データ部 新刊目録 大谷です。
きょうは「週刊新刊全点案内」1735号の発行日です。
掲載件数は1161件でした。
先々週の掲載件数が1152件。通常、新刊案内は5日分の処理を1冊にまとめているのですが、祝日をはさんだため、今週号の作業は3日。5日の仕事を3日で処理するというたいへんお得な事態に、この間のデータ部、図書館より静かだった自信があります。
*さてこんな本がありました*
先週望月が紹介した「葉らん」の本もありましたが、どんな分野であっても並々ならぬ情熱が感じ取れる本を見ると、なんだか、エネルギーを分けてもらえそうな気がします。
点字ブロックは日本で発明されたもので(知らなかった!)いまや海外の町でも使われています。
しかし「点字ブロック」の存在は知っていても設置方法の基準については意外と周知されておらず、時には、困った状況が見受けられるとか。点字ブロックの上に足拭きマットが置かれていたり、ジグザグに並んでいたり、色が統一されていなかったり。弱視の方にとってはあの黄色が重要なのだそうです。
著者の方々は、正しい設置方法の周知や、さらなる改良方法を研究するべく、各地の点字ブロックの設置状態を調査しています。ときには、テレビの海外ニュース映像の中に写った「道路に敷かれた黄色いもの」の正体をもとめ、現地に向かったりするのです。ものすごい情熱です。
こういう人に世の中は支えられているのでしょう。
この方々の足元にはまったくおよびませんが、ちょっと共感をおぼえた点があります。
私も、テレビにちらっと本が写ると「何の本だろう?」と、すごく気になります。
ニュース映像の中でお子さんが手にしていた絵本や、大学教授がコメントする後ろに並ぶ本棚など。
「2文字わかれば検索できるのに!」と目をこらしています。
(こちらは社会にはあまり貢献できないオタク的趣味です・・・)