本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
4月は9件の件名を新設しました。
その中に「クルーズ」があります。せっかく件名を新設したので...という訳ではありませんが、ゴールデンウィークに初めてのクルーズに行ってきました。
今回、私が乗ったのは、アジア航路で最大級のクルーズ客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」。約13.7万トンで全長310メートル、定員が3840人といえば、そのスケール感が伝わるでしょうか(ちなみに、世界最大の客船の定員は6360人だそう!)。東京の大井埠頭から出発し、韓国の釜山と長崎に寄って横浜へ戻る5泊6日のコースでした。
船内には多数の客室のほか、3階吹き抜けの巨大なダイニング、プール、バスケットコート、ショッピングモール、劇場、カジノ、映画館、フィットネスジム、スパ、アイススケートリンクなど、余暇を楽しむためのあらゆる施設が揃っており、昼夜問わず様々なイベントが開催されていました。あまりに盛りだくさんなので、クルーズ初心者の私はプログラムを見ただけで目が回りそうでした...。
クルーズというと、リタイアした富裕層のための贅沢旅行というイメージがありますが、最近は若者やファミリー層も増えていて、お値段も飛行機で同じ行程を旅するより実はお得。日本発着のクルーズも増えてきているようです。飛行機や電車の旅と違って、目的地へ移動している時間にたっぷり遊べるのがクルーズの魅力ですね。
船つながりでいうと、今月は「病院船」も新設しました。あまり聞き慣れませんが、戦時に傷病兵を収容する船のことです。
鉄道や飛行機よりはるか昔に人間が発明し、利用してきた船。一度、その壮大な歴史をじっくり学んでみたいですね。