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こちらは「図書館の本屋さん」こと株式会社図書館流通センター(TRC)の
データ部による、MARCと本に関するブログです。
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orange.gif 一息いれたい方はこんなコンテンツをどうぞ。


2024年9月 6日

その「ノ」はどこに入りますか?(平安時代の人名のはなしPart1)~典拠のはなし~

大河ドラマ盛り上がっていますね。

見ている横で、家族が「みんな藤原ばかり...」と呟いています。源もいます!(そういう話ではないらしい...)。9月の典拠のはなしは、2週にわたって「光る君へ」の舞台平安時代の人名の話をしていこうと思います。

さきほど家族がつぶやいていた「藤原」。ドラマの中ではだいたい下の名前しか出てきません(ほぼ全員藤原ですから)が、「藤原道長」の「藤原」は、現在の姓や苗字とはややことなり「氏」にあたります。

「氏」は古代の血縁集団に縁の深い地名や朝廷内での仕事にちなんだ名前をつけたもの。天皇から与えられることもあり、藤原氏の氏の由来として中臣鎌足が天智天皇から藤原朝臣姓を与えられたエピソードをご記憶の方も多いでしょう。時代が下ると、氏とは別の姓(かばね、やや今の苗字に近い)を持つようになってくるのですが、平安時代の藤原氏や源氏は、氏が姓を兼ねています。

こうした「氏」を姓として扱う人名を読む場合、慣例的に氏と名の間に「の」を入れて読むことになっています。つまりご存じの通り「藤原道長」は「ふじわら の みちなが」と読みます。

ところが、典拠ファイルで「藤原道長」を検索すると、統一形のカタカナ形は「フジワラ,ミチナガ」...。なぜでしょう?

その理由は日本目録規則にあります。

♯6.1.5.4 姓名の間に「ノ」を入れて読む名称
おおよそ中世までの人名で慣用される、姓と名の間の「ノ」の読みは、原則として記録しない。ただし姓が短い場合に例外的に「ノ」を記録することがある。
(「日本目録規則」2018年版)

姓と名の間にある「ノ」は、姓の一部でも名の一部でもなく宙ぶらりんです。何の気なく「藤原」や「道長」をカタカナ形で検索しようとしたときに、そのカタカナ形が「フジワラノ」や「ノミチナガ」になっていたら検索しづらいでしょう。

この規則に従って、統一形のカタカナ形は「フジワラ,ミチナガ」と「ノ」を抜いた形になっています。「フジワラノミチナガ」で検索したい方もご安心ください。参考資料に「ノ」の含まれた形で掲載されていれば、「ノ」が入った形でも検索ができるように参照形も作成しています。

2024年9月 5日

写真と手紙

9月の雑記のテーマは「手紙」です。

最近は出すことがめっきり少なくなりましたが、
昔は結構出していたと思います。

「手紙」と言われて一番先に思い出したのは、
写真を送る時の「手紙」でした。


大学を卒業するとき、卒業旅行でユースホステルを
使って北海道に行ったことをきっかけに、その後何年か
北海道を「ユースホステル」や「とほ」宿を使って旅し
ました。

たいがい、そこで同宿・同部屋になった人と翌日観光し
たり、山に登ったり、カヌーをしたりして、同行人を撮
ったり、一緒に写真に写ったりしていたので、宿を出る
時に、住所を聞いて、家に帰ってから、現像した写真を
手紙とともに送っていました。


相手からも写真が届いたり、別の旅の便りをもらったり、
旅が終わってからも「楽しい」が続いて好きでした。


この手紙は、手紙入れではなく、その旅の写真と一緒に
アルバムにはさんであります。思い出一緒に蘇ってくる
ので。

今は旅に行っても、ホテルかペンションになってしまった
ので、偶然知り合った人の写真を撮るのも、写真や手紙を
送るのも、あまり機会がなくなってしまったのが、ちょっ
と残念です。

2024年9月 4日

きょうのデータ部☆(9/4)

IMG_1754.jpg

雨が降り続いていましたが、
今日は漸く晴れ間が少し見えてきました!

2024年9月 3日

心穏やかに

本日は「週刊新刊全点案内」2371号の発行日です。
掲載件数は1232件でした。今月の表紙はこちら。

p20240903.jpg

秋のお彼岸。
で、おはぎのイメージです。
おはぎがスーパーやコンビニ、和菓子屋さんの店頭で目立ち始めると
「9月だなぁ、秋のお彼岸だなぁ~」とちょっとしみじみとしたりして・・・。
あんこ・きな粉・黒ごま が定番!とずっと思っていたのですが
それは私が関東人だからだと割と最近になって知ってびっくり!
関西の代表、青のりを加えて、4種のおはぎのイメージです!!
(Juri)


*こんな本がありました*
やさしい仏像彫刻
鈴木/謙太郎(監修)
メイツユニバーサルコンテンツ(2024.8)

ときどき、俗世を忘れたい!!となり、突発的にお寺や神社へ行くことがあります。信仰心があるわけではなく、静かで心穏やかに過ごせる場所、のレパートリーがお寺・神社くらいだからという理由です。
せっかく来たのだからと、仏像を見ていくこともしばしば。
霊験あらたかなものを感じられる繊細さを持ち合わせていないので、大きいな~、顔が可愛いな~、お線香がいい匂いだな~、と言って帰ってきます。
作れるようになったら、奥深さを感じられるのかもしれません...。

2024年9月 2日

農業の今~新設件名のお知らせ2024年8月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

8月の新設は2件でした。そのうちの1つが「スマート農業技術活用促進法」です。

農業の生産性の向上を図るためスマート農業技術の活用を促進することを目的とする法律で、今年成立しました。計画認定制度で認定を受けた農業者や事業者は金融や税制などでの支援措置を受けることができるそうです。

正直全然馴染みがなく...。
そもそもスマート農業とは?というところからだったのでWebで調べてみたところ、ロボットやAI、IoTなどの先端技術を活用する農業のことをスマート農業というそうです。
Webで検索した際に出てきた、ドローンの飛ぶ農地や果物を収穫するロボットアームを見て「わお、近未来...。」という、感想にもなっていない感想しか抱けなかった私。
自分の食生活に直結する領域なのに、過去のイメージにとらわれたまま、知ろうともせずに過ごしていたことを反省しました。
農業機械メーカーで働いている友人や農業に従事している親戚に、実際のところ現場ではどうなのか、機会があれば聞いてみようかなと思います。

なお「スマート農業」関連の図書には「農業機械化」という件名を付与しています。「スマート農業について知りたい!」という時はこちらの件名での検索もお試しください。

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