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2019年11月 アーカイブ

2019年11月20日

きょうのデータ部☆(11/20)

「データ部ログ」で連載していた和装本関係の記事をまとめた本が刊行されます。→コチラ

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本の横にある小さな四角いものはチョコレート
表紙がそのままパッケージになっています
図書館総合展にて、樹村房さんのブースで本を購入した際に、オマケとしてついてきました。可愛い!そして美味しい!!

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「図書館のための和漢古書目録法入門」は
週刊新刊全点案内 2137号に掲載です。

2019年11月19日

線路はつづく!

本日は「週刊新刊全点案内」2136号の発行日です。
掲載件数は1122件でした。

*こんな本がありました*

日本全国2万3997.8キロ イラストルポ乗り歩き 乗った!描いた!

安藤昌季(著) 月邸沙夜(絵) しいらまさき(絵)
天夢人
(2019.12)

乗って楽しい乗り物、寝台車や豪華特急、観光列車などを乗り継いで移動する鉄道旅のルポ本です。
ときたまフェリーに乗船したりもします。
家族での旅行という想定のため、男性の鉄道ライターさんが文を書き、女性のイラストレーターさんがレポイラストを描き、ライターさんのお子さんが子ども目線の写真を撮り、ということで、いわゆる"鉄道本"の濃さが中和されているような気も(笑)
「鉄道ぴあ」などの過去の連載をまとめたものなので、現在の運行スケジュールで組める旅程が紹介されているのもいいですね。
素敵な景色を見たり、おいしいものを食べたりしながら目的地に向かえる鉄道旅の魅力が伝わってきました。

2019年11月18日

ADEAC 2019年秋の公開情報その1

みなさま、こんにちは!AS 入江です。

図書館総合展が終わり、年末が近づき、ASの職場もにわかに忙しくなってきました。今回と来週月曜の2回にかけて、9~10月に更新・公開された機関をご紹介します。今回は新規館をメインに9月公開の3つの機関をお届けします。

『飯塚市/飯塚市デジタルミュージアム』(9月27日公開)
福岡県の飯塚市の様々な地域史料がご覧いただけるようになりました。
弥生時代の遺跡からの出土品や、炭鉱の町として知られた当時の暮らしぶりを思わせる炭鉱関係資料、戦時を生き抜いた飯塚市出身の惣門秀男によるマンガの挿絵入り回顧録など、古代から現代にいたるまでの飯塚の歴史を感じさせる史料がご覧いただけます。

令和2年(2020)3月末には市内に約600か所ある遺跡を地図上でご覧いただける「遺跡情報システム」も公開予定です。

『益田市・益田市教育委員会/益田市デジタルアーカイブ』(9月30日公開)
島根県益田市からも、多様な資料が公開されました。
益田市のことを幅広く学べる『益田ふるさと物語』はテキスト検索にも対応しています。
市の名前の由来にもなった益田家の第15代当主 益田兼堯の肖像画も見どころです。こちらは、水墨画で有名なあの雪舟の肖像画の最高傑作と言われているそうです。
ほかにも、益田家が毛利元就に振るまった料理を古文書の記録をもとに再現した"益田「中世の食」再現プロジェクト"を紹介する漫画『益田家の膳』など、興味深い資料が目白押しです!

『日本ラグビーフットボール協会/日本ラグビー デジタルミュージアム』(9月1日本公開)
前回の記事でもご紹介した日本ラグビー デジタルミュージアムがラグビーワールドカップに向けてパワーアップして正式オープンしました!
非常に盛り上がったこの大会、選手の活躍を見てラグビーに興味を持たれた方も多いと思います。もっと日本のラグビーの歴史について知りたい、そんなご要望にお応えできるアーカイブです。

7月のプレ公開時から試合記録もヴィジュアル資料も大幅に増量し、2018年度分までのテストマッチ(日本代表の国際試合)やトップリーグ、大学選手権などの名試合を観戦記・対戦記録・写真・新聞記事・その他もろもろの多様な資料を組み合わせてご覧いただけます。
そのほか、ワールドカップ特集コーナーや、一部データのスペイン語・フランス語版など、新規追加されたページもたくさんあります。
今後、ワールドカップでの日本代表の活躍を含む更新を予定しています。

次週11/25(月)には主に10月に公開された機関をご紹介します。
どうぞお楽しみに!

2019年11月15日

痩せ方いろいろ~分類件名のおはなし・98~

秋を飛び越えてすっかり冬になったかのような感覚が続く日々です。
季節によって特定の主題の本が多くなったりすることはよくありますが、
分類をしていると、一年を通じて入ってくるジャンルの本がいくつかあることにも気づきます。その一つがダイエット。
昼ごはんを少し食べ過ぎてしまったかと思った日に見かけると特に心に刺さるタイプの本ですが、件名は「痩身法」を付与しています。
NDC10版を見ると分類は「595.6」になっており、それで検索をしてみるとダイエットの心得や運動を伴うダイエットの方法など、様々なダイエット指南本が出てきます。

見るだけ「ダイエット図鑑」

平田 雄士 (著)
大和出版(2019.10)

しかし、実際は別の分類を付与することもあります。それは、食事によるダイエットの場合。
糖質制限ダイエット、などが流行って久しいですが、これらは保健食や食事療法が該当する「498.583」に分類されます。

挫折しない緩やかな糖質制限ダイエット

山田 悟 (著)
法研(2019.8)

糖質制限という言葉が出始めたころ、ご飯もパンも抜くなんて苦しすぎる...!と私はショックを受けていましたが、今は炭水化物の量は少なめであれば食べてもいい、というような内容が主流なように見えます。
レシピがついているようなものを見てみると、こんなにボリュームのある食事もしていいんだ...と従来の印象とは全く違うことが書かれていることがあるので、驚きます。

ダイエットの方法は千差万別。私はまだ大丈夫かな......とちょっと危ないかも......の意識の間で常に揺れていますが、無理をしないでできるのが一番。いつか実践する際は、自分に合った方法を探して頑張ろうと思います。

2019年11月14日

息をのむほど美しい

11月の雑記のテーマは「日本一、世界一」です。

TRC本社は文京区にあります。
文京区に日本一ってあるかしらと探してみると、なんと「日本一美しい本棚」があるとの情報が。
なんともおあつらえ向きで心惹かれるので、先日さっそく行ってきました。


東洋文庫ミュージアム "モリソン書庫"
東アジアに関する欧文の書籍などが、約2万4000点コレクションされています。

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圧巻の一言。

整然と並べられた背が美しい。そして歴史の重みさえ感じます。
知識の集まる場所が醸し出す独特の雰囲気に圧倒され、感動で泣きたくなりました。
古書の薫りを胸いっぱいに吸いこみ、やっぱり紙の本っていいなぁとしみじみ。
ずっと眺めていられる噂に違わず美しい本棚でした。


東洋文庫やモリソン書庫の詳細についてはここでは省略しますが、
あらゆる時代・言語の『東方見聞録』を50種類ほど所蔵し、しかもコロンブスが読んだラテン語版もあるというところにも胸が熱くなりました。


駒込・六義園のお隣で、TRC本社からは歩いても電車でも30分ほどです。
本社にお越しの際はぜひ足を伸ばしてみてください。

2019年11月13日

きょうのデータ部☆(11/13)

第21回図書館総合展開催中!!
11/14(木)までとなっております。どうぞお立ち寄りください。

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2019年11月12日

消えた富豪

本日は「週刊新刊全点案内」2135号の発行日です。
掲載件数は953件でした。

*こんな本がありました*

赤星鉄馬 消えた富豪」

与那原恵 (著)
中央公論新社(2019.11)

この本で初めて名前を知りました。明治から昭和前半に生きた方です。

財閥の後継者で、武器商として財を成した父親の遺産が莫大なものだったそうです。
その遺産で日本初の学術財団を設立、芦ノ湖にアメリカからブラックバスを移入(!)、日本ゴルフの草創期を牽引し、朝鮮半島では広大な牧場を経営...と、なんというか現在とはスケールが違う富豪ですが、受け継いだ事業を拡大する方向には進まなかったよう。
どちらかといえば道楽に類する方面で活動し、自らを語ることも少なかった人物というところに魅力を感じます。

また、そのようにひっそりとした(いや、存命中は華やかだったのか...)人物の評伝が1冊の本として刊行されたという点でも、気になる本です。

2019年11月11日

いよいよ明日から!図書館総合展

第21回図書館総合展がいよいよ明日、11月12日(火)から開催されます。(14日(木)まで)
会場はパシフィコ横浜です。

ご来場の際は是非TRCブースへお立ち寄りください。
TRC主催・共催フォーラムの詳しい情報は弊社HPをご覧ください。
皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。

2019年11月 8日

実録!典拠作業 ~典拠のはなし~

こんにちは、典拠班の木内です。
新たな出会いに浮き立つ心、ドキドキする気持ち。それは人名典拠ファイルを作成するときも同じこと。今回の典拠のはなしは、典拠班での仕事内容を実録風にお伝えしてみたいと思います。(わたしだけかも...!?)


先日、視聴覚資料(講談のCD)の人名典拠ファイルを作成していたときの出会い。

旭堂南鱗
旭堂南華
旭堂鱗林


誰なの!?(ビクッ)
という気持ちを抑えつつ、なんだか仰々しいお名前に気圧されながら、心の中でインタビューが始まります。


-----どこかでお会いしたことないですよね?
顔(CD)をじっと見るが、答えは返ってこない。多分ない、うん、ないはず。でも、もしかして?
→ すでに典拠ファイルが作成されていないか累積データを検索します。表記違いや様々な読みの可能性(清濁、音訓違いなど)、別名があればそれも含めて念入りに検索。
※累積データに該当の典拠ファイルはありませんでしたが、類似の名称として「旭堂南陵(キョクドウ,ナンリョウ)」を発見。調査の手がかりが見つかりました。


-----お名前はなんとお読みするのですか?
顔(CD)をじっと見るが、答えは返ってこない。キョクドウ...ナ、ナン...? 呼びかけたいのに名前の読み方がわからない...
※手に取ったCDには読みの記載なし
→ 作成する典拠ファイルは漢字形に対応するカタナカ形(読み)は必須項目です。図書やCDなどの目録作成対象から読み方がわからなければ、資料調査に進みます。


-----世系(〇代目)とかあるんですか?
顔(CD)をじっと見るが、答えは返ってこない。講談師も落語家みたいに〇代目とかあるのかな...?
※CDの解説書に著者紹介はあるが、世系(〇代目)については記載なし。
→ 世系(〇代目)が参考資料などから判明した場合は一人目から付記しています。
→ 著者紹介等から生年や肩書がわかれば、参考生没年や職業・専門欄に入力しています。


-----講談っておもしろそうですね?
顔(CD)をじっと見るが、答えは返ってこない。
このCDを聴けばわかる、と言いたげな顔に見える...あれ?若干不機嫌になった?
(→ 仕事で手に取った図書やCDなどから、思わぬ世界を知ることがあります!)


心のインタビューに成果なし(CDから欲しい情報得られず。特に読み方)。何もわからない。心が夕暮れ。ぢつと手を見る。
冗談はさておき。ぢつと手を見ている場合ではなく。
→ MARC同様、典拠ファイルも調査、作成を含め3~5日で完成させなければなりません。


その世界では有名、当時は時の人だったとしても、その世界に詳しくなければ、まったくわからない。なんてことにしょっちゅう出くわします。アイドルグループの名前、SNSのアカウント名、伝統芸能関係、明治期の著者の名前などなど。今回の方々は現在活動されている現役の講談師さんなのですが、昔から脈々と受け継がれているお名前の可能性があるため、次のような調査をしました。


まず調査の入口である「人物レファレンス事典」(日外アソシエーツ)を確認。次いで「芸能人物事典」(日外アソシエーツ)、「日本芸能人名事典」(三省堂)、「現代日本人名録」(日外アソシエーツ)、オンラインデータベース、所属団体ホームページ、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)等。読みの根拠が確かな資料を求めて、各種人名辞典やインターネット資料を当たっていきます。


-----掲載あり!でも読みが無い!(泣き!)
→ 読みが判明するまで調査は続きます。それでも読みが分からない場合は推定します
参考記事:万策つきて推定 ~典拠のはなし~


所属団体やご本人へ連絡をとり情報を確認させていただく場合もありますが、今回は調査により読みを採用することができました。

旭堂南鱗(キョクドウ,ナンリン)
旭堂南華(キョクドウ,ナンカ)
旭堂鱗林(キョクドウ,リンリン)


ぜひTOOLiでご確認下さい。そして前回の典拠のはなしで取り上げた出典コードをご覧いただくと、何を根拠として読みを採用しているかが分かります。
参考記事:根拠があります~典拠のはなし~


この読み、出典コードにたどり着くまでの実録風景(コント?)はわたしだけかもしれませんが(!)、典拠班ならではの動揺、心の叫び「なんて読むの!」「人なの?団体なの?」「この記号はなに?」。読みにたどり着けたときの達成感(心の中でガッツポーズ!)があるのは事実です。


実録!典拠作業、いかがでしたでしょうか。
典拠ファイルをより身近に感じていただけたら幸いです。

2019年11月 7日

深いところへ

11月の雑記のテーマは「日本一、世界一」です。

先月、探査機「はやぶさ2」から分離した小型ロボットで、小惑星「リュウグウ」の重力を詳しく観測したと発表されましたね。はやぶさ2はこれが最後の任務で、地球への帰還に向けて年内にリュウグウを出発します。

さて、日本にはいくつかパラボラアンテナがありますが、日本一のパラボラアンテナ、それは長野県佐久市の臼田宇宙空間観測所にあります。このアンテナは約30年にわたってJAXAの深宇宙探査ミッションを支えてきました。直径は64mもあります。私はこのアンテナを見るだけのために車を飛ばして日帰りしたのですが、カーナビの通りに行くとすごい道を通らされるというので注意していたものの、案の定悪路を通ることになりました。そして、そろそろかなあと思ったその時、目の前にその姿が現れ、思わず声出ました。実際にそばまで行くとどんなに大きいか実感します。通信中のときは探査機のいる方向に動くのでわくわくします! 私が行ったときはちょうど探査機と通信中でしたので、とてもうれしく、時間を忘れてアンテナを見ていました。
現在このアンテナは老朽化のため、新しいアンテナがつくられています。新しいアンテナは直径は小さくなりますが性能は抜群です。はやぶさ2との通信開始もまもなくなのでとても楽しみです。

宇宙から地中に目を向けてみましょう。群馬県利根郡みなかみ町には日本一のモグラ駅があります。上越線の「土合駅」という駅で、「関東の駅百選」に認定されています。映画にも出てきたことがあるので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。この駅はホームが地下70mにあります。エスカレーターなどありませんから、地上の改札からまず連絡通路の24段の階段、そしてそこからホームまで実に462段を降りることになります。降りるのに10分程度かかりますが、ひんやりした誰もいないホームに行き、そしてのぼってくるというなかなか楽しい体験ができます。

どちらもお近くに行かれた時に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

2019年11月 5日

ヒトも動物

本日は「週刊新刊全点案内」2134号の発行日です。
掲載件数は1258件でした。
今月の表紙はこちら。
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晩秋に紅葉した木々の下で
足を止め、ひとしきり空を見上げ「あー、何て奇麗なんだろう!!!」と
目に映ったの風景をぜーんぶ吸い込んでしまうくらいの勢いで深呼吸。
自分が新しくなった様な気持ちで、又歩き出します。

漸く秋の空気に入れ替わって涼しくなって来ました。
山から街に紅葉が降りて来るのが楽しみです。
(Juriさん)


*こんな本がありました*


正解は一つじゃない子育てする動物たち

齋藤慈子(編) 平石界(編) 久世濃子(編) 長谷川眞理子(監修)
東京大学出版会(2019.10


さまざまな(ヒトも含む!)動物たちの子育てを、
心理学・行動学・進化学の観点から捉えています。
動物たちの子育てには多種多様なかたちがありますが、実はヒトと共通する部分も。
ヒトもまた、進化する動物たちの系譜の一部なのだと感じます。


もしかすると、動物たちの子育ては我々の参考にもなるのでは?

技術開発・製品開発の分野では「バイオミメティクス(生物模倣技術)」として、生物の構造や機能を模倣して取り入れたものがたくさんあります。
例えば蚊の針のしくみをまねた、痛くない注射針など。

子育ての大変さも、バイオミメティクスで軽減される未来が来るかもしれません。

2019年11月 6日

いつの間にか当たり前になるモノたち~新設件名のお知らせ2019年10月分~

昨日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2019年10月は4件の件名を新設しました。そのひとつに「ドライブレコーダー」があります。

色々事件があって話題となったドライブレコーダー。以前は、ドライブレコーダーを扱った本には、「自動車-運転」と「録画」という2つの件名を付与していました。2016年に初めてドライブレコーダーのガイド本が出版されて以来、年1冊のペースで来ていたのですが、今年に入ると4冊のドライブレコーダー本が出版され、このたび新設の運びとなりました。そういえば、先日仕事で乗せてもらった車にも、しっかりとドラレコ、取り付けられていましたっけ。

このように、新たな機器を扱った本が出ると、その機器そのものの件名を作るべきかどうか様子見をし、ある程度定着してきたな、と思った段階で新設を検討します。以前こちらの記事で検討され、その後、2018年7月の新設件名の記事として登場したスマートスピーカーも、気づけば我が家の中にも入り込んでいて、家族も私もことあるごとに「今日の天気は?」「テレビ消して!」などと話しかけています。

さて、来年はどんなモノが当たり前になって、新しい件名として登場するのでしょうか。まだ知らないものがどんどん当たり前になっていくのが、楽しみなような、ちょっぴり怖いような。

2019年11月 1日

本になります―『図書館のための和漢古書目録法入門』

こんにちは。AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

2012年ころから、この「データ部ログ」に和装本関係の記事をいくつか書かせていただいてきましたが、昨年度末に「和漢古書の書誌記述について言及すべきことは、ほぼひととおり触れてこられたかと思います」と書いたとおり、一定の内容量になりましたので、このたび一冊の本として出させていただくことになりました。

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『図書館のための和漢古書目録法入門』というタイトルで、株式会社樹村房より、まもなく刊行されます。
内容は基本的にこの「データ部ログ」に載せたもののとおりですが、全体の順序を並べ替え、加筆修正を施しています。また、NCRの条文について触れてきた箇所がいくつかありましたが、今回本にするにあたり、昨年公刊された『日本目録規則』2018年版(NCR2018)の条文も確認し、言及しています。
また、ブログ掲載時には文字だけでしたが、図版を50枚ほど入れ、実態がイメージしやすいようにしました。
主要なタームについては索引をつけ、また簡単な「図書案内」のリストもつけています(辞典類や逐次刊行物は省いています)。なお、オンライン資源については、変化も激しいのであえて掲載していません。

和古書・漢籍に関する入門書というのは、すぐれた書籍がいくつも出ていますので、わたしのような一カタロガーが本を出すというのはまったくおこがましい話ですが、ただそれらの書籍は書誌学者・研究者の方が書かれたものですので、図書館の通常業務において、洋書を含む現代書と同じ目録システム上にデータを作成・格納するという、現実にニーズとして存在する作業に直接生かすのにむつかしい部分があるというのも事実かと思います。
そのあたりのギャップを多少ともフォローできるものになればということで、あえて本として出させていただく次第です。こういう立ち位置で書かれたものというのはこれまでなかったと思いますので、図書館等で関連する実作業に従事している方たちにとって、多少とも参考になるものになればと願っています。

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