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11? 12? ~典拠のはなし~

TRCが作成している典拠ファイルは、「個人名」「団体名」「件名」「学習件名」「出版者」「全集」「シリーズ」の7種類ありますが、私の所属する典拠班では「個人名」と「団体名」を担当しています。

20150911ブログ用1.png


それぞれの典拠種別ごとに典拠ID先頭一ケタ目の数字が違います。典拠IDの先頭一ケタ目がから始まるものが「個人名」。から始まるものが「団体名」です。
「個人名」はさらに「東洋人」と「西洋人」に区分されます。
「東洋人」は典拠IDの先頭から二ケタ目が、「西洋人」は、のものです。
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典拠ファイルでの「西洋人」と「東洋人」の区分は次のようになっています。
東洋人(典拠ID:11~) 日本・中国・朝鮮など、漢字文化圏
西洋人(典拠ID:12~) ヨーロッパ・アメリカ諸国など、非漢字文化圏

アジア圏でもインドなど漢字で名前を表記しない個人名が「西洋人」の区分となっているのはこのためです。

とはいえ、国籍がはっきりわかる著者は稀ですし、漢字名・英語名の両方がある人、帰化や日系人、活動拠点が欧米の中華系人名、逆に日本で活躍する欧米系のタレントさんなど、日々11(東洋人)か12(西洋人)かで悩むことが多いのが現実です。

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