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2020年3月 アーカイブ

2020年3月31日

真の著者は何のために偽るのか

本日は「週刊新刊全点案内」2154号の発行日です。
掲載件数は1652件でした。


*こんな本がありました*

偽書が揺るがせた日本史

原田 実 (著)
山川出版社(2020.3)


著者や成立年代について、事実と異なる由来を主張する書物「偽書」。

なぜ偽書は横行し続けるのか?
真の著者は偽書によって何を隠し、何を偽らなければならなかったのか?


偽書が広まった時代の日本人の思考や欲求、陰謀論との関係、歴史資料としての扱い方......
偽史・偽書の専門家である著者が、古代以降の偽書について30のテーマで考察します。


フェイクニュースが社会問題化し、新型コロナに関してもSNSでのなりすましが相次ぐ現代。
あふれるほどのニュースや最新情報からはいったん距離を置いて、通時的な目線から古代以来の「偽書」について考えてみるのもよいかもしれません。

2020年3月30日

ADEAC春の公開情報その2

みなさまこんにちは、AS入江です。
今回はADEACで3月に更新されたデジタルアーカイブの中から一部をご紹介します。

『西東京市図書館/西東京市デジタルアーカイブ』(3月1日新規公開)
西東京市は田無市と保谷市の合併により2001年に誕生した自治体です。このアーカイブでは合併前に編さんされた「田無市史」・「保谷市史」をはじめ、江戸時代以来の地域資料を公開しています。
そんなコンテンツのなかで一風変わった雰囲気がある資料が「柳沢つげの手紙」です。明治初期、成立したばかりの新政府の役人として長期出張に赴いた夫・柳澤敏克に宛てて妻・つげが連日送った手紙をデジタル化し、全文を翻刻して原本と比較しながら閲覧できるようにしています。書き手の心情や当時の人々の暮らしぶりが伝わってきます。

『近江八幡市/近江八幡市歴史浪漫デジタルアーカイブ』(3月3日追加公開)
今回の更新で近江八幡に関する絵図や大正~昭和期の新聞「太湖」など見ごたえのある資料が公開されました。
そのほか、街道沿いの町としての近江八幡の魅力を伝えるページが追加されています。朝鮮通信使とのかかわりや中山道の宿場町として栄えた様子を現在の街並みの写真や解説と組み合わせて紹介しています。
「近江八幡まち探検」という子ども向けのコンテンツも新たに追加されています。朝鮮通信使の一団が練り歩く画面をクリックすると場所に応じた解説が表示され、楽しく町について学ぶことができます。

『習志野市立図書館/デジタルアーカイブ「昔の写真で見る習志野の歴史」』(3月5日新規公開)
習志野市が所蔵する古写真や絵葉書(明治~昭和40年代)を公開しています。1枚1枚の写真に充実した解説がついているので、習志野市について知りたい方は必見です。
とりわけ興味深いのが、かつて習志野市に設置されていた捕虜収容所の写真です。日露戦争時はロシア兵の、第一次世界大戦時にはドイツ兵の捕虜収容所がありました。写真には彼らがスポーツに興じる姿や、楽団を組織してオーケストラを開く様子などが記録されています。

『置戸町立図書館/置戸町デジタル郷土資料館』(3月6日新規公開)
置戸町は北海道東部に位置する農業と林業の町です。先人が苦労して開拓してきた様子が様々な形で記録・保存されています。ADEACでは資料館に展示・保管された約10,000点にも及ぶ郷土資料の一部を「農業」「森林鉄道」「戦争資料」など10以上のテーマに分けて公開しています。
置戸町の地域ブランド「オケクラフト」についてまとめたページもあります。様々な種類のオククラフトを年代順にみて、その発展してきた様子を一覧できます。

『春日市民図書館/写真でたどるなつかしい春日』(3月23日新規公開)
福岡県春日市が所蔵する市内の古写真を3つのテーマに分類し、現在の同じ位置から撮影した写真や解説と合わせて公開しています。街並みや地形の移り変わりを楽しめるコンテンツです。
現在の地図(グーグルマップ)と連動したコンテンツもあるので、街歩きをしながらタイムスリップ気分が味わえます。

『飯塚市/飯塚市デジタルミュージアム』(3月23日追加公開)
今回の更新で飯塚市遺蹟情報システムが追加されました。
飯塚市に所在する「遺跡(埋蔵文化財包蔵地)」についての様々な情報を、種別や時代から絞り込んだうえで地図上に表示できます。遺跡の範囲や概要を一目で確認できるほか、重要な遺跡については現地の写真や解説といったより詳しい情報も提供しています。

ADEACでは今後もしばらく公開が続きます。思うように外に出れないこんな時こそ、学習に、研究に、気晴らしに、デジタルアーカイブをご活用ください!

ADEACではTwitterアカウントでも新規情報を発信しています。よろしければそちらもぜひご覧ください!

2020年3月27日

対談のゲストから本を探したい~TOOLiで探そうQ&A~

Q.対談集のホストではなく、ゲストの一人から本を探すことはできますか?

A.内容細目ファイルで検索することができます。

テレビで対談番組はいくつかありますが、ホストにも相手の話を引きだすのがうまい人と、自分が語っちゃう人と2種類いますね。
自分が興味を持っていることを示しつつ相手に語らせる、というのはなかなか難しいなあ...と実感する今日この頃です。

さて、対談集の本もよく出版されていますが、ホストは表紙や奥付などの情報源に名前が出ているものの、ゲストは中を見ないとわからない、ということがよくあります。
そんなときにお役立ちなのが、「内容細目ファイル」です。

「内容細目ファイル」とは、複数の独立した著作で構成されている図書について、その中に含まれる1つ1つの著作(内容細目)を検索可能にするためのデータベースです。
TOOLiでは、内容細目中のタイトル・タイトル関連情報・巻次は検索画面の「タイトル」「内容細目タイトル」「すべての項目」から、著者名は「著者名」「内容細目著者名」「すべての項目」からそれぞれ検索することができます。

たとえばつい最近、萩尾望都と高野文子という、マンガ好きにはたまらないゲストを招いた対談集が出版されました。
しかし...ホストとタイトルが思い出せない!
などという時、「内容細目著者名」で萩尾望都もしくは高野文子を検索すれば、該当の本を見つけることができるのです。
ちなみにその本はこちら。

あの人に会いに」

穂村弘(著)
毎日新聞出版(2019.1)

ホストは穂村弘でした。
なかなか魅力的な組み合わせの対談集ですね。

「内容細目ファイル」は、一般書・児童書の総合全集、個人全集・著作集、単行本の合集(作品集・論文集・講演集・対談集)などに含まれる独立した著作について作成していますので、対談集以外でもこれは...と思う本をぜひ探してみてくださいね。

2020年3月26日

ぬいぐるみ○○?

こんにちは。データ部典拠の望月です。
今月の雑記のテーマは「人形あるいはぬいぐるみ」です。

最近気になっていたことがあるんです。
例えば中学生。通学カバンにかわいいマスコット、しかも結構主張が強めのをぶら下げてる子がよくいるのですが、最近男の子もぶら下げてたりしませんか?

今風に言うと「ぬいぐるみ男子」といったところでしょうか?
固定概念にとらわれず、自分の好きなものを好きなように身に着けられるって、素敵だなとみてました。

さて、このデータ部ログにてたびたび話題にしていたわたしの甥っ子ちゃん。
いつのまにか中学生になっていました。

1月ごろのことですが、旅行に行ったので甥っ子ちゃんにおみやげを買おうと思いました。しかし、この年頃の子、何がいいのかさっぱりわからず。お菓子なんかは気に入ったのしか食べないらしいので却下。着るものもこだわりが出てきたらしいのでだめ。困り果てたとき目についたのが、クールな象のぬいぐるみ。これにしようかな。キーホルダー付きで鞄につけてもよさそうなサイズだし。
(いらないって言われたら、自分のものにしちゃおうっと)

「はいこれ。」
「なに?」
「象のぬいぐるみ。小さいころ好きだったでしょ?」
「はあ?」って顔されました。ああ、これこれ。親戚の大人から、自分が覚えてない頃のことを言い立てられて困るやつ。

「で、これどうするの?」
「机の上にでも飾っとけば?あ、鞄につけてもいいかも」(←後半は小声)
「ふーん」
と机の上に放り投げられました。
ううむ、鞄はむりだったか。受け取ってはもらえたけど。
ぬいぐるみ男子ならず、な出来事でした。

2020年3月25日

きょうのデータ部☆(3/25)

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      となりの小学校では卒業式が行われたようです。
      桜は入学式の花だったと思うのですが、
      このごろは...。

2020年3月23日

ADEAC春の公開情報その1

みなさまこんにちは、AS入江です。
現在ADEACは年度末公開ラッシュの真っただ中!日々デジタルアーカイブが更新・公開されていく状況ですが、今回と次週月曜の2回に分けて、3月までのADEAC更新情報をまとめてお伝えしていきます。

今回は昨年12月から2月にかけて新規・追加公開を行った機関の中から一部をご紹介します。

『日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム』(12月25日追加公開)
昨年日本を舞台に行われた「ラグビーワールドカップ2019」での日本代表の試合データや写真が追加されました。日本代表が念願のベスト8・決勝トーナメント進出を果たしたこの大会を、臨場感あふれる写真や熱のこもった観戦記を通して振り返ることができます。

『 港区/デジタル版 港区のあゆみ』(12月27日追加公開)
港区内の各地区にお住まいの方へのインタビュー映像集「みなと 記憶の風景(ランドスケープ)」が公開されました。区とともに人生を歩んできた方々から実際にお話を伺うことで、映像や写真に残されていない「記憶の風景」に迫ります。
サイト内にはかつての町の風景を記録した写真や刊行物も掲載されています。インタビューと合わせて閲覧することで、「記憶」と「記録」の両面から地域の歴史をお楽しみいただけます。

『大阪狭山市立図書館/築造1400年の狭山池(大阪狭山市)』(1月24日新規公開)
1400年以上前に築造され、現在もなお利用されている日本最古のかんがい用ため池である狭山池に関する絵図や石碑をデジタル化しました。資料点数こそ多くはありませんが、1つ1つの資料に充実した解説がつき、翻刻もご覧いただけます。

『広島市立中央図書館/広島市立図書館貴重資料アーカイブ』(2月1日新規公開)
広島市立図書館が所蔵する貴重資料のアーカイブです。今回公開されたのは広島市立中央図書館の特別コレクションである浅野文庫の絵図29点と、郷土資料1点です。
広島城や江戸藩邸の詳細な見取り図など見ごたえのある資料ぞろいで、デジタルならではの見せ方を工夫しているものもあるのでぜひご覧ください!

『たましん地域文化財団/デジタルアーカイブ』(2月25日追加公開)
以前から季刊誌『多摩のあゆみ』のバックナンバーを掲載してきましたが、令和元年5月発行の第174号からの連載「多摩の歴史を立体視!―赤色立体地図の風景―」を新たにご覧いただけるようになりました。
赤色立体地図を国土地理院の地図や航空写真と比較しながらご覧いただくことで、多摩の起伏にとんだ地形の面白さが一目で味わえます。

『下松市/郷土資料・文化遺産デジタルアーカイブ』(2月28日追加公開)
大量の郷土資料・行政資料・地域の写真や無形民俗文化財に認定された伝統芸能「切山歌舞伎」関連資料など、大量のコンテンツが追加され、それに伴いページ全体の大幅リニューアルが行われました。
新しい画面では下松市の歴史や文化に関する4つの重要テーマについて、それぞれ解説・関連資料をまとめています。
そのほかにも遺跡や文化財といった切り口から資料をご覧いただけるほか、資料種別ごとのまとめ画面も用意しています。

次回は3月に新規・追加公開されたデジタルアーカイブをご紹介していきます!

2020年3月24日

怪異

本日は「週刊新刊全点案内」2153号の発行日です。
掲載件数は1338件でした。


*こんな本がありました*


怪異をつくる 日本近世怪異文化史

木場貴俊(著)
文学通信(2020.3)

特定の物事を「怪異」(あやしい物事。化物、妖怪、不思議などと表現する対象を包括する概念。)と認識するのは人間です。

人間がいて初めて怪異は成り立つのですが、何を「あやしい」と認識するのかは、
時代や地域、学問や宗教などによっても変わってきます。

近世の人々はなぜ怪異をつくったのか。
近世の怪異と、政治的な意味が強かった古代・中世時代の怪異との関わりはどういうものなのか。
学問との関係は。どういう風に表現されたのか。

これらのテーマのもとに怪異という視点から、
日本の近世を生きた人々や社会の営みについて考察します。

2020年3月18日

きょうのデータ部☆(3/18)

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       連休前...雑誌が大量に入荷中。
       どんなに多くても1日でデータを仕上げます。

2020年3月19日

うごく たたかう 旅をする

今月の雑記のテーマは「人形あるいはぬいぐるみ」です。

動いたらいいな。しゃべったらいいな。
人形やぬいぐるみが好きな人は、誰もが一度は願ったことがあるのではないでしょうか。
それを少しだけ叶えてくれるのが人形劇、ですよね。

子供の頃、NHKの『人形劇 三国志』がとても好きで、私が見たのは何回目かの再放送だったかと思うのですが、部活が終わったあと、家までダッシュで帰るというのを最終回まで毎週続けていたことがありました。

その後は気に入るような人形劇に出会うことは、ほとんど無かったのですが、大人になってから巡り合ったのが、
『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』。
台湾の「布袋劇(ほていげき)」という伝統の人形演劇と日本との合同映像作品を、今日は紹介したいと思います。

ジャンルはといえば、武侠ファンタジー。
人形アクションと映像技術の両方を楽しむことが出来る、伝統的でかつ新たなスタイルのエンタテインメントです。
ストーリーは「東離劍遊紀」というタイトルそのものが表してくれています。
すなわち、東離という国で繰り広げられる聖剣にまつわる旅物語、といった具合。

主役は二人、謎の美丈夫・鬼鳥(きちょう)と、これまた謎めいた流浪の剣客・ 殤不患(しょうふかん)。
彼らが、兄の敵討ちと聖剣の奪還を誓う美少女・丹翡(たんひ)の助太刀となり、道中で加わる仲間たち(弓の名手、槍の達人、魔族の美女、双剣の殺し屋)と共に、敵の本拠地・七罪塔を目指すという筋書き。

どの人形も、美しい顔と丁寧に結われた髪、華麗な衣装と精巧に作られた装飾を身に着け、扱う武器までもが美しい。
陶器のようなひんやりとした肌ツヤかと思えば、なんとなく柔らかく温かそうに見えるのも不思議。
人形だから無表情なはずなのに、声優さんのセリフの無い場面でも心情を読み取れてしまうのはナゼ?

手や指先の動きも繊細です。
煙管を手にする。傘を握る。剣を掴む。盃を持つ。
いったいどんな材質で、どのような構造で作られているの?
様々な所作。優雅な振る舞い。見得もきる。
いったいどうやって操っているの?

吹きすさぶ風に、髪も衣装もなびかせて闘いにおもむく様。
ちょっと風が吹きすぎなのでは? 人形たち大丈夫? と見ている側が心配したりして(笑)。

アクションシーンは圧巻です。
全13話ですが、第1話の冒頭7分で「うーむ、見事」と思わず言いたくなるほど。

風雨あり、炎あり、砂塵にさらされ、血にまみれ...。
そうなんです、人形だけど血がどばっと出る場面もあり...。
血まみれ以外は、水も火も砂埃もホンモノに見えるのですが、本当に人形たち大丈夫?
やっぱり心配になってしまうのでした。

2020年3月16日

エライ人の順序

AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

前々回前回、漢籍における皇帝にまつわる事例について触れました。日本でも、天皇や高位の人の実名は出さず、「かしこきあたり」と婉曲に称したり、詔書の末尾の署名と捺印を「御名御璽(ぎょめいぎょじ)」と読みあげたりといったことはありますが、書きものにおける避諱ということは基本的にはあまり行われなかったようです。
そもそも日本と中国とでは名づけの仕方にやはり違いがあり、たとえば日本では、「通字」といって、一つの家系で特定の文字(天皇家の「仁」、平家の「盛」、北条氏の「時」、足利氏の「義」、織田氏の「信」、徳川氏の「家」など)を使うという慣習がありますが、こうしたことは中国では考えられません。
また、名前の通字でないほうの文字を「偏諱(へんき)」といいますが、これを一門や臣下に授与することによって恩恵や親近を示すということもありました。たとえば、徳川将軍家の「綱吉」(5代)「吉宗」(8代)「慶喜」(15代)には、通字の「家」は入っていませんが、それぞれ「家綱」(4代)「綱吉」(5代)「家慶」(12代)の偏諱を受けたものです。これも中国から見れば、相当奇妙にうつる習慣です。

一方で中国人の場合、輩行字(はいこうじ)といって、ラストエンペラー溥儀(ふぎ)・溥傑(ふけつ)の兄弟のように、同世代で共通の文字(上記の場合は「溥」を名前に使うことがしばしばありますが、これは日本ではあまりなじみがないかと思います。
そうした場合に、図書の責任表示の箇所などでは、その共通の文字を一人分しか書いていないことがよくあり、たとえば『元亨療馬集』という本は、明代の喩本元・喩本亨という兄弟の著作ですが、巻頭の表示は
---------
 喩
 本
亨 元
 著
---------
といった具合になっています。この例では二人の場合で、それぞれで異なる下の字を横に並べていますが、三人以上の場合も、異なる字のところだけを横に並べます。

なお、こうした場合を含め、責任表示などで三人以上が列記される場合は、優先順位は中→右→左(四人の場合は中右→中左→右→左)という順序になる、とされています。でも実際はやはりどうやら一番右に書かれている人が一番エライこともしばしばあるようで、ケースバイケースで判断するしかないようです。

2020年3月13日

今日は何の日 ~サンドイッチデー~

日本には実にさまざまな「○○の日」があります。
今日が何の日なのかを調べ、それに関するいろいろを紹介してしまおうというこの企画(不定期掲載)、本日は第12回目です。

ストレッチを習っているのですが、子供たちのプログラムもあり、そこでは先生がいつも手作りのおやつや軽食を出してくれます。
そこで大人気なのが自分で作るサンドイッチです。
8枚切りの食パンを2つ折りにして、マヨネーズ、細切りのきゅうり、ちくわ、かにカマ、魚肉ソーセージなどを自分で好きなだけ挟んで、皆でわいわい食べます。
具がハムじゃなくて練り物というのがミソ。
マヨともあうし、わずかな塩気が美味しい。
大人子供合同の練習時は大人も食べられるので、楽しみな一品です。

そして3月13日は「サンドイッチデー」です。
「1(イッチ)」が「3」で挟まれているからだそうです。
「サンドイッチの日」じゃないのか?
サンドイッチの日は別にあり、名前の由来になったイギリスの政治家サンドイッチ伯の誕生日の11月3日です。
18世紀のかたですが、料理の名前として21世紀まで続いているなんて、ご本人もびっくりでしょうね。

コンビニエンスストアで良く見かけるのは断面が良く見える三角形のサンドイッチですが、この三角サンドの発祥といわれているのが、東京都文京区にあった「フレンパン」というお店。
同潤会大塚女子アパートの1階に入っていました。
残念ながら今は閉店し、同潤会大塚女子アパートの跡地は、現在データ部が入っているTRC本社ビルになっています。
パン好きとしてはご縁を感じてしまいます。


2020年3月17日

どうっすか?

本日は「週刊新刊全点案内」2152号の発行日です。
掲載件数は1296件でした。


*こんな本がありました*

新敬語「マジヤバイっす」社会言語学の視点から

中村桃子(著)
白澤社 現代書館(2020.3)


「そうっすね」「マジっすか」「マジヤバイっす」...。

ヤンキー、ガテン系、体育会系の若者ことばとされる
このような「っす」言葉。
TVCMなどでも使われていますので、
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
こちらの本では、著者がこれらに「ス体」と名前を付け、
その形成過程と変化していく社会的意味付けを探っています。


あまりにもキャッチーなタイトルですが、
皆さんはこの「っす」言葉、敬語だと思いますか?
私も素人なりに少し考えてみましたが...
悩んでしまい、結論は出ず。


当人たちは丁寧語のつもり(?)で使っているようだし、
丁寧語の一種だとすれば敬語と言える...。


いやいや、くだけた言葉遣いであることは間違いないし、
敬語とは異なるような気もする...。


うーん。
普段そういった捉え方をすることもなく、
聞き流しているためでしょうか。
若者ことば、難しいっす。

2020年3月12日

私の人形・ぬいぐるみ遍歴

今月の雑記のテーマは「人形あるいはぬいぐるみ」です。

このテーマをもらってから自分の人形・ぬいぐるみ遍歴を振り返ってみて、真っ先に頭に浮かんだのは「シルバニアファミリー」でした。
いつかのクリスマスにサンタさんから「赤い屋根の大きなお家」をもらったことから始まり、
家具をあれこれ揃えたり、ウサギに加えてネコやリスのファミリーをお迎えしたり、雑貨屋さんやパン屋さん、学校など建物も色々増えていって...
家の出窓にマイタウンを築き上げ、幸せに浸っていたことを懐かしく思い出しました。
小学4年生の時、引っ越しを機に近所の年下の友だちにまるっとお譲りして(切なかった...!)それっきりになってしまいましたが、今でもおもちゃ売り場でシルバニアを見かけると収集欲がムクムクと...。アルパカやカワウソファミリーの存在に時代を感じます。

それから、シルバニアと同時並行的に集めていたのがポケモンの人形(我が家では「人形」と呼んでいましたが、いわゆるフィギュアです)。
これもおもちゃ屋さんに行くたびに(というか、おもちゃが売っているところどこでも近くを通るたびに)まだ持っていないポケモンを見つけるとすかさず買ってもらっていました。
まさにポケモントレーナーがポケモン図鑑を埋めていく感覚...?!
集めた人形たちはなんとなくいまだに手放せず、実家のクローゼットに眠っています。

他には...
母の日に母へのプレゼントとして買ったはずが自分が気に入ってしまい目玉が取れるまで可愛がったウサギのぬいぐるみや、
物心つく前から寝る時は常に一緒だった赤い毛糸編み(←もはやぬいぐるみではない^^; 大きくなってからはアイマスク代わりに使っていました)、
ディズニーストアで衝動買いした大きなプーさん etc...
私もそれなりに人形・ぬいぐるみが共にある人生を歩んできたんだなぁ、となんだかしみじみしてきました。

もうすぐ社会人7年目になろうとしている現在の私はと言うと...
枕元のペンギンのぬいぐるみ(肌触り抜群!)に毎晩癒されております(笑)

2020年3月11日

きょうのデータ部☆(3/11)

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   ベルを集めて展示している棚です。
   カラフルな絵本の面陳が、ちょっとした本屋さんのよう。

2020年3月10日

すてきなごろ寝

今日は「週刊新刊全点案内」2151号の発行日です。
掲載件数は1334件でした。


平日は家に帰ってから、「誰も話しかけてくれるな」オーラをぎらつかせながら猛スピードで夕飯を作ります。いざ食卓に座ると、じわじわと疲れを思い出し眠気がわいてきます。下の子を寝かす頃には、私も眠気MAX。ほぼ寝落ちの毎日。狭いベットに親子で入るのはぎゅうぎゅうだし、まあ明るいのでせいぜい小一時間で起きるのですが...。実はこの時間が私にはとても大事。少しのウトウトで頭はリセットされ、家族が寝静まった後、楽しみにしていたドラマを一話見るくらいにはすっきりするのです。
たまに「今日はパパと寝る」とか言われてしまうと、とても(私の)ゴールデンタイムまでもちません。他の家事は代わってほしいけど、添い寝はウェルカムなのー!


*こんな本がありました*

ゴロ寝リセット! ぐっすり眠れる体に生まれ変わる 」

矢間/あや(著)
飛鳥新社(2020.3)


時間は短くても質の高い眠りを追求すれば、自分だけのために使う時間を増やせるかも。眠る前に何かをするのではなく、ぐっすり眠れる体に生まれ変わる。ちょっと革命的なことのような気もしてきます。なりたし、毎日すぐにぐっすり眠れるカラダ。

しかし、眠くてたまらない時にちょっとだけ...と思いながらするごろ寝もたまりませんよね。

2020年3月 9日

頭を抬(もた)げる

AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

前回、「避諱」という皇帝の名を避ける中国の習慣について書きました。以前に、役割標示のところで注意が必要な文字として「同」という字のことを取り上げましたが、皇帝などに関連してもう一つ注意が必要な文字として「奉」という字があります。
これも「同」と同じく単独で用いられるのではなく、「奉勅撰」「奉敕輯」というぐあいに使われるもので、皇帝・天皇の勅命を奉じて著述・編纂したということです。あくまでも誰それが「勅を奉じて」撰したのであって、皇帝自身の著作(勅撰)ということではない、ということをしっかり理解しておかなければなりません。なお、仏書でもよく「奉詔譯」というのが出てきますし、皇族や朝鮮の国王などの場合は「奉命撰」「奉旨撰」というぐあいになります。

現物では、しばしば「奉」のあと改行して「勅撰」が次の行の行頭にあることがよくありますので、注意が必要です。なぜそんなことになっているかというと、皇帝に関係する文字-「勅」とか「皇」とか、あるいは歴代皇帝の諡号(しごう)・廟号(びょうごう)、当代の王朝名などを書く時には、敬慎の意を示すために、その字の上を1・2字分空けるとか、行を改めて書くとかする慣習があるのです。
空格を設けるのを「闕字(けつじ)」、改行するのを「平出(へいしゅつ)」と言い、後者のほうがより敬意を示すことになりますが、さらにさらに敬意を示そうとすると、改行したうえで該当字を他の行の先頭より上に飛び出させる「擡頭(たいとう)」という形式も用いられたります。
ということで、清代の書物に付されている上奏文などでは、改行だらけで上辺がでこぼこになっているものなどもときどき目にすることがありますが・・・まあ読みやすいものではないですね。

ちなみに皇帝の著作については、漢籍目録では「乾隆三年御定」というふうに、年代+皇帝のものであることを示す役割表示のかたちで書くという決まりごとがあります。現物には必ずしもそう書いてあるわけではないので、NCRに沿って記述するとなると、適宜補記することになりますが、そもそもほんとうに皇帝本人の編著なのかアヤシイことも多いです。ということで、そうしたものは、ちゃんと調査・確認して、「勅撰」ではなく「何某奉勅撰」と記述することになります(乾隆帝なぞはわりとご本人のものであることも多いですが)。

2020年3月 6日

避諱(ひき)こもごも

AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

以前、巻冊次に使用される「弟(第)」という文字について述べた際、避諱という、皇帝をはじめとする目上の者の本名(諱)を避けるという習慣のために文字を置き換えることについて述べました。この避諱について、若干補足しておきたいと思います。

避諱の影響というのは結構大きなものがあり、たとえば、漢王朝の初代の高帝は劉邦(りゅう・ほう)、曽孫の武帝は劉徹(りゅう・てつ)というのが本姓名でしたので、それまで「相邦」と言っていたのを「相国」、「徹侯」と言っていたのを「列侯」というぐあいに、同じような意味の文字に置き換えられ、それがその後もずっと引き継がれています。
あるいは、清朝の乾隆帝の諱は「弘暦(こうれき)」といいましたので、それぞれの文字は同音の「宏」「歴」で代用されました。このようによく使われる文字だとたいへんだということで、乾隆帝の子の嘉慶帝は「永琰(えいえん)」から「顒琰(ぎょうえん)」に、孫の道光帝は「綿寧(めんねい)」から「旻寧(みんねい)」に、それぞれ即位後に改名するという配慮をほどこしたりしています。

避諱の方法としては、文字自体を置き換えるほかに、一画を略して書く「欠画(けっかく)」というやり方などもありました。清代に刊行された『康煕字典』では、康煕帝の諱「玄燁」を避けて「玄」「燁」のそれぞれ最後の一画が省略されているのを確認することができますし、日本で翻刻されたものの中にもそれらをそのまま踏襲してしまっているものがあるということです。

こうした皇帝の諱を図書や文書でうっかり使ったりすると、大不敬ということで死刑に処されるほど厳しいもので、特に宋代と清代がきわめてやかましかったのですが、逆にそれらの文字が使用されているか否かで、出版年・書写年が限定できるという効用があったりします。たとえば、清初の大詩人で王士禎(おう・してい)という人がいますが、このひとはほんらい「王士禛」(おう・ししん)という名だったのを、没後に雍正帝(乾隆帝の父)の諱「胤禛」を避けて「王士正」と、さらに乾隆期に「王士禎」と改名させられています。ですので、欠画なしで「王士禛」とある書物があったら、それは雍正の前の康熙年間に刊行されたものだと判断できる、というわけです。

2020年3月 5日

ひな人形は飾っていますか?

今月の雑記のテーマは「人形あるいはぬいぐるみ」
です。


一昨日はひな祭りでしたね。
みなさんは、毎年ひな人形を飾っていますか?
うちも大きくなってからずっと飾っていません
でしたが、姪っ子のひな人形を買うのに人形町に
ついていってから、ひな人形ってこんなにいい
もんなんだと再認識。


つい、自分にも小さくてかわいいのが欲しいと
思いながら見ていたけれど、そういえば家のどこ
かにお雛様があったはず、まずはそっちを飾らな
きゃと思ってから、毎年飾るようになりました。

とはいっても、飾れるのは、3月3日ぎりぎりですが..。


うちのひな人形は、母方の祖母が贈ってくれたも
ので、もともとガラスケースの中に納まっていま
した。

ずいぶん前にガラスケースが壊れてしまったので、
今は、適当な箱を重ねて台にして、赤い布を敷い
て飾っています。


子供のころは、友達の家にある〇段飾りというよう
な、大きくて、布製のきれいな衣装の人形がとても
羨ましかった記憶がありますが、大人になってみると、
小柄で木目込み人形のうちのひな人形が、かわいくて、
改めて好きになりました。

来年は、もっと早く飾ってあげなければ...。

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2020年3月 4日

きょうのデータ部☆(3/4)

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きのこたけのこ総選挙をうけて、差し入れをいただきました。
わたしは、きのこ党に一票。
板チョコフェチですが、きのこのフィギュールにも萌えます。

2020年3月 3日

疲れたら休みたい

今日は「週刊新刊全点案内」2150号の発行日です。
掲載件数は1006件でした。
今月の表紙はこちら。

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3月=春!花という事で
山野草にしようか?花屋さんや庭の花にしようか、迷ったのですが
深く濃い紫の花粉の部分が何とも印象的な、
アネモネを1輪、ドーンと描きました。

花瓶に挿して置いておくといつの間にか大きく開いて
花を見ている私の方を、じっと見ている様で
ユニークで微笑ましくも思えます(Juriさん)


*こんな本がありました*


疲れたから休みます。と言えないあなたへ 自律神経失調症は改善できる

渡辺正樹(著)
主婦の友社(2020.3)


世の中、新型コロナウイルスで大騒ぎです。
学校が休みになってしまったり、いろいろなイベントが中止されたり、なぜか店頭からマスクのみならずトイレットペーパーも消えてしまったり...。私自身もその影響をイヤでも感じずにはいられません。
誰もが「疲れちゃったんで休みます」「体調ちょっと悪いんで休みます」とすぐ言える世の中だったら、こんなに大騒ぎにはならなかったんじゃないかなぁ。でも、なかなか難しいのが現実。


こんな世の中、一番の自己防衛はウイルスに負けない体になること。そのためには、免疫力高めるといいらしい。免疫力を高めるには自律神経とやらを整えることがいいらしい。
そこで、自律神経絡みで今週号からもう一冊ご紹介。


図解眠れなくなるほど面白い自律神経の話

小林弘幸(著)
日本文芸社(2020.3)


やはり大事なのは、たっぷり睡眠をとって、バランスのよい食生活をこころがけて、楽しい気分でいられるようにたくさん笑って、身体をたくさん動かすこと...かな。
今回のウイルス騒動をきっかけに改めて、自律神経を整えて、健康的に過ごしたいなと思った次第です。

2020年3月 2日

家ですごすなら~新設件名のお知らせ2020年2月分~

週刊新刊全点案内』は毎月最初の号の巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

ところが、2月は新設件名がありませんでした。

ありませんでした、で記事が終わってしまうのも寂しいので、以前からある件名からピックアップしてご紹介します。

「コロナウイルス」「ウイルス」「ウイルス感染症」などの件名も気になるところですが、今回はその方向ではなく、"自宅内でできそうな遊び"に関する件名をとりあげてみたいと思います。外出せずにすごすときの参考になる...とよいのですが。

といっても皆様ご自宅での過ごしかたはいろいろ。読書(関連する件名「読書」「書評」など)や動画視聴(同「動画共有サイト」など)しているという方もいらっしゃると思いますが、日本十進分類法(NDC)の790の下には室内娯楽が集められていますので、ここではその下に分類されている図書に付与されている件名から挙げてみます。

NDC794から797の下には
「囲碁」「連珠」「オセロゲーム」「将棋」「チェス」「トランプ」「花札」「麻雀」
といった有名どころが並びます。
「ビリヤード」や「ルーレット」「パチンコ」などもありますが、これは自宅では難しいかも。

NDC798その他の室内娯楽には
「クイズ」「パズル」「迷路」
といったものや
「ダーツ」「バックギャモン」
など。
「テーブルトークRPG」「ゲームソフト」
もこちらの下です。

「あやとり」「おはじき」「けん玉」「すごろく」「腕相撲」「拳あそび」「カルタ」
といった伝統的な遊びもあります。「拳あそび」はじゃんけんの類のことです。

「貝合」「百人一首」
なんていう、より古典感あふれるものもありました。

そういえばNDCの790の下には
「茶道」(分類記号791)「香道」(同792)「花道」(同793)
も収められています。


いかがでしたでしょうか。"一冊まるごとその遊び"の本が刊行されないと件名が付与されないことや、商品名は件名にしないこともあり、個別の遊びの件名は意外と少ないと思われるかもしれません。
遊び一般に対する件名には「遊戯」がありますが、件数が多いので、分類などとの掛け合わせ検索がおすすめです。
より網羅的に遊びの情報が得られる参考図書にアプローチしたいときには、細目をつけて
「遊戯-便覧」「遊戯-辞典」
などの検索もお試しください。

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