「ほろふき大根」の思い出
新年度がついこの前始まったと思ったら、もう楽しみにしていたGWも終わってしまい、出したと思った五月人形もしまわなくてはならず...という今日この頃。
今月の雑記のテーマは子どもの日にちなんで「子ども(時代)の勘違い・思い込み」です。
子どもの言葉の覚え間違いってありますよね。
覚え間違いというか、家庭内でしか通用しないローカル言葉というか。
子どもの頃から家庭内ではその言葉が使われていたので、それが身内でしか通用しない言葉とは知らずに外で恥ずかしい思いをした思い出が多々あります。
一番思い出に残っているのが...高校の数学の時間。
私は数学がとても苦手だったので、いつものように後ろの方で友だちとおしゃべりなんかしていたのですが。
先生が黒板に円柱を描いていました。
そう、ちょうどおでんに入っている大根のような。
そこで私が友だちに向かって発した一言が「なんかこれ、ほろふき大根みたいじゃない?」
...友だち「はっ?なにそれ。もしかして、ふろふき大根?」
...そこで素直に引き下がればよかったものを、私の中では十数年「ほろふき」で来ているものでちょっとがんばってしまい、結果、大変お恥ずかしい思いをいたしました...。
わが家の長男・5歳も、日々ローカル言葉を使いながら成長しています。
エベレーター(エレベーター...これは私も本気でどちらが合っている
のかわからなくなります。)
ストラッピー(スパゲティー)
ストッポ(スポット)
ぬるくなってきた(ぬるぬるしてきた)
下の動物園(井の頭動物園。うちの近くにある動物園が「上野動物
園」なので、祖母の家の近くの動物園は「下の」!!)
などなど。
まだうまくしゃべれなかった時代の言い間違いがおもしろくて、私も乗ってしまったのがいけなかった...。
いつか長男も、そして恐らく兄の背を見て育つ次男も、いつかこんな言葉を外で使ってしまう日が来るのでしょうか。
そんなときは自分の勘違いである可能性を常に考えて、謙虚な態度に出るように教えておきたいと思います。
かつての私のように、自分の恥を自分で大きくしてしまわないように。