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2009年12月 アーカイブ

2009年12月28日

今年もお世話になりました

こんにちは。新刊目録の望月です。
2009年最後の更新となります。

政権交代や新型インフルエンザの流行など、いろいろあった2009年。個人的には、新刊目録の部署へと異動になったのが大きなニュースでした。
データ部的には、AS(学術情報ソリューション)の誕生でしょうか。(関連記事その1その2

図書館専用ポータルサイトTOOLiで、「TV情報検索」機能が提供されるようになったことや、2008年4月から始まった雑誌データ作成の裏話を連載するなど、図書のMARC以外の話題もありました。

新年は、1月5日(火)からスタートの予定です。
4年目を迎える「データ部ログ」を、今後ともよろしくお願い申し上げます。

最後に、最近気になった本をご紹介。

オンライン書店ビーケーワン:京都の御所と離宮
三好 和義

朝日新聞出版(2009.12)
発送可能時間

京都の御所を撮影した写真集。美しい写真の数々に、思わずためいき。雅やかでした。

それでは、どうぞよいお年を!

2009年12月25日

わたなべしげおと渡辺茂男

月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」、今月は検索の原点を見たエピソードを紹介させていただきます。

ある日、本棚の前でなにやらつぶやきながら本を抜いている6歳の私の娘。
「わたなべしげおさん、わたなべしげおさん、これもわたなべしげおさん…」
彼女が注目しているのはもしや責任表示? 

一般的には分かりにくい責任表示という言葉ですが、子どもにも分かるように言うと「本を書いた人」でしょうか。「本棚からわたなべしげおさんが書いた本を抜く」という彼女の動作は、「蔵書を責任表示:わたなべしげおで検索」という作業を超アナログ的に行うものです。これぞ検索の原点だなぁと、わたなべしげお手動検索中の娘をしばし眺めていました。
しかし、日々MARC作成に携わる母にはひとつひっかかることが。
「娘よ、わたなべしげおには漢字表記もあるのだよ…。」 
ひらがな・カタカナを読むのがやっとの娘には「渡辺茂男」さんが、今、自分が集めている「わたなべしげお」さんと同じ人だなんて分かるはずもないのです。

もし、娘がこの「わたなべしげおさん探し」を、データベースを使って実行したらどうなるでしょう。コンピュータも子どもと一緒で、見た目が違うものを同じと判断するのは難しいのです。著者名検索で「わたなべしげお」と入れれば、ひらがな表記の「わたなべしげお」の著作しか表示されないか、あるいは「わたなべしげお」と読むすべての著者を引っ張ってきてしまうかもしれません。「渡辺茂男」だけでなく「渡辺茂夫」「渡辺重夫」「渡邊滋夫」などもすべて、というように。試しにTOOLiの図書検索で「わたなべしげお」を検索してみます。すると475件ヒットしますが、前述のとおり「わたなべしげお」と読む別人の著作も表示されます。

著者名検索で思っていたとおりの検索結果が得られなかった場合、是非とも典拠検索を経由してみてください。「わたなべしげお」と入力したら、TOOLiの場合は右端の「典拠」ボタンをクリック。典拠検索で「わたなべしげお」を検索すると、いろいろなわたなべしげおさんが識別情報とともに表示されます。お目当てのわたなべしげおさんは漢字表記の「渡辺茂男」を統一形とし、ひらがな表記の「わたなべしげお」を記述形としてぶら下げた形で表示されます。

  11000110106-0000 渡辺/茂男      《統一形》
  11000110106-0001 わたなべ/しげお   《記述形》


統一形の「渡辺茂男」で一覧表示を選択すると、絵本作家の「渡辺茂男」さんの著作だけを表示させることができます。典拠検索を経由することで様々なかたちで表記されるひとりの著者の作品をすべて検索することができますし、たくさんの同名異人のなかからお目当てのひとりをしぼりこむこともできます。どうぞご活用ください。

さて、娘のわたなべしげおさん集めですが、典拠検索機能の代わりとして母が漢字表記の渡辺茂男を抜き、もれなく集めることができました。ますます責任表示に興味を持った娘は、「ねぇ、『さく』って何? 『やく』は? ごほん読むとき、ちゃんと『さく』とか『え』とかも読んでよね!」著述の種類を表す語ですね。すみません。今まで責任表示はすっとばして、タイトルしか読んでいませんでした。
そのうち「わたなべしげお『さく』だけを集める」検索もしそうだな。TOOLiで検索するとなると…などと次のネタを考えていると「これ、なぁに? なんて書いてあるの?」と娘の声。 そ、それは奥付ですが…。奥付まで読み聞かせるのは、勘弁してください。

2009年12月24日

大晦日は何を見ますか?

今日はクリスマス・イブですね。
みなさんどんな準備をされているでしょうか?
3歳の子どもはクリスマスを大分理解してきたようなので、今年は盛り上げるぜ!!とばかりに家中いろいろ飾ったのですが、意気込み持続せず。保育園のクリスマス会が終わったら、私の中のクリスマスもすっかり終わった気になってしまいました。今はもう、大掃除どうしよう、年賀状早く書かなきゃ、冬休みが待ち遠しいな~なんてことばかり考えています。


さて、山老はAV(録音・映像資料)におりますので、ちょっとAVぽい話を。
年末といえばNHK紅白歌合戦!(ちょっと強引ですか?)
近年、私はこれがとても楽しみで。

なぜなのか考えてみると、演歌が好きになってきたからかもしれません。好きな演歌歌手がいる、CDも買っちゃう、というほどではないのですが、なんというか、演歌歌手は間違いなく歌が上手い。そんな当たり前のことに気がついたのです。以前は知っている歌、好きな歌手だけかいつまんで見ていましたが、改めてじっくり見てみると、演歌歌手の声量やこぶしは思わず集中させられてしまうほど。その後に確かCM曲だったかも~というノリがいい流行りの曲を聴いても、そう感心することはありません。知らない歌でも、上手い人が歌うと聴きたい気にさせられるんだなぁと思うのです。

仕事的にも演歌は好き。AVにはよく演歌のCDが見本入荷されますが、目録作成に手こずることは少ないのです。曲目はほぼ日本語だし、体裁もシンプルなものが多いので。


もはやノリよりこぶし。
大晦日が楽しみです。
…その前にちっとは掃除をしなくてはですが。

2009年12月22日

雪もよう

本日は「週刊新刊全点案内」1649号の発行日です。
掲載件数は1533件、この号が年内の最終号となります。
今年1年間の掲載総件数は、しめて67725件でした。

年明けは、数字のきりもよく1650号(1月5日発行)よりスタートです。

*こんな本がありました*

このところ 東京も寒い日が続いています。
空気がきーんと冷たくなって 雪がふっても不思議はなさそう。
とはいっても このあたりではホワイト・クリスマスとは なかなかいきません。
そこで気分だけでも盛り上げてみようかな、と手にしたのが、こちら。

オンライン書店ビーケーワン:雪の模様切り紙 空からの贈り物をつくって、かざる 美しい結晶のかたち128作品を収録

白い紙で作り、モビールにすれば まさに空から舞い降りる雪のよう。
吊り下げるだけではなく、テーブルセッティングのポイントとしてあしらったり、プレゼントのラッピングに添えたり、
たくさん作ってクリスマスツリーに飾ったり。
赤やオレンジなどの色紙で作れば、雪の結晶の形なのになぜか温かみまで感じられます。

著者は デンマークに留学したときに、ホームステイ先のお母さんに作り方を教わったそうです。
冬が長い国だからこそ 部屋の中を明るく楽しくしようと心がけているのだろうな…。

そんなことを思いつつ わくわくしながらページをめくっていたのですが 
ここで はたと気づいたことが。

そうです。今日は22日。
不器用な私がクリスマスに間に合うようにつくるには時間がなさすぎます。
切り紙どころか 年末の怒涛のような忙しさに、家族に対して何の準備もしていない…。

時間をかけてゆったりと準備をしてクリスマスを迎える 
という優雅さからは、現実は程遠かったのでした。


2009年12月21日

ASのお仕事 その2

はじめまして。AS 神吉(かんき)です。

以前、「特注データ」が「データ事業部学術情報ソリューション」(AS)に変わったことをお知らせしましたが、そのときに一緒になった大学図書館の資料整理を担当しているチームの一員です。

TRCというと公共図書館のイメージが強いと思いますが、昔から大学・専門図書館のほうでも、NACSIS-CAT登録代行を行ってきています。

全国の大学図書館の資料をお預かりして、経験を積んだスタッフがデータ作成をいたします(場合によっては、現地に出向いて作業することもあります)。

和書のみならず、洋書・中国書・韓国書など世界各国の資料や、和漢古書や展覧会カタログ・マイクロ資料など、さまざまな資料に対応しています。

大学で大切に保管されていた戦前の和書や洋古書をみると、本当に時代の流れを感じます。


先月、新しく大学図書館向けのパンフレットを作りました。

091221_1325~01.jpg

どうぞ、よろしくお願いいたします。

2009年12月18日

「今年の件名」は?

11日に恒例の「今年の漢字」が発表されましたね。「新」だそうです。

さて、件名の場合はどうでしょう。
今年新設した件名で、世相を表すようなものはあったっけ?
分類部署内で見直してみましたが、とてもひとつには決められませんでした。
そこで、メンバーが個人的に気になった件名、ということでいくつかご紹介します。

一番、意見が多かったのが「プライベートブランド」。消費者の低価格志向が強まる中、価格が安いPBの人気が急上昇しました。ジーンズの低価格競争は連日のようにニュースで流れていたような…。 

「中食産業」もブームだったかも。外食はお金がかかるし、かといって作るのは面倒だし、やっぱり美味しいもの食べたいし…。そういうとき中食は便利です。ちなみにもうすぐクリスマスですが、今年は外でケーキや洋風惣菜を買いこんで巣ごもり系でという人も多いのでは。

コンピュータ関係でいえば、「クラウドコンピューティング」。専門用語かと思ったら、すっかりメジャーになりました。

医学分野で注目したのは、「幹細胞」「ES細胞」「IPS細胞」。後者ふたつは万能細胞として話題になりました。さらなる幹細胞研究・再生医療の進展が期待されています。

環境系の件名も毎年必ず新設されています。今年は、「クリーン開発メカニズム」や「カーボンオフセット」など。COP15でも、温暖化対策としてクリーン開発メカニズムや森林保全による温室効果ガス削減等が討議されていますが、途上国の反対もあり難航しているようですね。

そしてやはり、金融や経済の影響は大きかったです。「政府系ファンド」も今年初めに件名新設したときは勢いがありましたが、いまやドバイが大変なことに…。日本版は結局作られるのでしょうか?

それにしても今年は昨年に続き、件名「金融恐慌」「貧困」等々を付与するような、不況にまつわるテーマの本が多く、分類件名作業をしていて、ついため息が。
新設も含め、来年こそはココロあたたまる、明るいイメージの件名に多く出会いたいものです。

2009年12月17日

働くママの通勤スタイル・通常版

自宅と保育園の間は、雨でなければ毎日自転車です。
これが私のママチャリ(冬バージョン)。
いろいろ装備しています。

p20091217.JPG

日中は駅の駐輪場においています。雨が降るかも、という日は後部座席につけてある座布団をカゴにしまい、カゴに常備しているシャワーキャップ(←自分では名案だと思っている)を、サドルにかぶせています。
カゴに3人分の荷物は入りきらないので、自分のカバンのみ。子ども達のカバンは後部座席の背もたれネック部分に引っ掛けます。更に、寒がりの長男の全身をひざ掛けでぐるぐる巻きに。走行時間は5分程度ですが大仰な感じです。

2009年12月16日

きょうのデータ部☆(12/16)

PCでも時間はわかりますが、時間を見るのにはやっぱり壁掛け時計の方がいい気がします。

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データ部は大所帯なので、全員が席に座っていても見られるようにするために必要な時計は総勢6個。

KC3O0011.jpg

こうやって集めてみると壮観です。

今回こうして時計を集めたのは、時間を合わせるため。毎年合わせていても微妙にずれてきてしまうのです。(画像は小さすぎてわかりづらいですが…)
合わせる際の基準はこちら。

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データ部の標準時間を表示してくれているタイムカードリーダーでした。

2009年12月15日

風邪にやさしい…

本日は「週刊新刊全点案内」1648号の発行日です。
掲載件数は1466件でした。

*こんな本がありました*

12月に入りぐっと気温が下がりました。
うっかり湯冷めでもしようものなら、すぐに風邪をひいてしまいそう。
こんな時期に役立つ本を発見しました。


オンライン書店ビーケーワン:風邪とごはん ひく前 ひいた ひいた後


タイトルそのまま、風邪をひいたときにぴったりのレシピ集。
「ひきそうなとき」「本格的になっちゃったとき」「回復してきたとき」など、
風邪っぴき段階(?)によって細かくわけてレシピが紹介されています。
タイトルから、薬膳的で質素なごはんを想像したのですが、
鶏団子鍋、あんかけ蒸し豆腐、ポテトピュレグラタン…
健康体でもおいく食べれそうなメニューばかり!

私が子どもの頃、風邪をひくと母はいつも「卵入りにゅうめん」を作ってくれました。
と、なつかしんでいたら、ちゃんと載っていました「ニラ玉にゅうめん」。
どうやら「卵+にゅうめん」は本当に風邪に効くレシピだったらしい。
母に感謝しつつ、風邪で鼻がズルズルしている自分のために、久しぶりににゅうめんを作ろうと思います。

2009年12月14日

わかってはいてもどっきり

こんにちは。図書館蔵書小松です。
今週は今年一番の冷え込みになるとかで、もうすでに相当寒いです。
皆様にはいかがお過ごしでしょうか?

さて、図書館蔵書ではいろいろな種類の図書のMARCを作成しているのは、以前からお話ししている通りです。種類はいろいろなのですが、時期的にまとまって作成依頼がくるものも多いです。今ですと、2011年度の資格試験の参考書などでしょうか。

また、最近、マーケティングや技術調査の資料が大量に入荷して、そのMARCを作成しました。
こちらは分野をかなり細かく区切って、緻密に調査した結果の資料です。1冊1冊がかなり高額なのですが、個人で購入することもあるものなのでしょうか?こういう図書が、図書館に備えてあると、必要なときにとても役立ちそうですね。

そんな資料のシリーズ名で、毎回どきっとさせられる名前があります。

200912101126000.jpg

弊社の刊行物ではもちろんありません。

その答えは・・・。

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2009年12月11日

未知の世界もすっきり

こんにちは、典拠の五木田です。
今日は西洋人で複数の名前を持つ場合、典拠ファイルをどう作るかご紹介します。
(西洋人のファイルについては「外国の人でも作ります」もご覧ください)

今回は西洋人の中でもとりわけ手強そうな中近東の人物にスポットをあてます。
ペルシャ文学史上最大の神秘主義詩人「ルーミー」、皆さんご存知でしょうか。
イラン人でトルコに定住したとのこと。複数の名前で出てきそう。
実は私はよく知らず、それだけで尻込み・・・でも大丈夫。図書をじっくり見てヒントをもらい、参考資料にあたればよいのです。

典拠ファイルを見てみましょう。
統一形 (漢字形)Rūmī (カナ形)ルーミー 
 ←「ルーミー語録」(MARC No.78-07198)
   これが初出図書(TRC MARCで最初にこの人が出てきた図書)でした。

統一形に採用したのではない形を資料などで見つけたら、貴重な情報として参照形を作っておきます。
参照形 (漢字形)Mevlânâ
 ←「神秘と詩の思想家メヴラーナ」(MARC No.06030826)

それにしてもこの人物、どうして違った名前があるのでしょうか?
Rūmī(ルーミー)は雅号。これは「ローマ人」の意味で、後年に住んだアナトリアが以前東ローマ帝国(アラビア語でルーム)の領土だったことによるそう。Mevlânâ(メヴラーナ)は尊称のトルコ語形。
ちなみに1273年ルーミーの没後、コマのように回って踊るサマーウ(セマ)という儀式で有名なメヴレヴィー教団が弟子によって形成されたそうです。

このようにちがう名前に見えるものが典拠ファイルで同一人であると確認できるわけです。
エキゾチックな未知の世界もすっきりします。

2009年12月10日

働くママのある週末

お母さんが働いているお家はどこも同じかと思われますが、冬の週末は病院が定番。
土日もあいている小児科が近所にあるのは非常にありがたいのですが、せっかくの休みに…と思うこともしばし。

ふと数えてみると、この2カ月弱で我が家の予防接種回数は10回。
<内訳>大人:季節性インフルエンザ×2人分                子ども:季節性・新型インフルエンザ2種×2人分×2回 
毎日「今日はお注射?」と聞かれるのも無理ないか・・・。

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まぁそんなことばかりでもなく。
先週土曜日に自宅マンションで、ロビーに置くクリスマスツリーの飾りつけがありました(住民対象)。夏に引っ越してきたのでこんな行事があるとはびっくり! 
早々に来たサンタさんに子ども達はお菓子をもらい、心も温まるひと時でした。

2009年12月 9日

きょうのデータ部☆(12/9)

TRCデータ部でも、立ててある本の最後尾には、これらがいます。

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ブックエンドです。

KC3O0006.jpg

ブックトラックの上でも活躍しています。

中にはこんな変り種も。

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どこでもエジプトの神殿っぽくしてくれるのが素敵です。

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2009年12月 8日

盛りつけで素敵に演出

本日は「週刊新刊全点案内」1647号の発行日です。
掲載件数は1674件でした。


*こんな本がありました*

12月に入って早、一週間が過ぎました。

これからの季節は忘年会やクリスマスなど、人が集まることが多くなりますね。
家に大切な方々をお招きするときには、やはり料理をきれいに盛りつけたいものです。
そんなときにこの本がとても役に立ちそうです。


オンライン書店ビーケーワン:美しい盛りつけの基本 料理の印象ががらりと変わる!盛りつけのルールとコツ お料理上手と言われたい!

器と盛りつけの基本から、食材別の盛りつけのテクニック、そしてワンランク上のホームパーティー盛りつけテクニックまで、盛りつけのイロハがとてもきれいな写真とともに、わかりやすく紹介されています。
盛りつけ次第でそれはおいしそうに見えます。驚くほど。

日々の食卓でも、盛りつけに少し変化をつけることで、「いつものあれ」もちょっと違って見えるかも?
働いていると、時間に追われてなかなか手を抜き勝ちな部分ですが、実は本当にちょっとしたことなんですよね。

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2009年12月 7日

大波小波

こんにちは。雑誌:半澤です。

ある日の雑誌の棚です。55冊あります。

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そしてこれが別の日の分。112冊あります。
前者の倍ですが、こちらも1日でMARCを作成します。
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これは極端な例ではなく、発売日が日によって集中することが多い雑誌では、
こんな大波小波が毎日のように繰り返されます。
雑誌班のメンバーは最低限の人数で構成されるため、冊数の多い日は手が足りません。
そんなときは、夜中に妖精が来て手伝ってくれ…る訳はなく、
新刊目録や典拠など、他のチームからの応援を頼んでいます。
冊数に応じてそれぞれの仕事をやりくりしながら、頼りになる助っ人です。

12月といえば月刊誌なら1月号・新年号が発売されます。
カレンダーやダイアリーが付録についたり、
1年の総括の記事も目につき年の瀬感もたっぷり。
また、坂本龍馬や秋山兄弟、正岡子規など、
放送が始まるテレビドラマに関連した記事も早くも登場しています。

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2009年12月 4日

クリスマスについて調べよう

~~ MARCで探そうQ&A 第2回 ~~

MARCの情報を上手に使えば、探したい本がすぐにみつかる!
本探しの達人になるために、MARCと検索に関する疑問にQ&A方式でおこたえしていくのが、この月1回の企画記事「MARCで探そうQ&A」。本日は第2回目です。
では、いってみましょう!

Q1:
クリスマスをテーマにした、架空の物語や童話じゃない児童書を探したいのだけど…。

A1:
いまシーズンですね。クリスマスをテーマにした読みものもいいですが、今回は少し趣向を変えてノンフィクションの児童書(別置Kのもの)をお探しのようです。
まず思いつくのはタイトル検索。
しかしTOOLiで別置K & タイトルの部分一致「クリスマス」で検索すると、軽く400件以上もヒットしてしまい、1件ずつ中身を確認するのが大変…。それにタイトルに「クリスマス」という言葉がなくても、クリスマスの情報が入っている本を効率よく探したいものです。

そこで便利なのが「学習件名」。

ここでおさらい: 
「学習件名」とは、調べようとすることがら(件名)が「どの本」の「どこに」書かれているかをあらわした、いわば「子ども用の件名」。ノンフィクションを対象に付与しています。
詳しくは→「子どもたちの強い味方!学習件名をご紹介します
       「学習件名の正体(データ)を明かします!
       「例えばこんな学習件名1
       「例えばこんな学習件名2

さて、学習件名について理解したところで、早速検索。
→ TOOLi図書検索の学習件名の項目に「クリスマス」と入力して検索
→ すると、内容に「クリスマス」の情報が含まれる本が現在75件ヒット
歌や料理、宗教など、クリスマスに関係した様々なジャンルの本が表示されました。

これで質問にお答えいたしました…と思ったら、さらに次なる条件追加が!

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2009年12月 3日

働くママの通勤スタイル

こんにちは。AV(録音・映像資料)の山老です。
12月木曜日の雑記を担当いたします。

今日は朝から雨で、ブルーな気持ち。

p20091203.jpg

雨の日の通勤スタイルはこれ。
ベビーカーに3人分のカバンと下の子どもを積んでカバーをかけ、
上の子どもにはカッパを着て、保育園まで歩いてもらいます。
時に、「傘がもてない」「もう歩けない」「長靴の中がびしょびしょ」「おんぶ」と言われると更にブルーに…。


2009年12月 2日

きょうのデータ部☆(12/2)

図書館関係の皆さんにはおなじみの…

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ブックトラックです。

毎日約400冊の本が来ているデータ部内において、纏まった形で本を動かす際には欠かせません。

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こんな感じに本を満載して、今日も頑張ってくれています。

2009年12月 1日

かわいいものはおいしい

今日は「週刊新刊全点案内」1646号の発行日です。
掲載件数は先週につづきキリのよい数、1400点でした。

今月の表紙はこちら。今日から12月です。

20091201.jpg

 
*こんな本がありました*

キャラクター好きの私が注目したのは、こちら。

オンライン書店ビーケーワン:共食いキャラの本


まず「共食いキャラ」って何なんだ…ですが、
例えばとんかつ屋さんでブタが「いらっしゃいませ」とニッコリするほど、ますます哀愁が漂う、あれってどうなの? という看板キャラクターのこと。著者の造語だそうです。なるほど。本書では共食いキャラのスター、ブタ・ウシ・ニワトリを中心に、野菜やくだもの、海外で見つけたものまで ひとつひとつ写真で紹介しています。よく集めたものです…。

話は少しずれますが、学生時代の友人との雑談で「かわいらしい動物の顔をしたお菓子にかじりつくのは、ザンコクではないか?」という話になりました。言われてみれば、たい焼きの顔をパクっとするときの気持ちはなんとも…。そこで出た結論は「でもかわいいから、おいしいのよね!」でした。ハトとかヒヨコとかコアラとか。おいしいからますますかわいく見える、のかもしれません。

とんかつ屋さんも、かわいいブーちゃんに誘われると、一層ありがたく頂きたくなるような気が…いたします。

年重ねて老い重ねず~新設件名お知らせ2009年11月分~

本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
11月は11件の件名を新設しました。

いつまでも元気で、若々しくありたいもの。
「加齢に伴う諸症状に対する予防や治療」に関する情報はやっぱり気になります。
今回、そんな概念をあらわす件名として「アンチエイジング」を新設し、「抗老化」「抗加齢」を参照語としました。

アンチエイジングという用語が使われはじめたのは、いつ頃でしょうか。
書名にその用語が使われはじめたのは、1999年から2000年ぐらいからなので、だいたい10年程前から世間でも認知されてきたのかもしれません。
美容や健康だけではなく、医療、ライフスタイルまで幅広く取り組まれているテーマです。

それにしても、気になってはいても実行できているのかどうかはまた別。
「アンチエイジング」と聞くたび、なんだかこう、とにかくがんばらなきゃ…!という焦りばかり感じるのは私だけでしょうか。
しかしエイジング対策のための方法は千差万別で、何を選び、どこから手をつけていいことやら…。
人によって様々な取り組み方がありますが、とにかく大事なのは常に意識することかも。まず自らの身体と向き合っていくことからはじめたいと思います。

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