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2017年10月 アーカイブ

2017年10月31日

父の名前は

本日は「週刊新刊全点案内」2035号の発行日です。
掲載件数は1240件でした。


*こんな本がありました*

スターリンの娘  「クレムリンの皇女」スヴェトラーナの生涯 上

ローズマリー・サリヴァン(著)
白水社(2017.10)


スターリンの娘  「クレムリンの皇女」スヴェトラーナの生涯 下

ローズマリー・サリヴァン(著)
白水社(2017.10)


先日の選挙でも、沢山登場した2世3世。
同じ2世でも、父親があのスターリンだとしたら?
周りの人はどんな風に接するのか?
周囲の偏見をどうやり過ごすのか?
顔や性格は父親に似てるのか?
婿に来る男性の心境は??
下衆な想像も含め、色んなことが浮かんでくるタイトルです。

訳者あとがきによると、母親の抗議の自殺、
数度の結婚と離婚を経て米国に亡命。
回想記の出版により多額の印税を得るものの、
財産をだまし取られ、英国・ソ連・米国に移住を繰り返し、
最後はソ連の崩壊からプーチン政権成立まで目撃し、
85歳の生涯をとじた、とありました。

「東西冷戦の波にもてあそばれ、
徒手空拳の個人として米ソ両国の国家権力に対峙し、
情報機関の陰謀の影に怯え、社会の偏見と差別にさらされ、
それでも息子と娘たちを愛する母親として、
また、恋多き女性として果敢に生き抜きました。」
(訳者あとがき)

父の名前という決して逃れられない運命のもとで生き抜く、
というのに心を動かされます。
本文だけで800p超、という大作です。


2017年10月30日

ADEAC秋の公開情報 その3

せっかくの土日が毎週毎週悪天候でなんだか気分が上がらず...という日が続いていました。
気がつけばあっという間にコートが必要な気候になってきましたが
今回は先月に続いて3回目の今秋のADEAC公開情報のお知らせです。

守谷中央図書館 わたしたちの守谷市(10月20日公開)
昭和54年、昭和60年、平成6年、平成21年、平成27年刊の『副読本もりや』の刊本画像を公開しています。
時代ごとの移り変わりについて5冊を見比べてみるのも面白いですね。
守谷の歴史が写真で綴られている『守谷わがふるさと』と併せて、ご覧ください。
今後、昭和60年刊の『守谷町史』の公開も予定しておりますのでお楽しみに。


◆学びの杜ののいちカレード うつりかわる里まち野々市 いま・むかし(11月1日公開)
こちらは公開より一足先にご紹介させていただきます。
11月1日の「学びの杜ののいちカレード」の開館にあわせて、デジタルアーカイブも公開されます。
野々市市の現在の街の風景と昭和50年~60年頃の風景の写真を見比べて、当時と現在でどのように街並みが変わってきたか、あるいは今も変わらない場所について紹介しています。
「学びの杜ののいちカレード」とともに、こちらのデジタルアーカイブもぜひご活用ください。


さて、来週の火曜日から木曜日は早くも図書館総合展です。
以前にもお知らせいたしましたがADEACでもフォーラムを行います。

デジタルアーカイブで図書館は変わる~東京都瑞穂町の実践から垣間見る知の拠点としての図書館~

11月8日(水)13:00~14:30 第2会場

デジタルアーカイブを町おこしや教育現場にどのように活用しているか、図書館での活動内容などいろいろとお話いただく予定です。
定員200名です。絶賛お申込み受付中ですので、ご興味のある方は是非お早めにお申し込み下さい!

2017年10月27日

TVで見たあの本を探したい~MARCや検索のはなし~

気温も下がり、暖かいお風呂がありがたい季節になってきました。
わたしの日々の密かな楽しみは、お風呂に入るときにスマホでテレビを観賞すること。
そのためにわざわざ、ワンセグが見られるスマホを選んでおります。
同じように、疲れて何もしたくないという日には、ついダラダラとテレビを見てしまう人も多いはず。

何の気なしにテレビを見ていて、「あ、この本読んでみたいな」と思ったことはありませんか?
情報番組ではゲストが自著を宣伝したり、本のランキングが発表されたり、ということがよくあります。
でもこっちは何の心構えもしていないので、そのまま見逃して何の本だったか忘れてしまった、というのはよくありますよね。
そんなときに役立つのが「TV情報検索」です。

TOOLiのTV情報検索では、情報番組で取り上げられたり、出演者が言及したりした本が、過去一カ月まで遡って検索できるようになっています。
関東のキー局に合わせてあるので、地方では時間帯が違っていたり、放送されていないこともあるかと思いますが、1時間に1回更新されています。
「王様のブランチ」のブックランキングの本から、「家、ついて行ってイイですか?」に登場した一般の人の本棚にある本まで、幅広く探し出すことができます。

テレビで出会ったのも何かのご縁、そのままにしないで、ちょっと検索してみると新たな世界が開けるかもしれません。

2017年10月26日

フセンの思い出

こんにちは。内容目次 渡辺です。
10月の雑記テーマは「わたしの新人時代」です。

先日、高田も書いていましたが、私も、新人時代と言われて一番に思い出すのは、入社初日に行った社員旅行です。
宿泊先の部屋に入り、少しホッとした時、衝撃の光景が目に入りました。
同室の先輩が、おもむろにカバンからゲラと赤ペンとフセンを取りだして一心不乱に校正を始めたのです。
驚いてボーっと見つめる私に、別の先輩が「気にしなくていいよ。私たちはお茶でも飲もう」と言ってくださったのですが、隣で仕事をしている人がいるのに、新人の私がのんびりするだなんて気が気ではありません。
データ部にとって3月末から4月にかけては超繁忙期。終わらなかった仕事を旅行先にまで持参してしていたのです。ゲラと格闘する先輩の背中には、何としても夕食までには仕上げる!という気迫がこもっていたと思います。
社会人って大変なんだなと実感した出来事で、忘れられない光景です。


データ部の校正作業には必需品ともいえるフセン。
私の新人時代には、ポストイットなどという便利なものはなく
フセンは、大量に余っていた紙束を再利用して、手作りしていました。
業務用の大きな裁断機を使って、B5サイズくらいの紙束をフセンの幅に細長く切っていきます。電動でスパっと切れるため、不器用な私は、指を切ってしまわないように毎回ビクビクしながら作っていました。

この手作りフセンは、糊こそついていませんでしたがミシン目がちゃんと入っていて、とても重宝していました。いつぐらいまで使っていたのでしょうか。気づいたら、色とりどりのポストイットを使うようになっていました。

2017年10月25日

きょうのデータ部☆(10/25)

台風一過も束の間、雨がしとしと冷たい一日です。会社近くの公園でちいさい秋見つけました。p20171025.jpg

2017年10月24日

サクラ先生

本日は「週刊新刊全点案内」2034号の発行日です。
掲載件数は1137件でした。


*こんな本がありました*

「サクラ先生が教える!コウノドリ妊娠・出産Q&Aブック」

鴻鳥サクラ(著) 鈴ノ木ユウ(絵) 宋美玄(監修)
講談社(2017.10)


大人になってから、妊婦さんや赤ちゃんに接する機会が格段に増えました。
特に今年。妊娠・出産した友人と会う機会が多く、色々な話を聞く中で "私の知らない世界" をしみじみ感じたのでした。
(「手土産どうしよう、妊婦さんが避けた方がいい食べ物って?」「さっきから話に出てくる妊娠線って何?」「バンボとは?」)


ご紹介した本は、漫画「コウノドリ」の主人公鴻鳥サクラ先生による本。
(架空の人物ですが責任表示に採用し、典拠ファイルも作成しています。

妊娠・出産に関する疑問に、マンガ「コウノドリ」の作中人物が回答。
一見専門的でとっつきにくい具体的な話も、親しみやすく感じられます。

何か気になることがある時、担当の先生に直接訊ければ、もちろんそれが一番だと思いますが、
家にいる時などに、一つの参考として、世の妊婦さんの強い味方になるのではないでしょうか。

なお、スペースの都合上「週刊新刊全点案内」紙面上には著者が2人までしか表示されませんが、上記のとおり、産婦人科専門医の先生が監修しています。


2017年10月23日

島と山間部と絵本

中国地方にて営業担当をしておりますEです。
9月の営業O同様、2年前までデータ部に所属していた縁で、今回のデータ部ログにお邪魔しております。

営業として担当県内津々浦々の図書館を訪問しております。
お世話になっている皆様、いつもありがとうございます。
図書館にお邪魔しますと、事務室でふせんいっぱいの「週刊新刊全点案内」をお見かけすることがあり、元データ部員として大変有難く、また嬉しく感じます。

データ部では、取次会社や出版社から新刊本の見本をお預かりし、日々マークを作成しております。
営業になってからは、時たま週刊新刊全点案内を覗いておりますが、「世の中には色々な本が出版されているのだなあ」と、いまだに驚きの連続です。

私は幼い頃、「島」に住んでおり、図書館の無い町でことばと文字を覚えました。
驚くべきことに当時町内に書店があったのですが、島の小さな町の小さな書店に、ひらがなの絵本が置いてあるわけもなく。
本好きの親が通信販売で絵本を購入してくれていたお蔭で、読書というものを知りました。
島を出て、陸続きの地域(という言い方もおかしいですが)で暮らし始めてから、初めて行った「図書館」の衝撃は忘れられません。

「読み切れないくらい本がある!」「"おはなしかい"ってなに!」「CDもビデオも置いてある!(レンタルショップという概念を知らない...)」という完全に田舎者丸出し、凄まじいカルチャーショックでした。
(ちなみに転居先もそれなりに田舎だったので丸善・丸の内本店に行ったときは「図書館みたいな書店」という印象を持ちました)

あの衝撃から月日は過ぎましたが、中国地方の山間部などにお邪魔しておりますと、「過疎地域で本を手にすること」について考えさせられます。

インターネットの普及で様々な情報を得ることができるようになりましたが、地方で本(特に児童書)を手にすることは、非常に難しくなっています。
島嶼部の過疎化を追いかけるように山間部でも同様の現象が起こっているように感じます。

「書棚の間をなんとなく歩く」は図書館でしか味わえない贅沢となりつつあり、図書館員の皆様の、苦心の積み重ねによって、継続して実現されています。
図書館の無い町で育った私には、奇跡的なことのようにすら思え、頭が下がる思いです。


先週、全国図書館大会で「出版」と「図書館」の関係性がクローズアップされて話題となりました。
「世の中には色々な本が出版されているのだなあ」を実感できる場所が、全国どんな地域にも、ずっと残っていてほしい、と思います。

2017年10月20日

お天気とつきあう~分類・件名のおはなし・77~

冷たい雨が降り続き、10月とは思えないほど冷え込んでいる今週。寒さと雨に弱い私はなかなかの絶不調です。
雨が降るとだるくなったり頭痛がするのはなぜだろう...なにか良い対処はないかしら...せっかくなので(?)本で調べてみることにします。

さて。どんなキーワードで調べましょうか。
とりあえず低気圧が関係していそうなので「低気圧&不調」で検索してみます。


「低気圧女子の処方せん 天気が悪いとカラダもココロも絶不調」

小越久美(著) 小林弘幸(監修)
セブン&アイ出版(2017.9)

なるほど、ぴったりかも。
もうちょっと探したいので、今度はざっくり「天気&体調」で検索してみると15冊ほど見つかりました。


「その症状は天気のせいかもしれません 医師が教える気象病予防」福永篤志(著)

医道の日本社(2015.10)


じゃあ次は「頭痛&低気圧」で検索...と延々とがんばってもよいのですが、もっと簡単な探し方があります。
上でヒットした『低気圧女子の処方せん』も『その症状は天気のせいかもしれません』も、書誌データを見ると同じ件名=「生気象学」が付いています。
「生気象学」とは「気象・気候が生体に及ぼす影響を研究する学問」(デジタル大辞泉)のこと。つまりこの手の内容の本には共通してこの件名が付いているのですね。

そこで件名「生気象学」で検索すると、TRC MARCでは36件の本が見つかりました。
そのなかから私が読みたいと思った本はこちら↓


「あなたの人生を変える雨の日の過ごし方」

美野田啓二(著)
文響社(2017.5)

人生が変わることを期待して。

「寒さとくらし」
(図解こどもエコライフ)

鈴木信恵(著) 宿谷昌則(監修)
ほるぷ出版(2012.4)

おばあちゃんの知恵的なものを期待して。
カナダやラップランドなどの寒冷地の工夫も読めるようです。


2017年10月19日

アナログな日々

データ部新刊、室塚です。
今月の雑記テーマは「わたしの新人時代」です。

思い返せば私の新人時代はまだ20世紀でした。
もうすぐミレニアムという頃でしたので手書き原稿の時代は終わっていましたが、パソコンではなく入力専用端末を使っての作業でした。
手書き原稿に比べれば機械化が進んでいたのだと思うのですが、それでも今と比べるとかなりの業務がアナログでした。
その例をいくつか。

■ ICがない
先日佐久間がお伝えした通り、データ部の新刊見本はICタグで管理しているため、どの本が誰の机の上にあるのか、どの棚に保管されているのか等がすぐに分かるようになっています。
そのICがない⇒探している本がどこにあるのか分からない⇒でも本が必要⇒叫ぶ、となります。

「○○の本持ってる方、いらっしゃいませんか~?」

静まり返ったフロアで叫ぶのは勇気がいりました。

また、ICの良いところはMARC NOを手打ちする必要がないというところ。
え、その程度? と思われるかもしれません。
私もIC導入前は「そんなに便利になるものか!?」と効果を疑っていましたが、実際に導入されてみると高速道路のETCゲートを初めて通過した時くらいの衝撃がありました。
たかが8桁、されど8桁。
ICリーダにタグをかざすだけでMARC NO検索が可能、しかも十数冊同時に読み込ませてもOK!
この便利さは想像以上でした。


■ ネット検索ができない
各自の机にあったのはPCではなく端末でしたから、ネットにつなぐなんてことはできませんでしたし、そもそもネット自体がそれほど普及していなかったと記憶しています(単に私が機械に弱く、使っていなかっただけかもしれません)。
今ではNDL OPACで簡単に検索できるJAPAN/MARCも、当時はCD-ROMでしか検索できませんでした。
発行年ごとにディスクが分かれていたため、CD-ROMチェンジャーをがっちゃんがっちゃん言わせながら検索をしていたものです。
今の新人さんたちは知らないであろうあの機械、いつ撤去されたのか今となってはもう思い出せません。


■ ログが残らない
現在、入力中のMARCにはいつ誰がどのようにMARCを修正したのかのログが残ります。
どうしてタイトルをこう取ったのかなど、確認したい場合はログを調べて担当者に聞きに行くことができます。
端末時代にログはなく、代わりに見本1冊1冊に「挟み込み」と呼ばれる仮登録NO(当時、MARC NOはチェック後に一括付与していたため、それまでは仮登録NOで管理していました)・作業工程・担当者記名欄が印刷された用紙が挟み、担当者がそれぞれ記名していました。
手書きのログですね。
チェック後に挟み込みを番号順に並べ替えてホチキス留めし、保管。
確認したいことが出た場合は、この挟み込みを探して担当者を探していました。


現物を手に取ってMARCを作成するというデータ部の業務の根幹は変わりませんが、取り巻く状況は日々進化しています。
この先、今の状態が「アナログ」となる日も来るのでしょうね。

2017年10月18日

きょうのデータ部☆(10/18)

このところ寒々しい雨の日が続いていましたが、今日は久しぶりの快晴です!ペンキをぶちまけたような青空に心も晴れるようですp20171018.JPG

2017年10月17日

苦心のメニュー


本日は「週刊新刊全点案内」2033号の発行日です。
掲載件数は937件でした。


*こんな本がありました*


天皇のダイニングホール 知られざる明治天皇の宮廷外交

山崎鯛介 メアリー・レッドファーン 今泉宜子(著)
思文閣出版(2017.10)


明治時代の外交の舞台といえば、鹿鳴館。
ですが、こちらの本によれば
ほかにも延遼館、御会食所の2つがあったとのこと。


そのうち御会食所の建物は現存しており、
それが、結婚式場として知られる
明治記念館の本館なのだそうです。


御会食所の建築、宴のテーブルウエアやセッティング、
集った人々の服装なども興味深いのですが
もっとも心を惹かれたのは 秋山コレクション。

秋山コレクションとは
「天皇の料理番」として知られる秋山徳蔵氏が
献立作りの参考のために収集したメニューカードの
コレクションのこと。
2500点を超えるコレクションのなかから
御会食所における午餐・晩餐の
メニューカードの写真が何点か掲載されています。

西洋料理のメニューを漢字で表現したり、
カタカナでも書いてみたり。
これまでなかったものを表現するのは
どんなに大変だったことか...。
西洋の文化を取り入れようと奮闘している
当時の人たちの姿が浮かび上がるようです。


来年は明治維新から150年。

明治は(かなり)遠くなりにけり、ですが
本書で往時に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

2017年10月16日

まわるデータ部

こんにちは。新刊班の佐久間です。

2017年も残すところあと2カ月。年末に向け、データ部に入ってくる見本も増え始める時期です(年度末はもっとすごい...)。
今回は、TRC MARCおよび週刊新刊全点案内がどのようなサイクルで作られているかをざっくりとご紹介したいと思います。


データ部では毎日、取次会社さんや出版社さんから新刊本の見本をお借りしています。年平均すると、新刊MARC作成で1日に処理している数は約300件ほど。週刊新刊全点案内はその名の通り毎週発行しているため、1週分の掲載件数は約1500冊前後となります。そのため、この日からこの日までに入ってきた見本を次の全点案内に載せる、という期日を定めています。


具体的には、該当号の発行日の二週間前の火曜日にはじまり、翌週の月曜日までの5日間で入ってきた新刊たちが、1冊の週刊全点案内に掲載されるということです。1冊1冊丁寧に目録を採り、金曜までに厳重な最終チェックの目を通し、全点案内の版下もデータ部内で構成します。そして土日で印刷会社さんに印刷をお願いし、月曜日に発送、火曜日に図書館さんに届くシステムです。


作成中それぞれの本のMARCは、ICタグにMARC No.をリンクして本に挟み管理しています。

20171016.jpg

いつ入ってきた見本かひと目でわかるよう、初日の火曜は白、水曜は青、木曜は緑、金曜は黄、月曜は赤、と曜日ごとに分けて使っています。MARC完成〆切までの猶予が残り少ない...!という危機感を持ちやすくなるよう、赤を最終日分としました(余談ですが、国によって危機を意味する色はちがうそうです)。


最終的にMARCが無事完成を迎えた後はMARC No.とのリンクをリセットし、次の号用にリユースされます。このようなスケジュールを毎週繰り返し、新刊MARCと週刊新刊全点案内はできあがっているのです。
*祝日や長期休暇を挟む場合はイレギュラーになることもあります。

2017年10月11日

きょうのデータ部☆(10/11)

今日は大賑わいの本社見学会一日目でした。二日目に備えて彼ら備品も疲れを癒しているのでしょうか。p20171011-1.jpg

2017年10月13日

11?12? カズオ・イシグロ編 ~典拠のはなし~

こんにちは、典拠の木内です。

先週はイギリス人作家、カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞したニュースが話題になりましたね。


典拠班ではさっそくカズオ・イシグロ氏の典拠ファイルに「2017年ノーベル文学賞・受賞」を情報追加しました。
参考: 「ノーベル賞の受賞者を探す ~TOOLiで探そう~」


カズオ・イシグロ氏は長崎で生まれ、5歳まで日本に在住していたということで、親近感をもたれている方も多いのではないでしょうか。


以前、典拠ファイルの種別のお話をさせていただきました。
参考: 「11? 12? ~典拠のはなし~」


さて、カズオ・イシグロ氏の典拠ファイルの種別は?

姓のイシグロも、名のカズオも日本人由来なので、種別11の東洋人?
(漢字では石黒一雄と表記するようです)

イギリス国籍を取得されているということで、種別12の西洋人?


では、典拠ファイルを見てみましょう。

12000036282-0000 Ishiguro,Kazuo
12000036282-0001 カズオ・イシグロ

典拠ID先頭が12ということで、西洋人として作成されています。


姓や名の要素は日本に由来していますが、使用言語(=英語)、活動地域(=イギリス、非漢字文化圏)、日常的に使用している名前の文字種(=英語)から判断し、西洋人扱いです。
参考:西洋人の統一形について「外国の人でも作ります」


有名になった現在において、改めてカズオ・イシグロ氏の典拠ファイルを眺めてみると、西洋人として作成したことに特に疑問は持ちません。が、まったくはじめての著者として「カズオ・イシグロ」というような構成の著者名が出てきた場合、著者情報も少ない中で、11(東洋人)か?12(西洋人)か?に大いに頭を悩ます典拠班です。

2017年10月12日

5人そろって「浪花節だよ人生は」


こんにちは、データ部AV班の高田です。
本日はTRC見学会2日目。
本社1Fに設置してあるコーヒー自販機がいつもより沢山の方にご利用いただいているようで、データ部AV班のある3Fの廊下まで、コーヒーのいい香りが漂っています。

さて、今月の雑記テーマは「わたしの新人時代」です。
私はTRCに入社、いったん退職して、またTRCに再入社しました。

ですので、実は履歴書を二度書いて提出しました。
最初の履歴書には、趣味の項目に「読書」と書きました。
図書館関係の会社ですから、ここは「読書」と書かねばマズイでしょう。
まあ、実際本を読むのは好きでしたが。

ですが、この会社にはたくさんの本好きがいます。
私のこの程度の本読みを「読書」と書いて、許されるものなのか...。
気弱な私でございます。
二度めの履歴書では、趣味の項目に「映画鑑賞」と書きました。
まあ、実際映画を観るのも好きですが。

最初の入社は、いわゆる大学生の新卒です。
大阪営業所で採用された女性5人のうちの1人でした。

今はもうやっていませんが、その時代は3月末に社員旅行というのがありまして、新人デビューはいきなりの泊りがけ社員旅行でした。
行き先は「佐渡ケ島」。

...遠かったなあ。
大阪から東京へ、東海道新幹線で。まず、東京で1泊。
翌日、本社の人たちと合流、東京から上野へ行き、上野から上越新幹線で新潟まで。始発が上野駅でした。
今なら、東京駅で二つの新幹線の乗り換えはラクですけど、昔、上越新幹線は遠かった。

そして新潟駅から新潟港までバスで行き、新潟港から両津港まで高速船を使って、ようやっとのことで到着。
新幹線でもバスでも高速船でも、周囲に座っているのはほとんど知らない顔なので、今思い出してもかなりキビシイ旅でした。

佐渡の見どころを観光して、宿泊施設は大浴場付きのホテルだったと思います。
夜の宴会では「新人は何かをやる」というお決まりの流れで、大阪の新人5人組で何かしなければならないことに。

5人組とひとくくりに呼ばれていましたが、5人はもちろん初対面。
カラオケで歌おうにも、その5人がどんな歌が歌えるのか、お互いに知るはずもありません。

最終的には「浪花節だよ人生は」を5人で歌いました。
私が提案したと思います。
細川たかしバージョンと中村美律子バージョン、共に有名でした。
カラオケ設備は、その当時ですから、おそらくレーザーディスクのカラオケです。
今の若い人は、レーザーディスクを知らないらしく、最近、大いにショックを受けました...。

後々、その5人は全員、演歌は大のニガテと判明しましたが、その時は一致団結して歌ったのでありました。

そんなこともあって、けっこう仲の良い同期だと思います。
5人のうち、1人は退職しましたが、今でも何か事あれば5人で集まれる仲の良さは、私の密かな自慢です。
来月も同期+α(大阪の先輩方をαでくくってしまって、すみません...)で集まる予定があるんですけど。
私、諸事情により、参加できるかどうかビミョーなところなんです。
(ここまで書いて、それはないやろーとみんなに突っ込まれそうではありますが。)

2017年10月10日

水色だけではないのです

本日は「週刊新刊全点案内」2032号の発行日です。
掲載件数は1263件でした。

*こんな本がありました*

不思議の国のアリス コンプリート・イラストレーションズ」

ルイス・キャロル(原作)ジョン・テニエル(絵)楠本君恵(訳)
グラフィック社(2017.10)

「あれ?アリスの服の色が!?」

1865年の発行以来、150 年間にわたってマクミラン社が出版した、全ての異なるバージョンの挿絵と彩色が集められています。
オリジナルイラストレーションはジョン・テニエルでも、彩色は別の人によるバージョンが多数あるのですね。

「不思議の国のアリス」は小学生の時に読んだきり。
その時に手にとった本の挿絵がカラーだったかさえ、もはやおぼえていないのですが、アリスの服の色にはなんとなく固定イメージがあったので、この本を開いて目にした"色違い"のアリスにはびっくりしてしまいました。
各バージョンの比較をしていると、あっという間に時間がたってしまいそうです。
どうにも間違いさがしパズルのような見方になってしまうのは、普段、本と目録データをつきあわせてチェックしているための職業病でしょうか。

2017年10月 6日

ADEAC秋のイベント情報

10月に入り秋も本番となり急に涼しくになってきました。
いつもは「ご自宅でも見られるADEAC」としていろいろなデジタルアーカイブをご紹介していますが、
今回は近々開催予定のADEACに関連したイベントをいくつかご紹介します。


船橋市デジタルミュージアム
船橋市デジタルミュージアムでは10月1日~10月31日まで
「目利き番頭 船えもんをさがそう」人気投票を開催しています。
船橋市デジタルミュージアムで公開している浮世絵の中から、
あなたが船えもんを隠したら面白いかも!と思う絵を投票して下さい!
投票数の多かった絵は後日「船えもんをさがそう」コーナーで実際に遊んでいただける予定です。
ほかにも船橋市西図書館開館一周年記念事業としていろいろなイベントが予定されています。
詳細は図書館のホームページをご覧ください。


常総市デジタルミュージアム
「坂野家所蔵資料から見えた幕末の坂野家」
10月7日(土)16時より、坂野家住宅主屋内で歴史シンポジウムを開催します。
重要文化財である坂野家住宅で幕末の空気の中で、幕末の変革につながる坂野家住宅所蔵の貴重資料をご紹介します。
同日は坂野家住宅の竹林のライトアップもあります。
詳細は常総市のホームページをご覧ください。


北杜市金田一春彦記念図書館デジタルアーカイブ
「金田一春彦記念図書館デジタルアーカイブ本公開記念シンポジウム」
デジタルアーカイブの本公開の記念シンポジウムを10月8日(日)13時30分より大泉総合会館2階大ホールで実施します。
金田一春彦さん、平山輝男さんにゆかりのある方々がお集まりいただき、お二人のエピソードを踏まえながらアーカイブ資料の解説などをいただける予定です。
詳細はこちらのチラシをご覧ください。


守谷中央図書館 わたしたちの守谷市
「守谷わがふるさと」「副読本もりや」の公開を記念してデジタルサイネージをを利用した体験会を開催します。
10月28日 (土)13時~15時に守谷中央図書館2階エントランスに特別会場を設置します。
どなたでもご参加いただけますのでぜひお立ち寄りください。
他にも「図書館まつり」としていろいろなイベントが予定されていますので、詳細はこちらをご覧ください。


多摩デジタル新選組資料館
「多摩市富澤家より町田市小野路小島家までを歩く」
11月3日(金・祝日)9時より歴史散策イベントを実施します。
多摩センターから小野路宿まで約3kmを幕末に思いをはせながら、多摩ニュータウンに残る里山を散策できます。
詳細はこちらをご覧ください。


また、今年も図書館総合展ではTRCブース内でADEACをご覧いただけます。
ADEACに関するフォーラムとしては、11月8日(水)(会期2日目)に13時~14時第2会場で
「デジタルアーカイブで図書館は変わる 東京都瑞穂町の実践から垣間見る知の拠点としての図書館」
と題してパネリストを招いてデジタルアーカイブについてお話していただきます。
デジタルアーカイブについてご興味のある方はぜひご参加ください。

ご自宅でゆっくりデジタルアーカイブを楽しむのもよいですし、イベントに参加して新たな視点でデジタルアーカイブの楽しみ方を発見できるのもよいですね。
読書の秋ということでお近くの図書館に行かれる方も多いのでは?
その際には、ぜひ図書館で開かれるイベントにもご参加ください。

2017年10月 5日

読み・書き・ソロバン

こんにちは、データ部AV班の原田です。

すっかり秋めいてきました。
北の方や山の方は、朝・晩かなり寒いのではないでしょうか。
私も衣替えを急がねば...。

今月の雑記テーマは「わたしの新人時代」です。

私はTRCには中途入社でして、学校を出てすぐに就職したのは、銀座のデパートでした。
そして最初に配属されたのは、家具家庭用品子供部・1課和食器係。
2週間の研修後、さっそく店頭で働くことになりました。
そこで次々と「できない!」ことに遭遇したのです。

まず商品名が読めない。
「灰釉」「粉引」「貫入」「梨地」「堆朱」「千筋」「祥瑞」などなど。
「飯碗」「汁椀」で「わん」の字が違うことも、初めて知りました。

つぎに「懸け紙」が書けない。
贈答品には慶弔にあわせて、御祝とか内祝とか志とかの「懸け紙」をかけます。
ご要望があれば、毛筆(筆ペン)で、お客様の名前を書いてさしあげるのですが、文字に自信がなく、いつも上手な先輩や同僚にお願いする羽目に。
 
そして、算盤が置けない。
「原田さん、ソロバンできる?」と聞かれたときには、心底ビックリしました。
ええーっ、デパート人ってみんなソロバンが得意なのー??
もちろん、消費税の計算をソロバンでするわけではありません。
でも桁の大きな数を電卓で計算すると、000...と何度も0を押すうちに、必ず間違えるのです。
レジを閉めるとき、釣銭を用意するときなどは、ソロバンを使って足し算・引き算するものでした。
そろばん塾に行っていなかった私は、小学校でちょこっと習ったきり。
練習して足し算・引き算はできるようにしました。やれやれ。

立派な学校を出ても、読み・書き・ソロバン、なーんもできないんだね、私...。
自分の役立たずぶりにしょんぼりしましたが、いやいや一人前の社会人になってもホントに知らないことはたくさんあるのだ、教えてもらって、習って、学んで、これがずーっと続くのだなと謙虚な気持ちになりました。

美しい文字をすらすらと書く先輩、一緒にソロバンを置いてくれた先輩、懐かしくありがたく思いだされます。
 
 
 

2017年10月 4日

きょうのデータ部☆(10/4)

今晩は中秋の名月。あいにくの曇り空ですが夜には晴れていてほしいものです。
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2017年10月 2日

ランタンよりお菓子~新設件名のお知らせ2017年9月分~


明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

9月は5件の件名を新設しました。その中に「ハロウィン」があります。
年々盛り上がりを見せているハロウィン。
今回、当日を迎えるより前にめでたく新設することができました。

件名として付与されている図書を見てみると、お祭りとしての本(NDC10版で386△)や工作・仮装の本があります。

アイスクリームが溶けてしまう前に

小沢健二と日米恐怖学会(著)
福音館書店(2017.9)

魔法使いになろう!完全保存版手作りハロウィン

ふじもとのりこ(著)
マガジンランド(2016.9)


以前よりあった学習件名でも検索してみると、お菓子や料理の本も見つかりました。
パーティーなどを考えている方に向けて、頼りになりそうです。

かんたん15分!材料3つですいすいスイーツ 3 四季を楽しむ!行事スイーツ

宮沢うらら(著)
汐文社(2017.2)


近所のスーパーには、先月初めくらいから関連したかわいいお菓子がずらり。「ハロウィン限定パッケージ」とか「今だけ!パンプキン味」などと見て先日つい手が伸びたものの...ハロウィンってまだ先だった!と我にかえって棚に戻しました。
食べたいのならいつ買ってもいいものの、当日に合わせて食べたい心持ちでしたが、10月に入ったので今度は誘惑に負けてもいいかと思っています。

2017年10月 3日

本当はみんな「おなまえ」に興味があるらしい。

本日は「週刊新刊全点案内」2031号の発行日です。
掲載件数は1211件でした。

今月の表紙はこちら。
ちょっとおいしそうに見えるのは私だけでしょうか?

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昔リスを飼っていた友達が、秋になると、公園でドングリを拾っていたのを思い出します。
リスを飼っていなくても、道端や公園で見つけると、つい奇麗なのを2、3個拾ってポケットに・・・
そして、すっかり忘れた頃に発見!
見つけると、拾いたくなってしまう・・・?!そんなドングリです。(Juriさん)

*こんな本がありました*

「日本人のおなまえっ! 1」

NHK「日本人のおなまえっ!」制作班(編)

集英社インターナショナル(2017.9)

会社の作業棚にこの本があるのを見て、おおっと思いました。

同名のNHKの番組が始まってすぐ小松の所属する典拠で「この番組見た?」と話題になっていたのです。

典拠チームに配属されると、毎日大量の人名を扱っていく中で、素朴な疑問や発見が生じます。
そこには、この番組で扱われているものも当然あり、そこはかとなく親近感。

それにしても、人名に関する話題で番組ができて、本が出版されるということは、仕事にしている私たちだけではなくて、世間のみなさんも「おなまえ」に興味があるということなんですね。

ならば、私たちが書いてきたデータ部ログの記事も楽しんで頂けているかなぁ、と思って以前の記事を見返すと、現地に行って答えを捜すバラエティー番組とはまた違う、ディープな「おなまえ」の話の数々がありました。

興味のある方はぜひ、まとめて読んでみてください。
こちらです。
左側に表示されている「カテゴリ」の中の「典拠ファイル」をクリックしても全てご覧になれます。

これからも「典拠のはなし」を、どうかよろしくお願いいたします。

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