本日は「週刊新刊全点案内」1683号の発行日です。
掲載件数は1265件でした。
9月の表紙はこんなイラストです。
月にススキ。秋の風情と言った感じですが、ありもしない団子が見えてしまったり…「食欲の秋」到来ですね。
*こんな本がありました*
今週は装丁がとても印象に残った本をご紹介します。
まずはこちら。
画像ではわからなくなってしまっていますが、カバーに細かく爬虫類の皮膚のような凹凸加工がしてあります。
タイトルも「ガラパゴスでいいじゃない」。微妙な灰色、亀の影とあいまって、なにやらガラパゴスゾウガメに「いいじゃない」といわれているような和やかな気分になれました。
もうひとつは文庫本です。
今回来たのは、38~40巻の3冊。この「ローマ人の物語」文庫版は、表紙だけでなく背・裏表紙も含めてコーディネートされている上に、著者の塩野氏が選んだ、各巻を象徴する当時のコインの写真が表紙中央に配された、とても優美なデザインです。
読了後に表紙のコインをあらためて眺めるとローマ帝国の興亡までもが伝わってくるような気がします。
こういうお洒落な本は、上手く配置したらインテリアにもなりそうですね。