怒涛の校正攻撃
~ 校正術いろいろ その1 ~
本がTRCに届いてから3日目。
ひとまず完成したMARCが、あらゆる角度からの校正攻撃にさらされる日です。
まずは、1冊1冊を点呼して、行方不明がないかを確認(あったら大問題ですけど)。
(タイトルを読み上げる人と本棚から探す人、二人一組で点呼中の図)
みんな揃って整列したら、怒涛の攻撃開始です。
前日までの校正は、1冊のMARCの全情報をひとつずつ本と照らし合わせて確認する作業でした。
今日の校正は、1冊のMARCから一部の情報を取り出して、他のMARCと比べるという作業です。
前日に「ひとまず完成」の段階まで終了したMARCを対象に、数パターンの校正をおこないます。例えば、「タイトルとその読み仮名」の担当は、前日の処理冊数分のタイトルと読み仮名だけを校正します。
1冊を集中的に見る校正と、数百冊の全体に目を通す校正。2種類を使い分けることで、正確でムラのないMARCをめざします。
いわゆる「カード」形式になったリストです。
タイトル・責任表示・注記などの重要項目を集中的にチェック。260万件超を誇るTRC MARCのデータベースもフル活用して、以前に刊行された本とも比べていきます。