『週刊新刊全点案内』は毎月最初の号の巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
7月は16件の件名を新設しました。そのなかに「宇宙太陽光発電」という件名があります。
エネルギーの未来 宇宙太陽光発電 宇宙の電気を家庭まで(アスキー新書)
アスキー・メディアワークス(2012.2)
「宇宙太陽光発電」とは、宇宙空間に打ち上げた衛星に巨大な太陽光パネルを取り付けて発電し、そのエネルギーを電磁波の形で地上に送るという、なんとも壮大な発電システムのこと。メリットは、天候に左右されずに24時間発電を行えること、だそうです。まだ研究段階の技術のようですが、大胆な発想に、感心するやら、呆れるやら。
そこで、思い出したのは「宇宙エレベータ」。こちらも件名を作成してありますが、地上から宇宙までエレベータでつないでしまえ!という発想に驚かされました。どちらもSF小説の話みたいですが、いつか実現されるのでしょう。我ながら?人間ってすごいですね。