本日は、「週刊新刊全点案内」1673号の発行日です。
掲載件数は1165件でした。
*こんな本がありました*
1冊まるごと、「ばれん」の本です。
現役のばれん職人さんが書かれたもの。
小学校の図工の時間に使って以来、その姿を見ていない「ばれん」ですが、いわれてみれば浮世絵などの木版画には欠かせない道具なのですね。
「木版画は摺りで決まる」といわれるほど大事な作業である摺りを、左右するのが、この「ばれん」なのだそうです。
サブタイトルに、「製法と使い方」とあるように、本ばれんの製作過程を細かく、写真で解説しています。
竹ひもを縒ったり、和紙を貼り込んだり、漆を塗ったり、なんだか伝統工芸品の作りかたを見てるかのよう。こんなに手の込んだものだったとは、知りませんでした。
まるごと「ばれん」の本なのにも納得。
ついでにもう1件。
こちらは1冊まるごと「塩」の本です。市販の塩を分類して、それぞれの特徴や合う料理などを紹介したもの。こちらも写真で塩を紹介してるのですが、色も形もさまざまで、見てるだけで楽しい。
料理によって塩を使い分ける、なんていうのもおもしろそうですね。