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データ部ログへようこそ!

こちらは「図書館の本屋さん」こと株式会社図書館流通センター(TRC)の
データ部による、MARCと本に関するブログです。
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red.gif とにかく本が好きな方には本のご紹介もあります。
orange.gif 一息いれたい方はこんなコンテンツをどうぞ。


2021年9月17日

気候の良いこの時期に~分類・件名のおはなし・114~

ここ数年ブームとなっているキャンプですが、密が避けられる今さらに人気が過熱しているように見受けられます。本も多く出版されているので、TRC MARCにおけるキャンプ関連の分類をみてみようと思います。

キャンプそのものは本表通り786.3(キャンピング.ホステリング)に収めます。「おうちでキャンプ」「ベランピング」なども行為としてはキャンプということでこちらに収めています。

キャンプ場を紹介した本は、ガイドブック(29+地理区分、3桁の場合は-093の細区分)として分類します。日本全国のキャンプ場ガイドは291.093となり、件名には「日本-紀行・案内記」の他に「キャンピング」も付与しています。

キャンプの楽しみのひとつに食事があげられると思います。野外料理やバーベキューのレシピ本は596.4(目的による料理:野外料理,~)に収めています。

最後にちょっと変わり種をご紹介。YouTuberの影響でしょうか、自分で山を買いそこでキャンプや野外活動をするという壮大な計画の本もちらほら出版されています。こちらは山林の購入ということで分類は651.3(森林地主.林地価)に収めることとしました。


山を買う楽しみ 人生を格段に豊かにする方法教えます
(FUSOSHA MOOK)

扶桑社(2021.7)


この秋キャンプデビューを計画している方は、このような分類で探してみてください。

2021年9月16日

時代劇でのごはん

9月のテーマは「本×ごはん」です。

ごはんにかかわる本と言われて最初に思いだすのは

みおつくし料理帖 髙田郁

です。


私にはめずらしく時代劇の「本」ですが、剣豪ものでも、
捕り物帖でもなくて、江戸に出てきた大坂出身の料理人の
澪が、様々な苦心をしながら徐々に道を切り拓き、料理を
通じて人を幸せにしていくお話です。

本屋で平積みになっているを何度か見ているうちに、つい
買ってしまいました。
2度ドラマになり、最近映画にもなりましたね。


「ひんやり心太」、
「とろとろ茶わん蒸し」,
「きゅうりと蛸の酢の物」...。


物語にあわせて各話に美味しそうな、お料理が作られて
いきます。料理番付にも載るほどの腕前になった澪ですが、
そのお料理の大本は、人を幸せにしたいとうことなのでは
ないかと思います

それが、医者の源斎先生から聞いた

「食は人の天なり...」 
=食べたものが、人を形作る... 

という言葉によって、より強化されたようです。


さて、「みおつくし料理帖」のお料理にも、レシピ本あります

みをつくし献立帖


私はながめているだけですが。

2021年9月15日

きょうのデータ部☆(9/15)

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弊社の社屋は、2003年に解体された大塚女子アパートの跡地に建っています。春日通りから少し入ったところに「同潤会大塚女子アパート跡地」と記した小さなモニュメントがあります。

2010年の記事でご紹介した時点では、自分たちがこの場所で働くことになるとは微塵も思っていなかったのでした。

2021年9月14日

壮大な計画を絵でたどる

本日は「週刊新刊全点案内」2225号の発行日です。
掲載件数は963件でした。

*こんな本がありました*

NASAアート

ピアース・ビゾニー(著)
グラフィック社(2021.9)


1958年の設立以来、NASAは才あるアーティストの力を借りて、将来の宇宙探査の使命や可能性を図示化してきたそうです。具体的で説得力のある絵図で、未知なる宇宙計画がアメリカにもたらす功績を示しました。
マーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ月面探査、スペースシャトル、惑星無人探査などなど、NASAの壮大な計画はすべて、綿密な計画と美しいアート作品を両輪にスタートしたとのこと。この図集では、NASAと主要外注先企業のアーカイブに保存された貴重な作品を紹介し、アメリカの宇宙探査史を辿ります。

9月12日は「宇宙の日」でしたが、ちょうどその日、JAXA星出宇宙飛行士のISS船外活動が行われました。さまざまな宇宙の話題とともに、夜空をながめるのにもよい季節になってきましたね。いままでの、そしてこれからのミッションに思いを馳せ、宇宙探査の歴史をながめてみてはいかがでしょうか。

2021年9月13日

「折帖」補論(4)―「画帖仕立て」≠「画帖装」?

こんにちは。AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

前回すこし横道に逸れましたが、「折帖」に話を戻します。前々回まで見てきたように、「折帖」と称される装丁には、実態としては三つの種類があり、名称とその意味内容とが必ずしも明確に定まってはいません。『日本古典籍書誌学辞典』で、両面のものと片面のものがあると説明されている「折帖仕立て」について、雑誌『書物學』で「書物の声を聞く―書誌学入門」という連載をされている慶應義塾大学斯道文庫の佐々木孝浩氏は、「紙を半分に折って糊付けして繋いでいく点は共通していても、この二種は構造的な差が大きく、名称を一括りにするのはかなり問題があるように思われる。(中略)区別の方法として、前者には「片面」を冠し、後者には「両面」を冠して呼び分けることも提唱されているが、あまり広まっているとは言いがたい」(『書物學』第8巻(勉誠出版2016)p43-44)と指摘しています。ということで、それぞれの装丁について、改めて考えてみたいと思います。

まず、『和書のさまざま』の「折帖仕立」と中野三敏氏の「折帖仕立て」は、『日本古典籍書誌学辞典』の「片面折帖仕立て」とおおむね同じもの、すなわち谷折りした紙の端裏どうしを糊付けして継ぎ重ねていったものを指すということで問題なさそうです。中野氏はふつうの折本も含んでいるようですが、折本と区別した場合の狭義の「折帖」としては、この装丁のものを指すとするのが適切でしょう。
堀川貴司氏が『書誌学入門』(勉誠出版2010)で「画帖仕立(折帖) 一丁単位の谷折りした紙を用い、前の紙の末尾裏側と後の紙の冒頭裏側を糊付けしたもの。別の紙を裏から当てて糊付けした場合を除き、継目は完全に平らには開きません。見開きの一面単位で独立した画面であれば長く開く必要はないので、画帖に多く用いられます。」(p28・30)と説明しているのも、明きらかにこの装丁です。
なお、中野氏も言及している「法帖仕立て」という呼称は、書道の手本である「法帖」の装丁として折本が用いられることが多かったということで「折本の別称とされることが多い」(『日本古典籍書誌学辞典』p519)のですが、実際にはこの「片面折帖仕立て」の法帖も多く、藤井隆氏は「折帖仕立ての別称とする方が良いと思う」(『日本古典書誌学総説』p59)と述べています。いっぽうで、折本・折帖(片面折帖仕立て)のいずれにおいても、法帖以外のジャンルの本もそれなりにあります。といった具合ですので、「法帖仕立」を特定の装丁を指す呼称とはあえてしないほうがよいでしょう。

つぎに、『日本古典籍書誌学辞典』の「両面折帖仕立て」ですが、これは前述のとおり、中野三敏氏の「画帖仕立て」と基本的に同じ造りのものを指すとしてよいと思われます。国文研所蔵の「奈良絵豆扇面絵」もこの装丁です(なお、堀川氏の『書誌学入門』には言及がありません)。
国文学研究資料館がWebで公開している「日本古典籍講習会テキスト」(2019)で「折帖 一定の大きさの厚紙を横に繋げ、継ぎ目部分で折って畳んだもの。手鑑や短冊帖などに見られる装訂。形態上は折本と似ているが、折本では料紙の継ぎ目と折り目が原則的に無関係な点で区別される。版本の例は未見。」(落合博志氏「講義2 装訂・料紙について」)としている「折帖」も、「横に繋げ、継ぎ目部分で折って」いるものということで、こちらを指すと思われます。
また、佐々木孝浩氏も、Webにアップロードされている「日本古典籍と付き合う」というワークショップ資料(2015)で、「折帖(おりじょう):折本の一種であるが、厚紙で作成したもので、巻子装に改めることができない装訂。両面を用いることができる。古筆短冊の手鑑など、絵や紙片などを貼込むのに用いられる。「折帖仕立て」とも。」と説明していますが、「両面を用いることができる」とあるので、明きらかに「片面折帖仕立て」のことではなく、こちらの装丁のことです。
「両面折帖仕立て」というのは、造りからすると確かにそうなのですが、実際に絵が描かれていたり貼り込みがあったりするのは片がわのみということもよくありますので、すこし誤解を招くかもしれません。ですので、「画帖類に専ら用いる」ということであれば、むしろこれを「画帖装」と称したかったところでもあるのですが、次回改めて見るように、『和書のさまざま』などで、このタームはすでに別の装丁に使われてしまいましたので、混乱を避けたほうがよさそうです。

実のところ、「片面折帖仕立て」(折帖)とは違って、表と裏両方使用できるという点からすると、『総説』に「完成したものは全く普通の折本と同様の形と扱いとなり」とあるとおり、通常の折本と変わらないわけで、いろいろな冊子目録やデータベースに「折本」と記録されている資料のうちには、この「両面折帖仕立て」の装丁のものが相当な割合で存在していると思われます。もっとも、これは「片面折帖仕立て」の場合も同様で、そもそも『辞典』に「折本の一形態」とあるように、「折帖」は広義の折本に含まれるという立場からすれば、誤りとも言いきれません。
とは言え、やはり通常の折本とは区別したいということであれば、この装丁のものは「折本(画帖仕立)」というぐあいに記録しておく、というのが無難なところかなと思います。

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