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2013年1月 アーカイブ

2013年1月31日

タイトルが気になる(2012)

明日から2月。新刊図書のTRC MARCナンバーも2012年の12~ナンバーから2013年の13~ナンバーにかわって一月たちました。
思い返せば、昨年もたくさんの本がデータ部にきて、データを作られていったなあ...。
そこでメンバーたちに、昨年刊行された本で記憶に強くのこっている本について聞いてみました。

テーマは、「タイトルが気になった本」。
個人的にウケるタイトル、インパクトがあったタイトル...。誰にでもいくつかあるものです。

「なぜ」から始まるタイトルはやっぱり気になります。
なぜ儲かる会社には神棚があるのか
(社内にあったっけ...とみな一瞬考える)
なぜヤギは、車好きなのか?」
(「車好き」って!? というより、なぜの後の文章はまるで常識のように書いてますが...)

5月21日,日本全国で太陽が大きく欠ける!金環日食を見よう!」
(こんなに力強く言われては金環日食見ないわけにはいかなかった(笑) ちなみにタイトルが「金環日食を見よう!」でサブタイトルが「5月21日,~」です。あの時期メガネ付きの日食本をいくつも目にしたなあ)

つぎ、食べ物系から。
飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの
(サブタイトルが「そして神戸。~」。一緒に読むと一気に面白い)
成功する人は生姜焼き定食が好きだ
(うお、ほんとですかっ!?)
(「図解成功する人は食べるものが違う!」もあります)
トウガラシの叫び
(なぜ叫ぶ?!)

容姿についての本はドキっとします。
正しいブスのほめ方
キレイならいいのか
他に誰か「若いならいいのか」って書いてくれないかな!

若いといえば、今月は成人の日がありました。
20歳(はたち)は過ぎたけれど
(「~けれど」で終わる文章ってなんだかそれだけで切ないです)

長めタイトルから。
ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。」
「新潟のおせんべい屋さんが東京の女子中学生にヒット商品づくりを頼んだらとんでもないことが起こった!?」
(うーん、一回では覚えられるかどうか...)

響きがいいタイトルだけど、こちらも正確に覚えづらいかも。
はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある
きままにやさしくいみなくうつくしくいきる
(ちなみに後者の本は谷川俊太郎訳。)

文献にマーカーを引いて持っていったら叱られた。なぜだろう?」
(なぜだろう?で終わるタイトルなんて、どうしたって気になるというかズルイというか。タイトル面白そうなのですが、この本は医薬情報担当者のための本です)

音楽ジャンルではこちら。
ブラウン管からケンバンわ
新・ブラウン管があるとサックスィ
(ケンバンわ→ピアノ、あるとサックスィ→アルトサックス。楽譜本にもこんなダジャレタイトルがあります)
ジャイアンだって歌がうまくなる!音痴も直る奇跡のボイストレーニング
(ジャイアン=音痴。ジャイ子を除くみなの共通認識か...)

子供・ヤングアダルトのための本も。
ついていったら、だまされる」(再刊)
(目次はじめ「序章 きみのかわりにボク、だまされてきます。」内容細目目次データをみるだけでドキドキします)
ボクのせいかも... お母さんがうつ病になったの
(シリーズ「家族のこころの病気を子どもに伝える絵本」のもの。キミのせいじゃないよ、といってあげたい。やはり一言いってあげたいタイトルつながりで、週刊新刊全点案内1803号には「わたしはいらない子なの?」という絵本も掲載されます。)

まだまだありますが、続きはまた来月以降に!

2013年1月30日

きょうのデータ部☆(1/30)

図書館蔵書部署に懐かしい本がお預かり本としてありました。
「TRCほんわかだより」です。
p20130130-1.jpg
(写真は例としてデータ部保管のものを撮影)

タイトルからわかるように、これは90年代まで弊社が刊行して図書館のみなさまなどにお送りしてしていたPR兼情報誌。
書籍やMARCの情報、図書館や出版業界のことを紹介していました。
出版業界の方や弊社社員の1週間の日常を記した「7日間の記録」や現場で活躍する方の様子がわかるマンガ記事などもあり、比較的アットホームな雰囲気を感じる小冊子です。

図書館蔵書部署に来ていたものには、背にタイトルや号数のラベルが貼ってありました。丁寧に蔵書して、読んでくださっていたんだなと本当にありがたく、嬉しく思いました。

2013年1月29日

さむい日のたのしみ

本日は「週刊新刊全点案内」1801号の発行日です。
掲載件数は1459件でした。
年が明けてしばらくはのんびりペースでしたがグッと冊数が増えました。


*こんな本がありました*

さむい日が続くので、いつにもましてインドア派になっています。
こんな時のたのしみといえば、温かいお茶と美味しいお菓子。
(年中食べてるでしょ?というのはおいておいて。)
そこで目に留まったのがこちらです。

「チョコレートの歴史物語」

サラ・モス(著) アレクサンダー・バデノック(著) 堤理華(訳)
原書房(2013.1)


「パイの歴史物語」

ジャネット・クラークソン(著) 竹田円(訳)
原書房(2013.1)


「お菓子の図書館」シリーズの新刊です。
ケーキ、アイスクリームときて、今回はチョコレートとパイ。王道ですねぇ。この季節にぴったり!
それぞれのお菓子の歴史をわかりやすく説明しているこのシリーズ、「お菓子」と「図書館」という組み合わせもステキですね。食べ物の本ばかりを集めた図書館でカフェを開いてみたら...なんて空想がひろがります。


それからもう一冊。

「ちびモン かぎ針編みでつくるかわいいモンスターたち」

クリステン・ヘイデン(著) 室野明代(監修) 大森大(訳)
飛鳥新社(2013.1)

編みぐるみならぬ編みモンスター。
かぎ針編みで、ゾンビ・忍者・ガイコツ・ヴァンパイアなどのモンスターを作ります。どれもかわいくデフォルメされていますが、ゾンビやガイコツとならんで「忍者」が入っているあたり、アメリカ人の著者ならではなかんじです。
毎冬編みものにチャレンジしたくなるんですが、根気がなくて完成できたことがありません。でもこれだったらかわいいし、すぐ編めそうだし、私にもできるかも?

2013年1月25日

普通ならこうは読まないタイトルヨミについて

毎月月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」
今回は、タイトルに「普通ならこうは読まないようなルビ」が付いている場合どうするのか?をお届けします。

10年先を考える女(ひと)は、うまくいく)」

有川真由美(著)
PHP研究所(2013.2)

「女」に「ひと」というルビがふってあります。

ルビがある場合の記述は、「漢字を宛字的に読んだものや特殊な読みがひらがなまたはカタカナで情報源に付されているときは、それが付されている語の直後に、( )で囲って入力する。」と決まっています。
ルビがある場合のヨミは、「ルビヨミ」を「タイトルヨミ」として、普通に読んだ場合のヨミを「タイトルの統一ヨミ」として入力し、その本独自のルビヨミと普通のヨミ、両方から検索できるようにしています。
従ってMARCはこうなります。

タイトル        10年先を考える女(ひと)は、うまくいく
タイトルヨミ      ジュウネンサキ/オ/カンガエル/ヒト/ワ/ウマク/イク
タイトルの統一ヨミ   ジュウネンサキ/オ/カンガエル/オンナ/ワ/ウマク/イク


ほかにも探して見ると

お笑い芸人・山崎邦正から落語家・月亭方正に転身・改名して話題になった著者による
(ちなみに2つの名前は相互参照になっています 相互参照についてはこちら

僕が落語家になった理由(わけ)」

月亭方正
(著)
アスペクト(2013.2)


照明デザイナー 石井幹子さんの
美しい光でつくる暮らしの照明(あかり)」

石井幹子
(著)
朝日出版社(2013.1)

等、結構出ているようです。
そんななかで、私が目をひきつけられたのは、
彼女たちの売春(ワリキリ)」

荻上チキ
(著)
扶桑社(2012.11)

シンプルなタイトルなのに、このルビを見るとしばし考え込んでしまいます。
ルビヨミを付ける事で出会いの広がる本もあるのでしょうね。

2013年1月23日

きょうのデータ部☆(1/23)

p20130123.jpg

まだまだ寒さは続きます。
データ部ではパソコンのUSBにつないだ
ひざ掛けも活躍しています。

2013年1月24日

あかちゃんと写真絵本 ~TOOLiで探そう 1~

今日からTOOLiを上手に使いこなしてズバリな本を探す企画「TOOLiで探そう」がはじまります。毎月、季節や旬の話題に合わせて、TRC MARCを日々作成しているデータ部のメンバーが、実際にTOOLiを使って本を検索いたします。

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最近、東京でも大雪が降ったり、寒い日が続いていて、家の中で遊ぶ子どもたちも多いのではないでしょうか。そんなときのデータ部ログのおすすめはもちろん絵本。名作絵本といわれる絵本、またブックガイドやブックリストは世の中にたくさんありますが、子どもはそれぞれに興味を持つ対象が違うもの。1歳くらいの子どもでも、車や電車が好きな子、動物にこだわる子、かなりはっきりしているようです。

読んでもらう絵本に、自分の大好きなものがでてきたら、子どもはよろこびますよね。そこで、子どもの好きそうな題材の1歳前後の子供むけ写真絵本を探してみたいと思います。題材は、この寒さでなかなか外で見かけない近所の野良猫さんたちにちなんで、猫にしてみましょうか。

ここで必要な条件を整理すると、
・猫が題材
・1歳前後の子ども向け
・写真がメインの絵本

「猫」は、とりあえず後回しにして、まずは他の条件から検索項目に入れていきます。

赤ちゃんが対象ならば、分類記号の9版に「E」と絵本の分類を入れて、利用対象を「0~2歳」として良さそうです。


写真がメインというと検索が難しそうに思えますが、コード化情報のジャンルから、

児童書・絵本 > 絵本 > 写真絵本

と簡単に探すことができます。この「ジャンル」、以前お知らせしたように以前は40だったものを、昨年6月から一気に27倍に増強。最大4階層、1084の新ジャンルに改めてご提供しはじめたものです。絵本についても、内容(「どうぶつたちのお話」「行事・季節の絵本」「のりもの絵本」など)、つくり(「しかけ絵本」「大型絵本」など)など、様々な方向からジャンル分けして、複数付与しています。

ここまでの検索項目をまとめると
・9版「E」
・利用対象「0~2歳」
・ジャンル「児童書・絵本>絵本>写真絵本」

そして、最後に肝心の猫。猫が主人公の絵本はたくさんありますが、本物の猫となると、頼りになるのは分類や件名です。件名では典拠ボタンを使うことができます。典拠ボタンを「★典拠ON」にしておけば、次の画面で件名を見た上で設定できるので便利です件名に「ねこ」を入力すると、「ねこ」を含む件名が並びます。その中から今回は子どもの本なので「ねこ(猫)」を選びます。

最後に件名を入力したのは、典拠ボタンを押して件名を選んで、「次へ」のボタンを押すと検索結果が表示されるためです。「次へ」のボタンで10件がヒットしました。

にゃんきっちゃん

岩合 日出子ぶん  岩合 光昭しゃしん
福音館書店(2008.5)

ねこ おおきくなあれ

今泉 忠明監修
フレーベル館(2007.6)

TOOLiでは書影もみられますが、予想通りどれもかわいらしい猫の写真ばかりです。

ちなみに上記の「ねこ」には、次のようなジャンルが付与されています。

児童書・絵本>絵本>自然・いきもの絵本
児童書・絵本>絵本>写真絵本
児童書・絵本>絵本>日本の絵本

今回ご紹介した「写真絵本」のような本の構成、「自然・いきもの」など内容、日本の絵本か海外の絵本か、など複数の方向からのアプローチが可能になっています。

2013年1月28日

目次の大物

こんにちは。内容目次/山老です。

目次情報ファイルの作成対象を広げ、「今年から楽譜も入力を開始します」とお知らせしたのが2012年1月。ちょうど1年たちました。

目次情報ファイルは文字通り、目次の情報を入力したものです。図書の目次を見たときに一番大きな項目を第1階層、二番目に大きな項目を第2階層とする2階層で、それぞれ99タイトルまで入力が可能です。このタイトル数の限界にそこそこな頻度で挑んでくるのが楽譜。しかし厚みは薄く、全然手ごわくなさそうな見た目なのが難です。薄いが大きく、数冊持つと意外とずっしりきます。


さて、今日ご紹介したいのはこの2冊。

スタンダード・ジャズのすべて 1 新版 第3版
スタンダード・ジャズのすべて 2 新版 第3版

両方、サブタイトルに「ベスト401」とついていました。数字はおそらく曲数のことでしょう。たった2冊ですがざっと800前後のジャズの楽譜が収録されているようです。曲数が多い上に英語のタイトル...。母国語でない言語は単なる記号の羅列に近く、チェックするにもするっと目で辿れず、なかなか神経を使います(私だけ?)。この大変さ、次回のブログで伝えなきゃ!とポジティブに考えた我々。どうぞ、この目次情報をご覧下さい。(上記のタイトルからご覧いただけます)

と、このブログを書く準備をしていた先週、さらに上回る大物が!
こちらは楽譜ではなく、歴史的な資料をおさめた全集ですが、この手のものも手こずり頻度は高く、やってもやっても終わらない量に、ほぼ全員のメンバーが翻弄されました。


日韓国交正常化問題資料 第2期第1~7巻
p20130128.jpg

これは第2期4巻の目次情報を印刷したもの。
文字がぎっしりつまって1冊で10ページもありました。

2013年1月21日

日本映画の紹介

こんにちは。AS・野村です。

企画洋書ですが、今回は、
Oxford University Press の"Very short introductions"というシリーズから1冊、ご紹介します。

Film


巻末に "Around the world in 80 films" という章があります。
20くらいの国から80作品、紹介されているのですが、一番多く紹介されているのは "USA" の10作品で、次は "Germany" の7作品でした。

"Japan" からは5作品、紹介されています。

この本の出版年は2012年なのですが、日本の5作品も、そしてアメリカも10作品のうち9作品が20世紀のものでした。

日本で紹介されたもので、一番、最近のものでも
"In the realm of the senses (Oshima) 1976" (先日、亡くなられた、大島渚監督「愛のコリーダ」)だったのですが、さて、あとの4作品は何でしょう?

ヒント:4作品とも1950年代のものです。

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2013年1月22日

いついついつまでも

本日は「週刊新刊全点案内」1800号の発行日です。
掲載件数は739件でした。

思えば、新刊案内が1000号を迎えたとき、データ部内でのお祝いの会の幹事を務めたのですが、いつのまにやら1800号。
本当にあっという間です...。
このまま2000号目指してがんばりたいと思います!

*こんな本がありました*

小さい頃に見ていたアニメといえば、何といってもやっぱりハウス世界名作劇場です。
当時一番好きだったのは「ふしぎな島のフローネ」でしょうか。
「母をたずねて三千里」は、大学生のときに再放送を見てボロ泣きしました。

そんなこんなで思い出深い名作劇場ですが、しかし、実はNHKにも名作アニメ枠があったんですよね。
「ニルスのふしぎな旅」とか「名犬ジョリィ」とか、世界名作劇場に劣らぬクオリティで、こちらもよく見ていた記憶が。
特に「ニルス」は、ストーリーも面白かったんですが、オープニング曲に英語が入っていてかっこよく、意味がわからないままよく真似したものです。

そんな「ニルスのふしぎな旅」が絵本になっていました。


「ニルスが出会った物語
(世界傑作童話シリーズ)

セルマ・ラーゲルレーヴ(原作),菱木/晃子(訳/構成),平澤/朋子(画)
福音館書店(2013.1)


アニメもそうでしたが、原作もかなり長いお話なので、この絵本では個々のエピソードを抜き出して一冊ずつ絵本にまとめているようです。
今回の本はガンの隊長アッカとアッカに育てられたワシのゴルゴの物語で、原作を知らなくても読める内容になっています。

アニメファンとしては「キャロットがいない!」というのがいささかショックですが...。
ニルスのともだちは、やっぱりガチョウのモルテンとハムスターのキャロットじゃなければ!(←エンディング曲より)

2013年1月17日

芥川賞・直木賞発表

第148回芥川賞・直木賞が昨晩発表になりました。

芥川賞は黒田夏子さんの「abさんご」。

直木賞は御2人の方が受賞され、朝井リョウさんの「何者」と安部龍太郎さんの「等伯」でした。

何者

朝井 リョウ著
新潮社
(2012.11)

等伯 上

安部 龍太郎著
日本経済新聞出版社
(2012.9)

等伯 下

安部 龍太郎著
日本経済新聞出版社
(2012.9)

TRCブックポータルの特集ページはこちら

直木賞の2作品はいずれも「新刊急行ベル」としてお届けしております。芥川賞の「abさんご」も「ベル」としてお届け予定です。

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2013年1月16日

きょうのデータ部☆(1/16)

昨日の朝、TRC本社前の雪景色
20130115T.jpg


今朝の、TRC本社前の雪景色
20130116T.jpg


車道の雪は少なくなりましたが...

昨日の朝の軒下の花壇
20130115h.jpg


今朝の軒下の花壇
20130116h.jpg

軒下の雪は、気温が低いせいか、
思った程、雪が解けていませんでした。

2013年1月18日

健康についての本~分類/件名のおはなし・39~

分類/件名付与の仕事をしていて毎日必ず目にするのは、「健康」についての本です。
『日本十進分類法(NDC)』新訂9版では、こんな構成になっています。

498.3  個人衛生.健康法
498.32 禁煙.禁酒
498.33 冷水浴.冷水摩擦
498.34 静坐法.自彊術.ヨガ
498.35 休養.レクリエーション.ウォーキング
498.36 睡眠.安眠
498.37 沐浴
498.38 長生法
498.39 精神衛生.健脳法

「冷水浴.冷水摩擦」あたりに、すこし古めかしさを感じますね...
いろいろな健康法が現れては消える世の中ですから、なかなか分類記号として体系化するのは難しい気がします。

498.3以下で表現されていない健康法は、上位の「498.3」に収めますが、「健康本」は本当に多い! 
何気なく図書館のOPACで「分類記号(NDC):498.3」と検索したら、かなりの数がヒットすること間違いありません。「いつまでも元気でいたい」という人の欲求をくすぐる刺激的な一覧が見られるはずです。

2013年1月15日

本日は「週刊新刊全点案内」1799号の発行日です。
掲載件数は1144件でした。


*こんな本がありました*

「忘れ雪」
(双葉文庫)

藤井邦夫(著)
双葉社(2013.1)


「雪の結晶はなぜ六角形なのか」
(ちくま学芸文庫)

小林禎作(著)
筑摩書房(2013.1)


「忘れ雪」は時代小説、「雪の結晶はなぜ六角形なのか」は雪・結晶学に関する自然科学の本です。
昨日の関東地方は大雪に見舞われました。新成人の方々は大変だったろうと思います。交通機関の乱れ、事故など、今日になっても影響が出ています。みなさまどうぞお気をつけ下さい。

2013年1月11日

巳・已・己 ~典拠のはなし~


仕事始めから一週間。
今日は鏡開きですね。
さて、2013年最初の「典拠のはなし」は 
今年の干支・巳年の「巳」にちなんだお話から...。


「似ている漢字に注意してね」
データ部に配属になったメンバーが 初めに先輩から指導されることのひとつです。
そのとき例に出されるのが 「巳」「已」「己」の3文字。
かくいう私もどこが違うのか、
よくよく目をこらさないと わかりませんでした。


データ部で使用している漢和辞典の一つ、
「新字源」(角川書店)によると

「巳」 よみ:シ 
意味:1.み。ア:十二支の第六番目。動物ではへび。
     イ:方位では南南東。(中略)2.さだまる。たいらげる。

「已」 よみ:イ 
意味:1.もって。ゆえに。2.すでに。もはや。(後略)

「己」 よみ:キ,コ 
意味:1.おのれ。2.つちのと。十干の第六位。


意味や読みかた、3文字とも全く違うものなのですね。
それを強調するかのように 「巳」の説明の最後には
「(参考) 已・己は別字」の一文が。
もしや、と思ってみてみると「已」「己」の説明の最後にも同様の一文が添えられていました。


漢和辞典といえば、典拠担当者は「大字源」(角川書店)もよく使います。こちらの辞典の特徴は、その漢字を人名として使用する際の一般的な読みが載っていること。どうしても調べがつかず、「おそらくこの名前はこう読むのではないか」と推定するときに参考にしています。

「大字源」には 人名の読み方として
「巳」  み 
「已」  すえ
「己」  おと・つちのと・な

と、ありました。

ここでむくむくと湧いてきた疑問。


これほどよく似ている字3文字全部を、名前に使っている人はいないのかな。


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2013年1月10日

年は取らせていただくもの。

お正月休み、みなさまどのように過ごされましたか?
  
「お正月の意味や年神様について考えています」という知人からのメールで、
それについては、この本に載っていたなー、と久しぶりに取り出したのがこちら。

しばわんこの和のこころ

川浦/良枝(絵と文)
白泉社
(2002.1)
 

しばわんこが、日本の年中行事、和の暮らし方を教えてくれる絵本。
まず最初がお正月の場面でした。

それによると、年神様はご先祖様であるらしい。
年に一度、お正月にやってきて、みんなに年を取らせ、
新しい生命力を与えてくれるそうです。

年齢は、自分で取っていくものではなく、神様が取らせてくれるものなのですね。
すごく新鮮な考え方に思えます。

...が、そういえば、祖母がよく言っていた
「数えで○歳」ってここから来ていたんだな、と思い当たりました。

お正月にみんな一斉に年を取る、数え年という考え方。
お正月に年神様から、年齢とともに、新しい生命力、パワーがプレゼントされるのですね。

そう考えれば、何かと新品にしてお正月を迎えるという感覚、
去年のことは水に流して、今日からは新たな気持ちで...という考え方は、日本人の根っこにあるものに思えます。
  
あまりにもキレイサッパリ忘れるのもどうかと思いますが、
お正月になると自動的に「今年こそ!」というスイッチが入る前向きさは、年神様あればこその日本人の良いところなのかもしれません。


2013年1月 9日

きょうのデータ部☆(1/9)


p20130109.JPG
新年の心持を今すこし...と花びら餅を買って帰りました。
味噌餡とごぼうの風味が絶妙です。
茶道の初釜に用いられる菓子だそうですが、
淡紅色が愛らしく、雪うさぎを思い出しました。

2013年1月 8日

100年の歴史

本日は今年最初の「週刊新刊全点案内」1798号の発行日です。
表紙はこちら。
p20130108.jpg
なんとなくお正月らしい表紙です。

*こんな本がありました*

100歳じぃさん101歳ばぁさん
吉田 信(著) 吉田 ツル(著) 
講談社(2012.12)

昨年末に、京都府の115歳の男性が男性の史上最長寿としてギネスに登録されたというニュースもありました。
115歳というと、明治30年(1897年)生まれ。

紹介した本のご夫婦も明治44年(1911年)と明治45年(1912年)生まれ。
明治44年には何があったのか、Wikipediaでちょっと調べてみたところ、芸術家の岡本太郎やアメリカのロナルド・レーガン元大統領が生まれたのはこの年でした。
翌、明治45年は明治最後の年であり、この年の7月30日から大正が始まります。
タイタニック号の事故があったのはこの年のことだそうです。
もう歴史の教科書の中のお話ですね。

ちなみに前号1797号の「今週の一冊」で取り上げられていたのは大正時代の絵葉書を紹介した本。
まさにこの時代をおふたりは生きてこられたのですね。

明治の最後に生まれ、大正、昭和、平成を生きてきたおふたり。
歩んできた年月の長さが感じられます。

2013年1月 7日

巳年によせて


あけましておめでとうございます。
年女のデータ部新刊目録 大谷です。
2013年のデータ部ログは今日から開始いたします。
『週刊新刊全点案内』もおかげさまでまもなく1800号を迎えます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


今年の干支は巳。
愛らしい犬やうさぎ、力強い虎や竜にくらべ
何かと負のイメージがつきもの・・・
巳年生まれとしては残念なところです。
ここは、「かわいい」へびの絵本でもご紹介できたらと探してみました。
(活用するのはもちろん「読み物キーワード」です)


にょろへびやのへびんくん
 すとう あさえ(作)  にしむら あつこ(絵)
 岩崎書店 (2009.7)

ともだちになって
 まつおか たつひで(さく・え)
 ポプラ社 (2007.8)

みりょくのみ
五味 太郎(作)
クレヨンハウス(2007.6)

MARCも、一件一件の積み重ね。へびのように、じりじりと着実に、今年も歩んでまいります。

2013年1月 8日

なつかしいけど季節外れ~新設件名お知らせ2012年12月分~

『週刊新刊全点案内』は毎月最初の号の巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2012年12月は9件の件名を新設しました。ただ「新設」というのはためらうような件名が多かったようです。

それなら思い切り古い「ラジオ体操」は、いかがでしょうか。これはこれで夏の季語なんだけどなあ、と迷いましたが、しかたがありません。

では、どうして今頃、この件名を採用したのか。初出はこちらです。

おらほのラジオ体操

「おらほのラジオ体操」実行委員会(著)
エムオン・エンタテインメント(2012.12)

東日本大震災の被災地、石巻を元気付けようと企画した石巻弁によるラジオ体操、それが話題になって、とうとう本になってしまった、ということのようです。体操の映像を収録したDVD付きですので、一緒に、やってみたらいかがでしょうか。

それにしても、ラジオ体操、お寺の境内で夏休みになると毎日やっていました。子どもの頃は、参加証に判子を押してもらっていました。皆勤すると、どうなったのか、記憶があいまいなのですが。成長しても家が近かったですから朝になるとラジオ体操の音楽が流れてきたのものでした。いつの間にか、やらなくなった、聞かなくなったラジオ体操、メタボ対策に、してみようかなあと空を仰ぐ今日この頃です。

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