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受発注から見たTRC MARC:その2品切れ・絶版情報について

お客さま係受発注担当の徳田です。月1回「物流管理部」からデータ部ログをお届けしています。前回から3回に渡り、物流管理部内の受発注でのTRC MARCの使われ方を紹介します。2回目は、品切れ・絶版情報についてです。

本の品切れ・絶版情報を修正するのも受発注の大切な仕事です。
長く人々に愛される児童書のロングセラーは、シリーズ名や判型を変えて何度も生まれ変わります。データ部では、そうして生まれ変わるたびに、その図書をなるべく正確に表現するように、新しいTRC MARCを作成しています。
例えば、「はらぺこあおむし」という本を検索すると、9件ほどTRC MARCがヒットします。
ビッグブック、ボードブック、点字つき、英語つき、miniエデイションといった中身の違いをTRC MARCはきちんと教えてくれます。
加えて、品切れ・絶版の情報が参考になります。TRCでは出版社からの品切れ・絶版情報を独自に管理蓄積しています。
図書館がどの「はらぺこあおむし」をお求めなのか?それは現在流通していて入手可能なのか?TRC MARCの書誌情報と品切れ絶版情報を照らし合わせて確認しています。

近年多いのは児童書の買い換え注文をいただいて、大量の品切れ・絶版になってしまうケースです。図書館の蔵書データ上のMARCは購入当時のMARCで、現在の流通しているMARCと、中身はほとんど同じでも違う番号になっていることが多いのです。図書館としては、ボロボロになったからこの本を買い換えようと発注されているのです。しかし、現在の流通しているMARCでなければ軒並み絶版や品切れになってしまいます。もし「えぇ!なんでこの本が絶版!」と思われた際は、是非TRCお客さま係へお問い合わせ下さい。(来月掲載予定の次回に続く)

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