9月も中旬にさしかかりました。
日足も短くなり、夏の思い出は遠いものになりつつあります。
といっても、私の夏の思い出は埼玉県のマスコット「コバトン」と2ショット写真を撮ったことくらいですが...。
(コバトンって? と思った方は埼玉県ホームページへ!)
近所にできたコンビニのオープニングイベントに来ていたコバトンを見つけたときは、自分でも驚くほどテンションがあがってしまい、思わず駆け寄って写真撮影。
この夏のいい思い出になりました。
さて、仮にコバトンが エッセイを書いたとしたら...?
TRC MARCでは、図書に表示されていたら責任表示として採用します。
以前は、たとえ図書に「コバトン 著」のように表示されていても、実際の著者ではないもの(県のマスコットのようなものは、そのいい例です)は、責任表示としては採用せず「注記」という項目に入力していました。
しかし、2006年からはこれらも責任表示として採用し、典拠ファイルも作成しよう、ということになったのです。
それ以降私たち典拠メンバーは、実在しないものも含め 幅広い著者を相手にすることに...。
例えば
プロ野球球団マスコットとか
お店の看板人形とか
アニメーションの作中人物とか
これなんてぱっと見た感じ、野原みさえという料理研究家が書いているのかと思ってしまいそうです。
よーくみると表紙左上に「クレヨンしんちゃん」ってあるのですけど...。
ほかにも 動物(パンダとか、犬とか)、精霊(スピリチュアル系の本の著者として登場)などなど。
もちろん人名事典には載っていませんから、名前の読みかたがわからないときに頼れる資料は、ほとんどありません。
同一名称が出現すると、付記事項に頭を悩ませることになります。
どういう人(じゃないこともあるけど)なのか知ろうにも 著者紹介を読んではみたものの結局よくわからない...ってこともあります。
つかみどころのない人(物)を相手にするのは、なかなか大変です。