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データ部ログへようこそ!

こちらは「図書館の本屋さん」こと株式会社図書館流通センター(TRC)の
データ部による、MARCと本に関するブログです。
pink2.gif TRC MARCに関する情報をお探しの方はこちら。
red.gif とにかく本が好きな方には本のご紹介もあります。
orange.gif 一息いれたい方はこんなコンテンツをどうぞ。


2016年7月29日

どれを、どう採るか

毎月月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」。今回はタイトル関連情報をとりあげます。

タイトル関連情報とは、タイトルに関連して、タイトルを限定したり説明したりする語句を指します。「サブタイトル」もこの中に含まれています。

データ作成時に意外と考え込むことが多いのがこの項目です。
本のつくりは色々で、マニュアルに沿うだけでは判断が難しいことも多々あります。
目録センスの問われる、データ部員の腕の見せ所と言えるかもしれません。

たとえば、情報源に様々な文章があるとき、「どれをデータとして入力すべきだろう」と本をひっくり返して4情報源を見比べます。
宣伝文的なもの(「~情報満載!」の類)や、内容紹介文と思われる長い文章は基本的に入れませんが、

時間とは何か」

ニュートンプレス(2016.7)
 

この本のタイトル関連情報は、    
「相対性理論の伸び縮みする時間,タイムトラベル,時間の始まりと終わり,そして感覚的な時間まで」

これは内容紹介文? 一瞬思いますが、タイトルだけではわからない内容を補って示しており、タイトルのすぐそばにあるので、タイトル関連情報として採用しました。

一方、本タイトルの前についている文言をタイトル関連情報としたほうがいいのか、本タイトルに含めたほうが適当なのか、というのも悩ましい事柄です。

各分野の専門家が伝える子どもを守るために知っておきたいこと」

宋 美玄著
メタモル出版(2016.7)

こちらは、「子どもを守るために知っておきたいこと」だけではその図書の特徴があらわれていないと考えて、頭から本タイトルにしました。

また、沢山表示されているなかからどれを採用するかも悩ましいです。

今日も明日もごきげんカレー」

山脇 りこ著
小学館(2016.6)

こちらは、「カレー粉だけで、すぐカレー、じっくりカレー、自家製ルーもつくりおき、全66レシピ」「 もたれないから、毎日食べたい!」の二つのタイトル関連情報を入力しています。「もたれないから~」は宣伝文では?とも思いましたが、図書をぱっと見た時にもう一つのタイトル関連情報と同じくらい、むしろこちらの方が目につき「もたれない」ことはカレー選びで大事な情報と考え入力しました。

このように
・ 情報源における表示のされ方
・ その本の特徴をよく表現しうるか
・ 同じ全集・シリーズの累積データ(似たレイアウトで作られることが多いです)

大体こんな優先順位で勘案し、時には複数の人の意見を聞きながら、「どれをタイトル関連情報にするか」を決めています。
なかなか意見が一致しないこともありますし、決めた後に「どうだろう」と思い返すこともしばしば。
そんな本がニュースや広告等で取り上げられていると、どこまでをタイトル、タイトル関連情報として紹介しているかとても気になります。絶対の正解はありませんが、多くの人に使いやすいデータとなるよう、日々腕を磨いていきたいです。

2016年7月28日

たなばたの調べ

7月の雑記のテーマは「七夕」。

七夕の曲といえば、一般的には
♪ささのは さ~らさら
童謡が一番に浮かびます。

私の場合は、童謡と同じくらいにこちらの曲にも思い入れがあります。
酒井格作曲の『The Seventh Night of July』。
通称「たなばた」、その名もズバリの吹奏楽曲です。

爽快感あふれる曲調で、夜風がわたる草原と、きらきら輝く満天の星空が目に浮かぶようなメロディー。
何と言っても、織姫と彦星になぞらえたデュエットはとてもロマンティックで、うっとり聞き惚れます。
聞くのはもちろん演奏するのも楽しい、人気の楽曲です。


大学時代所属していた吹奏楽サークルでは、七夕当日はこの曲を楽譜庫から引っ張り出して合奏するのが恒例でした。

デュエットの奏者同士がカップルだったりしたらもう大盛り上がり。
わいわい言いながら年1回の演奏を楽しむのです。

演奏に満足したら、今度は焼酎の「七夕」を傾ける宴会が始まります。
要は騒いで呑みたいだけでしたが、毎年7月7日はサークルのあの瞬間を今でも懐かしく思い出します。

またあの時のメンバーと、たなばたの調べを奏でたいものです。

2016年7月27日

きょうのデータ部☆(7/27)

TRC本社1階のショールームでは、
「図書館を使った調べる学習コンクール」の受賞作品の複製を展示しています。

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どれもものすごい力作!
受賞作の一部は図書館振興財団のホームページで、電子書籍版を閲覧することができます。


学校はもう夏休み。で、夏休みといえば自由研究。
私自身は毎年やっつけで済ませてしまっていましたが...こんな風にきちんと興味を持って調べていたら楽しかっただろうなぁ...

2016年7月26日

見えないところに広がる世界

本日は「週刊新刊全点案内」1973号の発行日です。
掲載件数は1117件でした。

*こんな本がありました*

まちのしくみ バックヤード絵ずかん

モクタン・アンジェロ(絵) こどもくらぶ(編)

東京書籍(2016.8)

ターミナル駅や動物園など5つの施設の裏側が、味のある絵と写真で紹介されています。
回転寿司店の炊飯量、スーパーマーケットの在庫管理についてなど、
普段見ることのできないエリアの絵と説明に大人でも発見が沢山。
裏側を垣間見ることで、今まで何の気なしに眺めていた風景もまた違った視点で見られそうです。

TRCデータ部員の私が自分の仕事(=MARC作成)を人に説明すると、
高い確率で言われるのが「あれ作ってる人いるんだ~」。
私自身、就職活動の際に沢山の企業のお話をうかがい「こんな仕事あるんだー」と思ったものですが、
この本をきっかけに、見えている部分の奥にも世界が広がっていると気がついた子は、
いつか訪れる職業選択の際、あまり知られていない仕事にも気が付きやすいかもしれませんね。

世の子どもたち、将来いかがでしょうか。MARC作成。

2016年7月25日

「山田」はメジャーな地名です(ただし江戸時代に限る)―和漢古書の出版事項⑧

こんにちは。AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

前回、出版地の呼称が非常にバラエティに富んでいることを見てきました。情報源の中でも見返し・扉にはこうした都市名の別称を記していることが多いのですが、刊記・奥付だと、都市名の表記がなく、それより小さな単位の街区や地番しか書いてないことがしばしばあります。「二條通鶴屋町 田原仁左衛門刻」とか「銅駝坊書肆平樂寺村上勘兵衛壽梓」とかいった具合です。
こうしたものについて、NCR87R3の2.4.1.2A(古)では「和古書,漢籍については,所定の情報源に表示されている出版地をそのまま記録する。それが現代の市町村より小さい場合,識別上必要があるときは,出版時の都市名,国名を補記し,また地名の別称が表記されている場合は当時一般に用いられたものを補記する。」としていますが、この規定はいささかいかがなものかと思います。地番や街区に当たるものしかない場合はそれを採用せず、推定できる都市名を「[京]」「[大坂]」「[江戸]」などと記録するのが、実際上は適切と思われますし、既存の多くの冊子目録等でも、基本的にはそのような考えかたに基づいているかと思います。

NCRの2.4.1.1D(古)では「和古書,漢籍については,2以上の出版地があるときは,すべて記録する。ただし,現在の同一の市町村に含まれる2以上の地名は,同一の出版地として扱い,顕著なもの,最後のものの順で,一つを選択して記録することができる。」としていますが、「同一の出版地」として扱うならば、出版者ごとに異なる街区や地番ではなく、複数のそれらを包含する都市名を記録するのが自然ではないでしょうか。
この条文であげられている例では、刊記に「神田 北村順四郎 日本橋 須原屋茂兵衛」とあるものについて、出版地としては「日本橋」だけを採用することになっています(「江戸」を補記はしますが)。注記を見ればわかるだろうということなのでしょうが、すくなくとも出版事項だけを見れば、すべての出版者が日本橋の出版者であるかのように見え、非常に誤解を与えやすい苦しい書きかたに感じられます。
またこの例に即して言えば、実際の図書だと、たとえば「江戸書林 神田 北村順四郎 日本橋 須原屋茂兵衛」などとなっている場合も多いわけです。この場合は出版地を「江戸」とし、一方で上のような場合では出版地は「日本橋」とする、などというのはどうにも奇妙ではないでしょうか。

そもそも2.4.1.1で「(出版地,頒布地等とするものの範囲)所定の情報源において,出版者(もしくは頒布者)名と関連して表示されている地名(市,町,村)のこと」と言っているのですから、出版地として採用するレベルは「市町村名等」であって、それより小さな街区・地番等でないことは当然のこととして前提されているはずであるのに、明らかにそれより下のレベルの例示を出しているのはやはりおかしい気がします。
現物に記載されている、それより下のレベルを書きたいのであれば、それは注記として転記すればよいだけと思います。奥付に十何人もいる場合はたいへんですが、現在のオンラインデータベースではがんばって転記するより、可能であれば画像を1枚つけたほうが、字配りや埋め木の状況なども一目瞭然ですので、はるかに有効と言えるかと思います。

和漢古書においても、現在の「市町村名等」に該当するレベルの地名を認定するのは、決してむつかしいことではありません。江戸時代の出版活動は基本的にずっと京・江戸・大坂の三都が中心で、江戸後期から名古屋(名護屋・名兒屋)・水戸・仙台(僊臺)・和歌山(若山)・広島・佐賀(佐嘉)・熊本(隈本)・鹿児島(麑嶋)など地方の大藩の所在地や、長崎・倉敷といった要地の書店が出版活動に参加することが増えてきます。仏教関係だと奈良(南都)、国学関係だと松阪(松坂)など、その地域ならではの活動が目立つところもありますが、これらはみな基本的に現在の「市」のレベルとそのまま対応していると見て問題ありません。
気をつけるべき場所としては、以下の二箇所くらいを注意しておけばよいでしょう。一つは伏見(伏水)で、現在は京都市の一部になっていますが、江戸時代は京とは別に町奉行が置かれており、はっきりと別のまちでした。
もう一つは、伊勢神宮のお膝元で、やはり遠国(おんごく)奉行が置かれていた山田(やまだ・ようだ)です。こちらは神宮のうち外宮のほうの門前町で、内宮の門前町の宇治(うじ)と合併して、現在は伊勢市となっているところですが、さすが「神都」の異称があるだけあって、暦や神道関係の出版物が多く、当時にあって人口に膾炙(かいしゃ)した地名でした。

なお、写本の場合は事情がまた異なり、共同出版が多数ある刊本と違って、2以上の地名が出てくること自体がまずありませんし、書写地が三都に集中するということもありません。ですので、写本の場合は、現代の市町村のレベルと関係なく、現物にあるとおりのものをそのまま記録するということでも、それはそれでまったくよいように思います(まあ「書写地不明」なのが大半なのですが)。

博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)東日本大震災被災救援情報
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