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2011年9月 アーカイブ

2011年9月30日

原タイトル

MARCのおはなし、今回は原タイトル注記についてとりあげたいと思います。

原タイトル注記には、2つの項目があります。
ひとつめは「原書のタイトル」の項目。シェイクスピアの「リア王」なら「King Lear」です。
もうひとつ、これとは別に、「翻訳にあたって使用したテキストのタイトル」を注記する項目もあります。
このふたつの項目には、それぞれに対応させて、「原書の言語」「翻訳にあたって使用したテキストの言語」という項目も入力します。


例えばこちらの図書

オンライン書店ビーケーワン:湖のほとりで
湖のほとりで
(PHP文芸文庫)
カリン・フォッスム
成川 裕子

PHP研究所(2011.5)
発送可能時間

ひとつめの原タイトル注記として、「Se deg ikke tilbake!」が入っています。これが原書のタイトルです。これに対応する言語はノルウェー語。
もうひとつ、「Don't look back」という原タイトル注記も入っています。対応している言語は英語。これが、翻訳する際に使用したテキストのタイトルと、その言語になります。
もともとはノルウェー語の小説ですが、翻訳には英語のテキストを使用したようです。


こちらは

オンライン書店ビーケーワン:フェルトリネッリ イタリアの革命的出版社
カルロ・フェルトリネッリ
麻生 九美

晶文社(2011.2)
発送可能時間

MARCには、原書の言語の項目にイタリア語が入っていますが、イタリア語の原書のタイトル注記は入っていません。
翻訳にあたって使用したテキストのタイトル注記「Senior service」が入っています。
翻訳に使用した英語版の図書のタイトルはわかるけれど、おおもとのイタリア語版のタイトルについては、図書に情報がなかったようです。


「翻訳にあたって使用したテキストのタイトル」の項目、および「原書の言語」「翻訳にあたって使用したテキストの言語」の項目は、2005年のMARCから使用開始になりました。

2011年9月29日

わたしの思い出の本~こねこのぴっち~

思い出の本、と聞いてぱっと浮かんだもの、多くが絵本だったのですが
中でも特にお気に入りだったのがこの本です。

オンライン書店ビーケーワン:こねこのぴっち 改版
こねこのぴっち 改版
(岩波の子どもの本)
ハンス・フイッシャー
石井 桃子

岩波書店(2002.2)
発送可能時間

きっと同じようにお気に入りだという方も多いのではないかと思います。
ぴっちという名前の音の響きがなんとなく心地よくてついつい口にしたくなったり。
いろんな動物たちのまねをするぴっちがおかしかったりかわいらしかったり。

池に落ちてぶるぶる震えていたぴっちをりぜっとおばあさんが
あたたかそうな毛布でくるんで拭いてあげるところと
ふかふかの大きなベッドで小さなぴっちが寝ている場面が特に印象に残っています。
いいなあ、あったかそうだなあと羨ましく思いながら絵本を読んでいました。
幸せで愛しい気持ちになれる絵本だと思います。

そしてハンス・フィッシャーの絵がとにかく大好きでした。
「ブレーメンのおんがくたい」の絵本も同じくお気に入りで何度も読み返していた記憶があります。
本棚をごそごそ探してすっかり埃をかぶっていた絵本を取り出していま眺めてみても
迷いのないすらりとした線、ぽんぽんと小気味よく置かれた色合い、程良い余白、
すべてが魅力的だなあと感じます。

オンライン書店ビーケーワン:ブレーメンのおんがくたい グリム童話
グリム
グリム
ハンス・フィッシャー
せた ていじ

福音館書店(1964.4)
発送可能時間

またどちらの本にもあった暗闇のシーンは子ども心にどきりとするものがありました。
幼い頃に受けた強い印象は、大きくなってもずっと心に残っているんですね。

全くの余談ですが、いつか猫と暮らすことが人生のささやかな夢のひとつです。

2011年9月28日

きょうのデータ部☆(9/28)

9月は祝日が2度あったため、データ部の仕事進行もイレギュラーな週がありました。

110928_1205~01.jpg

仕事の締切日を間違えないよう、カレンダーに書き込みや色分けをして注意!

2011年9月27日

世界の黄色いデコボコ

データ部 新刊目録 大谷です。

きょうは「週刊新刊全点案内」1735号の発行日です。
掲載件数は1161件でした。

先々週の掲載件数が1152件。通常、新刊案内は5日分の処理を1冊にまとめているのですが、祝日をはさんだため、今週号の作業は3日。5日の仕事を3日で処理するというたいへんお得な事態に、この間のデータ部、図書館より静かだった自信があります。

*さてこんな本がありました*

先週望月が紹介した「葉らん」の本もありましたが、どんな分野であっても並々ならぬ情熱が感じ取れる本を見ると、なんだか、エネルギーを分けてもらえそうな気がします。

オンライン書店ビーケーワン:点字ブロック 日本発視覚障害者が世界を安全に歩くために

点字ブロックは日本で発明されたもので(知らなかった!)いまや海外の町でも使われています。
しかし「点字ブロック」の存在は知っていても設置方法の基準については意外と周知されておらず、時には、困った状況が見受けられるとか。点字ブロックの上に足拭きマットが置かれていたり、ジグザグに並んでいたり、色が統一されていなかったり。弱視の方にとってはあの黄色が重要なのだそうです。

著者の方々は、正しい設置方法の周知や、さらなる改良方法を研究するべく、各地の点字ブロックの設置状態を調査しています。ときには、テレビの海外ニュース映像の中に写った「道路に敷かれた黄色いもの」の正体をもとめ、現地に向かったりするのです。ものすごい情熱です。
こういう人に世の中は支えられているのでしょう。

この方々の足元にはまったくおよびませんが、ちょっと共感をおぼえた点があります。
私も、テレビにちらっと本が写ると「何の本だろう?」と、すごく気になります。
ニュース映像の中でお子さんが手にしていた絵本や、大学教授がコメントする後ろに並ぶ本棚など。
「2文字わかれば検索できるのに!」と目をこらしています。
(こちらは社会にはあまり貢献できないオタク的趣味です・・・)

2011年9月26日

雑誌の奥付を探して

雑誌:半澤です。

図書のMARCを作成するときに必ず見る情報源の1つに奥付があります。
奥付とは、タイトル・責任表示・発行者・定価等が印刷された部分で、通常は巻末に表示されています。
雑誌にも奥付があり、新しく創刊された雑誌のデータを新規に作成するときには奥付のチェックは必須。更に毎号変更がないか確認しています。

さて、雑誌の奥付はどこにあるでしょうか。
裏表紙の背に近い部分にタイトルや発行者がまとめて表示されていますが、図書のようにページが独立した奥付はというと、無いこともあり、あっても広告ページとの兼ね合いで必ずしも巻末にあるとは限らないようです。
ではどこにあるかというと、
目次の横あたり、巻頭、真ん中のページぐらいのところ、もちろん巻末にも…と様々

20110926.jpg
巻末にある例です。


“奥付探し”も慣れてくると、なんとなくこの辺かなと、カンが働くようになってきます。

2011年9月22日

芸術作品…?

こんにちは。新刊目録の望月です。

お寿司やお弁当の中に入っている、みどりのギザギザのものは何というものでしょう?
雑学系のクイズによく出てきそうな質問ですが、答えはバランです。
いまはプラスチックでできたものが大半かと思いますが、元は植物の葉を利用した仕切り・飾りでした。

その細工技術を存分に紹介した本がありましたので、ご紹介いたします。
こちらです。

オンライン書店ビーケーワン:笹切り・葉らん切りの技法 剣笹、せきしょ、敷笹・敷葉らん、化粧切り、飾り物 すし・日本料理の彩飾に!各種切り方と図案約300種+盛りつけ例を掲載した料理人の必携書


あのバランにこんな世界が広がっていたとは!
切り絵と見まがうほどの美しい作品に、「すごい!」と感嘆の声が上がっていました。
もはや芸術作品レベル?

料理はもちろん、その飾りまで極めるところがすばらしい伝統ですね。


2011年9月21日

きょうのデータ部☆(9/21)

110921_1250~01.jpg
お昼休み、ブラインドを上げて外の様子を見てみました。

台風15号の影響はこれからのようです。
各地で被害が大きくならない事を祈りつつ、午後の仕事に向かいます。

2011年9月20日

過激な乗り鉄

過激な乗り鉄

きょうは「週刊新刊全点案内」1734号の発行日です。
掲載件数は1274件でした。

今週の注目はこちら!「脱線特急」

オンライン書店ビーケーワン:脱線特急 最悪の乗り物で行く、159日間世界一周
脱線特急 最悪の乗り物で行く、159日間世界一周
(NATIONAL GEOGRAPHIC)
カール・ホフマン
藤井 留美

日経ナショナルジオグラフィック社(2011.9)
発送可能時間

世界一事故率のたかいヒコーキに乗り、転落事故頻発のバスに乗り、年1000人の死者がでるフェリーに乗る…というヤケクソ世界一周の旅(159日間)。

アフリカ、南米、インドの庶民に混じって、イチバン安くて、混雑していて、遅くて、危険な交通手段を追求する…。
著者はアメリカのトラベルライター。妻子ある四十男が仕事でもないのに、なぜ一人でそんな旅に出たの?
中年クライシス? とっても気になります。

乗り鉄の一形態か? 埼京線の通勤でじゅうぶんスリルと思われます、というご意見もありました(笑)

2011年9月16日

マニアックな要求にこたえます~分類/件名のおはなし・26~

7類は諸芸・娯楽の分類です。
日常生活ではわりと大雑把なのに、趣味のこととなると急にマニアックになる人はよくいますが、7類はまさにそんな人の要求にこたえるべく、ひそかに細かい配慮がなされているのです。

例えば「釣り」。
787.1が「釣り」の分類になりますが、NDC9版では「海釣り」が787.13、「川釣り」が787.15と、きちんと区別されているのです。
787.19には「魚拓」なんていう超マニアックな分類も!

釣りは業界用語が多いのが悩みの種です。「シーバス」「陸(おか)っぱり」「エギング」などなど…。
知らない人がそういう本を購入するはずもないので、「わかっている読者向け」というのが前提なのはわかるのですが、いきなり「ハードベイトが~」とか言われても、それがいったい、釣りのテクニックなのか魚の異名なのか、調べるのに一苦労させられるのでした。
(ちなみに、ハードベイトとはハードルアーのことらしいです)

それから意外に細かいのが「射撃」。

789.73 クレー射撃
789.74 スキート射撃
789.75 ライフル射撃
789.76 ピストル射撃

と、これだけの区別があります。
 「クレー」「ライフル」「ピストル」までは何とかわかるのですが、「スキート」って?
調べてみると、クレー射撃の一種に当たるんですね。射手が移動するかしないか、クレーが何枚出るかなどによって、細かく競技がわかれるそうです。
しかし、789.74の分類をいつか使う日が来るのだろうかと、ちょっと遠い目になるのでした。

あ、オリンピックで日本人が金メダルを取れば、本が出るかも!?

2011年9月15日

パンのとりっこ

小学生の頃、図書室で読んだ思い出の本です。

オンライン書店ビーケーワン:からすのパンやさん
からすのパンやさん
(かこさとしおはなしのほん)
加古 里子

偕成社(1973.9)
発送可能時間


なぜ印象に残っているかというと、この絵本を見ながらクラスメイトとワイワイ言いあい、とても楽しい時間を過ごしたことがあったからです。

本の中ほどに、おいしそうなパンが見開き2ページに渡っていくつも描かれている箇所があります。
これが本当に様々なかたちをしていて、どれもとてもかわいいのです。
きつねパン、とんぼパン、チューリップパン、だるまパン、ピアノパン・・。

そのページを飽きもせずに友だちと眺めては、「私はこれー!」「じゃあ私はこっち!」などと、描かれたパンのとりっこをしたのでした。

話の筋はどんな風だったのかなと思い、図書館へ見に行ってみました。
例のページにたどり着くと、「あーっ!!」。
なんとそのページにはビリッと破れ、修理がなされた跡があったのでした。
やっぱりこのページって子どもにとって大興奮の場面なのだ、と再認識。

そして奥付ページにあるあとがきには、作品制作秘話が載っていることに気づきました。
これを読んで、また感慨深く本文ページを見返すのでした。

2011年9月14日

きょうのデータ部☆(9/14)

110907_1208~01.jpg
(ちょっとピンボケで失礼します…)

典拠の木内です。
この写真に写っているのは、わたしのデスクにあるペン立てです。胴の部分に何やら怪しいメモ貼りが!?
これはデータ部でお仕事を始めたとき、忘れないように!/覚えよう!として貼ったものです。
順序が逆になりますが、下は図書の4情報源の優先順位(左から、標題紙>奥付>背>表紙)。
上は、典拠班ならではかもしれません。和暦を西暦に直すための換算メモ。人名典拠ファイルの生没年は西暦で入力しているので、図書に和暦で書かれていた場合は、西暦に直す必要があります。例えば、昭和元年は1926年、昭和の年数に25を足した数字が西暦の下二桁になります。(例:昭和30年、30+25=55→1955年)
最近ではもうこのメモを見なくても暗算できるようになりました(たぶん…)。

2011年9月13日

懐かしい装丁で新訳を

本日は「週刊新刊全点案内」1733号の発行日です。
掲載件数は1152件でした。

*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:小公女
小公女
(福音館古典童話シリーズ)
フランシス・ホジソン・バーネット
高楼 方子
エセル・フランクリン・ベッツ

福音館書店(2011.9)
発送可能時間

福音館古典童話シリーズは、小学生の頃に大好きだったシリーズです。
重みのあるハードカバーに緻密な挿絵、ボール紙にモノトーンの絵で統一された函が、子供心に“本格的”なかんじがして、このシリーズを一人で読めるようになった時にはなんだか一人前になったような気がしたものでした。

今回シリーズ41巻目として刊行されたのは『小公女』。
なんと高楼方子さんによる新訳です。
『小公女』がまだシリーズに入っていなかったなんて意外ですが、満を持してというかんじがしますね。

先日、光文社古典新訳文庫 の『秘密の花園』を読んで、昔読んだ時とはずいぶん違う印象を持ちました(子どもの頃はもっともっと暗い話に思えたのに)。
今回の『小公女』はどうでしょうか。久しぶりにこの懐かしいシリーズで読んでみたくなりました。

2011年9月12日

ASのお仕事、から少し外れますが、、、

こんにちは。
ASの横山です。

ちらほらと資料のデジタル化のご相談をいただきます。
画像データ作成とそれに伴って書誌にあたるデータの作成も発生することがあり、ASが関わるのは後者の方です。

画像データ化は、貴重であったり状態の維持が危ぶまれる資料の「保存」と、その一方で「活用」という相反する目的の解決策の1つだと思います。

実際私が伺ったデジタル化のご相談は、昭和初期の写真や古文書、昔の新聞の全ページ分などなど、どれもなるほどなあと思われる資料類ですが、先日意外な資料のご依頼がありました。

昭和20年代の電話帳です。

昨今の年金問題で、自分がその当時働いていた会社を調べたいという人が利用しに来るのだそうです。

ただ、電話帳自体元々保存を目的に作られおらず、ましてや時代的にも紙質も良くないため、劣化もひどくなっています。
そこで、デジタル化急務!となったとのこと。

デジタル化の重要性もさることながら、図書館の役割を改めて発見した気がします。

2011年9月 9日

濁点があるかどうか、それが問題だ ~典拠のはなし~

日本人で同じ名前でも、濁点があるかどうかで二通りの読みがある苗字っていくつもありますよね。山崎、中島、浜崎、五十嵐など。
五十嵐さんについては先の「典拠のはなし」でも同姓の集まりがあることをお話ししました。
この点々、小さいけれど大きな存在。見逃してはなりません。濁点があるかどうかでお名前の読み方が変わり、別人の可能性も考えられます。
また初出の本で統一標目が決まりますので、見逃すことがないよう慎重に本のカナ読みを確認します。

しかし最初の本にある通り濁点ありのカナ形で統一標目を作成して、後から濁点なしの本が出てくることがあります。さてどうしましょう?そんな時に活躍するのが直接参照です。

統一形
漢字形 楠田/枝里子
カナ形 クスダ,エリコ

そして、カナ読みで濁点なしの本が出版されたら直接参照を作成します。 
漢字形 楠田/枝里子
カナ形 クスタ,エリコ

さて、どうして同じ苗字なのに読み方が違ったりするのでしょうか?
ネットで見たところ東日本では濁音が多く、西日本では清音が多くなるという傾向があるそうです。
楠田枝里子さんがお書きになった本で初めてTRC MARCを作成したのが「ロマンチック・サイエンス」です。後から「クスタ」のお名前の本が出版されました。
確かクイズ番組で活躍されていた時には「クスダさん」と呼ばれていた記憶があります。

やはり身近な人でも実は濁点はない(あるいはある)けれど、呼ばれるに任せていることも結構ありそうですね。
「釣りバカ日誌」の主人公、ハマちゃんこと浜崎伝助は「ハマサキ」だけど「ハマザキ」と呼ばれているとか。
皆さんの周りにもお心あたりはありませんか?

2011年9月 8日

わたしの思い出の本~×××のてんぷら~

思い出の本、というより、ことあるごとに思い出してしまう本といったところでしょうか。
この場合「こと」=「てんぷら」、要するに今でもてんぷらを食べるたびに私の頭をよぎる絵本です。


オンライン書店ビーケーワン:おばけのてんぷら


子どものころ、この絵本でてんぷらの作り方を覚え(たつもりになり)、自分でやってみたくて仕方ありませんでした。

というと、お料理に目覚めた女の子という感じですが、正直に申しますと私の目的はお芋やら人参やらのまっとうなてんぷらを作ることにはなかったのです。

さすがに、おばけのてんぷらは子ども心にも「きっと作れない」と思ってあきらめました。
が、主人公うさこのトレードマークである<アレ>をてんぷらにしてみたくてしてみたくて!

食べ物以外をてんぷらにしてやろうという私の企みを察知していたのか、単に幼い子を高温の油に近づけては危ないと思ったかは知りませんが、母にてんぷら鍋には手出しをさせてもらえず、そのうち私も「<アレ>は揚げちゃだめだろう」と思うくらいには精神的に成長し、結局いまだ実現しておりませんが。

<アレ>って何?食べ物じゃないの?と気になってしまった方は、是非絵本をお読みになってご確認ください。

2011年9月 7日

きょうのデータ部☆(9/7)

時が経つのははやいものだ、と感じることがあります(歳をとるごとに加速しているような…)。
たとえば、「本日の台所当番」。
110907_1209~01.jpg
データ部では毎日当番制で台所掃除をしていて、写真のうさぎさんカードを順番にリレー。一ヶ月ちょっとで一回り、当番が回ってきます。
わたしが前回担当したのは7月下旬。これから節電の夏が本格的に始まるのだ、と思った頃でした。
それから一巡りしてもう9月も第2週! 朝晩は秋めいて涼しくなってきました。
時が経つのは本当にはやいものです。体調を崩されませんよう、皆さまご自愛下さい。

2011年9月 6日

365話+365話

本日は、「週刊新刊全点案内」1732号の発行日です。
掲載件数は1268件でした。

9月の表紙はこちらです。

p20110906.jpg


*こんな本がありました*

先週は、こんな本のデータを作成しました。

オンライン書店ビーケーワン:ママおはなしよんで幼子に聞かせたいおやすみまえの365話 カラー版
 
オンライン書店ビーケーワン:母と子のおやすみまえの小さなお話365 新版
千葉 幹夫

ナツメ社(2011.9)
発送可能時間
 

よみきかせのお話集。「365話」がポイントです。
私は内容細目ファイルを作成する部署に所属してまして、
この手のお話集は、話ひとつひとつをデータ化しております。
内容細目ファイルは、マックス499タイトルまで入力できるので、
365話も余裕で入ってしまいます。
ひとつひとつのタイトルは短いとはいえ、誤字のないようタイトルを入れ、
カナヨミとワカチを入れ、
著者がいれば典拠のリンクを張り、掲載ページを入力…と、
根を詰めた長い道の果てにできたデータがこちらこちらです。


私は、こどもの頃によみきかせをしてもらった記憶は
あまりないのですが、
こんなダイジェスト版もなかなか良いなと思いました。
「くらげほねなし」とか「八つばけずきん」など、
あまり聞きなれない民話も沢山入ってますし、
「まんが日本昔ばなし」もない今、
こんなお話を蓄えられる機会は貴重ですよね。
「雪の女王」や「青い鳥」が1Pで読めるのも、
それはそれで何かの時に役立ちそうです。


寿限無の国の法律

本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

9月は9件の件名を新設しました。
その中に「研究開発力強化法」という件名があります。

日本の法律には正式名称が長いものが結構ありますが、この法律もその1つ。
この「研究開発力強化法」の正式名称は「研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律」で47字もあります。
ちなみに、今現在の日本の法律で、一番長い正式名称を持つと思われる法律は「テロ対策特別措置法」で、正式名称は「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法」で、なんと112字!(これより長い法律名をご存知の方がいらっしゃいましたら是非コメントを下さい。お願いします。)

こんな長い法律名にするのもすごいですが、それをしっかり簡潔に略して使う、日本人ってやっぱりすごい!と感心しました。

2011年9月 5日

TRC MARCに見たCSR報告書の10年

こんにちは。図書館蔵書 小松です。

毎月、入荷している図書の顔ぶれを見ながら、ブログを書いています。
今、図書館蔵書に目だってたくさん入荷しているのは、一般的に「環境報告書」「サステナビリティレポート」「CSR報告書」・・・などの名前で発行される、企業の社会的責任に関係する活動の報告書です。

この社会的責任という考え方、wikipediaによればアメリカでは1990年代の後半から一般的になってきたそうで、それを裏付けるようにTRC MARCで見るこの種の報告書の第1号は、アメリカの自動車会社、ゼネラルモーターズの「General Motors environmental,health and safety report」でした。

2000年代前半には、国内の企業からも、環境への配慮をメインに報告した「環境報告書」の刊行が相次ぎ、2000年代半ばくらいから、だんだんと「サステナビリティレポート」「社会的責任報告書」「CSR報告書」と名前も変わり、環境のみでなく、従業員の人権や、地域の雇用創出、消費者への情報開示など、多岐にわたる内容を扱う報告書へと変わっていったようです。

この転換期のころは、ちょうど小松が図書館蔵書に配属されたころ。刊行される度にタイトルが変わったり、webに詳細版を載せて冊子はダイジェストになったり、会社が合併したり、発行部署が変わったり・・・といった、この種の報告書ならではの特殊事情に翻弄されたものでした。

最近は、CSRで扱うものが多岐にわたってきたためか、改めて環境を扱ったものと、それ以外のCSRの報告を分けて刊行する傾向が出てきたようです。またまた、ちょっと翻弄される今日この頃。

TRC MARCで、環境報告書やCSR報告書を検索される際は、件名で"環境管理"and 企業名で検索ができます(環境以外のCSRについて多く扱っている報告書に関しては、件名"企業の社会的責任"を付与していますが、"環境管理"も2番目の件名として付与しています)。なかなか普段は見る機会のない報告書ですが、内容は工夫が凝らしてあったり、企業風土が伺えるものも多く、けっこう見ごたえがあります。

9月になって、ちょっと遅まきながら、大人の自由研究として読んだり、それを踏まえて工場見学にいったりするのも、面白いかもしれません。

最近話題だった工場見学本には、こんなものがありました。

続きを読む "TRC MARCに見たCSR報告書の10年" »

2011年9月 2日

「お客さま係」をご紹介します。

物流管理部:お客さま係の舟橋と申します。
「物流管理部からのデータ部ログ」第5回目は、私の所属する「お客さま係」をご紹介したいと思います。

まずは、普段の職場の様子から・・

IMG_0016.jpg


一昨年まで在庫・装備工場も兼ねていた志木ブックナリー(埼玉県志木市)3階の一角にあります。
〔建物の造りが“工場”ですので、窓が少なく節電の叫ばれたこの夏はとても大変でした〕

さて、実際のお客さま係の仕事内容ですが、その名の通り「TRCのお客さまに対する電話窓口」です。営業担当者だけでは全ての図書館を頻繁に訪問することができませんので、“常時開かれているTRCの受付窓口”と思っていただければよいでしょう。
日常的に一番多いお問い合わせは、注文から装備・納品にいたるまでの物流に関するものです。TRC物流は発注から納品まで全てTRC MARC番号を基に動いているので、普段からお客さま係内でもあちらこちらで8桁のMARC番号が飛びかっています。

現在、お客さま係は全国地域を大きく4ブロックに分けて、それぞれAブロック(北海道・東日本)、Bブロック(首都圏)、Cブロック(東海・関西)、Dブロック(西日本)の名前が付けられています。
〔ちなみに私の所属はCブロックでして、三河弁、尾張弁、京都弁、大阪弁…と電話の受話器を取るたびにその話しことばの“お国“の情景が広がって、ちょっと旅したような気分になります〕

各ブロックは5~7名の人員ですが、この少人数体制でやっていくことができるのも、TOOLiをはじめ発注から納品まで電算・合理化された物流システムが整っているおかげです。現在、年間で1,000万冊!を超える物量をこの体制で取り扱っています。

最後になりますが、お問い合わせのお電話で「そちらの部署にお聞きすることではないかもしれませんが…」と前置きをされてから用件をお話し頂くことが時々あります。
「お客さま係」はTRCの全てのサービス、情報に関しての入り口、いわば”なんでも相談窓口”です。

本のこと、視聴覚資料のこと、TRCのことでわからないときはぜひ、お気軽にお客さま係にご相談ください!

2011年9月 1日

防災の日です

こんにちは。新刊目録の望月です。
今日は9月1日、防災の日ということで、防災にちなんだ本を紹介してみたいと思います。
「災害予防」という件名が付与されている本を検索してみたら、2011年刊行のものでざっと100件ほど。
さすがにたくさん出版されています。
ほんのわずかですが、目に入ったものを並べてみました。

家族向け。

オンライン書店ビーケーワン:布川家の防災ミーティング 大切な家族のためのHow to Book

学校の先生向け。

オンライン書店ビーケーワン:Q&A学校災害対応ハンドブック
学校災害対応ハンドブック編集委員会

ぎょうせい(2011.5)
発送可能時間

最新の道具から

オンライン書店ビーケーワン:もしものためのiPhoneサバイバル術 ソーシャルメディア×スマートフォンで“もしも”の危機に備える 震災・停電・帰宅難民

温故知新。昔ながらの道具も生かしてみたり。

オンライン書店ビーケーワン:和の道具の使い方 野遊びから防災まで

子どもが自分で読むタイプの本もあります。

オンライン書店ビーケーワン:親子のための地震イツモノート キモチの防災マニュアル


こうしてみると、目的や利用対象別にさまざまな情報をまとめた本が出版されています。
自分にとって必要な情報は何か、考えながら本を探してみるのもいいかもしれませんね。

博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)東日本大震災被災救援情報
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