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2017年11月 アーカイブ

2017年11月29日

きょうのデータ部☆(11/29)

先日「マンホーラー」なる言葉に出会いました。
気になって調べてみると、全国各地のマンホール愛好家のことをそう呼ぶそうです。ちょっとかっこいい。


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本社がある文京区のものはどんなデザインだろう?と探してみました。どうやらこれは東京23区共通のものだったらしく、都の花ソメイヨシノ、都の木イチョウ、都の鳥ユリカモメがモチーフ。文京区の文の字が図案化されたものも他にたくさんあるようですが、完全に見落としていました。よく見てみると面白みがたくさん詰まったマンホール、奥が深いです。マンホールだけに。

2017年11月28日

雑草にも名前があります

本日は、週刊新刊全点案内2039号の発行日です。
掲載件数は1194件でした。

*こんな本がありました*

牧野富太郎 植物博士の人生図鑑
(コロナ・ブックス)

コロナ・ブックス編集部(編)
平凡社(2017.11)


日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎さんのビジュアル版自叙伝です。牧野さんといえば「雑草という名の草はない」というセリフで有名な方ですね。
自伝本ですがビジュアル版なので、写真や植物画などがたくさん掲載されていて見ているだけでも楽しめます。

今では植物図鑑は写真が当たり前ですが、当時の植物「絵」図鑑というのもなかなか味があります。牧野さんの描く植物画は学術的でありながら、額に入れて飾りたくなるぐらい美しいです。
もっと牧野さんの描いた植物画が見たいという方には、こちもお勧めです。

牧野日本植物圖鑑

牧野富太郎(著)
北隆館(2017.9)

2017年11月27日

「図書」と「史料」

こんにちは。AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

前回の最後に「文書(もんじょ)」を「図書」の目録規則で整理するのはよろしくないということを書きました。現在、「文書」に代表される「史料」のデジタル化ということが大きなトレンドになっていますが、ここで「図書」と「史料」とについて、ちょっと概念を整理しておきたいと思います。

まず「図書」とは、不特定多数に読まれることを前提にした著作物・編纂物(刊行物・書写資料ともあり)を言います。これに対し、「文書」は、特定の相手宛てに書かれたもので、官公庁の公文書や手紙などが代表的なものです。特定の相手宛でない日記や個人的な備忘録(メモ)は「記録」になります。
「図書」「文書」「記録」これらを総称して「文献」documentsと言います(「文献」それ自体としては「文字に書かれたもの」という意味合いが強いです)。このうち、近世以前のものをそれぞれ「古書(古籍)」「古文書」「古記録」と言います。「古書」は「正統的なもの」「貴重なもの」という価値判断を含めて(古書=古本の意味で使われることもあるので)「古典籍」とも言い、以前書きましたが、うち日本人の著作を「和古書(国書)」、中国人の著作を「漢籍」と言います。

これらに対し、「史料」historical materialsというのは、研究者が歴史研究上価値があるとするすべての参考にしうる資源(「資料」materials)について用いられるもので、図書であろうと文書であろうと、その他図像・美術品・考古資料等もすべて含めることができます。紙(他の媒体も含みえますが)に文字で書かれたもののことは文献資料といい、「史料」は文献資料と非文献資料とに大別されます。
「図書」「文書」「記録」は実体として存在するものであるのに対し、「史料」はあくまでそれを歴史的資料として認定する人の観点・判断によって認定されるものであると言えます。「史料的価値」という言い方はありますが「図書的価値」「文書的価値」という言い方はない(観点云々にかかわらず図書は図書、文書は文書である)ということから、この関係が理解できるかと思います。

上記「文書」は基本的にすべて史料として扱われえますが、「図書」は必ずしもそうではありません。史料としての対象にならない古典籍はいくらでもあります(文学作品など、大半がそうです)。すなわち、「古典籍」(和漢古書)と「史料」は内容的に一致するものではまったくないのです。
内容的にずれるのみならず、対象に対する研究方法(すなわち「学」)も異なります。「図書」そのものを研究対象とする学問としては「書誌学(図書学)」bibliographyがあり、これは「文書」「記録」はほんらいその対象としません(なお、学問としての「書誌学」は分析的書誌学analytical bibliographyと呼ばれ、これと対比される列挙的書誌学enumerative bibliographyは、わたしたちが日常的に従事している「目録作成技法」であって、むろん「学」ではありません)。また、これとは全然別個に、西洋古典研究の学としての「文献学(古典学)」philologyというものがあります。
なお、「書誌学」も「文献学」も西洋の学問の訳語ですが、一方伝統中国の学問体系では、「図書」に関する学問として「目録学」「版本学」「校勘学」というものがあります。「目録学」とは著述の流別を明らかにしてその内容を研究するものであり、「版本学」とは著述の諸伝本そのもの及びそれらどうし関係を研究するものであり、「校勘学」とは諸伝本のテキストを比較対照してそのほんらいの姿を研究するものである、と定義できるかと思いますが、これらを総称して、中国ではこれをやはり「文献学」と呼称します。

話を戻しますと、「図書」に対する「書誌学」と同様に、「古文書」「古記録」を研究する学としては「古文書学」があります。これは、歴史学の一分野としての「史料学」historiographyに属するものですが、この「史料学」と「書誌学」では方法論がまったく違っています。いかに別ものかという一例として、以前書きましたが、「写本」という基本的タームがあります。書誌学では、この語は「出版物に対する書写資料」の意味で使われるのに対し、歴史学・国文学では「自筆本に対する転写本」の意味で使われるわけです。

日本の「史料整理」「文書整理」の現場では、NCRのような広く使われている統一的な規則はないようですが、といってだいたい共通した方式は存在するようであり、それは図書の目録規則とはやはり全然別のものです。たとえば「文書」では「宛先」というのがきわめて重要な項目になりますが、「図書」の整理の方法だとこれは宙に浮いてしまいます。
ということで、それぞれの対象はそれぞれに適した規格で整理してあげるというのが、資料そのものの利用されやすさという点で、まず最初の大前提とすべきことだろうと思います。ですので、図書館の片隅に古そうな資料が入った箱が積み重ねられている・・・といった情況があれば、それが「図書」のかたまりなのか「文書」のかたまりなのか、それを見極めることがまずは第一、ということになるかと思います。

2017年11月24日

版といってもいろいろで ~MARCや検索の話~

岩波書店の「広辞苑」。10年ぶりの改訂の第7版が来年1月に発売されるそうですね。いろいろな番組で話題になっているようで、TOOLiのTV情報検索にもたびたび出現しています。


さて、今回は版表示について。
前に出た本と違っていますよ、という意味でつけられることの多い版表示。しかし、一口に「○○版」と言っても、違いの意味合いは様々で、TRC MARCでは入力する場所(MARCタグ)が違ってきます。

版表示について入力するMARCタグは主に2ヶ所。

★265A「版表示」:前に出たものの印刷原版に削除、追加、変更がありますなどという場合はここに
 例)改訂版・増補版・第2版など

★265B「特殊な版表示」:前に出たものと印刷原版は変わらないけど、外装等に違いがありますなどという場合はここに
 例)豪華版・新装版・コンパクト版・愛蔵版など


しかし「○○版」がすべてこのどちらかに入っているかというと、そうではありません。
カラーページという意味のカラー版、子ども向けのやさしい内容という意味のジュニア版、いろいろ収録されていますという意味の完全版などなど・・・上記の2つのどちらでもない「○○版」は、251B「タイトル関連情報」に入れることもあります。

また2017年度版、2018最新保存版、音楽編平成29年版など、年次・回次をあらわす「○○版」は251D「部編名,巻次,回次,年次等」に入力します。

新しい版の発売を前に「広辞苑 第6版机上版」のMARCを見てみますと、「第6版」は265A、大型の「机上版」は265Bに入力しています。
岩波書店のサイトを見てみますと「第六版よりも一四〇ページ増加、しかし厚さは変わりません」とありました。収録語数を増やしつつ、辞書として使いやすい形状を保つべく、厚くならないように作り手側は工夫しているんですね。

2017年11月22日

きょうのデータ部☆(11/22)

年末に向けてじわじわと入荷冊数が増えてきました。
作成中のMARCの情報は、ICタグとリンクさせて機械的に管理しています。が、一冊一冊の目録の中身によって作業が異なるため、アナログな部分でカバーしている部分もあります。


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各班で使っている紙の挟み込みたち。行き先を示したり、本文中のポイントをピックアップしておいたり。気になる点はメモして、次の人がすぐわかるようにしておいたり。地道ですがとても大切な一部分です。

2017年11月30日

「朝」の京都

こんにちは。新刊入江です。

11月の雑記テーマである「京都」といえば語りつくせないほど多くの魅力がある都市ですが、旅行者にうれしいポイントの1つに「朝が早い町」であることが挙げられると思います。

貴重な休日の時間を有効に使おうと夜行バスで朝早く観光地に到着したはいいものの、目当ての施設はおろか飲食店も開いておらず、車中泊で硬くなった体を引きずって休憩できる場所を探し回る羽目になった...旅に出てそんな経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。

京都ではそんな風に時間を潰せる場所がなくて途方にくれる心配はありません。到着が早朝でも、行けるところはごまんとあります。京都タワーの地下大浴場で朝風呂としゃれ込んで凝り固まった体をほぐすのもいいですし、観光客で混み合う前の神社仏閣名所旧跡に足を伸ばして文化遺産を独り占めすることだってできてしまいます。

私自身、以前夜行バスで京都旅行をした際、目的の施設が開くまでの時間を有効活用しようと、あるお寺に早朝拝観したことがありました。そのときはひとつのお寺を巡るのに合計1時間半もかけて、ゆったりした朝の時間を過ごすことができました。
朝日に照らされたお庭を眺めること30分。慣れない正座をしながら本堂でお経を聞くこと40分。足の痺れが治まるまで悶絶すること20分。気づいたときにはもう日がすっかり高くなっていました...

歩けるようになってから近くのお店で朝ごはんを食べれば、もう丸一日町巡りをしたような満足感。それなのに、ふと時計に目をやればなんとまだまだ朝の9時前!観光する時間がたっぷり残っていることに気づいて無性に嬉しい気分になったことを思い出します。

「朝」の京都、オススメです!

2017年11月21日

初めてのパソコン

本日は「週刊新刊全点案内」2038号の発行日です。
掲載件数は1149件でした。


*こんな本がありました*

林檎の樹の下で  アップルはいかにして日本に上陸したのか。 上」
林檎の樹の下で  アップルはいかにして日本に上陸したのか。 下」

斎藤由多加(著) うめ(漫画)
光文社(2017.11)


サブタイトルにあるとおり、アップルの日本進出の様子が描かれています。
初版は1996年刊(その後2003年に改訂)の復刊ですが、作中の名シーンが漫画化されており、読みやすい印象です。
神格化される前のジョブズが描かれていたりと、内容は古いどころかむしろ新鮮に思えました。

私が初めて「パソコン」というものに触れたのは、高校生の頃か大学に入ってすぐのこと。
ブラインドタッチ(今ではタッチタイピングと言うそうですね)を習得せよと母に送り込まれた短期間の英文タイプ教室だったと思います。
いつの時代?と思われるかもしれませんが、かな入力ではなくローマ字入力を覚えろという母の司令のもと通ったものです。

その教室の先生がパソコン好きだったようで、英文タイプ教室という名前でしたが使っていたのはパソコンでした。
マック派の先生で、アップルのお家騒動について熱く語っていたのを覚えています。
今思うと、あれはスティーブ・ジョブズの解任劇についてだったと思うのですが、当時はまったく興味も湧かず「はぁ...」という感じで聞いていました。
ちょっともったいないことをしました。


2017年11月20日

「TRC新刊図書オープンデータ」へのリンク

TRCでは、新刊図書の書誌情報をオープンデータとして公開しています。
このデータ部ログでも、オープンデータへのリンクボタンを追加しました。
画面左側のバーに「TRC新刊図書オープンデータ」というボタンがありますので、そちらからオープンデータに移動することができます。

収録項目は、ISBN,タイトル,サブタイトル,著者(2人まで),版表示,出版社,発売者,出版年月,ページ数等,大きさ,付属資料の種類と形態,シリーズ名・シリーズ番号(3つまで),各巻のタイトル,本体価格,セット本体価格。
毎週土曜日に、TRCで作成した1週間分の新刊書誌情報を掲載いたします。掲載期間は4週間です。
この書誌情報は、営利・非営利を問わず、利用手続きなしでご自由にご利用いただけますので、ぜひご活用ください。

2017年11月17日

あっち?こっち?どっち?~分類・件名のおはなし・78

突然ですが、分類クイズです。
Q.同じ著者による小説は、必ず同じ分類になる  
<はい>
<いいえ>

答えは...<いいえ>!
「日本十進分類法 新訂10版」(NDC10版)を開いて900文学の項をみますと、注記に
「*文学作品は,原作の言語によって分類する;次いで文学形式によって区分し,さらに特定の言語の文学に限って,時代によって区分する」
とあります。

これに依って分類してみると、たとえば、ウラジーミル・ナボコフの「ロリータ」は英語の小説ですのでNDC10版933.7、「マーシェンカ」はロシア語で書かれた小説ですので983。どちらもナボコフの小説ですが、執筆言語によって違う分類になります。図書館では配架の際に「あれ、ナボコフ作品が同じところに並ばない?」と気づく方も多いかもしれませんね。

というわけで、クイズの答えは詳しくは、「1言語で執筆する著者の小説は同じ分類になりますが、複数の言語で執筆する作家の小説は必ずしも同じ分類にはなりません。」です。

ほかに複数言語で執筆する作家というと、サミュエル・ベケットが有名でしょうか。
ベケットの場合は「ゴドーを待ちながら」のようにフランス文学の下に分類されるものと、「マーフィー」のように英米文学の下に分類されるものがあるといった具合。

ちなみに、評伝については、1つの分類に集めています。どの分類に集めるかは代表作や作品数などをふまえて検討し、TRCではナボコフの評伝は英米文学の下NDC10版930.278、ベケットはフランス文学の下950.278としています。


それにしても、複数の言語で、しかも文学作品を執筆する...母語で文章を書くのにさえ四苦八苦している私には想像もできない世界です。

2017年11月16日

「京都人」

こんにちは。新刊菅原です。
11月の雑記テーマは「京都」です。

京都といえば国内でも指折りの観光地。紅葉の時期は特に混雑する、とよく耳にします。データ部にはガイドブックも入荷するため、それらを見て「観光シーズンが来るなあ」と実感する日々です。

さて、そのなかでも特に京都というと、少し毛色の変わったものを目にすることがあります。「京都人が教える」というようなコンセプトの本です。

京都は観光地のイメージが強いですが、当然ながら多くの方が暮らす都市でもあります。「京都人」と呼ばれる彼らが選ぶような、いわゆる観光スポットではない穴場や、本当に美味しい食べものなどについて知りたいという需要が大きいのでしょう。「京都人」という言葉からそこはかとなく漂う気品も大いに魅力的です。

かくいう私も京都を何度も訪れており、京都で暮らしたい、「京都人」になりたいと思ったこともありました。
しかし、旅行中うっかり市バスを乗り間違えてしまったときのこと。運の悪いことにしばらく走行してから間違いに気づいたため、とるものもとりあえず停まったバス停で降りました。

すると前後左右どちらを見ても碁盤の目のような整った区画が続き、地図上で目印になりそうな建物も無い......。今どの通りにいるのか、目的地に向かうにはどの方向に行けば良いのかが分からず、途方に暮れてしまいました。

その後GPSを駆使して何とか電車の駅に辿りつき、目的地へと向かうことができたのですが、それ以来、方向音痴気味な私には京都で暮らすのは難しいかもしれないと考えるようになりました。
京都人、憧れるなあ。

2017年11月15日

きょうのデータ部☆(11/15)

寒くなってくるとお肌の乾燥が悩みの種。ですが、秋冬の空が澄んで見えるのはこの乾燥した空気のおかげですね。


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本社周りの木々は昨日の雨のためか、心なしかしっとりとしていました。うらやましい。

2017年11月13日

デジタルアーカイブで図書館は変わる~東京都瑞穂町の実践から垣間見る知の拠点としての図書館~

先週開催されました図書館総合展から、ADEAC主催のフォーラム「デジタルアーカイブで図書館は変わる~東京都瑞穂町の実践から垣間見る知の拠点としての図書館~」の様子をレポートします。

当日は定員200名を越える218名の方がご参加下さいました。
東京都瑞穂町図書館の宮坂館長によるデジタルアーカイブ事業の苦労話から始まり、
岐阜女子大学の井上透先生、同志社大学大学院の原田隆史先生を交えデジタルアーカイブについて熱いお話が繰り広げられました。

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お客様もパネリスト御三方のお話に熱心に耳を傾けている方が多く、大変濃い内容だったと思います。
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足を運んで下さった皆様、ありがとうございました!

2017年11月14日

映画と○○


本日は「週刊新刊全点案内」2037号の発行日です。
掲載件数は1215件でした。


*こんな本がありました*
ウイスキーアンドシネマ 2

武部好伸(著)
淡交社(2017.11)

映画を聴きましょう

細野晴臣(著)
キネマ旬報社(2017.11)

寒くなるにつれて部屋で過ごす時間が増えていく今日この頃。
(いや、季節に関係なく室内にいる時間が多いかもしれないという考えは置いておきます。)
そんな中、今号掲載のこの2冊の映画の本が目にとまりました。

そういえば映画に出てくる飲食物は印象的。見慣れているものでも、登場人物がおいしそうに食べていたりするとこちらまで無性に食べたくなってくるから不思議です。
また映画を見ながら、おともに何を食べるのか(飲むのか)も結構重要なポイントかもしれません。

サントラを買ったり、作中で使われていた曲が気になって調べてみたり、音楽も映画の楽しみのひとつでもあります。次見る映画では何が気になるのか、考えながら見たくなりました。


2017年11月 9日

行きたい京都

こんにちは。典拠望月です。
11月の雑記テーマは京都。関東の平野でも木々の紅葉が進んできました。日差しに映える赤色、黄色を見ていると、清水寺、永観堂、嵐山などなど京の名所であったらさぞや美しい景色がみられるのではと思ってしまいます。

さてタイトルに入れました「行きたい京都」。
もちろん、京都に行ったことがないわけではありません。中学校の修学旅行先は奈良・京都でしたし、大人になってから今のような紅葉の時期や梅の時期にも行きました。散策も食べ歩きも観劇も体験済。

では、どうして「行きたい」のでしょうか?

実は、京都"市"ではなく京都"府"に行ってみたい場所があるのです。
京都市から北西の方角、日本海に面した丹後半島の伊根という町。初めて見たのは雑誌の旅行特集だったでしょうか。ここには、舟屋と呼ばれる独特の家屋が並んでいるのです。
深く切り込んだ湾の、岸と海との境に建つ木造の家屋。1階部分は海に向かって開け放たれていて、舟が置いておけるようになっています。2階が住居になっているこじんまりとした家がその舟屋で、それらがずらっと並んでいる風景がとても美しくて、ぜひ自分の目で見てみたいと思ったのでした。
住まいの下に漁船があって、家からすぐに漁に出られるというのがなんとも"生業"ってかんじで、昔話に出てくるような景色に憧れます。行ってみたい京都です。


2017年11月10日

責任表示の読みが違ったら~典拠のはなし~

こんにちは。典拠 小松です。
今年半ばから典拠ファイルのメンテナンスに携わっています。

メンテナンスは「保守」「整備」。

というと堅苦しいのですが、個人的には庭木の手入れに似ているのかなぁ、と思います。

毎日水を遣って、はみ出た枝をパッチン、時期になったら肥料も入れて、枯れたものを植え替えて...。さまざまな庭仕事が絶えずあるのと同様に、典拠ファイルにもまめなメンテナンスが不可欠です。

MARCも情報の追加は多い(どんな情報を追加しているのかはこちら)のですが、典拠ファイルは日々新しく出版される図書によって変更が加わる可能性が高いので、より生きものに近い気がします。

例えば、著者の読みについてです。

基本的な著者の読み(典拠ファイル統一形のカタカナ形)は、その著者の最初に入手した図書をもとにして決まります(詳しくはこちら)。

その後、同じ著者の著書が出版された際には、新刊目録チームが新しい図書の情報と照らし合わせます。そこで問題なければMARCの責任表示と典拠ファイルを紐付けをします。

既存の典拠ファイルと読みが違う場合は、新刊目録のチームから連絡があり、私たち典拠チームの出番となります。

ここで典拠ファイルを修正(典拠訂正といいます)をすることになるのが次の3つのケース。

・最初に入手した図書にルビがなく、推定で振ったヨミが今回の図書に記載された読み方と異なるケース。

図書にルビがない限り、調べる手段が多い現代でも万策尽きて推定となってしまうこともあります。ルビのある図書が入荷した際に正しい読みが判明すれば典拠訂正をします。くれぐれも「人名にはルビを!

・東洋人の典拠ファイルを作成する際に、図書に日本語での漢字の読み方しかなかったり、ルビがなく日本語読みを推定で付与したが、母国語のルビがある図書を入手したケース

TRCでは東洋人の統一形のカタカナ形は母国語読みを優先して採用しています。そこで母国語読みが判明した際には、統一形の日本語読みのカタカナ形から典拠訂正をします。

・典拠ファイルを作成した際に根拠とした図書が誤植だったケース

新旧の図書の出版者に確認。参考資料にあたったり、時には著者本人に連絡を取ったりして事実を究明。誤植と判明すれば典拠訂正します。

上記の3つは白黒がはっきりして典拠訂正ができるケースですが、同一著者の図書のルビが途中で変更になったり、出版者によって異なったりする「白黒つかないケース」もあります。こうしたものは参照形を作成するとともに、記録、調査して今後のメンテナンスのための資料にします。

典拠訂正した主なものは、「人名典拠ファイル訂正・変更」として、
■ 『週刊新刊全点案内』 「お知らせ」ページ内
■ TOOLi 「お知らせ」ページ内「定期更新情報」
にて、ご案内しています。

大事なことなのでもう一度言います。
どうか「人名にはルビを!」

2017年11月 8日

きょうのデータ部☆(11/8)

教育の森公園も秋めく頃。


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日本ではおなじみのイチョウですが、実は世界的に絶滅危惧種に指定されているとても珍しい植物なのだそうです。(イチョウだと思い込んで撮影したこの木、記事を書きながらイチョウでないことに気が付きました(遅))

2017年11月 7日

読書の陰の立役者

本日は「週刊新刊全点案内」2036号の発行日です。
掲載件数は928件件でした。

今月の表紙はこちら。

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紅葉した落ち葉の道をざくざく歩く、鮮やかで奇麗すぎる落ち葉を見つけては拾ってしまいます。
秋の空の青色にかざしてみたりする
鮮やかさが青と寒さと重なって!空と一体に!!(Juriさん)

*こんな本がありました*
秋も次第に深まり、木々が赤く色づくのももうすぐ、紅葉狩りが楽しみです。秋の楽しみはいろいろとありますが、読書もそうです。毎日本と触れ合っているため、逆になかなかどっしり腰を落ち着けて読書をしようという気持ちが昔ほどわかないのですが、秋はやはり別。古典的名著に取り掛かりたくなります。しおりを本にはさみながら少しずつ読み進め、今日は昨日より集中できたなとしおりをはさむ位置を前へ進め、だんだん右手側のページの厚みを感じるのも心がなんとなく満たされる瞬間です。
そんなしおりについて、気になる本がありました。

世界のしおり・ブックマーク意外史
猪又義孝(著)(2017.11 デコ)
残念ながら本の中身はゆっくり覗けなかったのですが、言われてみるまでしおりに歴史があるなど考えてもみませんでした。書物や文字に歴史があるように、しおりにあってもまったくおかしくないのに。これほどしおりのみにフィーチャーした本はこれまでなかったことについて著者本人も触れていますが微に入り細にわたりいろいろな視点でしおりについて語られています。
著者の方はしおり・ブックマークのコレクターのようで、海外の変わったブックマークも多く収録されていて装飾品のようにきらびやかなデザインのものや変り種などなど。こんな透かし模様の綺麗なブックマークを使ったらより読書の時間が心躍るものになりそうです。


2017年11月 6日

未来は分かった方が幸せ?~新設件名のお知らせ2017年10月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

10月は7件の件名を新設しました。
その中に「ゲノム創薬」があります。

「ゲノム創薬」は情報・知識imidas2017によると、
ゲノムデータを利用し遺伝子レベルで病気の原因を調べることにより、患者個人の病態に合わせた新薬を効率良く開発すること。

ゲノムを解析することで、この先どんな病気にかかるのか前もってわかれば、ゲノム創薬で早々に準備なんてこともできるのかもしれません。

でも確実にこの病気になると分かるのって何だかなぁとも思わなくもないですが。
メンタルが強くないので、占いで今月は目に気をつけましょう、くらいが私には丁度良いかも。


関連して、個人の体質にあった治療法を実施する個別化医療の本には「オーダーメイド医療」の件名を付与してします。

2017年11月 2日

京都〇回生

 こんにちは。
 データ部新刊 中村由美です。
 明日から連休。紅葉を愛でにお出かけになる方も多いのではないでしょうか。
 紅葉と言えば、日光、箱根、香嵐渓、立山、金沢、広島もみじまんしゅう?...そして京都。

 ザ観光地といもいえる京都。紅葉もきれいですが、京都弁が飛び交う町家の界隈も、寺社仏閣も、和菓子をはじめとする食べ物も、どれも「雅だなぁ」と楽しめます。

 生まれも育ちも東京東北部な私は、旅行で訪れた京都にすっかり魅せられて大学を場所で選びました。京都です。
 住まいも場所が大切。はじめての下宿先は西陣にあるお風呂屋さんの二階に決めました。
 ゆっくりできる朝は、西陣織の機織り機のカシャッカシャッという音で目覚め、山伏の装束や袈裟姿の修行僧の方々を横目に見ながら通学。
 京都弁というか関西弁のマネごとをしていると、友人たちが「こうやで」と実演つきで教えてくれました。
 興味深いラインナップの本屋さんや雑貨屋さん、ギャラリー、映画館。美味しいお菓子やコーヒー、パンのお店もほどよい範囲の中で色々なところにあり、講義もそこそこに散歩の日々。

 11月は紅葉祭りに曲水の宴に歌舞伎の顔見世興行、12月は終い弘法に終い天神、大晦日にはをけら参り、年が明ければ初詣に初ゑびす、2月の吉田神社等での節分会に初午、3月の雛祭りが終わると気づけば春。円山公園の桜もきれいですが平野神社も見事ですし、鴨川べりの桜のトンネルを行くサイクリングはとても気分がいいです。5月は葵祭、6月は茅の輪くぐり、7月は祇園祭、8月は地蔵盆に五山の送り火、9月は観月会、10月には鞍馬の火祭...と行事も事欠きません。

 学校に行くのがもったいない!となんとも本末転倒な学生生活を送っていましたが、周囲の協力もあり無事4年で卒業しました。関西では大学生の学年を〇年生ではなく〇回生と呼ぶのですが「5回生になってまう~~」と言いながら、レポートを書いたこともよい思い出になっています。
 今は数年に一度訪れるくらいですが、相変わらずいつ行ってもどこに行っても楽しく、何回でも行きたい場所です。

2017年11月 1日

第19回図書館総合展

2017年11月7日(火)~9日(木)、パシフィコ横浜にて「第19回図書館総合展」が開催されます。

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(写真は昨年の様子です)

TRCもブースを出展いたします。ブース内では沢山のプレゼンテーションとワークショップで皆様をお待ちしていますので、ご来場の際は是非お立ち寄り下さいませ。
また、様々なフォーラムもご用意しております。TRC主催・共催のフォーラムはこちらへ。

博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)東日本大震災被災救援情報
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