日刊新刊全点案内

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データ部ログへようこそ!

こちらは「図書館の本屋さん」こと株式会社図書館流通センター(TRC)の
データ部による、MARCと本に関するブログです。
pink2.gif TRC MARCに関する情報をお探しの方はこちら。
red.gif とにかく本が好きな方には本のご紹介もあります。
orange.gif 一息いれたい方はこんなコンテンツをどうぞ。


2016年6月24日

英語で読める絵本ありますか?~MARCや検索のはなし~

英語教育やグローバル人材育成が重視されている昨今。

子どもたちに
 英語で絵本の読みきかせをしたい!
 小さいうちから英語の絵本に親しんでもらいたい!

そんなご要望が、これからますます高まってくることでしょう。

そこで役立つのがMARCの項目の1つ、「言語コード」です。
図書の本文が何語で書かれているか、MARC中では3桁のアルファベット(言語コード)を付与して分かるようにしています。

言語コードは、書かれている言語の数だけ付与するので、
例えば日本語と英語が併記されている図書ですと、「jpn(日本)」と「eng(英語)」、2つの言語コードが付与されることになります。
(ただし、6言語まで。7言語以上になる場合は、多言語を意味する「mul」を付与することになっています。)

TOOLiでは、図書検索の「コード化情報」の欄にある「言語」から
お探しの言語を選んで検索の絞り込みに活用いただけます。

英語で読める絵本をお探しの場合、
①分類記号に絵本の「e」を入力
②コード化情報:言語で「英語」を選択
の掛け合わせで、検索することができます。

さすがに英語となるとたくさんヒットするので、
さらに出版年で絞ったり、注目度の★にチェックを入れてみたり、
受賞情報、書評情報などと掛け合わせた検索も有効です。

英語以外にも、
ドイツ語、フランス語、中国語など、
色々な言語を選ぶことができるので、
外国語で読める図書をお探しの際には、
ぜひ「言語コード」を利用した検索をお試しください。

2016年6月23日

作る楽しみへの道

六月も下旬となりました。
じめじめした梅雨らしい日々ですね。

さて、今月のテーマは「手芸」
自慢ではありませんが、わたしは手先が不器用です。
ずっと周りから言われてましたし、自分でもそう思っていました。ですから手芸とはまったく縁がなく。
職場でよく見る手作り本を見ても、細かい作業は向いてないし、そもそもハサミでまっすぐ切れないし、作れたら楽しいんだろうなあと眺めるだけで別世界のことのように思っていました。

それがですね、昨年急に目覚めたのです。。。
ふとしたきっかけで「やってみたい」と思ったのが運針(和裁)で。検索したら体験教室を見つけたので参加してみたんです。
指ぬきをはめて、針の持ち方を教わって、どきどきしながら始めましたが、当然できません。
のったりくったり、みみずの這ったあとのような縫い目にへこみながらも、集中して手を動かす楽しさや少しずつでも上達するうれしさに惹かれて教室(和裁の)に通うことにしました。

実のところ、運針だけできれば自分的にはよかったのだけれど、やはり和裁の教室ですから、先生からの「何か作ってみませんか?簡単ですよ」というお誘いに乗ってみることに。

「何か作りたいものありますか?」
「いや、いままで全然やってこなかったので、なにが作れるかすらわかりません...」

思わず先生も苦笑い。結局その時は余り布でシュシュを作りました。簡単なはずなのに、すごい時間がかかりました。
それを手始めに、ものさし袋、手ぬぐいを使ったあずま袋と小物をいくつか(すんごいていねいに教わりながら)作り。また先生から「そろそろ着れるものはどうですか?」とお誘いされています。そんな大物に取り組めるようになるんでしょうか。ともあれ、作る楽しみへの第一歩は踏み出したようです。精進します。


おまけ。記念すべき初回の運針。ほんとひどすぎますね(笑)
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2016年6月22日

きょうのデータ部☆(6/22)

蒸し暑い日が続くようになりましたね。
つい冷たいものに手が伸びますが、なぜか最近はまってしまったのがこちら。

20160622.jpg

熱い梅こぶ茶先生。
酸っぱさで集中力が上がる、ような気がします。


2016年6月21日

驚きのういろう

本日は「週刊新刊全点案内」1968号の発行日です。

掲載件数は1197件でした。


*こんな本がありました*

小田原を訪ねた時のことです。
お土産物屋さんも並ぶ商店街を歩いていたときに、
一軒のお店に目がくぎ付けに。


薬局なのに「ういろう」?お菓子屋さんじゃないの?


なんとも不思議なそのお店で、小田原名物ういろうを購入した思い出があります。


実はそれまで 
ういろうはちょっと苦手、と思っていたのですが
とっても美味しくて驚きました。

さらに
購入したういろうに添えられていたしおりを読んで、目からウロコが...。


くわしくはこちらをどうぞ。


「ういろう」にみる小田原 早雲公とともに城下町をつくった老舗

深野彰(編著)
新評論(2016.6)


この本でインタビューに答えていらっしゃる25代目当主の方が
ラジオでお話されているのを聞いたことがあります。
その名も 外郎武(ういろう・たけし)さん。
「ういろう」は、お名前に由来したものなのですね。
ういろうに関しては、いろいろな驚きがあります。


今週はもう一冊ご紹介。

今年は作家・遠藤周作の没後20年にあたります。

『沈黙』をめぐる短篇集

遠藤周作(著)
慶應義塾大学出版会(2016.6)


1954年発表の幻の小説、「アフリカの体臭 魔窟にいたコリンヌ・リュシェール」も収められています。

2016年6月20日

刊印修のはなし―和漢古書の出版事項⑤

こんにちは。AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

前回、和漢古書において、各種の情報源の記載はいろいろな時点のものが混在しているので注意が必要だということを書きました。そのことを踏まえて、和漢古書の目録記述をする際に理解しておかなければならない概念として「刊・印・修」というものがあります。今回はこれについて見ていきましょう。

「刊・印・修」というのは、もともと漢籍における専門用語で、「刊」とは図書の内容を版木に彫って出版すること、「印」とはその版木を使ってそのまま印刷すること、「修」とはその版木に修補を加えて印刷することを言います。たとえば、冊子目録等で、「文政十二年刊 天保三年修 明治印」とあったら、文政12年に版木が彫られ、天保3年にその版木に修訂が加えられたものを、明治に入ってから印刷した、という意味になります。
版木というものは、何度も刷っているうちに磨耗や損傷が生じますが、保存状態がよければそれ自体は数百年以上持つものです。損傷が生じたり、内容を改訂する必要が生じたりした場合は、その箇所を削り取って、新しく木を埋めこんで彫り直すことになりますが、これを「埋め木(うめき)」もしくは「入れ木(いれき)」と言います。刊行後にこうした修訂を加えて印刷することが「修」ということになりますが、刊行前の校正段階でこうした作業がなされたものについては「修」とは称しません。

「刊・印・修」はこのように図書の「刊行状況」を示す用語と言ってよいですが、注意したいのは「印刷状況」を示す語ではないということです。われわれが手にする図書は基本的に後刷りのものであることがふつうで、初刷りのものがあればそれこそ特記する必要があるくらいです。ですので、刷り面に多少のかすれや荒れがあっても、わざわざ「後印本」と記録することはありません。
「後印本」とのみ注記に記録することになるのは、基本的に、情報源にあって出版事項として記録する出版年代と、実際にその本が印刷された時期とのあいだに大きな間隔があると判断したときだけと思ってよいでしょう。もちろん、刊行者と別の印行者がある場合は、年代の開きの多少にかかわらず、その印行者の「印」ということになり、以前の刊行時の情報はすべて注記に記録することになります。

和漢古書においては、現代書の「版」editionという概念は基本的に用いませんが、NCRに準拠した目録記述においては、「刊・印・修」とは、出版事項というより、要するに刊本の書誌的来歴にかんする事項と理解してよいかと思います。すなわち、記述対象の書誌的来歴として記録すべきことがあれば、注記の該当する位置に「文化5年發行の後印」とか「據崇禎13年武林錢氏刊本重刊」(崇禎13年の武林の錢氏の刊本に拠り重刊)とか記述することになります(後者は漢籍での書きかた)。
記述にあたっては、「刊・印・修」を、上述の意味によってきちんと使い分けなければいけません。「後印」「重印」は、すでに出版された版木を使ってそのまま印行することを言いますが、「後印」と「重印」とで使い分けるひともあり、また「重印」には現代書ですこし別の意味もありますので、「後印」を使ったほうが無難かと思います。版木に手を加えて印刷した場合は、「後修」となります。
これらに対し、「重刊」「再刊」とは、すでに出版されたものをもとに、もう一度版木を彫り直して刊行することを言います。なお、「重刊」というのは「重ねて刊した」ということですから、意味からするとほんらい「ちょうかん」と読むべきで、中国語のピンイン表記でも「zhong kan」ではなく「chong kan」となりますが、日本では読みぐせとして「じゅうかん」と読むことが定着しています。「重刻」「重印」なども同様です。

重刊(重刻)のうち、もとの本を敷き写しにして復刻したものを「覆刻」(ふっこく)とか「景刊」(えいかん)とか言い、現代書で「××年○○出版社刊の複製」のように記述するのと同じように、「寶永4年出雲寺和泉掾刊の覆刻」などと記述することになります。漢籍では、「用正平19年堺浦道祐居士刊本覆刻」(正平19年の堺浦の道祐居士の刊本を用いて覆刻)とか「用日本覆宋刊本景刊」とかいったように記録します(「據」ではなく「用」を用いることに注意)。後者は、日本で宋の時代の刊本を敷き写しにして出版したものをさらに覆刻した、という意味になります。
覆刻本は、覆刻した際の出版事項や、すくなくとも覆刻であること自体くらいは、現物に明記しておいてくれればよいのですが、海賊版などの場合、もとの年記までかぶせ彫りしていることもあり、こうなってしまうとお手上げです。結果としてまったく同じ出版事項の記述になってしまう別版の書物が存在してしまうわけで、こうしたものについては、現物や画像を並べて比べて見る以外、最終的にはどうにもしようがないのですが、通常の整理ではそこまで突き止めるのはなかなかむつかしいでしょう。

覆刻ではない重刊本、すなわち、一度出版されたものをもう一度版木を彫り直して出版したというだけで敷き写しとかではないものについては、現代でも使う言葉ですが、「翻刻」(ほんこく)と称します。中国語では同音になるので、「反刻」「繙刻」といった表記も時々目にします。和漢古書では、とくに中国で出版されたものを日本で出版したものについて使うことが多く、「康煕60年序刊の翻刻」といった具合に注記に記録することになります(「翻刻」という記述については、まだ触れておくべきこともあるのですが、これはまたいずれ)。

博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)東日本大震災被災救援情報
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