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本になります―『図書館のための和漢古書目録法入門』

こんにちは。AS 伊藤です。主に和漢古書を担当しています。

2012年ころから、この「データ部ログ」に和装本関係の記事をいくつか書かせていただいてきましたが、昨年度末に「和漢古書の書誌記述について言及すべきことは、ほぼひととおり触れてこられたかと思います」と書いたとおり、一定の内容量になりましたので、このたび一冊の本として出させていただくことになりました。

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『図書館のための和漢古書目録法入門』というタイトルで、株式会社樹村房より、まもなく刊行されます。
内容は基本的にこの「データ部ログ」に載せたもののとおりですが、全体の順序を並べ替え、加筆修正を施しています。また、NCRの条文について触れてきた箇所がいくつかありましたが、今回本にするにあたり、昨年公刊された『日本目録規則』2018年版(NCR2018)の条文も確認し、言及しています。
また、ブログ掲載時には文字だけでしたが、図版を50枚ほど入れ、実態がイメージしやすいようにしました。
主要なタームについては索引をつけ、また簡単な「図書案内」のリストもつけています(辞典類や逐次刊行物は省いています)。なお、オンライン資源については、変化も激しいのであえて掲載していません。

和古書・漢籍に関する入門書というのは、すぐれた書籍がいくつも出ていますので、わたしのような一カタロガーが本を出すというのはまったくおこがましい話ですが、ただそれらの書籍は書誌学者・研究者の方が書かれたものですので、図書館の通常業務において、洋書を含む現代書と同じ目録システム上にデータを作成・格納するという、現実にニーズとして存在する作業に直接生かすのにむつかしい部分があるというのも事実かと思います。
そのあたりのギャップを多少ともフォローできるものになればということで、あえて本として出させていただく次第です。こういう立ち位置で書かれたものというのはこれまでなかったと思いますので、図書館等で関連する実作業に従事している方たちにとって、多少とも参考になるものになればと願っています。

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