本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、
NDLSHから採用したものも含まれています。
2月は10件の件名を新設しました。
その中に「ノート術」という件名があります。
ノートやメモをうまくとるための方法論などについて書いた本に付与します。
ノートといえば、高校までは先生が黒板に書いたものを写していれば、特に困ることもなく用が足りました。
しかし大学に入って授業を受けると一変。教授が黒板に授業内容について何か系統だったことを書いてくれるということはすっかりなくなり、あら困った、ということに。
とりあえず講義を聞きながらノートを取っておいてはみたものの、試験前に読み返すと自分で書いておきながら、話の内容や流れがさっぱり思い出せず・・唖然。
仕方なく友人にお願いしてノートを見せてもらうと、講義の内容がとてもわかりやすくまとめられており、自分の駄目さ加減を痛感したことがありました。
ノートを取る術を習得していれば、もう少しまともな受講ノートが書けて、成績もよかったのかもしれません。
そうはいってもよく出来る人が皆ノート術の知識をもっていた、というわけでもなかったようなので、根本的に頭のよい人は、頭の中を整理する能力がそもそも優れているということもあるのでしょう。
頭の回転が悪い私のような人間は、せめてノート術を身につけておくべきだったな、とたまたま出会った本を眺めつつ、今さらながら考えるのでした。