書館
https://www.vrlib-trc.jp/

▼TRC バーチャル図書館Twitter
https://twitter.com/TRC_vrlib

▼TRC Facebook
https://www.facebook.com/trc.event.co.jp/

▼TRC動画チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCi9AnHckr-sfBAOoXi-jDHQ

▼TRC広報 ZENが行く! 全国の図書館
https://www.youtube.com/channel/UCwknSRxGl1uuBeEeTsXmA-A
 
 
【AS 石間】

2020年11月17日

放射状のナニカ

本日は「週刊新刊全点案内」2185号の発行日です。
掲載件数は1063件件でした。

*こんな本がありました*
「世界のクモ 分類と自然史からみたクモ学入門」
ノーマン・I.プラトニック(編著)
グラフィック社(2020.11)

みなさんは放射状と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
私が思い浮かべるのは「クモ(!)」です。

海沿いの田舎に生まれ育った私にとって、彼らはとても身近ながら苦手なものでした。

家の中でピョンピョン飛び跳ねる小さなクモ。
庭木に巣を貼っている黄色と黒のジョロウグモ。
時々みかける手のひらほどある茶色いアシダカグモ。

巣にひっかかったり、真夜中に鉢合わせして悲鳴をあげたり、靴下の中から出てきたり...

苦手なところは多々ありますが、特に苦手なポイントは彼らが「放射状」であること。
その細長い脚の存在感! 全方向にスタンバイOKといわんばかりの形!

益虫だから怖がらなくていいといわれても、直視すらできません。

ご紹介している本は、表紙がすでに衝撃的です。
脚が長くほっそりしたクモから、ぬいぐるみのようにフカフカの毛の生えたクモまで沢山並んでいます。好きな人にはたまらないのだろうなと思いながらめくっていけば、もちろん写真満載。

怖い物見たさでしたが、意外に拒否感なしに見ることができました。
のみならず、ハシリグモが卵嚢を抱いている様子や、花のようにきれいな色のクモにはちょっといいかもと思ってしまいました。

私と同じようにクモを直視できない方には、ぜひ見ていただきたい1冊です。

そしてこの号のもう一つの印象的な「放射状」はこちら。

「日本に現れたオーロラの謎 時空を超えて読み解く「赤気」の記録」
(DOJIN選書)
片岡龍峰(著)
化学同人(2020.11)

藤原定家が明月記に「赤気」という天文現象を記録しており、従来「オーロラ」ではないかという仮説が立てられていたそうです。江戸時代の「星解」にも1770年に観測された赤気の絵があり、それは放射状(扇形)だったのだとか。

日本でも北海道や新潟では部分的にオーロラが観測できるそうですが、オーロラといえば、カーテンや帯のような形を想像しませんか?はたして、赤気はオーロラなのか、そして、それはなぜ放射状に描かれていたのか?

宇宙空間物理学者による、事前の知識がなくても読みやすい日本オーロラ史です。

2020年11月16日

ADEAC秋の公開情報 番外編

AS(学術情報ソリューション)の入江です。
今回はADEACの新規公開情報...ではなく、図書館総合展2020で紹介されているADEAC掲載コンテンツと、ADEACが主催したフォーラムについてお知らせします。

《バーチャル図書館で楽しむADEACコンテンツ》
図書館流通センターのオンラインブースで公開しているバーチャル図書館(β版)上で、ADEACに搭載されている資料が「資料館」のコンテンツとして展示されています。
リアルな展示施設を見て回るようにバーチャル空間を探索して、気になった資料は拡大してご覧いただけます。
マウスや指でぐりぐり動かせる3D画像や解説画面とリンクした鳥瞰図など、見て・触って楽しめるコンテンツが目白押しです!

《ADEACフォーラム「デジタル・アーキビストが活躍するポストコロナ時代の図書館~本格的デジタル化社会の到来を見据えて~」》

TRC-ADEAC主催の図書館総合展フォーラムが11月5日 (木)にオンライン開催されました。
今回は日本デジタル・アーキビスト資格認定機構と共催して、同機構の井上 透先生、坂井 知志先生をコーディネーターとしてお招きしました。
デジタル化が急速に進むポストコロナ時代の中で、図書館にどのようなあり方が求められているのか、山口県下松市立図書館の長弘館長、三重県伊賀市上野図書館の中岡館長、千葉県大網白里市教育委員会生涯学習課の武田主任主事にご登壇いただき、各市での地域史料デジタルアーカイブ化の取り組み事例を紹介していただきました。

文化施設が封鎖されるような状況でも情報発信を続けて「学びを止めない」ことなど、地域における情報発信の拠点としての図書館・デジタルアーカイブのあり方を考える上で大事なキーワードがたくさん登場しました。
当日の動画がYoutubeで公開されていますので、お時間のある時に是非ご覧ください。

2020年11月13日

あなたはだれでしょう

典拠といえば主に著者のファイルを作成しているチーム。
なのですが、すべての著作に必ずしも著者がいるわけではありません。
いやいや、世に本という形で出版されているのだから、絶対いるでしょう。
仰る通りではあるのですが、作品の著者が定かではない、特定できない、というケースがあります。主に古い時代の作品がこのケースにあたります。
新たな装丁で、本という形になって刊行される過程での編集者や監修者、訳者、そのほか諸々のひとの手に渡る以前。その著作の原作者は何者なのか?

夏頃、こんな本が刊行されました。
アレクサンドロス大王物語
筑摩書房(2020.8)

タイトルの通り、マケドニアの王、アレクサンドロス大王について書かれた古典の大作です。
「集英社世界文学大事典」によると、アレクサンドロス大王物語は「中世フランスの古代物語の一つ。12世紀以降,何人もの作者によって書き継がれ,書き換えられて発展した」とあります。上記の図書の著者表記には「伝カリステネス 著」とありました。
紀元前4世紀に生きたアレクサンドロス3世について、紀元前200年頃カリステネスの史書に発する伝承をもとにして中世、様々に書き改められたようです。

伝、すなわち「一説によれば」「伝え聞くところによると」と名が書かれている場合もあれば堂々と「作者不詳」と書かれている場合もあります。
こういった著者が定かではないケースでは、MARCの責任表示には採用はせずに、名が書かれていても典拠ファイルを作成しないことがあります。
上記の図書もMARCの責任表示の著者に「カリステネス」を採用しませんでした。
かわりに責任表示に関する注記として記録をしています。
 タイトル:アレクサンドロス大王物語
 責任表示:橋本/隆夫//訳
 著者注記:責任表示:伝カリステネス著

作者不明といえば竹取物語や平家物語がまず浮かびますね。
文学に限らずですが、そんな作品を何百年と時を経た現代でも目にすることができるということは、本当に素晴らしいですね。

2020年11月11日

MARCってどうやってつくられているの?【第22回図書館総合展】

図書館総合展特集の第2回です。
コアタイムは過ぎましたが、ますますの盛り上がりをみせております!


さて、今回ご紹介するのはこちらの動画 ↓
【MARCがほしい本のおはなし:TRCMARCができるまで】


MARCがほしい!という産まれたばかりの本、「ほんくん」がこの物語の主人公。
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案内役のおねえさんとともに、MARC完成を目指しながら各工程を巡っていくストーリーとなっております。
ちらっと中をお見せすると......
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んんっ?健康診断???
さてさて、一体どういうシーンなのでしょうか。


なんとこちら、アニメーション!
かわいらしく動く!しゃべる!!MARCのことがわかっちゃう!!!
 
声優・有岡みなみさんの素敵なお声とともに、ゆるっとやわらかいテイストで綴られるこちらの動画。
ひろく図書館に興味をもっている方々のお役に立てるよう、やわらかなテイストのものを目指しました。
是非是非、TRCMARCの裏側にあるデータ部業務を覗いていただけたら嬉しいです。

2020年11月10日

登山で備える

本日は「週刊新刊全点案内」2184号の発行日です。
掲載件数は856件でした。

*こんな本がありました*
「登山式DE防災習慣 もしも...に慌てない」
鈴木みき(著)
講談社(2020.11)

電気、ガス、水道が出ない。お風呂はおろかトイレも使えない。「これって山と同じ状況」と言う、登山歴22年の著者によるお役立ちコミックエッセイです。

「登山は知らず知らずに防災訓練しているようなものなのです。」

言われてみれば、なるほど...!
登山の「衣食住」に加えて、山を歩くのに必要な「歩」の装備には、避難所生活にも、在宅避難にも有用なものがたくさん。
掲載の「テント泊&持ち出し装備リスト」を片手に我が家の備えを確認してみました。登山どころかキャンプもしないので当然かもしれませんが、「あったら便利」となっているものがか結構みあたらず。というか、あったら便利、というよりこれは、あるとないのとでは大違いなものなのでは...。色々と欲しくなってきてしまいましたが、普段から使い慣れていないと宝のもちぐされになりそうです。
登山、あるいはキャンプをはじめてみるべき?

さて、ついつい装備に目がいってしまいますが、登山を続けることで身につく、危険を予測し、備え、事に際してどのような行動をとるべきかを判断する力こそが、災害にあったときに最も有用なのだろうと思います。ハザードマップや、警報・注意報などの情報をもとに、どのタイミングで、どこに避難するのかを決断しなければならないのは自分自身。
登山で磨かれる「自助」の力は防災の強い味方ですね。

2020年11月12日

出席番号を忘れない

今月の雑記のテーマは「ぞろ目」。
なぜ人は、ぞろ目に出会うと理由もなく嬉しくなってしまうのでしょうか。
それ自体にはまったく意味がないというか、特にメリットも何もないというのに。

高校生の時、うちの学校では体育祭で、手作りのゼッケンをTシャツにつけるのが決まりでした。
カッコ悪いし、ゼッケンを作るのがめんどくさいので、生徒たちには大変不評でしたが、わたしはこみあげる喜びを抑えることができませんでした。
ゼッケンには、〇年〇組〇〇番という4桁の数字を入れることになっていたのですが、そのときの私の出席番号が3年3組33番、すなわち「3333」だったからなのです!
3年生に上がった時に、密かに「ぞろ目だ!」と喜びつつも、他人の出席番号なんて世界で一番どうでもいい部類のネタなので、だれに言うこともなく胸にしまっておいたのですが、とうとうそれをお披露目する日がやってきたのです。
ゼッケンに数字を書き込むときも、「3」の数字だけを用意してそれを4つ並べればいいのでものすごく楽でした。
そして体育祭当日。みんなの注目を浴びる日がとうとうやってきた、と胸を弾ませるわたし。
しかし、世界で一番どうでもいい出席番号のゼッケンを気にする人などほとんどなく...。
親しい友人の何人かに「ぞろ目だとゼッケン作るのラクでいいね」と言われただけでした。
この気持ちを共有したい!とお仲間(「2222」と「1111」)を探しましたが、そちらも見つけられず。
なんとも拍子抜けの運動会となりました。
ぞろ目で思わぬ挫折を味わったものの、高校3年生の時の出席番号は一生忘れることはないと思います。

2020年11月 9日

ADEAC秋の公開情報

皆様こんにちは。AS(学術情報ソリューション)の入江です。
今回は2020年10月以降のADEAC更新情報をご紹介します。


◇『伊賀市/デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀』(10月12日先行公開)
来年1月に本公開を予定しているこちらのデジタルアーカイブでは、俳聖・松尾芭蕉の命日である10月12日に合わせて「芭蕉と俳諧の世界」というテーマの資料群を一部先行公開しました(伊賀市は松尾芭蕉の生誕地です)。
松尾芭蕉の真筆や、伊賀ゆかりの俳人たちの資料をご覧いただけます。画像と合わせて翻刻文をご覧いただけるよう工夫しています。
1月の本公開では、松尾芭蕉関連資料が更に充実するほか、伊賀流忍者の関連資料(本物の忍術書や忍具の作り方も!)や伊賀市の歴史を語る郷土資料の公開が予定されています。


◇『立命館 史資料センター/西園寺公望関係資料デジタルアーカイブ』(10月29日新規公開)
幕末から昭和にかけて政界で活躍した立命館大学の学祖 西園寺公望に関する史料をご覧いただけます。
書簡などの一部文字資料は原本の画像と合わせて翻刻文をご覧いただけます。
また、その生涯の足跡を年譜としてまとめ、同時代の日本・世界の出来事や掲載資料と見比べながらたどれるようにしています。


◇『日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム』(10月30日追加公開)
試合のデータや写真記録を追加したほか、機関誌『RUGBY FOOTBALL』の68巻(2018年度)を追加搭載しました。
また、日本ラグビーフットボール協会九十年史の資料により、『日本ラグビーフットボール史』に2008年以降を補完しました。2019年のラグビーワールドカップ開催に至るまでの日本ラグビー界の軌跡が大幅に加筆されているので、日本ラグビーの歴史を振り返るための資料としてますます活用していただけるようになりました。


◇『酒田市立図書館/光丘文庫デジタルアーカイブ』(11月1日追加公開)
今回の更新でコンテンツに「酒田の旧町名」と「佐藤とし江日記」が追加されました。
「酒田の旧町名」は昭和40年代に大きく変わった酒田の旧町名(昭和39年時点)と現在の町名(令和2年時点)の対照表をつくり、また、昭和36年の地図「最新酒田市住宅明細図」と現代の国土地理院地図を見比べられるようにしています。
「佐藤とし江日記」は、県立酒田高等女学校の生徒であった佐藤とし江が明治38・39年の夏休みに記した日記で、当時の酒田のようすと女学生の心情を今に伝えています。明治・大正期の一地方都市での一般市民の生活をリアルに感じさせる貴重な史料です。


今回の新規公開情報は以上です。
来週は、現在開催中の図書館総合展で公開されているADEACのコンテンツやフォーラムについてご紹介します!

2020年11月 6日

あえたらラッキー

今月の雑記のテーマは11月にちなんで「ぞろめ」です。
食い意地が張っているだけですが、来る「ポッキーの日(11/11)」なども楽しみですね。

身の回りで他になにかあるかな...と思い起こしてみると、実家の子ども部屋にあったデジタル時計が頭に浮かびました。ちらりと見やるたびに、2:22だったり、3:33だったりするものだから、わたしってなにか特殊な能力があるのかも...!と単純な脳みそでドキドキしていました(子どもはみんな通る道だと思いたい)。

けれど今になってみれば、幼い頃は一日が長くて長くて、宿題をしている間も時間が気になって仕方なかっただけでは?と謎が解けてしまいました。大人になって、時間を気にする暇もなくせわしなく生活していると、めったにお目にかかれないのではないでしょうか。だからこそ、時計をはじめ車のナンバーや買い物の合計金額など、ふとしたときぞろめに出合えるとラッキーな気がします。

ただなぜか夜中に目が覚めてしまったときやたらとに4:44なのはやめてほしい、そんな今日この頃です。

2020年11月 4日

第22回図書館総合展

さぁいよいよ開幕、第22回図書館総合展!
例年とは異なり、オンライン上で1か月間(2020年11月01日 (日) - 11月30日 (月))開催される今回。
一体どんな体験ができるのか、期待が高まります......!
 

弊社からは、仮想空間の図書館体験コンテンツとして
【 バーチャル図書館 】がオープン!
バーチャル......仮想空間......、うふふ、わくわくする響きですね。
スマートフォンやPCなど、お手持ちのデバイスから簡単にアクセスできますよ。

バーチャル図書館は、3Dで作成された近未来の図書館をイメージした仮想空間です。
週刊新刊全点案内(!)をはじめとした各種書籍が公開されている「ギャラリー」、各地所蔵の貴重な文化財のデジタルアーカイブをご覧いただける「資料館」、TRCが主催するセミナーやフォーラムを紹介する「オンラインイベント」、全国各地の図書館の視察動画をまとめた「オンライン視察」など、様々なコンテンツがお楽しみいただけます。
画面をカチカチとクリックしながら進んでいって......んんん、なにやら新鮮な感覚!

リアルとデジタルが両立するニューノーマルな世界。そう遠くない未来にある図書館を、是非体験しに来てくださいませ。


(11月の水曜日は「図書館総合展」がテーマ。次回はMARCのおはなしですよー!)

2020年11月 2日

タケコプターも禁止?~新設件名のお知らせ2020年10月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2020年10月の新設は1件で、「小型無人機等飛行禁止法」でした。


小型無人機等飛行禁止法、正式名称「重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律」。
国の重要な施設、空港、原子力発電所などの周辺地域での飛行を禁止する法律です。

「小型無人機等」にはラジコン飛行機、ドローン、無人飛行船などが含まれます。
また、無人ではありませんが気球やハンググライダーも規制の対象となるようです。


それまでは一部のプロフェッショナルにしかできなかった空撮を、誰もが手の届く選択肢のひとつにしたドローン。

美しく壮大な風景を写真や映像に収められるのはもちろんですが、
人がなかなか立ち入れない場所も容易に撮影できるため、災害救助や設備点検など幅広く応用されています。

一方でその手軽さゆえ、飛行禁止区域だと知らずにうっかり法律違反......なんてことはないようにしたいですね。


このドローン、「無人機」「無人飛行機」など呼び方は色々ありますが、TRC MARCにおける件名の統一形は「無人航空機」となっています。

2020年11月 5日

モダンな暮らしを想像する

「週刊新刊全点案内」2183号を発行いたしました。
掲載件数は1189件でした。
今月の表紙はこちら。

p20201104.jpg

もみじの葉を一枚。
紅葉(こうよう)のイメージです。

もみじといっても色々な種類があり・・・
突起の数も5つだったり7つだったり、
色の変化も、それぞれです。

街中で、色とりどりの落ち葉の道をサクサク歩くのは何とも嬉しい!
特別の一枚をそっと拾って、ポケットに!!
(Juri)


夏が終わり、秋を感じる比較的過ごしやすい気温になると衣替えとともに模様替えしたくなります。
そして思い切って引越しをすると気分も変わりますね。
私も今までなんどか引越しをしましたが、引越し自体は実はそれほど好きではありません。しかし、物件の間取りを見るのはかなり好きなほうです。閲覧よりも間取り図をみてる方が楽しく感じます。これ、どんなふうに住めばいいのだろう、と思う部屋があると想像力豊かにいろいろなことを思い浮かべたりして、あっという間に時間が過ぎていくこともよくあります。


*こんな本がありました*

「昭和レトロ間取り探訪 大大阪時代の洋風住宅デザイン」
橋爪紳也(著)
青幻舎(2020.10)


大正から昭和初期に開発された関西郊外の住宅案内広告から、たくさんの間取りが収録されています。当時はモダンだったと思われるその間取りは、今見るとなんだか不思議なつくりだったりします。いろいろな間取りから、当時の暮らしを想像してみるのもなかなか楽しい一冊です。

収録されているのは関西の住宅ですが、私の祖父の家をふと思い出しました。今はもう建て替えられ、昔の面影はありませんが、いつも離れに泊まっていたこと、広い縁側でスイカをたべていたことなどを思い出し、懐かしくなりました。

2025年12月

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