看護師さんのお悩み
本日は「週刊新刊全点案内」1579号の発行日です。
掲載件数は1141件でした。
*こんな本がありました*
本書は『看護学雑誌』に連載された「宮子あずさのお悩み外来―悩めることも才能だ!」をまとめたもの。
いわば看護師専用の身の上相談です。
看護・医療を受ける側としても、どんな相談が寄せられるのか興味をそそられますよね。
「“まんじゅう食って死ぬなら本望”と言う糖尿病の患者さんにどう対応すればいいの?」
「治らない患者さんに“大丈夫”と言ってもいいの?何を言っても気休めにしかならない気がします」
「看とりの場面で、死を受け入れられず“生き返らせて”とすがるご家族。どう接すればいいの?」
…等々、看護師ならではの切実かつデリケートな問題がズラリ。
看護の現場から発信されるものだけにとてもリアルです。
これらの悩みに寄り添い、ともに考えるのは看護師経験20年を超える著者。
常に真摯に回答しています。
中には医療サービスや医療批判報道といった大局的な問題も含まれており、現代の看護・医療を考えるきっかけになるかもしれません。
それにしても、看護師さんたちは日々このような悩みに直面しながら働いているのか、と思うと頭が下がります。