こんにちは。新刊班の佐久間です。
2017年も残すところあと2カ月。年末に向け、データ部に入ってくる見本も増え始める時期です(年度末はもっとすごい...)。
今回は、TRC MARCおよび週刊新刊全点案内がどのようなサイクルで作られているかをざっくりとご紹介したいと思います。
データ部では毎日、取次会社さんや出版社さんから新刊本の見本をお借りしています。年平均すると、新刊MARC作成で1日に処理している数は約300件ほど。週刊新刊全点案内はその名の通り毎週発行しているため、1週分の掲載件数は約1500冊前後となります。そのため、この日からこの日までに入ってきた見本を次の全点案内に載せる、という期日を定めています。
具体的には、該当号の発行日の二週間前の火曜日にはじまり、翌週の月曜日までの5日間で入ってきた新刊たちが、1冊の週刊全点案内に掲載されるということです。1冊1冊丁寧に目録を採り、金曜までに厳重な最終チェックの目を通し、全点案内の版下もデータ部内で構成します。そして土日で印刷会社さんに印刷をお願いし、月曜日に発送、火曜日に図書館さんに届くシステムです。
作成中それぞれの本のMARCは、ICタグにMARC No.をリンクして本に挟み管理しています。
いつ入ってきた見本かひと目でわかるよう、初日の火曜は白、水曜は青、木曜は緑、金曜は黄、月曜は赤、と曜日ごとに分けて使っています。MARC完成〆切までの猶予が残り少ない...!という危機感を持ちやすくなるよう、赤を最終日分としました(余談ですが、国によって危機を意味する色はちがうそうです)。
最終的にMARCが無事完成を迎えた後はMARC No.とのリンクをリセットし、次の号用にリユースされます。このようなスケジュールを毎週繰り返し、新刊MARCと週刊新刊全点案内はできあがっているのです。
*祝日や長期休暇を挟む場合はイレギュラーになることもあります。