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系図

1月の雑記のテーマは「本の書き出し」。引きが強い書き出しが見つからなかったので、逆に思いっきり引いてしまう書き出しにしました。


アブラハムの子であるダビデの子、イエス・キリストの系図。アブラハムはイサクの父であり、イサクはヤコブの父、ヤコブはユダとその兄弟たちとの父、ユダはタマルによるパレスとザラとの父、パレスはエスロンの父、エスロンはアラムの父...


新約聖書のはじめ、マタイ福音書1章です。世界のベストセラーをいっちょ読んでやるか、という人々をはねかえす系図の壁。ずらずらと17節まで続きます。
こんなのは読み飛ばすものだと思っていたのですが、ここから題をとった説教を聞いたことがあります。読む人が読むと人名の羅列からでも意味を読み取れるようでして、検索してみると色々と見つかりました。

・この系図の最後はヨセフ。ヨセフは「イエスの父」ではなく「マリアの夫」という紹介になっている。→処女降誕の強調
・南ユダ王国の王たちの名前も列挙されているが、ほとんどは、神の前に罪を犯したとされる王ばかり。
・ユダヤの系図には通常出てこない女性が4人含まれている。近親相姦、遊女、異邦人、不倫、と、旧約においては救われるはずのなかった人ばかり。

イエスの系図は、立派な王の羅列ではなく、色々な人が含まれている。そこから、全ての罪人に向かって開かれたイエスの救いなどを読みとるようです。

そもそも、マタイ書より前に書かれた福音書もあるのに、これが新約の1番目に来たのはなぜか? →この系図があるからだ、という見解もありました。人名の羅列を通して旧約から連綿と続く救いの成就を宣言する、大事な書き出しなのだそうです。

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