2019年があけまして 早や10日が過ぎました。
毎月第1金曜は 典拠のはなし、
今年も個人名や団体名について様々な角度からお話しさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
この年末年始、
TV番組や雑誌中吊り広告などで多く使われたフレーズ
「平成最後の○○」。
いよいよ改元が迫ってまいりました。
平成最後の年は亥年。
今年を除くと 平成の亥年は平成7年、平成19年の2回。
では 昭和の亥年は というと
昭和10年、22年、34年、46年、58年の5回。
大正は1回だけ、大正12年。
もうひとつ遡って明治は明治8年、20年、32年、44年の4回。
個人名典拠ファイルには
同名異人が出現した際に区別できるように
その人の生没年などの情報を入力しています。→関連記事はこちら
生没年を入力する際には 西暦で入力するのがお約束。
ですが、図書にある著者紹介には 生没年が和暦で書かれていることが多いのです。
そこで典拠のチームに配属されたメンバーが身につける技、
それは 和暦を瞬時に西暦にする計算法。
明治は 67
大正は 11
昭和は 25
平成は 88
これを和暦に足しますと 西暦になります。
例えば
惜しくも昨年、平成30年に亡くなられた星野仙一さん。
「闘将」と呼ばれた星野さん、生まれたのはイメージ通り
(と言ったら叱られそうでしょうか)
亥年である昭和22年です。
生年は 22+25 で 1947年。
没年は 30+88 で 2018年。
個人名典拠ファイルにはこのように入力しています。
統一形(漢字形) 星野/仙一
統一形(カタカナ形) ホシノ,センイチ
参考生没年 1947~2018
先に記した各時代の亥年が西暦何年にあたるのかも
この計算式を使えば お手のもの。
明治の亥年 明治44年生まれの芸術家 岡本太郎さん
大正の亥年 大正12年生まれの作家 司馬遼太郎さん
平成の亥年 平成7年生まれの女優 土屋太鳳さん
これらのみなさんの生年が
西暦何年かも すぐに換算できます。
お試しください。
新しい元号は 4月1日に発表されるとのこと。
改元を迎える準備の一つとして
新たな計算式を追加しなくては。