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放射状のナニカ

本日は「週刊新刊全点案内」2185号の発行日です。
掲載件数は1063件件でした。

*こんな本がありました*
「世界のクモ 分類と自然史からみたクモ学入門」

ノーマン・I.プラトニック(編著)
グラフィック社(2020.11)

みなさんは放射状と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
私が思い浮かべるのは「クモ(!)」です。

海沿いの田舎に生まれ育った私にとって、彼らはとても身近ながら苦手なものでした。

家の中でピョンピョン飛び跳ねる小さなクモ。
庭木に巣を貼っている黄色と黒のジョロウグモ。
時々みかける手のひらほどある茶色いアシダカグモ。

巣にひっかかったり、真夜中に鉢合わせして悲鳴をあげたり、靴下の中から出てきたり...

苦手なところは多々ありますが、特に苦手なポイントは彼らが「放射状」であること。
その細長い脚の存在感! 全方向にスタンバイOKといわんばかりの形!

益虫だから怖がらなくていいといわれても、直視すらできません。

ご紹介している本は、表紙がすでに衝撃的です。
脚が長くほっそりしたクモから、ぬいぐるみのようにフカフカの毛の生えたクモまで沢山並んでいます。好きな人にはたまらないのだろうなと思いながらめくっていけば、もちろん写真満載。

怖い物見たさでしたが、意外に拒否感なしに見ることができました。
のみならず、ハシリグモが卵嚢を抱いている様子や、花のようにきれいな色のクモにはちょっといいかもと思ってしまいました。

私と同じようにクモを直視できない方には、ぜひ見ていただきたい1冊です。

そしてこの号のもう一つの印象的な「放射状」はこちら。

「日本に現れたオーロラの謎 時空を超えて読み解く「赤気」の記録」
(DOJIN選書)

片岡龍峰(著)
化学同人(2020.11)

藤原定家が明月記に「赤気」という天文現象を記録しており、従来「オーロラ」ではないかという仮説が立てられていたそうです。江戸時代の「星解」にも1770年に観測された赤気の絵があり、それは放射状(扇形)だったのだとか。

日本でも北海道や新潟では部分的にオーロラが観測できるそうですが、オーロラといえば、カーテンや帯のような形を想像しませんか?はたして、赤気はオーロラなのか、そして、それはなぜ放射状に描かれていたのか?

宇宙空間物理学者による、事前の知識がなくても読みやすい日本オーロラ史です。

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