~内容/目次 その3~
目次情報ファイルは文字通り、図書の目次ページのデータベースです。作成対象は、一般書のうち研究者向けと大学生向けの図書、それから児童書ノンフィクションです。一般書は2005年から、児童書は2006年から作成していて、2007.8.10現在9900件余りの累積があります。2007年は、
目次情報対象冊数 2,844冊
(内訳) 一般書 2,032冊
児童書 812冊
を作成しています。
目次情報ファイルは内容細目ファイルと違い、第1階層、第2階層の2階層の構造をとっており、目次ページの大きい項目から順に入力しています。
こんな感じです。
児童書ノンフィクションは目次にあるものすべてを入力しています。
こちら
目次情報ファイル作成では、内容細目ファイルとはまた違った悩みが出てきます。たとえば大学生向けの図書などで公式や数式が章のタイトルにでてくることがあります。その式が入力できないときはヨミで入力しますが、その正しい読み方への長い道のりが待っています。また、児童書ではいろいろな記号がついていることが多く、できるだけそれに近い記号で入力して少しでも雰囲気がわかるようにしています。
週刊新刊全点案内の右側の欄の利用対象の下に赤字で〔目次情報〕と表示されていれば目次情報ファイルがあります。
bk1では、こちらの 目次へ をクリックしてご覧下さい。
この図書はどんな内容なのか、どういうことについて書かれているのかといったことがすぐにわかり、より専門的な主題がつかめると思います。
また、内容細目ファイルと同様bk1ではキーワードで検索できます。○○ってどうやってできているの?と不思議に思ったり、何かを調べたいときなど、どの本にそれが載っているのか探し出すことができます。
(<2015.4.6追記>現在bk1のサービスは終了しており、TRCブックポータルでのご案内になります。TRCブックポータルでは内容細目は検索できますが、目次情報での検索は対象外となっております。)
目次情報ファイル作成からまだ2年半ですが、内容細目ファイルと同様お役に立てると思いますのでぜひご活用下さい。
次回は週刊新刊全点案内に掲載しない新刊書MARCと、部署で大活躍のスキャナの秘密に迫ります。