こんにちは。データ部新刊目録 大谷です。
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」は、
日本で初めてのウイスキーづくりをめざす夫婦の物語。
関連本も次々と刊行されているということで、
11月の、木曜ブログテーマは堂々「酒」です。
ウイスキーといえば、山梨県にあるサントリー白州蒸留所の見学に行ったことがあります。緑豊かな森の中の工場にはウイスキーの香りが広がり、巨大な「ポットスチル」、何年も静かに眠っているたくさんの樽。樽職人の技にも見とれます。試飲もできて最後にはショップでお買い物。ガイドさんの流暢な解説に、にわかウイスキーファンにさせられてしまう、おそろしくもステキな場所です。
ただし、山梨県はおいしい水を生かしたお酒づくりがさかんで、ライバル多数です。日本酒「七賢」で知られる山梨銘醸もありますし、地場産業センター「かいてらす」では自慢のぶどうから造る県内産ワインショップが壮観です。そういえば、ドラマ「花子とアン」では花子さんの兄やんと親友醍醐さんが結婚して甲府でワイン作りをすることになっていました。見学できるワイナリーももちろんありますが、どうしても山梨方面に出かけていくと、先の3か所に引っかかってしまい、なかなかたどりつけません。
一方、マッサンのモデル・竹鶴さんの会社ニッカウヰスキー。webサイトを見てみると、余市と宮城峡の蒸留所ではウイスキーづくり体験をおこなっていて、その時のウイスキーは10年後にボトルに詰めて送ってもらえるそうです。10年の時を感じる、大人のタイムカプセルですね。
こんな本も、ありました。
もし僕らのことばがウィスキーであったなら
村上春樹 著
新潮文庫
(2002.11)
村上春樹さんが本場スコットランドとアイルランドを訪ねるウィスキーの旅。
写真もステキです。