明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
11月は5件の件名を新設しました。そのうち1つが「NFT」です。
Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略称で、デジタル情報を活用した証明書を付与したデータ、あるいはその技術を指します。
ブロックチェーンの技術のおかげで複製や改ざんが難しいことから、デジタル美術品の取引やコレクションアイテムの売買に活用されているのだとか。
技術自体は2010年代から存在したようですが、日本の一般書で話題になり始めたのは昨年あたりから。
「NFTとは?」をわかりやすく説明してくれる概説書はもちろん、「NFTを売買して利益を得よう!」とすすめる投資本も出ています。
近年はNFTのほかにもメタバースやWeb3など、情報技術関連のトピックが大変話題になっています。
その中で何が我々の生活に定着していくのか、去就が気になるところです。