こんにちは。AS・野村です。
企画洋書ですが、今回は、
Oxford University Press の"Very short introductions"というシリーズから1冊、ご紹介します。
巻末に "Around the world in 80 films" という章があります。
20くらいの国から80作品、紹介されているのですが、一番多く紹介されているのは "USA" の10作品で、次は "Germany" の7作品でした。
"Japan" からは5作品、紹介されています。
この本の出版年は2012年なのですが、日本の5作品も、そしてアメリカも10作品のうち9作品が20世紀のものでした。
日本で紹介されたもので、一番、最近のものでも
"In the realm of the senses (Oshima) 1976" (先日、亡くなられた、大島渚監督「愛のコリーダ」)だったのですが、さて、あとの4作品は何でしょう?
ヒント:4作品とも1950年代のものです。
The hidden fortress (Kurosawa) 1958 黒澤明監督「隠し砦の三悪人」
Seven samurai (Kurosawa) 1954 黒澤明監督「七人の侍」
Tokyo story (Ozu) 1953 小津安二郎監督「東京物語」
Ugetsu monogatari (Mizoguchi) 1953 溝口健二監督「雨月物語」
でした。TVだったら映画の専門チャンネルとか、BSの「懐かしの~」といったシリーズで放送されそうなもの、といった感じですね。
最初に「20くらいの国」と書きましたが、意外だったのは韓国が1つも紹介されていなかったことです。
この著者のお国では、韓流はまだだったのでしょうか。