前回、学習件名が子どもたちの本探しにどのように役立つかをご紹介しました。では、実際にMARCではどのようになっているのかをお見せします。
あれ? 1p以上の記載があれば入力するって言っていたのに、学習件名が1件しか入っていないの?
そうなんです。主題が1件だけという本もあるので、必ずしもたくさんの件名がつくわけではないのです。
ではこんなのはどうでしょう?
学習件名は99件まで付与できます。98件の学習件名をもつこの本が、いまのところ一番多く学習件名が付与されているものです。
学習件名の下の方に「0」とか「264」とかの数字が入っていますが、これが何の数字だかおわかりになりますか?
これは、その学習件名が出現した「開始ページ」、つまり何ページからその記述があるかをあらわしたものです。ページが「0」というのは、図書全体のテーマだということになります。
2008年1月のTタイプでのご提供と同時に、ページ付の採用の方法を変更しました。これまでは、開始ページのみを採用していましたが、2008年1月からは終了ページも入力。したがって、そのテーマについて、どの程度触れられているのかがわかるようになりました。
図書館で「どちらの本を借りようか...」と迷ったときには、ページ数の多寡が参考になります。
2回にわたり学習件名についてご紹介してきました。
子どものための件名...とはいっても、使い方によっては大人にも十分役立つことと思います。ぜひご活用ください。
次回6/20(金)は、児童用内容紹介について取り上げます。