本日は「週刊新刊全点案内」1686号の発行日です。
掲載件数は1137件でした。
*こんな本がありました*
いきなりですがフェーヴってご存知ですか?
フランスで1月に人が集まったときに食べる伝統菓子に、ガレット・デ・ロワというのがあります。
そのお菓子を切り分けた中にフェーヴが入っていた人は、その日の王様になれるのだそうです。
お菓子に入っている当たりのようなもの、ですね。
フェーヴはフランス語でそら豆という意味で、昔は乾燥したそら豆や金貨が入っていたのだとか。
今のフェーヴはそら豆ほどの大きさの陶器です。
そのバリエーションはとても豊富で、キリスト生誕にまつわるもの、動物の形のもの、食器やワインの形をしたものなど、本当にかわいいものばかりです。
こんな素敵なものがお菓子から出てきて、しかも王様になれた日の思い出と化すなんて!
フェーヴの歴史やコレクターの紹介、ガレット・デ・ロワの種類などの情報も載っています。
フランスの奥深い食文化の一端を垣間見ました。