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T市のビジネスホテルにて

こんにちは。
営業部で、北関東の某県を担当していますOです。
2年前までデータ部に所属していた縁で、今日はこの部ログにお邪魔しています。

営業になってよかったことは、毎日のように色々な図書館を訪問できること。お世話になっている図書館員のみなさま、いつもありがとうございます。
同じ県内でも、図書館ごとの雰囲気や企画展示、開催されるイベントは様々です。そのため、訪問した図書館内を、ぐるりと見学して帰るのが好きです。
選書にかける思いも十図書館十色。担当の方がどのような方針を持って資料を選んでいるのかというお話を聞くと、いつもとても勉強になります。そして、元データ部員にとっては、選書の際どのようにTRC MARCや週刊新刊全点案内が使われているか・・・を教えていただけるのも、とても有難い機会です。

さて、今月の雑記のテーマは『むかし、こわかった本』です。今日は雑記を書く曜日ではないのですが、テーマを少し拝借して。

私は小さなころ、戦争に対する恐怖心が人より強かったような気がします。小学校の低学年のとき、図書館で読んでいて、ページをめくる手が動かなくなったのがこちらの本でした。

火垂るの墓
(徳間アニメ絵本 5)

野坂昭如(原作) 高畑勲(監督)
徳間書店(1988.8)

主人公たちの苦しい生活の様子に耐えられず、泣きながらそっと本を閉じたあの日から、20年以上が経ちました。先週、仕事で北関東・T市のビジネスホテルに宿泊し、翌朝ミサイル発射の「緊急速報メール」を受信しました。前回は都内の自宅におり受信しなかったため、このときが初めての経験でした。
こわかった。
空襲警報とはこのようなものだったろうかと、とっさにもぐったホテルの薄い布団の中で考えました。そして、もしこの警報メールが鳴るのが当たり前になってしまったら。これからの暮らしは、どうなるんだろう。大げさではなく、そんなことを考えました。一方で「これは果たして本当に起きていることなのだろうか」という、どこかぼんやりした感覚もありました。再度携帯電話が鳴ってミサイル通過を知らせるメールが届き、布団からは出ましたが、しばらく朝の支度にとりかかれませんでした。ただテレビの報道を、やはりどこかぼんやりした気持ちでみていました。

今年の夏も、訪問した図書館内をぐるりと見学すると、「戦争と平和」について考える展示コーナーをよく見かけました。もう、『ほたるの墓』がこわい、読めない、と言っている場合ではないですね。そして、私たちの生きる世界の過去・現在を知ること、未来を考えるためのヒントを得ることの重要さなども思いました。

来年の夏は、こわい思いをすることなく過ごせますように。

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博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)東日本大震災被災救援情報
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