2回(こちら と こちら)にわたってご紹介してきた、新顔「学習件名」。本日は、「具体的にどんな言葉(学習件名)で本が探せるんだろう?」という視点から、さらなるご紹介を試みます。
子どもたちに身近な事物や言葉、学校の教科書に出てくる言葉などが多いのが特長の学習件名。私も、少々童心にかえって検索し、図書館の棚をイメージしながら並べてみました。
情報科学系で御馴染みの言葉といえば「IT」や「インターネット」。「バーコード」や「ウィンドウズ」など、ちょっとマニアックな言葉もありました。
図書館や本絡みでは「図書委員」や「パピルス」など。
「物の始まり」や「世界一・日本一」で検索すると、色々な分野の本が沢山見つかりました。「昆虫・動物ナンバーワン絵本」「なんでもランキング100」みたいな本は、確かに子どもの頃、好きだったなぁ(で、読んだばかりのランキングを「知ってる?」と自慢する…)。
子どもたちが大好きな「うらない遊び」や「おまじない」「心理ゲーム」に「なぞと怪奇」。哲学や心理の分野では「生き方・考え方」「なやみ相談」「錯覚」など。宗教系で変わったところでは「ハロウィン」や「奈良の大仏」もありました(奈良限定なんだ)。
歴史・地理の分野では、国名や歴史上の人物など、固有名詞が沢山見つかります。「チベット」で本を探してみると、「世界のワイルドフラワー」や「国際紛争の本」などが検索できました。「チャド」や「エリトリア」など『何処?』という国について触れている児童書もあるんですね。
明日も引き続きご紹介します。
コメント (2)
面白いと思ったのは学習件名には「○○のし方」系の件名があるようで、「生き方・考え方」の他には、「情報の探し方」「原稿用紙の使い方」「メモの取り方」「話し方」「数え方」「聞き方」「読み方」「会議・討論のしかた」「説明文の読み取り方」「小説・物語の読み取り方」「物の見方・考え方」などがあるようですね。他にも通常の件名とは違った発見があるかもしれません。
投稿者: 裏方の者ですが一言 | 2008年1月26日 23:13
日時: 2008年1月26日 23:13
「裏方」さん、コメントでフォローいただき、ありがとうございます。学習件名のシステム構築の際は、色々とお世話になりました。
このエントリーを書くにあたって、面白い言葉を求めてかなり検索をしましたが、「「○○のし方」系」のような、言葉のグルーピングには気づきませんでした。色んな視点から言葉をグループに整理していけば、確かにまだまだ発見がありそうですね。
投稿者: 新刊目録 藤澤 | 2008年1月29日 13:07
日時: 2008年1月29日 13:07