« きょうのデータ部☆(4/18) | メイン | 小説~分類/件名のおはなし・31~ »

「広島に原爆を落とす日」~わたしの思い出の本~

こんにちは。新刊目録の望月です。

前に何度か触れたことがありますが、わたしの大好きなものに「お芝居を観ること」というのがあります。
マンガの「ガラスの仮面」が好きだった、という影響もあったかと思いますが、もっと直接的にお芝居を観るきっかけとなった本があります。

広島に原爆を落とす日」つかこうへい

思い出の本、というより人生を変えた本です。
出会いは大学の図書館でした。レポートを書くのに飽きて、何か気分転換に読もうかなと小説の棚をぶらぶらしていたとき、この奇抜なタイトルが目に飛び込んできたのです。
ちょこっと読むだけのつもりが、おもしろくって続きが気になってしょうがなくなり、ものすごい勢いで読み終えてしまいました。正直、ストーリーは全然わかりませんでした。主人公とヒロインとの恋物語がどうなるかだけが気がかりで。そして当然レポートは終わりませんでした。

こんな暴力的に引き込まれる本は初めてだ、とまず著作にはまり、その後観に行った舞台の公演ではさらに暴力的にのめりこまされ、すっかり舞台のとりことなってしまったのでした。

今、早稲田大学にある演劇博物館では、「つかこうへいの70年代」展というのをやっています。わずかですが、当時の公演や稽古場での映像を見ることができます。これもなかなか衝撃的でした。


オンライン書店ビーケーワン:つかこうへい 追悼総特集 涙と笑いの演出家

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク