『週刊新刊全点案内』は毎月最初の号の巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
3月は5件の件名を新設しました。
その中に、「男性(美術上)」という件名があります。
「名画絶世の美男同性愛」という本に対して、新設しました。
「女性(美術上)」「児童(美術上)」という件名はすでにあります。
「(美術上)」というのは、美術の分野での、というような限定事項を表すために付記するものです。
「名画絶世の美男同性愛」を書かれた平松洋という方には、「名画絶世の美女」「名画絶世の美女ヌード」「名画絶世の美女魔性」という著作もあります。
こちらには「女性(美術上)」を付与しています。
この件名はもうかなり付与実績があるのに、「男性(美術上)」がこれまで新設されなかったのは、美術作品に描かれた男性をテーマとして1冊をものするような本が、なかなかなかったからでしょう。
今回の本は、さらに、美男(で、同性愛ですが)。
"イケメン"がもてはやされたり、男性の美しさが話題になるような時代に応えたともいえるでしょうか。