本日は「週刊新刊全点案内」1589号の発行日です。
掲載件数は1466件です。
今月の表紙は、パープルを基調として落ち着いた感じですね。
芸術の秋、したくなります。
でも、まず読書の秋ですね。
*こんな本がありました*
今週号掲載で、複数のデータ部メンバーが注目した本はこちら。
瀬戸内寂聴氏、若者文化「ケータイ小説」に初挑戦!
著者が寂聴さんと一見わかりません。
帯の表記は「ぱーぷる」ですが、外すと「ぱーぷること瀬戸内寂聴」。
クイズの種明かしのようになっています。
源氏物語が下敷きなので、だから「ぱーぷる」とのことです。
この本、NHKのニュースなどでもとりあげられていました。
文章は絵文字も使い、若い人の会話をまねて執筆・校正されたそうです。
確かにケータイ小説は、読みやすさが受けているのか、いま大変人気があるジャンル。
少し前には絵本や紙芝居も出されていたし、寂聴先生、大家なのにつねにチャレンジャー。好奇心旺盛です。
ケータイ小説風なら、ハードルが低いのでしょうか。文豪の作品をヨコガキにリニューアルした本もありました。
「ケータイ名作文学」シリーズは、「銀河鉄道の夜」「「三四郎」など、今週号掲載分含めて現在10冊程刊行されています。