本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、
NDLSHから採用したものも含まれています。
8月は14件の件名を新設しました。
その中に「銅鏡」という件名があります。
銅鐸はすでにありましたが銅鏡は今回が新設、
今までなかったのがちょっと不思議な気もします。
銅鏡というと、初めて接したのは社会科の授業でしょうか。
小学校の授業で先生は、
銅鏡や銅鐸が実際どのように使われたかはわかりませんが
皆さんが大人になる頃には判明しているかもしれませんよ、
と話されていたように記憶しています。
あれから相当な年月がたっていますが、大きな進展はあったのでしょうか。
銅矛の隣に置いてあると、実は盾なのではと思ったり
(←あくまでも小学生だった頃の個人的な感想です)したこともありますが、
銅鏡に関しては今も祭祀道具説が有力なようです。
銅鏡は博物館などで展示される場合、
文様のある方を上にして置いてあることが多いですよね。
青銅器は脆いので立てかけて展示してもらえないのが残念です。
鏡の方の面ってどうなっているんだろう、といつも気になります。
しかも本来ならこちらが表になるはずなのになぁ…。
そういえば銅鏡の表裏って実はどっちが表なのでしょう。
古代人に直接訊ける機会があると良いのですが。