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ルーツ ~典拠のはなし~

6月になりました。今年もあっという間に半年過ぎようとしています。

その今年の初めに、「ぜひ見たい」と思いながら見逃したもの。
それは「帰ってこい!!鈴木さん」
というキャッチコピーの中吊り広告です。
期間限定で山手線に掲げられたそうですが、
ご覧になった方おいででしょうか。

 
この広告は、人探しではなく、観光客誘致が目的。
msn産経ニュースの記事によると、
鈴木姓の発祥の地は和歌山県といわれており、
全国の鈴木さんたちにぜひ和歌山に足を運んでほしい...ということで この広告となったそうです。
同記事によれば、和歌山県海南市の藤白神社という神社は
鈴木氏と縁が深いとのこと。
ネットで見てみたところ、「藤白鈴木会」という会もあるようです。


同じく同姓の集まりとして「全国五十嵐会」のホームページも見つけました。
このホームページの五十嵐姓のルーツに関するところを読んでいたところ、気になるところが...。


「現在、新潟県内にあっては殆どがイカラシと呼ばれているが、
他地方においてはイガラシと読む例が多い」

ん...?
「五十嵐」姓には、二通りの読み方があるのか...?

さっそく典拠ファイルを検索。
すると、「イガラシ」と読むほうが圧倒的に多いのですが
「イカラシ」も少数ながらありました。
(本日現在で6人。ちなみに「イガラシ」は547人です)
社内にある参考資料、
「日本姓氏大辞典 表記編」(角川書店)にも
「五十嵐」のヨミは
「イカラシ」「イガラシ」の両方が載っていました。


あなたの知り合いの「五十嵐さん」、
本当は「イカラシさん」かもしれません。

コメント (2)

イガラシ:

新潟県でもイガラシは多いです。
県央はイカラシ。アクセント平坦。
北と南はイガラシ。東京式アクセントです。

TRCデータ部ログ管理者 :

イガラシ様
詳しい情報をありがとうございます!
なるほど、新潟県全般で「いからし」と読む姓があるわけではないのですね。
職業柄、名前の読み方のバリエーションは気になるほうですが、「五十嵐」で「いからし」と読む姓もあると知ったときはとても意外で驚きました。

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