9月木曜のテーマは「本の贈りもの」です。
私の机の上に鎮座している辞書2冊。
2冊とも 記念品としていただいたものです。
1冊は「広辞苑」。
高校の卒業記念品です。
高校3年間の楽しい思い出とともに、
数十万のことばを贈られました。
数十万のことばを収めた辞書は、当然どっしりと重く
ほかにも 卒業アルバムとか
コーヒーカップ(なぜか私の高校の定番記念品)とか
花束とか
...卒業式の帰りは大変なことになりました。
でも、この広辞苑、
社会人になってから会社のデスクで大活躍。
マイ広辞苑があることで、
収められていることばたちに応援されているようで
駆け出しの頃の私は
安心感に包まれたものです。
もう1冊は「新小辞林 特装版」。
成人式の時に記念品として、市からいただきました。
同封されていた「成人をお祝いして」。
市と教育委員会と選挙管理委員会の連名です。
20歳の頃にはさして心に響かなかったのに、
2度目の成人式も過ぎ去ってしまった今 読み返して見ると...
「厳しい現実の社会においては、今までとは違ったさまざまな試練や困難が必ずやあり、
決して穏やかな海原ばかりとはいえません。」
... そのとおりです。
「確かな判断力および強い信念をもってすれば
おのずと進むべき道は拓かれるでありましょう。」
... 頑張ります。
辞書に編まれたことばとともに、
大人たちからの餞のことばも贈られていたのでした。