内容細目ファイル・目次情報ファイルをつくるために内容目次班にやってくる本の中で、「ここ数年、なんかすごく増えたでしょう!」と思われるのが「妖怪」本。
試しにTOOLiで検索してみました。
タイトルに「妖怪」と入っているものを出版年で区切ってみますと、
2011年 81件
2012年 82件
2013年 106件
2014年 191件
2015年 124件
5月でこの件数ということは、きっと今年は去年を上回るのでしょう。
妖怪は日本に古くから伝わるもので、常に一定の愛好者がいるジャンルだと思います。が、検索結果を見るに、ここ数年のこの増え方...これって妖怪(ウォッチ)のせいじゃない?!
レゴブロックマニアでゲーム機を持っていない9歳の長男は、昨今のブームには常々「にっくき妖怪」と言っています。せっかく友だちがたくさん集まって遊ぼうという時でも、みんな妖怪ウォッチのゲームに夢中なのだそうです。
スーパーの「ポケモンパン」エリア(シールが欲しいために買ってくれと懇願された)に、今は「妖怪ウォッチパン」が置かれ、「仮面ライダーソーセージ」エリア(カードが欲しいために買ってくれと懇願された)に、今は「妖怪ウォッチソーセージ」が置かれています。「置いてなかったよ。妖怪ウォッチはあった」なんぞと言うと、ますます「妖怪めー!!」と忌々しく言います。(でもテレビは笑って見ています)
6歳の次男の保育園の運動会でも、演技でも競技でもなんでもない時に流れた「妖怪ウォッチ体操」を、年長さんは総立ちで見事に踊りきっていました。多分、毎日練習したであろうお遊戯に劣らぬ完成度で。
目次情報ファイルのゲラをチェックしていると、妖怪図鑑的なものに「トイレの花子さん」「人面犬」「ぶんぶく茶釜」なんかも入っていたり。ちょっと首をかしげたりもしますが、子どもの不思議なもの見たさに応えるように豊富な内容になっているのでしょうね。