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2017年11月 アーカイブ

2017年11月17日

あっち?こっち?どっち?~分類・件名のおはなし・78

突然ですが、分類クイズです。
Q.同じ著者による小説は、必ず同じ分類になる  
<はい>
<いいえ>

答えは...<いいえ>!
「日本十進分類法 新訂10版」(NDC10版)を開いて900文学の項をみますと、注記に
「*文学作品は,原作の言語によって分類する;次いで文学形式によって区分し,さらに特定の言語の文学に限って,時代によって区分する」
とあります。

これに依って分類してみると、たとえば、ウラジーミル・ナボコフの「ロリータ」は英語の小説ですのでNDC10版933.7、「マーシェンカ」はロシア語で書かれた小説ですので983。どちらもナボコフの小説ですが、執筆言語によって違う分類になります。図書館では配架の際に「あれ、ナボコフ作品が同じところに並ばない?」と気づく方も多いかもしれませんね。

というわけで、クイズの答えは詳しくは、「1言語で執筆する著者の小説は同じ分類になりますが、複数の言語で執筆する作家の小説は必ずしも同じ分類にはなりません。」です。

ほかに複数言語で執筆する作家というと、サミュエル・ベケットが有名でしょうか。
ベケットの場合は「ゴドーを待ちながら」のようにフランス文学の下に分類されるものと、「マーフィー」のように英米文学の下に分類されるものがあるといった具合。

ちなみに、評伝については、1つの分類に集めています。どの分類に集めるかは代表作や作品数などをふまえて検討し、TRCではナボコフの評伝は英米文学の下NDC10版930.278、ベケットはフランス文学の下950.278としています。


それにしても、複数の言語で、しかも文学作品を執筆する...母語で文章を書くのにさえ四苦八苦している私には想像もできない世界です。

2017年11月16日

「京都人」

こんにちは。新刊菅原です。
11月の雑記テーマは「京都」です。

京都といえば国内でも指折りの観光地。紅葉の時期は特に混雑する、とよく耳にします。データ部にはガイドブックも入荷するため、それらを見て「観光シーズンが来るなあ」と実感する日々です。

さて、そのなかでも特に京都というと、少し毛色の変わったものを目にすることがあります。「京都人が教える」というようなコンセプトの本です。

京都は観光地のイメージが強いですが、当然ながら多くの方が暮らす都市でもあります。「京都人」と呼ばれる彼らが選ぶような、いわゆる観光スポットではない穴場や、本当に美味しい食べものなどについて知りたいという需要が大きいのでしょう。「京都人」という言葉からそこはかとなく漂う気品も大いに魅力的です。

かくいう私も京都を何度も訪れており、京都で暮らしたい、「京都人」になりたいと思ったこともありました。
しかし、旅行中うっかり市バスを乗り間違えてしまったときのこと。運の悪いことにしばらく走行してから間違いに気づいたため、とるものもとりあえず停まったバス停で降りました。

すると前後左右どちらを見ても碁盤の目のような整った区画が続き、地図上で目印になりそうな建物も無い......。今どの通りにいるのか、目的地に向かうにはどの方向に行けば良いのかが分からず、途方に暮れてしまいました。

その後GPSを駆使して何とか電車の駅に辿りつき、目的地へと向かうことができたのですが、それ以来、方向音痴気味な私には京都で暮らすのは難しいかもしれないと考えるようになりました。
京都人、憧れるなあ。

2017年11月15日

きょうのデータ部☆(11/15)

寒くなってくるとお肌の乾燥が悩みの種。ですが、秋冬の空が澄んで見えるのはこの乾燥した空気のおかげですね。


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本社周りの木々は昨日の雨のためか、心なしかしっとりとしていました。うらやましい。

2017年11月13日

デジタルアーカイブで図書館は変わる~東京都瑞穂町の実践から垣間見る知の拠点としての図書館~

先週開催されました図書館総合展から、ADEAC主催のフォーラム「デジタルアーカイブで図書館は変わる~東京都瑞穂町の実践から垣間見る知の拠点としての図書館~」の様子をレポートします。

当日は定員200名を越える218名の方がご参加下さいました。
東京都瑞穂町図書館の宮坂館長によるデジタルアーカイブ事業の苦労話から始まり、
岐阜女子大学の井上透先生、同志社大学大学院の原田隆史先生を交えデジタルアーカイブについて熱いお話が繰り広げられました。

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お客様もパネリスト御三方のお話に熱心に耳を傾けている方が多く、大変濃い内容だったと思います。
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足を運んで下さった皆様、ありがとうございました!

2017年11月14日

映画と○○


本日は「週刊新刊全点案内」2037号の発行日です。
掲載件数は1215件でした。


*こんな本がありました*
ウイスキーアンドシネマ 2

武部好伸(著)
淡交社(2017.11)

映画を聴きましょう

細野晴臣(著)
キネマ旬報社(2017.11)

寒くなるにつれて部屋で過ごす時間が増えていく今日この頃。
(いや、季節に関係なく室内にいる時間が多いかもしれないという考えは置いておきます。)
そんな中、今号掲載のこの2冊の映画の本が目にとまりました。

そういえば映画に出てくる飲食物は印象的。見慣れているものでも、登場人物がおいしそうに食べていたりするとこちらまで無性に食べたくなってくるから不思議です。
また映画を見ながら、おともに何を食べるのか(飲むのか)も結構重要なポイントかもしれません。

サントラを買ったり、作中で使われていた曲が気になって調べてみたり、音楽も映画の楽しみのひとつでもあります。次見る映画では何が気になるのか、考えながら見たくなりました。


2017年11月 9日

行きたい京都

こんにちは。典拠望月です。
11月の雑記テーマは京都。関東の平野でも木々の紅葉が進んできました。日差しに映える赤色、黄色を見ていると、清水寺、永観堂、嵐山などなど京の名所であったらさぞや美しい景色がみられるのではと思ってしまいます。

さてタイトルに入れました「行きたい京都」。
もちろん、京都に行ったことがないわけではありません。中学校の修学旅行先は奈良・京都でしたし、大人になってから今のような紅葉の時期や梅の時期にも行きました。散策も食べ歩きも観劇も体験済。

では、どうして「行きたい」のでしょうか?

実は、京都"市"ではなく京都"府"に行ってみたい場所があるのです。
京都市から北西の方角、日本海に面した丹後半島の伊根という町。初めて見たのは雑誌の旅行特集だったでしょうか。ここには、舟屋と呼ばれる独特の家屋が並んでいるのです。
深く切り込んだ湾の、岸と海との境に建つ木造の家屋。1階部分は海に向かって開け放たれていて、舟が置いておけるようになっています。2階が住居になっているこじんまりとした家がその舟屋で、それらがずらっと並んでいる風景がとても美しくて、ぜひ自分の目で見てみたいと思ったのでした。
住まいの下に漁船があって、家からすぐに漁に出られるというのがなんとも"生業"ってかんじで、昔話に出てくるような景色に憧れます。行ってみたい京都です。


2017年11月10日

責任表示の読みが違ったら~典拠のはなし~

こんにちは。典拠 小松です。
今年半ばから典拠ファイルのメンテナンスに携わっています。

メンテナンスは「保守」「整備」。

というと堅苦しいのですが、個人的には庭木の手入れに似ているのかなぁ、と思います。

毎日水を遣って、はみ出た枝をパッチン、時期になったら肥料も入れて、枯れたものを植え替えて...。さまざまな庭仕事が絶えずあるのと同様に、典拠ファイルにもまめなメンテナンスが不可欠です。

MARCも情報の追加は多い(どんな情報を追加しているのかはこちら)のですが、典拠ファイルは日々新しく出版される図書によって変更が加わる可能性が高いので、より生きものに近い気がします。

例えば、著者の読みについてです。

基本的な著者の読み(典拠ファイル統一形のカタカナ形)は、その著者の最初に入手した図書をもとにして決まります(詳しくはこちら)。

その後、同じ著者の著書が出版された際には、新刊目録チームが新しい図書の情報と照らし合わせます。そこで問題なければMARCの責任表示と典拠ファイルを紐付けをします。

既存の典拠ファイルと読みが違う場合は、新刊目録のチームから連絡があり、私たち典拠チームの出番となります。

ここで典拠ファイルを修正(典拠訂正といいます)をすることになるのが次の3つのケース。

・最初に入手した図書にルビがなく、推定で振ったヨミが今回の図書に記載された読み方と異なるケース。

図書にルビがない限り、調べる手段が多い現代でも万策尽きて推定となってしまうこともあります。ルビのある図書が入荷した際に正しい読みが判明すれば典拠訂正をします。くれぐれも「人名にはルビを!

・東洋人の典拠ファイルを作成する際に、図書に日本語での漢字の読み方しかなかったり、ルビがなく日本語読みを推定で付与したが、母国語のルビがある図書を入手したケース

TRCでは東洋人の統一形のカタカナ形は母国語読みを優先して採用しています。そこで母国語読みが判明した際には、統一形の日本語読みのカタカナ形から典拠訂正をします。

・典拠ファイルを作成した際に根拠とした図書が誤植だったケース

新旧の図書の出版者に確認。参考資料にあたったり、時には著者本人に連絡を取ったりして事実を究明。誤植と判明すれば典拠訂正します。

上記の3つは白黒がはっきりして典拠訂正ができるケースですが、同一著者の図書のルビが途中で変更になったり、出版者によって異なったりする「白黒つかないケース」もあります。こうしたものは参照形を作成するとともに、記録、調査して今後のメンテナンスのための資料にします。

典拠訂正した主なものは、「人名典拠ファイル訂正・変更」として、
■ 『週刊新刊全点案内』 「お知らせ」ページ内
■ TOOLi 「お知らせ」ページ内「定期更新情報」
にて、ご案内しています。

大事なことなのでもう一度言います。
どうか「人名にはルビを!」

2017年11月 8日

きょうのデータ部☆(11/8)

教育の森公園も秋めく頃。


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日本ではおなじみのイチョウですが、実は世界的に絶滅危惧種に指定されているとても珍しい植物なのだそうです。(イチョウだと思い込んで撮影したこの木、記事を書きながらイチョウでないことに気が付きました(遅))

2017年11月 7日

読書の陰の立役者

本日は「週刊新刊全点案内」2036号の発行日です。
掲載件数は928件件でした。

今月の表紙はこちら。

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紅葉した落ち葉の道をざくざく歩く、鮮やかで奇麗すぎる落ち葉を見つけては拾ってしまいます。
秋の空の青色にかざしてみたりする
鮮やかさが青と寒さと重なって!空と一体に!!(Juriさん)

*こんな本がありました*
秋も次第に深まり、木々が赤く色づくのももうすぐ、紅葉狩りが楽しみです。秋の楽しみはいろいろとありますが、読書もそうです。毎日本と触れ合っているため、逆になかなかどっしり腰を落ち着けて読書をしようという気持ちが昔ほどわかないのですが、秋はやはり別。古典的名著に取り掛かりたくなります。しおりを本にはさみながら少しずつ読み進め、今日は昨日より集中できたなとしおりをはさむ位置を前へ進め、だんだん右手側のページの厚みを感じるのも心がなんとなく満たされる瞬間です。
そんなしおりについて、気になる本がありました。

世界のしおり・ブックマーク意外史
猪又義孝(著)(2017.11 デコ)
残念ながら本の中身はゆっくり覗けなかったのですが、言われてみるまでしおりに歴史があるなど考えてもみませんでした。書物や文字に歴史があるように、しおりにあってもまったくおかしくないのに。これほどしおりのみにフィーチャーした本はこれまでなかったことについて著者本人も触れていますが微に入り細にわたりいろいろな視点でしおりについて語られています。
著者の方はしおり・ブックマークのコレクターのようで、海外の変わったブックマークも多く収録されていて装飾品のようにきらびやかなデザインのものや変り種などなど。こんな透かし模様の綺麗なブックマークを使ったらより読書の時間が心躍るものになりそうです。


2017年11月 6日

未来は分かった方が幸せ?~新設件名のお知らせ2017年10月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

10月は7件の件名を新設しました。
その中に「ゲノム創薬」があります。

「ゲノム創薬」は情報・知識imidas2017によると、
ゲノムデータを利用し遺伝子レベルで病気の原因を調べることにより、患者個人の病態に合わせた新薬を効率良く開発すること。

ゲノムを解析することで、この先どんな病気にかかるのか前もってわかれば、ゲノム創薬で早々に準備なんてこともできるのかもしれません。

でも確実にこの病気になると分かるのって何だかなぁとも思わなくもないですが。
メンタルが強くないので、占いで今月は目に気をつけましょう、くらいが私には丁度良いかも。


関連して、個人の体質にあった治療法を実施する個別化医療の本には「オーダーメイド医療」の件名を付与してします。

2017年11月 2日

京都〇回生

 こんにちは。
 データ部新刊 中村由美です。
 明日から連休。紅葉を愛でにお出かけになる方も多いのではないでしょうか。
 紅葉と言えば、日光、箱根、香嵐渓、立山、金沢、広島もみじまんしゅう?...そして京都。

 ザ観光地といもいえる京都。紅葉もきれいですが、京都弁が飛び交う町家の界隈も、寺社仏閣も、和菓子をはじめとする食べ物も、どれも「雅だなぁ」と楽しめます。

 生まれも育ちも東京東北部な私は、旅行で訪れた京都にすっかり魅せられて大学を場所で選びました。京都です。
 住まいも場所が大切。はじめての下宿先は西陣にあるお風呂屋さんの二階に決めました。
 ゆっくりできる朝は、西陣織の機織り機のカシャッカシャッという音で目覚め、山伏の装束や袈裟姿の修行僧の方々を横目に見ながら通学。
 京都弁というか関西弁のマネごとをしていると、友人たちが「こうやで」と実演つきで教えてくれました。
 興味深いラインナップの本屋さんや雑貨屋さん、ギャラリー、映画館。美味しいお菓子やコーヒー、パンのお店もほどよい範囲の中で色々なところにあり、講義もそこそこに散歩の日々。

 11月は紅葉祭りに曲水の宴に歌舞伎の顔見世興行、12月は終い弘法に終い天神、大晦日にはをけら参り、年が明ければ初詣に初ゑびす、2月の吉田神社等での節分会に初午、3月の雛祭りが終わると気づけば春。円山公園の桜もきれいですが平野神社も見事ですし、鴨川べりの桜のトンネルを行くサイクリングはとても気分がいいです。5月は葵祭、6月は茅の輪くぐり、7月は祇園祭、8月は地蔵盆に五山の送り火、9月は観月会、10月には鞍馬の火祭...と行事も事欠きません。

 学校に行くのがもったいない!となんとも本末転倒な学生生活を送っていましたが、周囲の協力もあり無事4年で卒業しました。関西では大学生の学年を〇年生ではなく〇回生と呼ぶのですが「5回生になってまう~~」と言いながら、レポートを書いたこともよい思い出になっています。
 今は数年に一度訪れるくらいですが、相変わらずいつ行ってもどこに行っても楽しく、何回でも行きたい場所です。

2017年11月 1日

第19回図書館総合展

2017年11月7日(火)~9日(木)、パシフィコ横浜にて「第19回図書館総合展」が開催されます。

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(写真は昨年の様子です)

TRCもブースを出展いたします。ブース内では沢山のプレゼンテーションとワークショップで皆様をお待ちしていますので、ご来場の際は是非お立ち寄り下さいませ。
また、様々なフォーラムもご用意しております。TRC主催・共催のフォーラムはこちらへ。

博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)東日本大震災被災救援情報
博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)東日本大震災被災救援情報

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