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わて楽団つくりましてん~架空の団体著者~

先日、こんな本が来ました。

オンライン書店ビーケーワン:ネコへの礼儀作法The MANYA〜 新☆感☆覚な猫の飼い方・育て方ガイド

編者の「猫に尽くし隊」は、内容を進行するにあたっての架空講師陣で、実在する団体ではありませんでした。
こんな場合も典拠ファイルは作成するんでしょうか?

以前、架空の著者名でも、図書に表示されていたら人名典拠ファイルを作成するということをお伝えしました。→前記事 1. 2 

上記は「個人」の例でしたが、実は団体名でも同じです。
架空の団体も、団体典拠ファイルになるのです。
と、いうわけで、「猫に尽くし隊」も無事典拠ファイル作成。

ところで、架空の個人・団体の著者は、実在する著者に比べ数は非常に少ないのですが、
今回は更にレアケースを。
「架空の人(キャラクター)」が「架空の団体を作った」というのはどうでしょう。

例えば、以前もご紹介した「くいだおれ太郎」。
彼が2年前、「くいだおれ太郎のつぶやき」という本を出すにあたって人名典拠ファイルを作成したのですが、このたび音楽バンドを結成したため、団体典拠ファイルも作ることになりました。
その名も「くいだおれ太郎楽団」。


【CD】くいだおれのオモイデ (Kuidaore Jazz Vol.1) くいだおれ太郎楽団[演奏]  

看板人形としてPR活動に励んできた彼も、平成20年に一度退職。現在は新たな場所で観光客との記念写真撮影に励んでいると聞きました。第二の人生は仕事をしつつも、音楽活動など趣味も積極的に楽しんでいるのでしょうか。(という設定?)

さて、内容はというとスタンダード・ジャズの名曲集になっています。
(くいだおれ太郎は太鼓(ドラムス)ではなく、コンダクターとしてのクレジットでした)
なぜ、大阪のシンボル・くいだおれ太郎とジャズが?
と思っていたら、意外なところで関連が。
ほんわかぱっぱ~ でおなじみの、同じく大阪が誇る(?)吉本新喜劇のテーマ曲。実は、ジャズなんだそうです。その曲もばっちり収録されていました。

タイトルは「Somebody Stole My Gal」。
「“ジブンの彼女が取られた”というのに、えらいノーテンキなメロディがよろしいなあ~」などという、くいだおれ太郎のバリバリ関西弁解説が見ものです。

そういえば、6曲目の解説では、「ギタリストでわての親友の有山じゅんじはんも参加してくれてますねん!」と言っていましたが、その有山氏は
【CD】 ぼちぼちいこか'08 Feat.くいだおれ太郎
というCDも出しているようです。

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