近づいて見てみると
本日は「週刊新刊全点案内」1575号の発行日です。
掲載件数は1146件です。
*こんな本がありました*
梅雨も真っ盛り。じりじり上がる気温と湿度のなか、元気なのは…そう、虫たちです。
表紙の「入門図鑑」の文字がカラフルだわ、と思いきや、実はアブラムシたちの写真なのでした(拡大できないのが残念)。
日本産アブラムシ230種を寄主植物ごとに取り上げて解説しています。
なじみぶかいのは緑色のヤツですが、他にもいろいろといるんですね。
標本の作成法の説明もあるようです。アブラムシの標本。どうやって作るんでしょうか…気になる。
「虫」ということでもう1冊ご紹介したいのはこちら。
ファーブル昆虫記の絵本をはじめ、花や昆虫の絵で知られる絵本画家・熊田千佳慕さんの自伝です。
小さい頃にこの方の絵本を手にとった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
既に「少年編」 「青年編」が刊行されていて、今回が三部作の完結編となります。
1911年にお生まれになったといいますから、今年97歳。
老いを感じるようになったのが90歳を過ぎた頃(!)というお元気さには驚くばかり。かくありたいものです。
この本にはカラー口絵があって、作品が掲載されています。精密に描きこまれていて、なおかつあたたかみのある絵。単に正確なイラストとはひとあじ違った、一匹一匹に名前をつけたくなるような、「個性」のある虫たちがいます。